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トワイライト”裏”業務日誌 2007年3月・4月
4月30日・5月1日 キミはアフタヌーンティーを知っているか大作戦!??
 お休みを取れている皆さん、GWを楽しまれていますか?
 オレは、先日の予告どおり、静岡遠征です。
 そもそも、話は約2週間前から始まったのです。
 仲介していただいた方から相談を受けたのが、いわゆる「コンサル」としての相談事だったのです。
 元々、「オフィス・トワイライト」というヘンテコな名前にしていた理由の1つには、そういう部分の仕事をする前提があっての事だし、そうじゃなければ、カー用品ショップとしては、いくらなんでもオカシイ名前だというのは、きっと口に出さなくても、皆さんも「オーナーがおかしいヤツなのは解っているけど、やっぱり名前はおかしんちゃうか!?」くらいには感じていらっしゃる方もいたはずです。
 そして、実際には、HPに大きく謳っては無いし、積極的に営業をかけるような事は無いものの、ご依頼があれば、これまでも対応していたのも事実なのです。
 そういう背景があるので、もちろん今回のようなご相談自体は、時々対応させていただいていて、おかげで色々な職種の方々と交流させてもらっているのです。

 車関係のケースでウチのポリシーは日誌でもご紹介したんだけど、お客さんや知り合いの方からご紹介いただく際に、最も大切にしている事は、「紹介者を肩身の狭い思いにさせない事」なのです。
 皆さんも経験あると思うんだけど、友人からちょっと紹介してもらった営業マンが、思いっきり食いついてきて”雷が鳴っても離さない”みたいになって困ったというような事や、紹介なので断りきれなかったなんていうのは、その方に申し訳ないだけでなく、紹介者が肩身の狭い思いをするはずなので、普段以上に先方の自由意志を発揮していただきやすい関わり方にしている事と、こちらからも、「必ず、他よりもメリットがあると確信された時のみご依頼いただくので差し支えありません」とお伝えするようにしているのです。
 という前提がウチのコンサルのコンセプトでもあり、仲介者を通じて依頼者の方から連絡を受けてみると、当初「静岡の紅茶のお店」と聞いていたのが、こじんまりとやっていらっしゃる「紅茶中心の喫茶店」だと思っていたら、話を聞いているとアフタヌーンティーもできる専門店だという事がわかったのです。
 話の過程で「もし差し支えなければ、先ほどからご質問をいただいている分野の資料を拝見できれば、もう少し検討して参考にしていただけるものをご用意できるとは思います」という話になって、数日後かなりシッカリした資料などが送られてきたのです。
 そこに書かれているコメントやデータを見れば、とても真剣に取り組んでいらっしゃるのがよく解り、資料を預かって3日でレポートを書き上げてお届けしたのです。
 本当は、実際のお店に伺った上で、詳細なレポートにするべきなんだけど、個人的には問題なくても700kmも距離が離れているので、そういうご依頼をいただくのも難しいだろうと判断し、資料から想像できる部分を色々汲み取って、あくまでも原則論に過ぎないというお断りをした上で、20枚のレポートを作成したというワケなのです。
 オレ自身は、もしそのレポートの中身を評価していただいても、それ以上にはつながりにくいだろうし、以前仲介者の方に大変世話になった事もあり、その資料を参考にしていただくだけでも意味はあると思っていたので、それ以上のリアクションまでは考えていなかったのです。
 ところが依頼者がレポートをお読みになられた際の印象は、オレのプライベートとは似ても似つかぬ「詳細かつ丁寧」だったそうで、「是非、より具体的な依頼を行いたいので静岡まで来て欲しい」というご依頼があって、静岡遠征になったのです。

 個人的には、日本語さえ通じれば、どこでもへっちゃらで遠征するというオレの行動は、オレをご存知であれば誰しも納得されるとは思うけど、遠征になれば、どうしても交通費などの負担も生じるために、仮に「お!こりゃ悪くないレポートだなぁ」と思っても、なかなか交通費(や宿泊費)までを含んだ費用をご負担になるには、ハードルが低くないと思っていたのです。
 ところが、そのハードルをサクッと越えて、一緒に努力したいというご希望だったので、先方のご要望であったGW中にお邪魔する事になったのです。
 ただ、心配だったのは、GW中の日程なので、新幹線やホテルが10日前にホントに取れるのか?という事だったのです。
 最近は、幸か不幸か「のぞみ」にも自由席があるので、最悪の場合は静岡まで超満員の自由席に立つという必殺技を使う覚悟はあったものの、ホテルが取れていない(取れない)ので、野宿というのは、昔の”ホテル取れてなかった事件inラスベガス”で十分に懲りているので、まずはホテルから探すと、なぜかサクッと取れるのです。
 そして、急いで指定席を押さえにかかると、少し変則的な作戦だったにも関わらず、全ての席が、これまたサクッと取れたので、「こりゃあ万難を排してお手伝いをしてこい」という神のお導き?かと思うほどだったのです。
 泊まる所が決まり、移動手段が決まれば、後は、事前に念入りな準備を進めるだけで、早速ご依頼と同時にリサーチを始めたのは、世間での「アフタヌーンティー」に関する、世間の方の満足と不満です。
 この質問は、きっと老若男女にすべからく聞いても意味が無いだろうとは思っていたけど、「瓢箪からこま」というケースもあり得るので、その時期に顔を会わす人にじゅうたん爆撃のように聞きまくったんだけど、当初の予想どおりほとんどの男性は「しらぬ」ならまだマシな回答で、「お〜お〜知っとるでぇ。時々嫁さんと利用しよる」というので「意外と奥さん思いだなぁ〜」と評価を上げながら喜んで聞くと、アフタヌーンティーはアフタヌーンティーでも、全国チェーンのカフェのネーミングの事がほとんどだったのです(涙)
 「ちゃうちゃう!店名じゃないがな。イギリスセレブの優雅な紅茶の習慣の事でっせ」と言うと、「そんなもんワシに聞いて答えが出るわけがないだろう」と言われるばかり・・・

 では女性なら誰でも知っているかというと、幸か不幸かオレの周りは、ほとんど18〜25歳の女性が中心なので、マックやスタバなら今週の限定メニューまで知っていても、アフタヌーンティーは知らないって回答ばかりなのです。

 ところがどっこい、オレは、こういう時のためにも、「百年兵を養うは、この1戦のためである?」とばかりに、さらなるルートの人脈を確保していて、そのちょっとオトナのお茶を楽しみそうな数名に質問メールを送ると、さ〜すがプチセレブな皆さん、的確な回答を返してもらえたのでした(感謝!)
 ちょっと日誌読者の大半と思われる紅茶よりも車が好きな男性のために解説すると、アフタヌーンティーというのは、19世紀に始まったとされる午後の「食事に順ずる食習慣」で、ポットにサービスされた紅茶とサンドウィッチ、スコーン、ケーキやスイーツなどが3段重ねのティースタンドに載せて提供される、まさに紅茶のフルコースみたいなものなのです。
 そして、そのプチセレブからのコメントのいくつかには、「女性は甘いモノが基本的に好きだけど、アフタヌーンティーをオーダーすると、満足する反面、しばらくは甘いモノは要らない」気分になる事が多いらしく、この辺もリサーチが必要だと思っていたのです。
 そのため、プチセレブの1人である、昨年まで京都在住だったIさんからの情報として、似た店があるというので、比較の基準点を作るためにも、遠征の途中で京都に降り立ち、その店に立ち寄って、アフタヌーンティーを頼み、一応すべて平らげてみたのです。
 オレの事を机上の空論タイプと思うか、現場現物主義だと思うかは、どのシチュエーションで関わったかによってイメージが違うとは思うけど、多分、ほとんどの方よりはバリバリの現場主義という気がするのです。
 その意味でも、アフタヌーンティーも現場現物を理解する事が必要なので、そのご依頼いただいたお店のものを食するだけでなく、比較するために、それ相応の評価を受けているところのも食しておくべきだと思ったわけなのです。
 その京都のお店は、もちろんオシャレで雰囲気も良いところで、個別のスイーツの味も十分に評価できるもので、利用者と同じ経験をする意味でも、あえてゆっくりと時間を過ごしながらアフタヌーンティーを楽しんでみたのです。
 すると、確かに何人かに聞いた話と同じ問題を感じ、また、「当分甘いモノはノーサンキュー」という気分になるのも理解できたのです。
 そして、京都駅に戻り、静岡方面の新幹線に乗ったんだけど、頭の中をよぎる問題が1つ。
 それは、甘いもの好きの人でも、当分ノーサンキュー状態になるのに、これを今日もう1度食べれるのか?胃袋に放り込む事くらいは、マック5個の事を思えば何とでもなるけど、ちゃんとした評価ができるのか?という事だったのです。
 なんと言っても、もう満足している際には、同じ味でも美味しく感じられないというのは誰でもあり得る話なので、それが気になっていたし、名古屋で乗り換えの為に降りた時にも、まだ甘い感触が舌に残っていたのです。
 そこで、甘みをリセットさせるために、慌ててきしめんを平らげ、この日3度目の新幹線に乗り継いで静岡に向かったのです。
 ところが、予想外というのは、どんな事にも生じるもので、今回ご依頼いただいたお店のアフタヌーンティーは、スイーツとサンドウィッチとのバランスが非常によく、またスイーツも後に残らない味だったので、今日2度目のチャレンジにも関わらず、全然ストレス無しに楽しめたのです。
 さらに、京都に行く前から、オレがアフタヌーンティーの根本的な問題だと思っていた点も、シッカリとクリアしてあったので、専門店として最も中核になるサービスは、予想以上に良かったので、このお店のそういう良さを他の方に満喫してもらうためのお手伝いができる事になって、本当に良かったと改めて実感できた1日だったわけです。
 2日間に渡る打ち合わせの内容は、もちろん依頼上のヒミツなので、ここでは触れないけど、今後、別の形で皆さんに紹介する事があるかも知れないので、皆さんも楽しみにしておいてください。
 
 それはともかく、2日間はスタッフの皆さんとも、食事も忘れるくらいな時間を一緒に過ごさせていただいたのは、個人的には何よりでした。
 というのも、社交辞令くらいの事は誰でも言えるので、お礼や感謝の言葉があったというだけで、本当に依頼者に満足していただいたかどうかは、何とも言えない部分もあるけど、その事自体に集中していない場合は、他の事が気になるし、2日間というのは長く感じられるものなのです。(講義なんて、つまらないとたった90分でも地獄の長さだもんね)
 お互いに時間の経過が早く感じられ、ついつい食事のタイミングを失ってしまったり、夜遅くになって「わ!、こんな時間(深夜1時を過ぎてました)」というような事が続くというのは、それだけ充実して時間を忘れている時間を共有しているという証拠なのです。
 本当は、地域の魚介類をご馳走しようとお考えになっていらっしゃったらしく、それができなかった事を、とても申し訳無さそうにおっしゃっていたんだけど、その気持ちと、それを忘れるだけ集中していただけた事実で、オレは十分に満足なのです。
 というわけで、世間では、クライアントがコンサルをお願いする相手に対して、そんな遠距離にも関わらず依頼されるケースは、よほどの事か、経費にとても余裕のある大企業しか無いのに、700km離れた広島から呼んでいただいても、それ以上の満足を共有できたのが、本当に何よりだったと思っています。
4月27日
{滑り込みセーフ}
 皆さんはGWの準備は着々と進んでいますか?
 オレも、かなり慌しく準備していて、東は静岡に、西は岩国に出かける予定だけど、ちなみに仕事での遠征なので、また紹介します。(内容を聞くと、きっと呆れられるとは思います)
 さて、それはともかく、こちらの仕事でこの時期に最も神経を使うことは、ご注文いただいた商品が明らかにGWでお使いになる事がわかる商品が、順調に入荷するかどうかという事なのです。
 普段の1日の入荷遅れは、単なる1日の遅れであっても、GW突入直前の1日の遅れというのは、注文してもらった方にとっては、GWに使えるか使えないかという大きな差になって現れる事があるので、オレとしても神経を尖らせているのです。
 先日ナビソフトをご注文をいただいた方は、すでに何度もウチを利用していただいて、出張作業もさせてもらっている方なんだけど、ご注文時に4/27までに入荷するかどうかを気にかけていらっしゃったのです。
 そこで、メーカーに速攻で確認してみると、欠品中で5/2以降の入荷になる見込みという回答だったので、すぐに「ご都合悪ければ遠慮なくキャンセルしてください」とも伝えたのです。
 ところが、そのままの注文で結構というお返事をいただいていたので、GW中に新しいソフトを使ってもらえないのは申し訳ないと感じつつも、それでもご注文を継続してもらった事に感謝していたのです。
 そして、今日、専門学校で熱弁?を奮った後、「今日入荷するかも」という連絡が入ったのです。
 昨日なら、宅配便で今日お届けできるのでラッキーなんだけど、今日入荷とは、また微妙な話になったなぁ〜と思いながら、でも、遅れるのを了承してもらっているとはいえ、明日から使えればせっかくの予定が、さらに楽しい事になるのも想像できるので、ちょっと一計を案じて「もし入荷すれば、お持ちしましょうか?」とメールしてみたところ、「本日中に間に合えば大変ありがたいです」との事だったので、ソフトを入手後に持って行く事になり、結果として当初のご希望のリミットの夜にギリギリ届ける事ができて、ホンマにホッとした今日最後の出来事でした。
4月23日
 日誌読者であればご存知のとおり、オレは時々名義変更や抹消などの依頼で陸運支局に行く事があるのです。
 今日も、「永久抹消」という最近できたルールの登録のために出かけたのです。
 先月末の殺人的な混み具合と違って、手続き自体はサクッと終わったんだけど、この抹消登録は実に曰く付きだったのです。

 ほとんどの方は、2年前からリサイクル費用を新車の登録もしくは、最初の車検時に支払われたのをご記憶だと思うのです。
 特に、制度がスタートして最初の車検時に、車検費用+6,000〜15,000円くらいの追加請求があり、「げぇ〜今回の車検、高いなぁ〜」と思われた方も少なくないはずなのです。
 そして、そのリサイクル費用を支払った車が、晴れて引退する場合は、もちろん抹消などの事務手続きは別として、車両の廃車の費用を考えなくても良いはず…なのに、そうじゃなかったのが今回の廃車だったのです。
 車の廃車と抹消のご相談をいただいた際に、前回の車検がすでにリサイクル制度がスタートしていた時期だったので、もちろんそれを前提に費用や手順を説明していたのです。
 そして、先月後半に正式に依頼があり、今年度の自動車税がかかるのを防ぐために、まず実際に車の解体が終了するのを待ってから完全な抹消(永久抹消)をしていると、今年度の自動車税がその方にかかってしまうので、それを防ぐために「一時抹消」というナンバーの返還と、実際に使用するのを止めた事を証明できる手続きを行っておいたのです。
 そして、解体が終了して、改めて「永久抹消」を行おうと考えると、何とスクラップにしてもらうお願いをしている業者から「新枝さん、これ変でっせ!リサイクル証明書を紛失されているのは、何とかなるとは思うけど、リサイクル費用が未払いになっとる」というのです。
 実は、リサイクル費用を管理運営する団体(きっと天下り団体?)のHPにアクセスすれば、リサイクルの支払い状況が確認できるんだけど、調べてみるとエアコンだけ未払いになっているのです。
 「何で、こんなアホな事になるわけ?こういう話聞いたことある?」と業者のIさんに聞くと「オレも聞いたことありませんよ」というのです。(ま、それが当然なのですが)
 どうも想像してみると、古めの車では、エアコンが車の標準装備品という扱いになってない事が多く、オプションという扱いのため、車両情報を入力しただけでは、エアコンの費用の払い漏れを起こす事があり、追加項目の中の「エアコン」にもチェックマークを入れ、リサイクルの費用総額を確定して、払い込みをおこなわないといけないのに、前回の車検工場がそれを怠っていて、エアコン分が未払いになっていたようなのです。
 しかも、その証明書を前回の車検工場が車検証入れに入れて無かったため、引き受ける際に気付かなかったというわけで、普段ならサクッと終わる永久抹消に取り掛かるのに、エライ手間取ってしまったというワケなのです。
 「事実は小説よりも奇なり」とは言うものの、長い間仕事をしていると、いろいろな事があるものです。
4月22日 デカケルトキハワスレズニ!?
 ウチの栄光!?の顧客番号1番をお持ちのMさんは、その番号から当然のようにオープン以来のお客さんです。(正確には、ディーラー時代からのお客さんでもある)
 そのMさんは、車の武勇伝も少なくないものの、バイクの領域でもハンパではなく、現在3人の子持ち…じゃなかった3台のバイク持ちでもあるのです。
 そのバイクの台数の増え方も、実は爆笑モノの話があるんだけど、それは割愛するとして、3台目はいわゆるレーサー仕様のバイクを先日中古でゲットしたのです。
 その話を聞いたときに「あ〜あ、ついに踏み込んではいけない領域に足を踏み入れてしまったねぇ」と、オレはニヤニヤしながらツッコミを入れたんだけど、そのバイクのメンテナンスについてもいくつかの相談を受け、アドバイスと必要な部品などを手配し提供していたのです。
 そして、そのレーサーのデビュー(と言っても、初の慣熟練習走行)の日程の後で、少し気になったので、「エンジン処理の定着を含めて、予定どおりに済んだ?」とメールしておいたら、今日電話かかってきて「実は新枝さん、内部処理の定着と慣らし運転はできたんだけど、いわゆる練習走行的な事ができんかったんですよ」と不思議な事を言うのです。
 「それ、どういうこと?」と聞くと「さて何があったでしょう?」というので、きっとここはツッコミどころだと確信し、
1.ヘルメットを忘れた。
2.皮ツナギを忘れた
3.グローブを忘れた
と、順に答えると、チョイ違うというのです。
 「なら、ライセンス持っていくの忘れたんじゃろ?」と聞くと、「あの日はライセンスは不要の走行会だったんです」というので、少し悩んだ上で
 「わかった!バイクのキーを持っていくのを忘れたんじゃろ?」というと「はっはっは…ピンポンです(汗)」だそうです。
 でも、キーを忘れたらエンジンがかけれないのでは…と思うと、レーサーに変更した際にキー無しでエンジンがかかるようになっているので、エンジンはかける事ができたんだけど、燃料タンクを開けるキーが無かったので、元々少なかった燃料残量を考えれば、とても気合いを入れた走行をできなかったという事だったのです。
 「いや〜まいりました。でも良い勉強になりました」といつもの調子で笑いながらMさんが言うので、「でも岡山まで行って空振りというのは、あまりにも悲しいじゃろ。オレが、作業や撮影で行くときも同じリスクがあるんだけど、こういう事を極力防止するとっても大切なポイントとしては、
1.前日中に完全に準備しておく(人間、寝て起きると、何を用意しておかないといけないかという課題がリセットされやすい)
2.必ずチェックリストを用意しておき、そのチェックリストを確認しながら準備をする。
 と伝えておきました。
 このチェックリスト作戦は、毎日飛んでいるパイロットだって飛行前、離陸前、着陸前などに実施しているし、パソコン持っている人なら、リストを作成するのも、毎回プリントするのも容易な事なので、是非みなさんも後悔する前にチェックリストの活用を!
4月17日
 皆さんは、「良かれと思って」何かをしたのに裏目に出たとか、逆の受け止め方をされた事はありませんか?
 今日のニュースでご存知の方も多いと思うけど、車ユーザーにビックリの対応がなされていたという報道があったのです。
 それは、イモビライザーが搭載されている車のユーザーが盗難にあったので、車両保険での弁済を申請したら、保険会社に拒否されたというのが発端なのです。
 保険会社の言い分は「イモビライザーを搭載している車は、本人の承諾無しにエンジンキーの合鍵を作っても、キー周りの配線を短絡してもエンジンをかけることができないので、持ち主が盗難に関わった可能性が高いから」というものなのです。
 そして民事訴訟の控訴審でも保険会社の主張が支持されていたのを、ユーザーが上告し、今日最高裁の小法廷で高裁への差し戻しが為されたということなのです。
 最高裁の判断は、「イモビライザーが装備されているとは言っても、ユーザーが盗難に関わっていないかどうかは、ユーザー自身が立証する事ではなく、ユーザーが犯罪に関わっている事を立証するのは保険会社側にある」という趣旨だったのです。
 イモビ搭載(もしくは、後で市販のセキュリティを装着)したユーザーは、当然自分の財産である車を守るために非装備車より多くの出費を払っているし、それによって本来保険会社も、盗難リスクの低減というメリットを(ユーザーの出費によって)享受しているのに、この態度は実に許せないと思うのは、きっとオレだけではないと思います。
 そんな事が、まかりとおるのであれば、防犯システムを設置した家の空き巣も家の持ち主の犯罪になるし、万引き防止のためのシステムを整備しているCDショップなどの万引きも内部犯行だと言われかねないわけで、本末転倒も甚だしいとは、まさにこの事です。

 防犯上、具体的にはもちろん触れないけど、イモビ搭載車両も盗難できないわけではなく、実はいくつかの裏技を駆使する事で、ある程度盗難が可能になる事を知っているだけに、オレもこの体質(実は、こういう保険金未払いは、この1件だけでない)は、本当に反省してもらいたいと思っています。
 保険も値段だけじゃナイんですよねぇ〜、結局!
 ウチのお客さんで、同じ事が発生すれば、もちろんお客さんの不利益を排除するための最大限の協力をするのは望むところです。
4月16日
 早いもので、もう4月も半分過ぎてしまったんですねぇ。。
 この勢いで、今年度も”あっという間”かと思うと、恐ろしいですねぇ…と他人事ではありませんが、ウチのHPへのアクセスも、年度末〜年度初めにかけて、アクセス数がどーんと低空飛行だったのが、徐々に戻りつつあります(ホッ)
 これは、過去のデータを見ても、例年の事で、その前後1ヶ月に慌てて買わないといけないような商品がない事と、きっと送別会+歓迎会+花見に総力を結集されている事も要因だと勝手に判断しています。(他にもあったら教えてください)
 それはともかく、ここのところ、某宅配便業者の配達遅延が何度かあり、今日も薄氷を踏む思いだったのです。
 この業者は、最近CIを変更したばかりの業者で、ウチはそういう不安定さを以前から気にしていて、安いのは判っていながらウチからの出荷に使っていないんだけど、メーカーからの出荷に使われたら、受取人であるウチは拒否のしようが無く、被害を被っているというわけなのです。
 今回も、関東のメーカーから出荷された荷物が、結局2日後にも届かず、3日目になった今日も、送り状だけを荷物と勘違いして置いて帰るという情けなさ、しかも直後にオレがその状況を発見したので、速攻で電話してみると、実は荷物をトラックに載せてもいなかったという3重ミスの連鎖なのです。
 CIなんか変えて、イメージアップに躍起になっているようだけど、そんな事に巨費を投じなくても、商品を確実に届けるという基本さえしっかりしてくれれば、ウチだって使う可能性もあるのにねぇ〜と思うと、実に悲しい気分になります。
 一昔前は、ここが一番早く、確実に届けるというイメージだったのが、確実性も迅速性も無くなり、さらに一時期、物流センターで荷物が行方不明になる事例が相次いだのは、すべてコストダウン至上主義が原因(物流センターで荷物が消える話なんかは、外国人犯罪者達”もちろん犯罪を犯す事を判って採用したわけじゃないけど”をコストの安さにつられて採用していたから)なんだけど、その時期に某メーカーなんて、「出荷する時に、恐ろしくて品番などを送り状に書けない」と言ってたくらいなのです。

 また、先日Oさんから相談されたクリーニングのクレーム事件の対応(詳細は略)でも感じるんだけど、安い=良いというわけではなく、安いとは言えない所は、それなりに必要なところに手間とコストをかけているんだよなぁ〜と改めて再認識したわけです。
4月3日
 姫路の地に足を着けている新枝です。
 「ん?姫路は、先週の話じゃなかったのか?」とご記憶の方は、頭の中のメモリーが十分に機能している証拠です。
 先週、意気揚々と姫路に乗り込んだのに、桜が咲いていなくて、単なる事前ロケハンになってしまったのを小耳に挟んだある人が「という事は、咲いたら撮影に行くんじゃね」と言ったので、「いくらなんでも、もう1度姫路に行くなんてナイよ。来年以降に、再チャレンジはしたい場所だけど」と答えていたんだけど、結局思い立って再チャレンジする事になったのです。(どうも結果からすると、オレの事をオレ以上に解った上でのツッコミだったようです…笑)
 当然、桜はシッカリと咲いていて、なかなか良い光景だったんだけど、一瞬にして曇ったりする天気をにらみながら、撮影は無事終了でした。

 その後、立ち寄ったのは、最寄の食事の摂れる店。前回のロケハン(涙)の時に看板を見て気になっていたのに食べなかったのが、すご〜く心残りだったのです。
 その看板に書いてあるのは「かつめし」です。
 前回の駅そば同様、関西以外の方のために解説すると、浅めの皿にご飯を敷き、その上にトンカツもしくはビーフカツと茹でたキャベツを載せ、デミグラスソースをかけたメニューなのです。
 ハヤシライスのカツ入りの事か?と想像されているかも知れないけど、ハヤシライスとは違った味わいで、確かに関西的味わいの1品と言っても間違いないと思うのです。
 どうしても食べてみたくなっていた時に、家で作ってみようかと思ったんだけど、デミグラスソースの味付けが、かつめしを食べた経験が無かったので不明だったけど、今度は家でも作れそうです。(その時は、今回食べていないビーフかつめしにしてみます)
 ただ、ちょっと難点なのは、ボリューム満点と書かれていたのに、個人的には胃袋を満足させるボリュームでは無かった事なんだけど、ま、それは普通の1人前のメニューで、満足できるボリュームのメニューにお目にかかった事が無いので、難点ではなく普通という事なのかも知れません。
 というわけで、その後駅に戻った際に、ついでに「駅そば…サービスタイム250円」を食してしまいました。

 電車待ちの時間に、「という事は、咲いたら撮影に行くんじゃね」とツッコミを入れた、全てお見通しのcちゃんに「わたくし、結果的にウソをついてしまいました…m(__)m」と、結局撮影に来た事をメールすると、「そのフットワークの軽さにリスペクトです」と返事が返ってきたんだけど、桜を調度良いタイミングで撮影したいという、写真教室を引き受けている人間としての、写真への執念が軽いフットワークをもたらせたのか、はたまた「かつめし」への異常な執着がもたらせたのかは、正直微妙なところです(爆)
3月26日
 忙中閑ありか、単なるヒマ人かは別として、急遽姫路に撮影に行ってきました。
 これから桜の時期なので、ホントは天気とにらめっこしながら、トコトン桜に密着取材をかけたいところなんだけど、今週の場合、金曜までは色々な仕事の関係で、少なくとも遠征ができなかったので、姫路城のHPの現況を頼りに、ちょっとフライングで出かけてみたのです。
 HPにも掲載されていたように、早咲きの種類に関しては咲いていたものの、大量のソメイヨシノは、もうちょっと時間がかかりそうで、残念ながら桜景色の撮影はできなかったけど、咲いていれば、どの場所から撮影すれば、とてもGOODな構図になって、それにはどのようなレンズが必要かのリサーチはバッチリだったので、今年は無理にしても来年以降に、是非ともベストショットを残したいものです。

{姫路と言えば}
 去年、三都物語ばりに同じ時期に大阪、奈良、京都に撮影に行ってきた際の行きはそれまでの駅だったのに、帰りの日に新しい駅がサービスを開始した姫路駅は、今回初めて足を下ろす事になったのです。
 そこで、腹が減っては戦はできんとばかりに、まずホームの立ち食いコーナーに乗り込んだのです。
 昔の姫路駅にも「名物〜」という看板があったのは知っていたし、新快速に乗り換える駅だったので、何度でもチャンスはあったんだけど、気にしていなかった立ち食い店があるのです。
 去年、勝谷誠彦の著作で紹介されていた「駅そば」なるものを思い出し、食べてみる気になったのです。
 その本を斜め読みした時には、彼の出身校である灘高の学食のラーメンに酷似している味という話しか記憶になかったんだけど、ラーメンと言いながら”駅そば”とは、アヤシイ話ではないですか?(ま、そばと言っても、中華ソバという解釈は可能ですが…)
 頼んで判ったのは、一般的に言えばウドンのスープと言ってよい和風ダシにウドンとラーメンの混血(最近の表現を使えば”ミックス?”)のような麺が入っているのです。
 色が黄色いのも、かんすいを用いているからだそうです。
 このような不思議な組み合わせは、以前広島でも経験があって、まだディーラー勤務時代に、広島港の近くの協力工場で、深夜色々な作業をしていて腹が減ると、当時コンビニも無かったゾーンだったために、車で出張してくれるラーメン屋(作ったのを出前するのではなく、依頼先に車で来て、その場で作ってくれる)を時々頼んだのです。
 そこのラーメンが、ラーメンの麺にウドンスープ(しかもご丁寧にカマボコまで浮いている)だったのです。
 「これ絶対に、ウドンとダシを共用しとるに違いない!」と文句を言いながらも、背に腹は替えられず、文句を言いながらもありがたく食べた記憶があるんだけど、それとは違って、ここの「駅そば」の場合、味に違和感はあまり感じられませんでした。
 灘高の学食にしても、きっとスープをウドンと共用する事を大前提に考え出されたに違いないし、ここの駅そばのルーツは、戦後間もなく駅でウドンを売りたかったけど、当時のウドンは傷みが激しかったので、かんすいを入れて持ちを良くしたという当時の事情があったものが、今も残っているそうなのです。
 しかも、多くの灘高の卒業生に懐かしがられるとか、14〜17時の食事から外れる時間帯は330円が250円(しっかり天ぷらも入っています)になるなど、ちょっとおやつ代わりになる価格である事、そしてオセロが番組「気になるオセロ」で、この駅そばを紹介したらしく、実に多くの利用者があったので、これまで(旧)姫路駅のホームには、100回は立っていたはずのオレのリサーチ不足を改めて実感しました。
 ちなみに、撮影前に食べたのは、もちろん昼時間帯だったんだけど、撮影後、駅に戻ってから、もう1杯いただきました(笑)
 どちらも、ご飯モノを一緒に食べたんだけど、2杯目の時間帯の250円というリーズナブルな価格には感謝です。
 ラーメン好きで、変わったラーメンを食べたい方は、是非チャレンジしてみてください。
3月19日
 今日の写真教室は、クール途中から参加された方や、すでに1クール終了されながら撮影時にスポット参加される方などで、撮影機材の順番待ちになるほどの盛況でした。
 その教室終了後、天候や持って来られている荷物の状況によっては、オレの時間に余裕があれば参加者を送る事もあって、今日もそうなったのです。
 オレの持ち込んだ大量の機材の積み込みを終えて、乗り込んだSさんが、足元にあったナンバープレートを見て一言「わぁ。偽造ナンバーっていうヤツじゃないですか?」
 んなわけないので、負けずに一言「何を言うとるねん。あのね、何でも自分の感覚で判断しちゃアカンよ。自分が悪い事しとるからって、同じ事を誰もがやっとるわけないんやでぇ。オレ達は仕事柄、廃車の為に取り外したナンバーを持ち歩く事は珍しくないんよ」と説明したんだけど、確かに業界内では当たり前に考えられる仕事(抹消のため)として、外したナンバープレートを持ち歩くのは、ごく普通の事なんだけど、知らない人どころか、もしかすると警察官の職務質問で車内にナンバープレートが見つかると、きっと態度を変えてくるのは間違いないかも知れません。(最近テンプラ・ナンバーが横行しているからね) 
3月13日
 今日午前中の高知空港での胴体着陸は、予想以上の大騒ぎで、逆にその騒ぎにビックリしています。
 DHC-8型のトラブルは、航空関係者の間では、誰でも知っているいわく付き機材だったものの、ノーズギアが降りない場合の胴体着陸は、多くのパイロットにとっては、それほど危機感を感じるほどのトラブルでは無いはずで、特に軽量機で、高翼機(翼が高い位置にある飛行機)のプロペラ機という、悪くない条件は十分に揃っているのです。
 特に、メインギア(翼やエンジンの左右に付いている脚)が出ない場合に比べ、低速になってから滑走路と機体が接触するような操縦が可能な事や、エンジンやプロペラを滑走路で損傷して、エンジンや燃料の供給系統を破壊して出火というような事態を避けられるために、ノーズギアのトラブルと、メインギアのトラブルでは、パイロットの緊張感は比較にならないほどの差があるのです。
 まだ、夕方に日誌を書いているので、その後、どのような報道がされるか解らないものの、ちょっとマヌケな質問などがあったり、専門家も番組の尺の関係で説明していないと思える点があったので、Tさんからの「何か付け加えた解説をしてくれ!」というメールに応える意味で触れてみます。

{前輪は方向を変えるので、それが出ないほうが難しいんじゃないですか?}
 とは、某キー局のキャスターの質問です。
 元パイロットは、当然のように「メインギアのほうが難しいですね」とだけ回答していたけど、ピンボケ質問の肝心な点について解説すると、確かに多くの飛行機の前輪(ノーズギア)は、方向を変えるために、車のように左右に首を振ります。
 でも、それは誘導路をゆっくり走行している場合か、滑走中でも非常な低速の間に限られていて、それ以上の速度になると、垂直尾翼の後ろ部分にあるラダーを動かす事で方向を変えているのです。
 だから、速度が落ちるまでの方向コントロールに重大な支障を及ぼすわけではありません。

{ノーズを降ろす速度}
 元機長の某氏のコメントとして「もうちょっとノーズを浮かしたままにしてもらえれば、さらに良かった」というコメントがあったんだけど、一般的に言えば、ノーズが滑走路に接触する速度は低いほうが良いのは正しいものの、ちょっとだけ考慮しないといけない事もあるのです。
 それは、操縦桿でまだ空力的にコントロールできる少し手前のタイミングで、ゆっくりとノーズを滑走路に接触させるのが良いか、本当にギリギリまで操縦桿を引っ張っておいて、最後にドンと落とす(実際には、機首を保持できなくなって、勝手に”落ちる”というのが正確な表現です)のが良いかという事です。
 強くバウンドした時に方向が変わると、それこそ速度が落ちているのでコントロールできなくて、滑走路を外れるとか、機首下面の強度によっては、下面の損傷によって、さらに大きな火花になるなど、機首ごとの強度や本来ノーズギアが接地する前後のコントロール性や、重量バランス特性などを総合的に考えて決めるのが最善なはずなので、その機種の特性を熟知していないと、安直なコメントはできないはずなのです。(旅客機ではないけど、すでに退役した某戦闘機にも、”胴体着陸はするべきでない”という指示がある機種もあるくらい、機種ごとの特性を理解したパイロットの判断を尊重する事にも意味があります)

{燃料を無くしてから着陸する理由}
 よく報道されている理由は2つ。
 1つは、離陸間もない場合などに多いのは、着陸するのに許容されている重量を超えていて、最大着陸重量以下にまで重さを減らす必要があるためです。
 その重量軽減のために、例えば貨物室の荷物を捨てる事などは、軍用輸送機では無い限り実施不可能なので、最も問題なく減らせる燃料を機外投棄するか、飛行で消費するのです。

 もう1つは、胴体着陸などの衝撃などで燃料系統などが損傷を受け、出火した際に、その火災を最小限に抑えるために、その燃える元を極力無くせば良いという発想で、「着陸のやり直し分+アルファ」を残して、それ以外を消費したり投棄するわけです。
 ちなみに、定期旅客機のエンジンは、いわゆるジェット機もプロペラ機もジェットエンジンを使用していて、その燃料はケロシンと呼ぶ灯油のようなモノなんだけど、ガソリンは怖いけど灯油ならそんなに心配無い…と思っている皆さん、それは大きな間違いで、ある一定濃度での爆発力はガソリンのほうが強いものの、灯油やケロシンのほうが圧倒的に着火しやすいのです。

 その着火しやすいケロシンの着火を防ぐ方法の、あまり語られていないもう1つの理由のために、パイロットは辛抱強く燃料を減らすために空中で操作や待機をしているのです。
 それは、1番目の理由に若干重なるんだけど、飛行機は機種ごとに問題なく着陸できる最低速度というのが決まっているのです。
 そして、その最低着陸速度というのは一定ではなく、色々な条件によって変化するのです。
 その色々な条件というのは、例えば、重量が軽くなれば必然的にその軽くなった機体を浮かせておくのに必要な浮力が少なくて済むので、着陸速度は低くなる傾向があるわけです。
 低い速度で着陸できれば、当然のように機首が滑走路に擦れる際のリスクも軽減できるし、機体が過熱するのも最小限にできるので、もし燃料系統になんらかの問題があったり、エンジンが不用意な停止を起こしても、着火の可能性をグッと下げる事ができるわけです。
 要するに、燃料を減らす事で、着火時の火災を減らすという直接的な理由が、事故が起きたときの被害を減少させるというパッシブセイフティという考え方に対して、その重量軽減によって着陸速度を下げ、発火の可能性を減らすという副次的効果はアクティブセイフティ的な考え方で、そういう部分もパイロットは考えて対処しているのです。
 他にも、着陸速度を下げるための要因としては、気温が低くなるほうが空気密度が高くなり浮力が多くなるので、若干速度を下げる事ができるのと、着陸速度というのは、車のように地上に対しての速度である「対地速度」が基準ではなく、滑走路上の風との相対速度である「対気速度」が基準なので、滑走路上が無風よりも向かい風が吹いているほうが地上に対しての「対地速度」を遅くできるので、空中待機中に、そういう気象の変化もチェックしながら、タイミングなどを図っているのです。

 ちなみに、クルマ屋なので、ちょっと車での同じ考え方について触れてみると、パッシブセイフティは衝突安全ボディなどで、衝突しても乗員の安全を確保できる考え方で、アクティブセイフティは視界が良好なデザインにしたり、ブレーキ性能を向上させ、事故を未然に防ぐという考え方です。
3月10日
 すでに、ニュースとしてご存知の方もいらっしゃると思うけど、多くの皆さんへのアクシデント防止のために触れるんだけど、ETCレーンを通過しようとした車の45台がバーにぶつかったという事故があったのです。
 これは、昨日、西九州自動車道の「武雄南本線料金所」で、ETCレーンで受け取るはずの通過記録を、高速道路会社のソフトのトラブルで受け取れなかったために、高速道路通行後に出口レーンでゲートのバーが開かず、多くの車は急停止して難を逃れたものの、45台は止まり切れずにバーに接触してしまったという事なのです。
 確かに、推奨通過速度から考えれば、明らかにダブルスコア以上の速度でレーンに進入している車をよく見かけるけど、車載側ETC機器に不具合が無くても、こういうケースで開かないという事も考えられるので、皆さんも注意して速度は抑えて通過する事をオススメします。
 さらに言えば、料金収受員が交替時にバーの向こうを横切るので、場合によっては、接触事故もあり得る(実際に何件も起きている)から、是非安全優先でお願いします。
3月5日
 いつものように出荷のために宅配便センターに荷物を持ち込むと「移転されても、同じようにご利用になりますか?」と近くで誰かに声をかけている担当者の方がいらっしゃったのです。
 もちろん、他のお客さんに言っている話だと思っていたので、オレは、目の前の出荷確定作業に意識を集中していると、「すみません・・・」と、オレに向かって同じ事を繰り返しているのです。
 もちろん顔馴染みなので、人間違いであるはずもなく、オレの反応は「???…」なのです。
 さらに繰り返されたので「ウチが移転するというのは、どこから出た話なんですか?そんな予定は全くありませんよ」というと、カウンター越しに並んだ数名の担当者が一斉に「ええ??」みたいなリアクションだったのです。
 どうも、詳しく話を聞いてみると、新人セールスドライバーが「オフィスほにゃららが移転するそうですよ」と聞きつけた情報だったそうなんだけど、”オフィスほにゃらら”というオフィスだけのキーワードでウチの事を、誰もが思い浮かんでもらったというのは、ある意味宅配便センターにウチの存在感が小さくないという事で、それはそれで嬉しい話だけど、知らない間にそういう話が広がっているなんて、まるで芸能界でのありもしない噂に当惑する有名人の気持ちがわかった今日この頃でした。(3/6 転居するのは、オフィス****だと判明したそうです)

{ハマる!}
 皆さんは、広く浅くですか?それとも深く狭くですか?
 古い日誌を通読されている方であれば、新枝は「少なくとも深い方向を指向しているやっちゃな」と想像している方は、オレの個人的自覚はともかく、正解だそうです!(ただし、オレは周辺の人たちの評では、”広く深く”というとんでもない欲張りなヤツだそうです)
 そのとんでもないと評されるオレが写真教室まで担当する事になって、間もなく1年が経過しようとしています。
 当初は、ホントに初心者のファーストステップというようなイメージで準備していた教室だけど、きっと世間で初心者を対象にしている写真教室の中で、ここまで機材も使って撮影を行う教室も多分無いだろうという状況になってきたのです。
 一応、今のところ半年クールで進めている教室だけど、その後も座学はパスして、撮影日に参加するという受講生の方々も出てきて、今のイメージでは、基本の半年クールを通算して1年半も経過すれば、そろそろ中級者と自称してもらえるんじゃないかというくらいの成長振りの方が数名在籍されているのです。
 その中の1人、オレも感心する感性の持ち主のCちゃんが、今日ついにデジカメ一眼を購入したのです。
 それまでは、家族所有のネオ一眼という手ごろで一眼に近い操作ができる(悪く言えば、とても中途半端な図体の大きなコンパクトデジカメ)カメラを愛用していたものの、色々なシチュエーションで撮影し、撮影方法や機能を理解すればするほど「あ”あ”…一眼レフが欲しい」と叫んでいたのです。
 オレも、独特で、ある意味鋭い感性を持っているCちゃんは、もう少し理論を理解し、狙ったとおりの撮影ができる機材が揃えば、間違いなくもっと伸びるだろうなぁ〜と思っていたので、ついに来るべき時が来た!って感じでした。
 このCちゃんに限らず、当初は「もうちょっとキレイに撮影できればいいなぁ」というレベルで参加されたYさんも最近相当ハマっていて、カメラを買い換えるのも、もしかすると時間の問題!?という雰囲気になっているのです。
 写真教室の中には、上級者養成コースでなくても、「一眼レフ所有」が前提になっている教室もあるらしいけど、オレはカメラに関しては、特に制限もしてないし、買い替えを勧めたりもしてないんだけど、このように一眼レフ重視者が増えてくるというのは、きっとそれだけハマってもらっているという事でもあり、それぞれの機能の良さを理解してもらった結果だと思うので、オレのアドバイスや座学がそういう一助になったのは、何よりも嬉しい限りです。
3月4日
 「去るは3月!」と言ってもサロンパスのCMもパクリではありません。(判らない方は、唐沢クンのTVCMをチェックしてください)
 ホンマ、もう3月かぁ…というのが正直なところですが、時間の流れが速く感じるのは、決してトシのせいではなく、もちろん年度末だからです。

{春への準備}
 というワケで、オレもついに車を春仕様に変更しました。
 スタッドレスを外し、去年の夏から待機していた新品のタイヤに交換したのです。
 「何で夏なんや?」と疑問に感じる方も少なくないと思うけど、これは簡単、一応”人助け”だからです。
 というのも、某タイヤメーカーが月末に売り上げがたらなくて、オレにSOSを求めてきた事があったのです。
 「翌月以降に別のタイヤに差し替えしてもOKなので、何とかなりませんか?」と切羽詰った?様子だったのです。
 オレは、サラリーマン時代から、「月間ノルマ何するものぞ!」と、ノルマのプレッシャーには馬耳東風だったけど、わざわざウチのような場末(爆)のショップにまでお願いしないといけないというのは、相当キッツいプレッシャーがあるんだろうなぁ…と思いながら聞いていたのです。
 まあ、単なるお付き合いとして適当なタイヤを購入した事にしても、結局他のタイヤに、翌月以降に差し替えすれば、そこの売り上げはマイナスになるので、「ならウチの車のタイヤが冬前くらいにアウトになるので」という事で、事前購入したというわけなのです。(細かい事を言えば、使うまで預かってくれる事と、イロを付けるならという2条件があったんだけど)
 という事で、そのタイヤがようやく登場したという事なのです。(それまでのタイヤは、日誌にも登場している2003年の夏に、福岡のガソリンスタンドで、”磨耗しているので交換が必要”と言われたタイヤで、去年の冬前までスリップサインも出ずに使えたわけです…みなさんも、こういう騙しのようなセールスには注意しましょう!)

 特に50などの扁平タイヤを使っている方であれば、タイヤ交換の際に実感された方も少なくないと思うんだけど、サーキットなどで使用していなくて、ごく普通に使って磨耗しているタイヤから新品に交換すると、とても操縦性が良くなった(素直になった)と感じられると思うんだけど、オレもそれを実感しました。
 これは、ゴムが劣化していたというような問題よりも、タイヤのショルダー部が磨耗によって形状の変化を起こし、わだちに取られやすくなっていたのが新品なので普通に戻ったというだけの話です。(今回の場合は、それとは別にタイヤの特性の違いもありますが)

{付いてて良かった、長期保証!?}
 ウチのビデオのリモコンの機嫌が悪くなりだしたのは、約1年前。
 ボタンを押しても動作しないというありがちな症状で、よーく観察すると、押す頻度の高いボタンに、その症状が顕著に現れていたのです。
 「おぉ!こりゃ接点部分の問題に違いない」とさっそく分解してみたらビンゴだったので、その接点のクリーニングして組み立てて動作チェックをしてみると、かなり改善していたのです。
 「やっぱり最後は人間の叡智じゃのぉ〜」といつもの分解グセに悦にいっていたんだけど、やはり短期間で機嫌が悪くなってきたのです。
 その分解を数度繰り返した先日、ついにあきらめて修理に出す事にしたのです。
 というのも、ウチはまだBSも含めてアナログ環境で、そのビデオにBSチューナーが付いているので、ビデオを使わなくても、まだBSチューナーなどは必要だったのです。
 修理に出すと、修理不能でリモコン新品を購入するという事になるかも知れない…も予測でき、それはそれで4年以上も使ったビデオのリモコンだけ新品になるのは、何となく微妙だなぁ〜と思いつつ、修理に出すと、何とリモコンも販売店の5年保証の適用だったのです。
 元々、プライベートに関しては、結構ものぐさなオレは、1年以上もズルズルと応急修理で誤魔化してきたんだけど、まさか保証だったとは!というのがオレの正直な印象で、修理完了の連絡で取りに行くと、なんと、予測どおり「修理不能で新品交換」になっていました。
 確かに、シート状のボタン類や基板を交換するくらいなら、丸ごと交換したほうがメーカーなどは安くつくというのは、コスト分析的には理解できるものの、4年以上使って新品にしてもらうのはちょっと申し訳ない気がして、心からお礼をして戻ったしだいです。

 ウチも、特定の製品に関して長期保証を実施しているのはご存知の方も多いと思うのです。
 不思議な事に、修理品というのは、まんべんなく発生するわけではなく、かなり波があって、1件も修理依頼が無い月があったと思うと、逆に先月のウチのように、「広島の故障が全部ウチに来とるんじゃないか??」と思うくらい、ガンガン修理が入ってくる月もあって、ウチの先月は、長期保証のウチの持ち出し分(メーカー保証が切れてウチの保証が残っているケース)が結構あって、お客さんには安心を!ウチの懐には寒風(爆)をもたらしたんだけど、今回のリモコン事件で、改めて長期保証の凄さを実感した春でした。
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