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トワイライト”裏”業務日誌 2007年11月・12月
11月15日
 このところ日誌を更新していないものだから「バレーにかまけているんじゃねぇよ!」と、キッツいツッコミをいただきました。
 ホンマに反省ですm(__)m
 確かにバレー(ワールドカップ)にもかまけていたのはホント(爆)ですが、昨日も作業前の車の実車確認、今日も自走不可能になった車の引取りと、マジメに普段以上の作業までもこなしているのです。
 その自走不可能な車の引き取りは、いつもウチを使ってもらっていて日誌にも過去何度か登場されているKさんだけど、オイルがスッカリ抜けているため、セイフティローダーを使っての引取りだったのです。
 「な〜んだ、それなら楽勝じゃん」と思われた方、ちょっと甘いのです。
 こういう時に、以前知り合いだったバイク屋さんの店主(自称、ロマンスグレーのナイスなおじ様)は、「砂糖よりも甘い考え」と指摘するのではなく、「サッカリンよりも甘い話」と突っ込みを入れてました(オレよりググッと上の世代の皆様なら、きっとサッカリンはご存知でしょう…)
 何が甘いかというと、国道から狭い踏み切りを渡って、その先が細い路地のつづら折れが続くので、とてもセイフティローダーが入れるところではないのです。
 ましてや、下り坂だけなら、物理の法則”位置エネルギー”を利用してセイフティローダーのところまで、自然落下(と言っても、真下に落ちるわけではなく、惰性で坂を下るだけ)するんだけど、途中で若干アップする部分があるわ、踏み切りも盛り上がっているわで、とても物理学が苦手だったオレでは、位置エネルギーを活用して…なんて芸当はできそうも無かったのです(多分、誰でも無理!)
 そこで、セイフティローダーに牽引用の車を積載して、オレともう1人、協力工場のスタッフで踏み切り手前の、なんとかローダーを置いておけそうなところまで行き、そこで牽引用の車を下ろし、それに2人が乗ってKさんのところまで行き、Kさんの車を牽引してローダーのところまで戻り、ローダーに積載後、ローダーと牽引用の車の2台で帰るという作戦にしたのです。
 Kさんのところに到着し、ザザッと牽引に支障が無い事をチェックし、ジャンケン?でオレが後ろ(牽引されるKさんの車)に乗ることになったけど、狭い細街路を牽引されながらパワステ効かない操作は、牽引が久々だったのでちょっとだけ大変でした。
 
{青天の霹靂}
 先日、オレが講義に出ている某専門学校で、オレ達個性派だらけの野獣(いや…非常勤講師)のタズナを巧く締めて、講座の運営を円滑にしてもらっている担当者から、来月で退職するという話を聞いたのです。
 そのコは、それまでの前任者数名に比べて、在籍期間も長かっただけでなく、十分に講座の特性と、野獣…じゃなかった講師陣の事情なども把握して、うまくコントロールしてくれるようになって、オレとしてもとてもやりやすくなっていただけでなく、謙虚でいながら、筋道を大切にするので、オレとしても仕事的にも人間的にも素晴らしいと思えていたし、ここ最近は建前などではなく、率直な話ができるようになっていただけに、まさに「青天の霹靂」だったのです。
 ただ、その後の人生の計画はあるようなので、とってもガッカリだったけど、「祝福して送り出してあげるべきなんだろうなぁ」と、本人には伝えたけど、今のポジションで頑張って欲しかったし、ホンマはウチの仕事を手伝ってもらいたいくらいだなぁ〜と思っていたくらいなので、本当に残念で、広島を離れるらしいので「アカンかったら、遠慮なく広島に戻ってこいよ!」と言いたかったけど、さすがに言えませんでした。(だって、新しい将来に取り組もうとしている相手に、挫折したら…みたいな意味合いの事を言えるわけないもんね)
 でも、何かあった時には、いつでも力になります。
11月21日
{今月の教訓}
 というタイトルで書き始めると、何かと思うでしょ?
 実は、日誌をお読みいただいている方であれば、オレがこのWEBショップ以上に得体の知れないヤツであるという事はご承知のはずだし、経営指導のために、いくつかのクライアントのところに訪問して指導や各種改善提案をしているのもご存知なはずです。
 その中の1つの某社で、先月事務所のホワイトボードに「今日の教訓」として「賢者は歴史に学び、愚者は体験に従う」と、ビスマルクの格言を書いておいたのです。
 これは経験不足の人間にとってみると、経験豊富で、経験を元に判断している人を見て、”さすが!”と思い、「経験こそ財産、経験こそすべて」と思ってしまっても不思議ではないんだけど、自分の経験だけでしか判断できないと、何千年歳月を重ねても、人類はいつもリセットしているので進歩も進化も無いという事になりかねないのです。
 そして、自分の経験以外の領域に足を踏み入れた場合には判断に困るという事でもあり、また自分の経験が正しい復習でノウハウとして蓄積できていたのかどうかも客観的に判断できないという問題を抱えてしまうわけなのです。
 もちろん、経験を否定するものではなく、経験というのは自分のノウハウの蓄積としてとても大切なものである事に変わりは無いものの、もう1歩進めて、人類の歴史には、表面的には違ったシチュエーションのように見えても、本質を考えれば同じ事が過去にも多く起こっているはずなので、その歴史的事実と、その時の結果に着目すれば、経験してから「しまった!」と思う前に、判断できる事も多いし、トラブルを未然に防ぐ事ができるという意味なのです。

 もちろん、具体的な例を引用した際に、この格言の深〜い意味を解説したついでに書いたんだけど、こんな言葉を書き残すコンサルタントなんて、ちょっと怖い存在かな?という若干の反省もあったのです。
 ところが、先週、月に1回の定例訪問をしてみたら、その格言がそのまま残されていたのです。
 もしかすると、ホワイトボードを全く活用していないだけかも知れないけど、こういった格言を残しているのは、少なくとも気になっている証拠だし、姿勢の表れとし
ては素晴らしい事ではありますよね。
 そこで、その余白に「今月の格言」として、「無知の知」を書き残しておいたんだけど、これも単に書き残しただけでなく、「知らないという事が最も恐ろしい事では
無い。本当に恐ろしいのは、(本質を)知っていないのに、知っているつもりになっている事」だと付け加えておきました。
12月1日
 太古の昔と違って、今更言うまでも無く時代の移り変わりはとても早くなっています。
 車業界も、従来の考え方とは違った発想を盛り込んでいる技術も多数導入されていて、今やメカニカルとエレクトリカルという2本柱(オレがディーラーに在籍していた頃は、2つを称して”メカトロ”と呼んでました)を押さえているだけでは理解しきれない部分も多いのです。
 例えば、IT系の考えがどんどん車両技術にも入り込んでいて、10年前だと10個の制御をするには、少なくとも10本の配線を引き回していたのが、1本の配線を共用し、先端で分岐させて、シーケンシャルで個々の機器への信号であると認識させるなんて話はまだまだ序の口で、今からはパソコンのシステム、環境設計の理念はもっと取り込まれてくると思うのです。
 そういうマジメな話はともかく、知識が無く作業でミスをするというのは、「あってはならない事」で、その防止のための努力は一応しているのです。
 しかし、オレも時には恥ずかしい失敗をする、ごく普通の人間なので、その先日あった事件簿を紹介します。
 
{時代が変わっても…}
 ある取引先に立ち寄った時の事。
 所要を済ませて、帰ろうと思ったら、オレの車の後ろにキューブが止めてあったのです。
 いつものように、キューブを移動して帰ろうと思って乗り込んだら、キーが付いてなかったので、周辺を見回すと、ドアポケットに大型のリモコンが置いてあったのです。
 「なんだ、スマートキーか」と思って、キーの付いていないキースイッチ部分をひねろうと思ったら、ひねる事ができなかったのです。
 「あれ?キースイッチが回せないという事は、これはスマートキーじゃなかったのか」と思ったオレは、周囲にキーが無いか探してみたのです。
 ところが、ドアポケットにも、コンソールにも、助手席にも、フロアマットの下(爆)にも無かったので、もう1度事務所に戻って「あのキューブのキーってここにある?」って聞いてみたのです。
 そこで事務処理をしていたI君がすくっと立ち上がり、キューブに行って、「これ、スマートキーなんすよ」と言いながら、スルッとエンジンをかけたのです。(オレ絶句!?)
 あまりのショックで頭の中は真っ白になって、I君にこれまでの経緯を説明できなかったので、「スマートキーも知らんの?」位に思われたかも知れないけど、実はもう1つ真っ白になった理由があるのです。
 それは、当初スマートキーだと思っていたのに、それを否定したら間違っていてスマートキーだったというだけでなく、I君のエンジン始動中の操作に衝撃を受けたからなのです。
 それは…通常のキーを差し込んで行うキー操作であれば、決して忘れる事の無い自動車業界に居る人間なら忘れる事は無いニッサンの1つの常識!
 そう、もう解ってニヤニヤしながら読んでいる方も、きっといらっしゃるはずな当たり前の事をオレは忘れていたのです。
 「ニッサンのエンジンキーは、回す際に押し込みながら回さないといけない」という当たり前の操作を、スマートキーに気を取られて、オレはやってなかったのです。
 これこそ、赤面モノの失敗ですよね?
12月5日
{証人喚問}
 と言っても「守屋元次官のことではありません(笑)
 オレが講師をしているところの受講生の皆さんが、日頃色々気になっていた、オレにまつわる疑問を、どどーんとぶつけられた今日この頃、皆さんはどうお過ごしですか??
 その内容には、マーケティング講師としての内容だけでなく、ダイエットネタや、オレの健康法(酒を飲んでスッキリする事以外は何もやってません…笑)は言うに及ばず、非常にプライベートな事まで多岐にわたって、代わる代わる質問されたのです。
 まぁ、オレは等身大の自分以上に自分を作る気もないし、隠したいような事も無いので、「なんだか証人喚問みたいだよね。コレって偽証しちゃダメなんじゃろ?」と笑いながらすべて正直に回答したんだけど、「よくもまぁ、そんなにみんなで質問事項を考えていたんじゃね?(笑)」って感じでした。
 確かに、公私両面にわたって、少なくとも一般的な人間では無いというのは、多少は自覚があるので、想像、妄想が皆さんの話題になっていても不思議は無いというのが、オレの感想だけど、でも、あの昼休みの時間で、オレが質問に対してすべて回答しているわけではありませんので、お間違えなく!
 なんて書いたら、「じゃ、もっと詳しく証言してください」みたいな話になりそうです(笑)
 その中の1つに、超プライベートな質問があったけど、その回答だけは、妙な言い回しをしたのです。(詳細は、ここには書きません)
 それを、もしかして存在しているのに隠そうとしているとか、誤魔化しているなんて思った人がいたら、その人の想像は間違いです。まさに妙な言い回しのとおりなのですよ。
 そして、その時の表情は、他の質問の時とちょっと違っていたのも、嫌がっていたとか誤魔化していたからではないのです。
 オレは、守屋のオッサンと違って、偽証しないもん!(後の処罰が怖いもんね…笑)
 
 で、何でそんな事を書いたのかって、日誌読者の皆さん、ツッコミを入れたいでしょ?
 実は、その証人喚問の席に出席していた議員(じゃなくて…受講生の5〜7名の皆さん)とは違う受講生の方が、コッソリとこの日誌をチェックしている(今日、日産車のスマートキー事件にツッコミを入れられて発覚しました…笑)ので、まぁ、その事が、証人喚問議員に伝わるかな?って思ったわけです。
 
{問題な日本語}
 オレの存在自体が問題な日本語だという説もありそうですが、れっきとした書籍のタイトルです。
 数年前に「ファミコン語」としてファミレスとコンビニで(バイトも含めた)店員が使っているヘンな接客用語をファミレスとコンビニをくっつけて「ファミコン語」と言われて、その日本語として妙な使い方が問題になっていた背景もあって、この書籍もよく売れていたようです。
 そして今回、Vol.3が発売され、昨日の新聞の広告欄にデカデカと掲載されていたのは、チェックされた方もいると思うのです。
 そのVol.3のコピーの1つに「心からお詫びしたいと思います。」という、これまた妙なコメントが引用されているんだけど、最近、この言い回しはよく見かけますよね?
 ところが、このコメント、何が問題なのかというと、心からお詫びしたいと思ったのは良いものの、実際には謝罪行為としては、何もアクションを起こしていないという意味のコメントなのに、この言い回しをする事で、謝罪している気になっている事が問題なのです。
 実は、2年半前にオレもこれと同じコメントをメールで書かれた経験があるのです。
 その相手とは、しばらく接点が無かったんだけど、お互いに昔の経緯で反省する事はある相手だったのです。
 その人は、もちろんオレのメールも携帯も知らないというより、教えていなかったんだけど、この仕事のアドレスに突然メールしてきたのです。(まぁ、名前で検索すれば、このHPにいともカンタンにヒットするので、連絡取るくらいは造作もない事ではあります)
 そして、仕事とは全く関係ないので、返事を書くかどうか迷ったものの、一応それなりの返事を返しておくと、速攻でまたメールが届き、無視され無かった事についてのお礼と、過去の色々なトラブルに対して「本当にお詫びしたいと思っていた」事が書かれていたのです。
 ところが、その後には謝罪の言葉は何もなく、すぐに世間話モードのような内容に展開していたし、その後届くメールも愚痴ばかりで、オレは、そのメールを読みながら「謝罪しようと思っていた」と書いているのに、「で、結局謝罪はせんのんかね?と」と思いながら読んだり、謝罪の言葉を発しないうちに、オレに色々な(仕事以外の)質問をぶつけてきたり、(先方の)仕事の愚痴などが書き連ねられているので、「順序が違うじゃろ」と思いながら、愚痴にも、そういう考え方じゃアカン的な事などを書いて返していたのです。(この人、オレがやっている仕事の1つと同じような仕事をしているんだけど、自分の仕事上の立場への認識が甘いし、相手に責任を押し付けているけど、自分側がもっと理解して関わろうとしていない)
 しかし、オレが返しているメールの内容が実に不満だったらしく、勝手にキレていたので、「そういう受け止め方しかできないのであれば、もう何も言う事はありません」と送って終止符を打ったんだけど、これなどは、まさしく「心からお詫びしたいと思います。」的な文言を用いただけで、謝罪をして、しかも許してもらったものだと勝手に勘違いした典型例なのです。
 
 それに反して、今年の春の日誌に登場した、オレが教えていて、最後にオレに相談せずに中退を決めた元学生のT君なんて、元々、オレが許可しないと退学できないワケでもないのに、色々力になってもらっていた(T君談)のに最後に相談と挨拶ができないまま退学してしまった事に対して、ちゃんと謝らせてくださいと、改まってから「本当に失礼だったし、それまで力になってもらっていた事を、改めて感謝してます。ありがとうございます」と頭を下げた姿勢は、19歳だというのに実に立派な姿勢だと思うのです。
 その謝罪が済んだ後で、オレが許す許さないという事では無い事と、今後は、同じ大人の男同士として関わっていくからという事を伝えたのです。
 彼自身の今後の人生のためにも、彼の姿勢は必ず周囲の人に評価されるはずだし、年齢的にダブルスコアである、先ほどの人は、自分自身に最も欠けているもので、これからも意味の無い苦労を背負い込む事になるはずなのです。
 だからこそ、謝罪をしたいと思ったのであれば、キッチリと言動で表して、そして相手が許すという表明をしてもらうまでは、決して謝罪したものだと思い込んではいけないという、今回のキーワードの危険性を認識してもらいたいものです。
12月6日
{今日は東へ、はたまた西へ}
 今日は朝から岡山まで遠征でした。
 多くの方に、オレがアチコチ遠征しているというイメージが強いらしいんだけど、実は、車関連での仕事としては、西方面には九州まで出張作業や車検の受入れなど、かなり足を伸ばしているものの、意外と東には勢力を伸ばしているわけでもないのです。
 そんなワケで、車以外の他の仕事で関西以東に遠征する事はあっても、交通機関での出張が多く、岡山市を超えて東に車で行くのは、オレとしては結構珍しい1日です。
 
 さて、何をするために岡山に遠征したのかというと、岡山県美作市…と書くと、「もしかして?」と想像された方もいらっしゃるかも知れないけど、岡山国際サーキットに行ってきたのです。
 ここまで書くと、「オマエって、サーキット走行していたっけ?」と疑問に思う方もいるはず。
 たしかに、以前は自分で走ったり、年間チャンピオンのサーキットランに同乗して撮影係を務めたりという経験もあるけど、最近はそういう事をしていません。
 「んじゃ、何でや?」と思われても不思議ではないけど、それは「練習走行を撮影する事と、見てチェックしてアドバイス欲しい」という依頼だったのです。
 確かに、ディーラー時代から、お客さんの中でスポーツ走行する人の指導をして、当時マツダスピードのジムカーナの地区予選で優勝し、本戦で上位入賞を果たしてもらったような事は何度もあるんだけど、今日は、ちょっと勝手が違うなんと「2輪車」での依頼なのです(爆)
 バイクは、ミニバイクレース中心の経験しかないのに、「何で?」というのは、ちょっと前の相生紗季出演のミスドのCMみたいな話になりかねません。
 
 それはともかく、軽トラックにバイク(600cc)を積載した、依頼者であるM君が迎えに来て、往復助手席という大変珍しい移動パターンで、高速道路も制限速度ギリギリで揺られながらサーキットに行ってきたのです。
 ちなみに、制限速度ギリギリというと、多くの人は、速度超過で捕まらない程度のギリギリオーバーというイメージが大きいとは思うけど、何とか制限速度ギリギリまで出していたという、法令的には優良運転ではあるものの、微妙に「動くシケイン」と化していた気がします。
 さて、美祢サーキット(現在はマツダの所有)や鈴鹿は、行ったり走ったりしているものの、英田の頃から行った事の無い岡山国際サーキットなので、到着後に撮影ポイントをM君と相談して、サーキットのコース周辺を走り回ってきました。
 実際に現場に行ってないので、撮影時にどの程度の距離感があるか不明で、写真をやらないM君に質問しても、何ミリ程度のレンズがあれば大丈夫かわかるワケないので、本当はバズーカ砲(500mm)も持っていこうかとも思ったものの、撮影ポイントを移動する時に、とんでもない荷物になりかねないから、ちょっと不安になりながらも300mm(実質450mm)のズームで対応できたのは何よりでした。
 
 撮影はともかく、アドバイスの部分について言えば、M君にお詫びしとかないといけないのは、「意外とフォームは自然」なライディングフォームだった事です。
 ただ、本人も課題だと思っているタイムが縮まっていない点、バイクの性能を活かしきっていない点は、シャカリキに走るより、個々の問題をちゃんと分析してから、それへ対応する練習として走行する事を薦めたのです。
 例えば、コースの高低差、特にコーナー途中の高低差やカントをどう活かすかというのは、「物理学を利用して走れ!」を標榜しているオレは大変重視している点で、そもそも高校時代に物理が非常に苦手だったオレを、知人の紹介で航空自衛隊のファントムライダー(F-4EJパイロット)に紹介してもらった際に、かなり意識できるようになったのです。
 そのパイロットは、いわゆる日本のトップガンのファイターウエポンスクールを卒業している凄腕で、F-15Jを訓練で何度もキル(撃墜)しているパイロットなんだけど、動力性能、運動性能が劣るファントムで、どうやって勝つかを考えたら、水平面でのエネルギーマネジメントだけでなく、垂直面でのマネジメントが大切だという話で、非常に腑に落ちたため、その後、とても意識しているのです。
 そして、走行しているのをチェックした印象を元に、「最終コーナーを、どうクリアすればいいか、考えあぐねているでしょ?」と質問したら「そうなんです」という回答が返ってきたのです。
 岡山国際サーキットをご存知の方ならお解かりだと思うけど、最終コーナーというのは、その1つ手前のコーナーと中途半端な複合コーナーになっているので、その2つのコーナーをどういうラインでクリアするかによっては、ホームストレートのスピードの乗りも全く違うのです。
 しかも、1つ手前のコーナーをクリアした段階では、最終コーナーの全貌が視認できないのと、見えていない部分が下りになっているため、多くのライダーは、見える内側の縁石に意識を取られてしまったラインになっているのです。
 その辺りのラインの取り方を工夫するには、平面図で研究する事と、もう1つ、オレは可能な際には必ず実施しているコースを歩いてみるという作戦をアドバイスしておきました。
 必死に走行していると、コースの各所の特徴は、意外と気付かないもので、歩いてみると、「へぇ、こんなにカントあるんだ」とか、「こんなにアップになっている」というような様子が理解できるものなのです。(練習走行利用者ではちょっと難しいので、実際には高低差とカントを把握して、うまく利用できるラインを考えるという事になります)
 
 瞬く間に、最終走行時間が終了して、帰りの車中も、色々な話で盛り上がったけど、4輪と2輪には、様々な違いがあり、2輪の場合は、バンクさせる事で、エンジン回転数を制御でき、それを巧く使えば、実はパワーバンドを広げるような走り方も可能なので、結構奥深く面白いものなのです。
 そんな話の最後に、「ボクにはまだまだ先の話ですねぇ。来年は引越しして本拠が変わるから、今度来てもらう時には、新幹線代出すので、最寄り駅まで迎えに行くというのでもOKですか?」と、来年の作戦についても相談されたけど、新幹線で呼び寄せて、撮影やアドバイスを要望されるなんて、オレとしても初めての話でした。
12月21日
 ここのところウチのイチオシの商品でもあるULTRAのMDIの取付が多く、今日も初代ロードスターへの取付の出張作業でした。
 MDIは、本体の取付位置さえ決まれば、多くの車種での取付はさほど難しくなく、ディスビの改造などが必要になるような車種でなければ、ある程度の所要時間で作業も済むんだけど、今回は、電気的な入口をMDIで大拡張するんだから、出口としてのアースもしっかりしたいというご希望で、同じくULTRAのパワーアースと一緒の取付だったのです。

 初代ロードスターは、バッテリーがトランクにあるので、エンジンからのアース経路も非常に長く、エンジンブロック関連のアースの改善だけでなく、この部分の経路の改善が性能に大きく影響するため、その部分をちゃんと考えているパワーアースを選択したんだけど、商品が入荷してよーく見ると、フロアの下(カーペットの下ではなく、ホントのフロアの下)を取り回す事になっていたのです。
 イメージできない方に解りやすく説明すると、リフトアップして下から作業するという意味なのです。
 ところが、出張作業でやろうとした場合、当然だけどリフトアップなんてできないので、「工場に搬入してから作業する事になるかも知れないけど、あまり後日にずらすと年末なので、何かと具合も悪い事が起きそうだから、とりあえず今日できるところまでやりましょう」という話にして、MDI取付後に、右の前後をジャッキアップした後に、リジット・ラック(通称”馬”…三脚がある安定して支える事ができる道具)をかけて、ギリギリの隙間を作って、潜り込んで作業したら、オレの日頃の行いも良かったらしく(爆)、作業完了と相成ったのです。
 お客さんと試乗してみようという事になって、走り始めたら、お客さんが首を傾げるのです。
 何か問題でも??と思っていたら「こんなに回転が低いのに、なんでこんなにパワーがあるんですか?」と不思議に感じていたんだそうです。
 そうなんです、パワーアップを標榜するパーツは数々あるけど、結構”気のせい”的な商品が少なくない中で、これほどはっきりした中低速トルクの改善が見られるパーツは珍しいのです。
 特に初代ロードスター(1600cc)のようにトルクが薄いエンジンの場合は、その効果はとても顕著で、1速低いギアを使っているくらいの違いがあるはずなのです。
 ちなみに、この方はMDIに興味を持たれてすでに3年以上経過していて、いつも「付けたいなぁ」と言っていたので、すかさず「こんな事なら早く付けてれば良かったって思ったでしょ?」とツッコミを入れてみたら、笑いながらうなづいていました。
 というわけで、ウチに「MDI付けたいなぁ」と、常日頃願望を漏らしていた数名の皆さん、とっても良い製品ですよ!
 ただし、中低速トルクが厚いとは言えないウチの車には装着できないので、人には勧めても、自分で楽しめないというのは、実に残念です(涙)
 
{問題の本質?}
 その下に潜って作業をしている最中に胸ポケットの携帯が鳴ったのです。
 とても電話に出れる状況ではない…というより、電話を取り出せるスペースが無かったので、一旦外に出るタイミングに、折り返して電話をかけたのです。
 相手は、オレのディーラー時代の先輩でもあり、一緒に連日深夜まで働いていた夜盗虫仲間で、今もお互い独立しているMさんだったんだけど、電話をかけて「すんません。出張作業でロードスターの下に潜っていたので」と電話に出れなかった事を詫びると「そーか、そーか。そりゃお疲れ」と軽く流されてしまったのです。
 クロカンならともかく、出張作業で車の下に潜って作業するなんて、とても普通じゃない世界なので、事情を知る業界人としては多少はビックリして欲しかったのにサラッと流されてしまったのは、きっとMさんは、オレがディーラー時代も出張作業でタイミングベルトを交換してきたとか、リフトがないと絶対に無理と言われていた車種の発電機を交換してきたり、独立後もタービンを交換したりと、異常な出張修理の実態を知っているから、「あのアホ、またとんでもない事やっとるわ!」くらいに思われたのかも知れません。
 これも自業自得??
12月24日
{クリスマスイヴの狙い目はOO??}
 OOの部分が「女の子」だなんて思っていた、そこのアナタ!是非反省してください(笑)
 例年の事ではあるけど、イヴの夜というのは、ネットショップとしては年間を通じて大変ヒマな代表的な日で、今年もご他聞に漏れずヒマだったんだけど、取引先の担当者から休日だというのに連絡があって、「オークションでリール落としてもらえない?」というお願いだったのです(爆)
 この人、はっきり言って、とんでもない"釣りOO"(最近こういう場で表現してはいけないらしい)で、大げさではなく命を賭けているんじゃないかと思える部分がある
んだけど、運命を共にしても良いと思うリールがあったらしく、自分では落とし方を知らんので代わりに落として欲しいというお願いだったのです。
 意気込んで、情報から色々な事を推測して、作戦を練ってみたら、何の事は無いサクッと安値で落札できたのは、よ〜く考えたら、イブにオークションする人物は、そんなにおらんわなぁ…と、改めて納得したのです。
 以上、ヒマにしていた仏教徒の新枝でした。
 
{クリスマスにまつわるヨタ話二題}
 世の中、クリスマス・クリスマスと浮かれていて(しかもイブに!)、これが当然とか、「クリスマスイヴに自分を大切にしてくれないのは、ダメ男ですよね?」と、とんでもない勘違いのコ達からも相談を受ける事が、講師もやっている仕事柄少なくないのです。
 まぁ、現状の日本を前提にすれば、それも間違っているとは言い切れない側面もあるとは思うけど、どうも世間で言われているように「クリスマス=宗教儀式」というのが欠落しているのは間違い無さそうです。
 日本以外でクリスチャンでもないのにクリスマスを祝う習慣を持っている民族なんていないはずだし、日本の多くの仏教徒が釈迦の誕生日を祝わずにイエスの誕生を祝うのは実に不思議な民族習慣だとは思うけど、もっと誤解されているのは、多くの日本人には「日本人でもこれだけ祝うんだから、外国人(ここでは、もちろんクリスチャンという意味)は、もっと派手に豪華に楽しんでいるはず」という間違った認識があるはずなのです。
 相談を受けるコの説でも「外国人ならもっとやっているはずだけど、日本人でもこれくらいしてくれても当然よね?」と言いたげなニュアンスはしばしば伝わってくるんだけど「何を言うてまんねん!敬虔なクリスチャンは、イヴにはちゃんとミサに行って、帰宅後家族と厳かにイエスの誕生を祝っとるわい。日本人みたいに、外でドンちゃん騒ぎをして、親にウソついて高級ホテルに泊まって、自分への高価なプレゼントを愛情の証として要求したりなんて事は無いんやで。だいたい、イエスの誕生を祝う儀式なのに、イエスよりも人間である自分をもっと楽しませて欲しいという主役を間違った要求なんて、マトモなクリスチャンがするわけ無いじゃんか」というと、大概ビックリしています(笑)
 日本の文化の不思議なところは、相反するものをどちらも受け入れてしまう(神道、仏教、キリスト教の3者が溶け込んでいるなど)とか、受け入れてしまったものが、知らないうちに組み替えられてしまう(牛を食べる事が戒律である国の料理”カレー”でビーフカレーを生み出して、インドにもビーフカレーがあると信じている)とか、日本以外の国では理解できない事がたくさんある不思議な文化だけど、本来”人”を祝う儀式ではないクリスマス(しかもイヴだけ)を、同席する人の誕生日でも祝うかのような儀式にしてしまっているのも、不思議の1例なんでしょうね。
 
 もう1つ、これは外国の男性を否定する話ではないのを、最初に断った上で書くんだけど、「ねぇねぇ。ワタシのカレシ。クリスマスなのに、ブランド物のプレゼントくれなかったんよ〜。ホントにダメ男!外人のオトコだったら、かっこいいし、プレゼントも凄いだろうし、いつも高級なところへ連れて行ってくれるんだろうし、そういう外国人の男性紹介して!」なんていう話も、実は何度も聞いたのです。
 ところが、これも日本人の大きな幻想(というより妄想に近い…笑)と言っても間違いなく、もちろん個人差はあるものの、平均値を乱暴に言うと、外国人はそんな無理な事はしないし、一般的に節約派です!
 旦那が欧米人の方に聞いても、「ウチの旦那はとてもケチ。それにお金を全部旦那が管理していて、何に使うのか一々言わないとお金を出してくれない」という話はオレもよく聞くのです。
 外国人男性は「いくらでも自分にお金を使ってくれる」というのは日本人女性の妄想だという話は、先日、ある講義を受けてもらっている受講生で、世界各国を渡り歩いていた方に話すと、やはりニヤッと笑って「そうなんですよね。とんでもない誤解なんですよね」と言ってました。
 というわけで、外国人にあこがれるのは、個人の生き方としては、ぜーんぜん構わない事だけど、幻想だけを抱いて追い求めたり、妄想の外国人像と比較して、日本人男性を否定するのは止めましょう(笑)
12月28日
{今年最後の”サプライズ”大作戦}
 皆さん、どの業界も年末進行できっと忙しい思いをされていると思います。
 それに加えて宴会が続けば、大ブレイク中の芸能人並の忙しさの方も少なくないはずです。
 そんな中、入荷荷物が時間がずれ込んで、その対処に追われたり、在庫のチェーンのご注文を年内にお届けするなど、これから数日間は、なかなか予定どおりに過ごせないいつもの年末を迎えるんだけど、そんな中での「余芸」を紹介します。
 昨日、オレが担当している某講座の現在担当している受講生のみんなの忘年会のお誘いを受け、仕事の合間に顔を出してきたのです。
 現在担当しているとはいえ、オレの受け持ち自体は前日に済んでしまっているので、公式に顔を合わせる事ができるのはこれが最後なのです。
 いつも思うことだけど、せっかくお互いの色々な事や、キャラクターなどが理解できるようになった時に、講義が終わるのは、個人的にはとても残念で、特に今回は、もう8回くらい講義があればいいのに(爆)、なんて思ってたのです(もうウンザリ!という方もいるはずなので、残念ながら実現しない話だけど…)
 もちろん、講義が終わってからも、メールで日誌にツッコミを入れてくれる人(笑)を初めとして、近況報告などをいただく方もいらっしゃるし、ありがたい事に、こちらの仕事でお客さんになってもらう人もいるけど、多くの人と同時に関わりを持てるのは、やはり講義が終わったらあまり無い事なのです。
 ただ、それに代わる事じゃないにしても、最後の”泣きの1回?”代わりの忘年会は、想い出をさらに深くするにはありがたいシチュエーションなのです。
 
 その忘年会には、忘年会という目的とは別に、オレには2つの目的があって参加したのです。
 1つは、講師仲間の結婚祝いのプレゼントを渡すため。
 オレは普通にサラッと渡すつもりだったんだけど、やたらと周囲の注目を集めてしまったのは計算外で、渡すときにかけようと思っていた言葉がその時に伝えられなかったのです。
 幸いな事に、後ほどゆっくりと話をするチャンスがあったので、積もる話をしたんだけど、参加者数名から、オレがマメ男なのか?とか、どういう関係?とかチェックが入ったので、ここで差し支えない範囲でお答えしておくと、オレはそんなマメな男ではないけど、同じ境遇にあった人間として、ちょっとオーバーに言えば、命の恩人みたいな存在だと思っておいてください。(わかった?)
 本当の人間関係は、利害関係ではないというのは、オレがいつも言っていることだし、残念な事に友人同士どころか、家族でも利害関係が人間関係だと誤った認識が常識のように蔓延しているのに、元々友達でもなく、ごく普通の講師仲間に過ぎなかった当時のオレに、勇気を持って、その本物の人間関係で手を差し伸べてくれた、数少ない人なので、オレは知人以上の気持ちで心から結婚を祝福したかったというわけなのです。
 
 もう1つは、某学校で、オレ達アウトローで超個性的な講師連中(オレは、その中でひときわ地味だと自負していますが)のタズナを締めてくれていた担当者が今年いっぱいで退職するという事は、以前ここでも書いたんだけど、その担当者が、少し前に「最後に担当するのが、この人たちで本当に良かったと思っているんですよ。これで、いままで色々苦労した事も、良い想い出になる気がするから」とオレに漏らしていたので、「そりゃ、良い想い出がカタチになったものでも用意するべぇ」と、今まで色紙をもらった事は何度もあっても、買った経験が全く無い世間知らずのオレは、「色紙ってどこで売っているんじゃ?」と多少の焦りを感じながら準備をすすめ、受講生のみんなに寄せ書きを一緒に作る事を提案して、それをかき寄せてもらうためにも忘年会に参加したのです。
 先日、オレが担当する最終講義日に、その担当者が挨拶をしようとするので、「28日にちょっと持ってくるものがあるので、まぁ最後の挨拶はその時にね」と、いかにも提出する書類でもあるかのような言い方で誤魔化しておいたのは、もちろんサプライズにする野望(爆)があったからにほかなりません。
 
 そして今日、学校に登場して「昨日忘年会があったのは知っていると思うけど、持ってこないといけないものは、実はコレ」と、寄せ書きされた色紙を差し出したら、「え〜〜〜!!!」と、予想を超え、色紙を持ちながら、何歩も後ろへ歩くというリアクション。
 そりゃそうだよね。事務局の担当者が寄せ書きを送ってもらえるなんて、それだけで十分なサプライズなはずだけど、何しろその色紙の中心にあったのは、名言でもなく、押し花でもなく、その担当者と未来のダーリンとのツーショット写真を切り抜いた写真が貼り付けてあったんだから。
 実は、オレもここまでは考えてなかったんだけど、広島の世間は狭いもので、受講生の1人が先日友人の結婚式に参加したら、なんとその担当者も参加していて、未来のダーリンも居たので、写真を撮っていたらしく、それを極秘に提供してもらったのです。
 本人曰く、「写真はみんなに見られているんですよね〜?ピースなんてしちゃってすごく恥ずかしい。Mさんが、よく写真取るなぁ…って思ってたんです(笑)。でも、この寄せ書きは本当に嬉しい」という事らしく、良い思い出として、九州に持参してくれるそうです。
 「一緒に2人で、じっくりと読むのを楽しみにします」(お〜お〜言ってくれるね…笑)
 というワケで、水面下で一緒に動いてくれたYさん、写真提供してくれたMさん(オレも代わりに写真の事、詫びておきました!)、そしてコメントを書いてくれた皆さん、今年最後の作戦は無事成功しました。
 協力ありがとうm(__)m
12月31日 チャンネルはNHKだけどクラシックを聴きながら
 ついに大晦日になりました。
 皆さんにとってどんな1年でしたか?
 オレ個人としては、なかなか大変で辛い1年だったと、今振り返ってみれば感じています。
 多少運命論者のところもあるクセに、気にしてなかった占い系だけど、ひょんなことから六星占術のオレの該当本(火星人+だそうです)を、半分押し付けられるようにパラパラと読まされていたら、今年に限っては結構当たっていて(健弱だそうです)、点滴さえも自分では経験が無かったのに、史上初の救急車での病院送りになるなど、波乱に富んだ1年でした。(このネタは、ケリが付いたら触れるかも知れません)
 ま、来年になれば、あのオールバックの毒舌女子曰くオレにとっては「良い年」(達成だそうです)らしいので、一応それに期待して、新年の酒を飲むことに致しまする。
 でも、来年こそ、そういう話は当たれよなぁ!
 ハズレたら、暴れてやる(笑)
 
 というわけで、良くない1年に力を貸してくれた皆さん、励ましてくれた皆さん(存在だけで励みになります)、本当にありがとうございました。
 では、みなさん良い新年を☆

P.S.
 色紙に何を書いたのか、某関係者から質問があったのです。
 確かに、オレが最後に書いたので、誰も知らんから興味があっても不思議ではないので、紹介すると「思い遣りのボールを投げたら、その倍の思い遣りが返って来る。そんな思い遣りのキャッチボールができる伴侶との人生は本当に幸せです!」⇒コレ、ホント!
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