トワイライト裏業務日誌 2005年1・2月
1月9日
 遅い新年のご挨拶ですが、皆さん新年おめでとうございます。
 年賀状、年賀メールをたくさんの方からいただきありがとうございます。
 今年もよろしくお願いします。(もちろん日誌だけではなく、仕事としても、個人としてもです!?)

 皆さんも、仕事に復帰されて、グータラ生活の名残さえも残っていないんじゃないかと思うんだけど、正月はいかがでしたか?

{正月ネタ?なのかなコレ}
 オレは、年末年始に仕事が激減はしたものの、それ以外にする事が通常と変わらずあったので、まったく正月気分にならない年末年始だったんだけど、少し時間があまった分で、ERを見てました。
 ERは、アメリカの人気TVドラマなので、ご覧になった方も多いと思うんだけど、実はオレ、昔から初期救急処置なんかを勉強していたクセに、これまで見たことなくて今回初めて見たのです。
 そこで感じた事について、少し書いてみようと思うのです。

 ERというのは、いわゆる救命救急センターの初療室の事で、ウチの親は初療室とICUを同じモノと勘違いしていたようだけど、これは間違いです。
 そのERを見て、5年前に「あれは面白いから見たほうがいいよ」と推薦してくれていたドラマ的な理由は、オレ自身もよーくわかったんだけど、そういう多くの人の視点とは別の視点で感じた事を書いてみます。
 ご存知のように、ERは、運び込まれた患者の状態が急迫している状態である事が多いので、短時間に診断と必要な処置を行う事を求められるだけでなく、どの分野の修理業界(車も同じ)でも共通の基本手順である「原因を特定してから修理を行う」という概念とは違う手法を採る事が少なくなくて、例えば心臓が止まりかけた患者が運び込まれた時に、その原因を探る事は重要だけど、原因を探ってから対処するのではなく、とりあえず心臓を動かし続ける処置を行い、心臓の拍動を確保しながら、並行して原因も探るという少し変わったアプローチを取っているのは、もしかすると修理関係の方なら気づいているかも?

 そういうアプローチでは、時間の制約が大きく、1秒でも余分な時間を掛けないというのが、良い結果を導き出すために必要な事なんだけど、それを実現させるために何が行われているかというと、ビジュアルでわかるような機敏な動きだけでなく、例えば用語の統一があるのです。
 ERをよくご覧になった方であれば、救急車からストレッチャーで運び込まれた患者に、ドクターが次々と指示を出す光景は思い浮かぶと思うけど、あのセリフをよーく思い出してください。
 例えば、「エピネフリンを1mg」という聞きなれたセリフにも、個人的には非常に感心しているのです。
 というのも、4日にあった特番の「救命病棟24時スペシャル」で松嶋奈々子が「ボスミン」と指示したのと、実は同じ指示が「エピネフリンを1mg」なのです。
 「エピネフリン」という心肺蘇生時によく用いられる薬剤(材料)の一般的な名称で、そのエピネフリンを配合している製薬メーカーの薬剤の名称が「ボスミン」だったり「エピクイック」だったりしているのです。
 車のオイルで言い換えれば、「部分合成油を使用しているオイル」にカストロールのXF-08があったり、BPに「バービスPLUS」があったりするのと同じなのです。
 オイルの場合は、同じ部分合成油であっても、その合成油自体の製法が異なるので、実際にメーカーが発売しているXF-08とバービスPLUSには、大きな特徴差があるので、バービスPLUSなどの商品名で使用するオイルを選択するのは何の問題も無いんだけど、1秒を争う治療の場合、同じ製剤による同じ薬剤であれば、同じ名称で指示できるほうが、病院ごとに選択している薬剤がエピクイックだったり、ボスミンだったりと違う場合に、混乱が無くてスムーズに申し送りも指示も出せるので良いのです。
 これが、日本とアメリカの大きな違いで、スムーズに間違いなく指示するためには、統一された一般名のほうが何かと便利だから、使用薬剤の呼称まで統一されているのです。
 ま、統一されているもう1つの大きな背景には、アメリカではかかりつけの薬局があって、個人個人も自分の薬歴を把握していて薬剤一般名について、日本人よりもよく知っているという大きな違いもあるものの、緊急度が高い時のこまかな混乱を防止するために、こういう事まで徹底されているなぁと感心したワケです。
 今週から第3シーズンが始まる「救命病棟24時」では、きっとメーカーの薬剤名が使用されると思うので、そういう視点でもチェックしてください。

 ちなみに、こういう発想って、日本ではなかなか浸透しないようで、車の部品や使用されている技術の呼称が、自動車メーカーによってバラバラだったので、日産のディーラーにホンダの車が入庫して、わかりにくいシステムだったので、日産のサービスマンがホンダのディーラーに電話して聞いても、返事に含まれる部品名が何を指しているのかわからないなんて事も多かったのです。(最近は、JISで統一されつつある)
 ま、車の修理の場合は、そういう方言?じみたモノは聞き直せば済むけど、他にも1刻を争うネタとしては、海上自衛隊の護衛艦と海上保安庁の船には、同じ名前を付けたものが少なくないのです。
 有事の際には、両者を統一して指揮運用するので、本来は紛らわしい名称は付けるべきではないので、重複しないほうがいいんだけど、日本ってこういう問題は多いようです。

{ERネタ番外編}
 ERの主役って誰?とは思いながらも、やっぱり主役なのはマーク・グリーン先生
 そのグリーン先生の俳優って、昔トップガンでトムクルーズの相棒やっていた人(タックネームは”グース”だったと思う)だって知ってました?
 オレも想像できなくて、ビックリしたんだけど、歳月の流れだなぁ(意味はテキトウに深読みして想像してください!)と感慨深かった。
 ちなみに、トップガンでのグースは、事故で死んだんだけど、残された妻役は、なんとメグ・ライアンでした。
 
 他にも、ERネタは多いんだけど、長くなったのでまたの機会に。。
2月1日
 雪が降るまで日誌をガマンしようと正月に願をかけていた新枝です(ウソ)
 それはともかく、西日本でもかなりの地域で降雪があって、「何が暖冬じゃい!」というかんじです。
 昨年オレがアチコチでコメントしていた「(希望的観測も含めて?)決して暖冬ではない」というのは、今年に入ってからの天候を見てもらえればわかると思うんだけど、何しろここ数年雪に慣れていない広島の事、はっきり言って仕事になりません・・・・
 広島市内では、予測の5cmを上回って、ウチの辺でも7〜8cm位の積雪だったし、何より昼間にガンガン積もっていくという広島では、なかなかお目にかかれない光景だったんだけど、降雪に慣れているエリアの方々にとっては、小雪程度のこの雪で、もう幹線は渋滞、橋の手前の坂(しかも緩い坂)には、放置した車があるわ、アチコチで外れたと思われるチェーンが転がっているわと、まさに大騒ぎです。
 個人的には、へっちゃらの領域だけど、こればかりは回りの車が動かないと、何にもできません。

 皆さんも注意して運転してください!
2月4日
 今日のクルマ屋的最大ニュースといえば、やっぱり牛肉偽装事件よりも、本物らしい「タクシー偽装事件」でしょう。
 皆さんもニュースに取り上げられていたのでご存知だと思うけど、あれは確かにニセ1万円札よりは本物に近いというか、本物と見比べるのが難しいというのが正直なところですよね。
 何しろ、タクシー名物?の天井のサインも本物を入手しているし、メーターや割引を導入しているようなステッカーまで貼られたら、陸運支局の人間でも騙されるに違いないってほどの仕上がりです。

 ただ、オレがニュースの映像をみてちょっと疑問に感じていたんだけど、あの偽装タクシーに装着されていた営業用のナンバープレートが、最初白ナンバーを塗装したんかなぁと思っていたんだけど、ひらがなが「あ」だったのです。
 白ナンバーの場合、さ行から割り振るので、パテなどで造形を整えて「あ」に改造して塗装したのか、何かで営業用ナンバーを取得したのか、これが気になって夜も眠れません・・・きっと。
 是非、ニュース番組で、ナンバーをアップで取り上げてみてください。
2月8日
 今日の午後は、タイヤ交換の仕事でした。
 今回のお客さんは、ディーラー時代から付き合いの長い方で、ウチの顧客番号のトップナンバー「1」を持っている方なんだけど、「スタッドレスタイヤが必要になったので、タイヤ用意しといて」というリクエストがあり、「ホイールは?」と聞くと、中古ホイールを持っているのでタイヤだけで大丈夫という当初の回答だったんだけど、その中古ホイールというのがなんとBBS!
 今、夏用のタイヤが装着されているホイールは、純正アルミだったので、「BBSにスタッドレス履かすの?」と思わずビックリしてしまったのです。
 お客さん曰く、「でも今のタイヤを捨てるには、残り溝があるのでもったいないし・・・」と、とても長年付き合いがある人とは思えないコメントだったので、「そりゃ、夏タイヤを破棄するには、まだもったいなさ過ぎるから、純正にスタッドレスを、純正に付いていた夏タイヤをBBSに組替えれば、ちょっと工賃増えるけど、そのほうが一挙両得(ウチも儲かるという”得”ではありません・・笑)だと思うけど・・・まさかBBSの超軽量テイストをスタッドレスで味わうつもり?」と元BBS所有者で、バネ下重量の軽量化がどれだけ走行性能に寄与するのか実感しているオレがアドバイスした結果、8本の組換えになりました。
 でも、BBSの素晴らしさを堪能してもらうのは、もう少し先(春)になってしまうのはちょっと申し訳なかったけど、その時に良さに絶叫してください!?

{新枝の実像?}
 タイヤ交換作業中に出たネタについて。
 実は、以前から周りの人に「新枝さんって、仕事に几帳面なので、普段もキチッとしているんでしょうね」という推測をよくされていて、長年の付き合いの、今回のお客さんも同じ事を言うので、「いつも不思議に思うんだけど、どこをみてそういうコメントになるわけ? だいたい、そういう人間に自分を見せたくて、自分からそういうようなイメージに誘導できるような事をウソでも言っているならともかく、何もそんな事言ってないのに」というと、「誰が見てもそうだと思うはず」らしいのです。
 だから、クレジットカードの年会費なんて気にした事は無いという話から、そういうネタになったんだけど、仕事はともかく、個人的生活では、かなり大雑把な生活で、細かい事なんてほとんど気にしていない具体的証拠?を列挙すると「信じられん」とビックリしてました。(個人的には、そのほうが信じられないってカンジなんだけど)
 ま、この真相は、ホントに詳しくオレを知っている人なら「アイツが細かい性格なワケないじゃん」と一笑に付すネタでもあります。
 みなさんも、このネタを鼻で笑えるくらい身近な知り合いになってください(爆)

{ちょっとプロローグ}
 救命病棟24時のサードシーズンが始まって4回目(かな?)のオンエアがあり、皆さんの中にもご覧になっている方も少なくないと思います。
 ま、中には、ストーリーそのものよりも、MEGUMI(ご希望の方には残念なお知らせですが、MEGUMIはきっと最後まで水着では登場しません)を見るためというヨコシマな?目的の方もいらっしゃるとは思うけど、今回は災害医療をテーマにしているので、人によって受け止め方も大きく違うようで、あり得るシナリオなので、来るべき地震災害のために興味を持ってみているという方もいる反面、1クール、ずっと震災ネタで引っ張られたら面白くないという人や、何を言いたいのかわからんという人も少なくないようです。
 確かに、救急医療の中でも、災害医療が抱えている問題点というのは、一般に実感されていない内容のケースが多いのでやむを得ない話ではあるんだけど、扱っているテーマは非常にマジメで難しい現状について取組んでいます。
 その具体的なネタは、今回は省略するんだけど、ちょっとそれに関連して、ここでちょっと書いておきます。
 昨年「@@宣言」というタイトルで書いた日誌の内容だけど、そのさわりだけ説明すると、今後、徐々にBLSというものの普及活動ができるように努力する事を宣言したのです。
 BLSてなんや?ETCの新型かい?と思われる方が多いと思うので説明するとBasic Life Supportの略で、日本語でいう1次救命処置の事です。
 今の救急医療体制は、各地に高度な設備と優秀なスタッフを抱える救急医療施設が拡充し、救急救命士が同乗している高規格救急車のほうが圧倒的台数になっているので、皆さんも119番に電話すれば何とかしてくれるという気持ちがあると思うのです。
 確かに、そういう体制が充実してきて、助かるケースも増えてきたんだけど、何らかの理由で心肺停止状態になっていた場合、統計的には救急車が駆けつけてから蘇生を始めると、手遅れだったり、蘇生できても大きな障害が残ってしまったりするケースのほうが多いのです。
 それを防ぐには、気付いた人が、その場で蘇生をしなければダメで、そういう心肺蘇生を含めた基本的な処置がBLSなのです。
 オレは、昔からマスターしていたんだけど、例え家族でもその場に居なければ、やはり救えないという現実を目の当たりにして、悔しさを痛感せざるを得なかったので、同じ経験をする人を少しでも減らせるために「石を投げればBLSをマスターしている人に当る」というくらい、誰でもマスターしている状況に近づけるべく、これから少しずつ、色々な形で活動しますので、皆さんも是非、愛する人を守るために興味を持ってください。
 まだ、どこまで活動の範囲を広げる事ができるかは不明で、これはオレの周りで、どれだけの人が賛同して協力してもらえるかによって決まるんだけど、可能であれば基本的な内容の講習だけでなく、除細動器(アイロン2個使った電気ショックみたいなヤツです)の講習などの橋渡しも考えています(昨年から一般人でも講習をマスターすれば除細動器を使えます)。

 ちなみに、何で救命病棟24時の話から、この話になったのかというと、災害医療では、災害時の指定病院の体制などについては、とても議論されているものの、実は、阪神大震災のような大災害の場合、ほとんどの負傷者は、病院で治療されていないどころか、病院に行く事さえできなかったのです。
 これは言い換えれば、何も無い状態で、何ができるかという事を事前に知っておかなければ、とてもじゃないけど、自分の周りの人を救う事なんてできないという事なのです。(もちろん整備が進んでいる災害医療体制がダメなのではありません)
 だから、BLSの基本的な内容をマスターしておき、できれば現在研究中の「何も無い時に、どこまで何をできるか」という見地で、色々なシチュエーションで研究している内容も身につけてもらっていると状況は変わってくるはずです。
 簡単に触れると、内容を誤解される危険があるので、ここでは内容までは書かないけど、最近比較的議論されている建物の下敷きになった人を不用意に救出すると、後で高カリウムによるショック状態になる「クラッシュ症候群」という悲劇も、救出時に観察し、救出方法を少し工夫するだけで、悪化するのを防げたり、悪化のスピードを押さえる事もできるのです。
 というわけで、皆さんも是非、興味を持ってください。
2月11日
 まさかBLSの普及を企てていたとは・・・・とビックリしたとか、その必要性を痛感した経験を持っているから、是非普及に尽力して欲しいとメールなどをいただきました。
 他にも、「何も無い状態で、できるだけの事をする」というのは、ある意味、医療従事者が医療設備で実施する処置や治療よりも、考え方としては難しい事のように思うとコメントされていた方もいらっしゃったんだけど、そのとおりで、オレ達でも、十分に設備が整った整備工場で診断と修理をするより、持ち出せる工具の範囲で、出張診断と修理を行うほうが難しいし、さらに、大した工具を持たない運転中などに、救援要請されて診断したり、応急処置をするほうが、数多くの経験や知識だけでなく、その知識の背景にある理論まで持ち合わせておかないと、そういう状況では診断や修理は難しいのです。
 ただ、車の場合は、「じゃ、レッカーで移動してから修理しましょう」という事になってもさほど影響が無いんだけど、生命に関しては、その移動中に重篤化したり死亡する事だってあるので、何も無い状態で何かをするというのは、大変困難だけど、やる意義は非常に大きいものでもあるのです。(特に、先日触れたように、通常の医療が混乱する大規模災害では)
 でも、そんなに難しく考えないでください。
 まず、知っておいてもらいたい一般的なBLSは、そんな究極の困難を求めているような難しい内容ではありません。(何も無いのに、どこまでできるかという内容とは別物です)
 極論すると、アメリカでは小学生でもマスターしている子供は結構多い(らしい)んです。
 今後、少しずつ進めていくため、すぐに十分な経験を持つインストラクターによる講習会実施という事にはならないものの、勉強したいとか、協力したいという方は、メールででもご連絡ください。

{25時間}
 人は25時間あれば何を成せるか?
 その極限を極めた5名の物語である・・・・というようなネタではありません。

 オレの大切にしている仲間の”とある”グループによる10〜11日の25時間の使い方をちょっと書きます。
 ホントはオレを含めて6名なんだけど、1人参加できなかったので5名で九州に行って来ました。
 それは、6名にとって大切なメモリアルを記念して、プチ旅行みたいなものだったけど、企画は任せていたら、何と「福岡ラーメン屋、はしごツアー」という事になっていました。
 オレは、そのグループで以前そういう事をやったりする事があるんだと白状した事があって、そのときも「あ〜、そういうのやりたい!」というリアクションはあったし、その後もできれば実行したい事として聞いていたんだけど、ホントに実行する事になったのです。
 1人が参加できなくなって残念な事は、先ほど書いたけど、、もう1人がどうしてもバイトを回避できなかったので、そのコのバイトが終わってからの出発という事になって、21時ごろからアチコチに迎えに行きながら、最後にバイト先の西条から広島駅に駆けつけたコを乗せて福岡へ。
 候補に挙げたラーメン屋の1つが24時間営業だけど、それ以外は10時頃からでもあるので、行きは下道をノンビリ走りながら翌朝の4時ごろに到着。
 長浜で有名な店なんだけど、午前4時だというのに、ほぼ満員なのには、みんなだけでなくオレもビックリで、過去10回くらい訪れた店だけど、よく考えてみると、夜に利用したのは初めてで、しかも深夜というより夜明け前に、こんなに繁昌しているなんて驚きを隠せなかったのです。
 最初に食券を買うときに、早くも「替え玉」券まで購入しているのを目撃されて「出た〜(もう替え玉する気でいるよの意)」と言われてしまった。(見破られている・・・・)

 その後、海を見に行ったら、氷点下で寒いのなんのって、写真撮影もそこそこに速攻で車に戻って、ドライブした後で、2時間ほどネットカフェでうとうとしてから、2店目に、その後、空港へ行きたいというヘンなリクエストで福岡空港に行き、離陸をみてキャアキャア言っているのを見ながら、飛行機が好きなのは男だけじゃないんだという意外な真相に驚きつつ、これまた意外な次のリクエストが大宰府天満宮だったのです。
 「ちょっと待て、行くのは構わんけど、おまえら入試関係無いじゃん。。ま、まさか@@試験(コレはさすがに書けない・・)にご利益を期待しとる?」というと、爆笑で、「@@試験に神頼みなのはワタシらだけかもね」という事で天満宮に。
 さすがに、@@試験のために天満宮に行く人は居ないだろうけど、天満宮としては一般的な営業内容?である入試のために祈願に来る参拝客で溢れかえっているので、まるで”何年も行っていない初詣”みたいな感覚でした。
 参道のアイスクリーム屋で、みんなチャレンジメニューを注文し(オレは”わさび味”)、一緒にお互いのを色々食べてみたんだけど、さすがにわさびを1本丸ごと食べるのは辛かった(涙)

 そうこうするうちに、最後のラーメン店は、観光客には知られてない山沿いの店で、オレのサラリーマン時代の最後の所属時代に知った店で大盛りを注文して食べているうちに、オレは何となく食欲が出てきてご飯も追加したんだけど、今回の参加メンバーの中でオレを除く唯一の男Sクンが、同じ大盛りを食べているうちに、ベルトを緩めたので、「おぉ、気合い入ってきたじゃんか」というと、「ちょっと不安になってきました・・・」と言いながら、はにかんだ。(ちなみに、ヤツの”はにかみ顔”は100万ドルの表情だと思う・・・女の子にとって)
 ちなみに、Sクンの、その予期不安?は、なんと数分後に的中し、オレに「替え玉どうですか?オレもうダメですわ」と言って、オレに差し出すと、他のコ達が期待を込めた目でこっちを見てて「オレも全部食えんで」と言いながら、自分のを完食してから、食べてみると。なぜかサクッと、その大盛りの半分残っていた麺も完食してしまったので、ホスト君も、みんなも「おぉ、さすがじゃ!」と拍手してた。(オレはどんなキャラなんじゃ??)
 その後、帰りは高速で帰ったけど、途中他4名は居眠り大会でした。。。(顔に落書きしといてやろうかと思った・・・笑)

 女の子中心に企画したのに、ラーメン屋のはしごのリクエストになった事をはじめ、とても@@旅行という内容じゃなかったけど、みんな、この25時間をとっても満喫してたらしく、やっぱり、形じゃなくて、一緒に作り出す時間と雰囲気の良さをちゃんとわかっているコ達なんだなぁと、安心した1日でした。
 ちなみに、@@試験、@@旅行というそれぞれの伏字には、同じ熟語が入ります。
 正解の方には、「プチなんぞ」を差し上げます・・・かも?
2月14日
 そろそろ確定申告が気になり始めた新枝です(汗)
 例年、最終日にギリギリ提出というのが恒例になっているんだけど、今年の最終日は、登板している専門学校の卒業式+謝恩会+学生達との飲み会x3のため、例年よりは少しペースアップして頑張っています(飲み会x3は、その連中と、たぶん3次会くらいまで騒ぐという意味です・・・ははは)

{またまたニアミス}
 今日、常連で福岡在住のFクンから電話があって、週末の作業について打ち合わせをしたんだけど、その後で、「日誌読んだけど、大宰府に行ってたんじゃん。何時ごろ行ってた?」というので、大宰府は12〜13時頃だったかなぁというと、「その時間、家族で大宰府におったよ。わさび味買ったのは、西鉄の駅の近くのアイスクリーム屋じゃろ?」というのです。
 げ〜。。またまたニアミスしたのかぁ・・・とビックリしたんだけど、オレは不思議な事に、広島の街中でウロウロしても、おかしいくらい知り合いと遭遇しなくて、バカネタだけど、例えば、仕事の関係で綺麗な女性と歩いている時なんかに、学生と遭遇したら、どんなリアクションをするのか想像すると、それはそれで楽しいものの、遭遇しないので、それこそ妄想になってしまうくらいなのです。
 ところが、一度広島を離れると、海で遭遇し、大宰府で仲間とソフトクリームをパクついている場所にニアミスし、以前も福岡の天神や防府で発見されと、妙なくらい知り合いと出くわすんですねぇ。
 この確率の違い、なぜなのかを誰か数学を用いて検証してください(笑)
 しかし、Fクン、娘が入試じゃない(1歳だもん)のに、なぜ大宰府に行ったんだろう???
2月18日
 先週、大宰府でニアミスしたFクンが、実家のある広島に帰ってきて、今日の午後、セキュリティの取付作業をやったのです。
 当然話題は、ニアミスの事と、ラーメンの事に集中したんだけど、Fクンの奥さんも日誌読者なので、オレが先週の福岡シリーズの間、ずっと自分だけで運転していたというと、ビックリしてたのです。
 個人的には、昔から全然普通のつもりなんだけど、結構驚かれる事が多くて、同行した仲間に先週も免許取って間もない2名がいて、「私らが運転したげるけん!」などと、何度も温かい気遣い(なワケなく、運転してみたいだけ)をしてくれたものの、「せっかくだけど、運転してないほうが疲れそうだから、止めとく」と、丁重に?お断りしたんだけど、個人的には下道でも、片道500kmくらいは、どうって事無いという感じだけど、皆さんはどうですか?

{教えてください!}
 皆さんはUSJに行かれた事がありますか?
 オレは、昔T2アトラクションの前座?に登場する「綾小路れいか」について日誌でも触れた事があったんだけど、USJで印象的なものの1つに、「オニオン・ブラッサム」があるのです。
 これは、USJの中のお店の1つで出されているメニューで、オニオンを花のように盛り付けてある料理で、これがビールに実にハマるものだったのです。
 テーマパークの料理って、基本的に高いばかりなのに、コレは意外なほどリーズナブル(当時850円くらいだった気が・・)で、ボリューム満点で、2人で1つ注文したら、まず十分というボリュームなのです。(オレは、おやつ代わりに晩飯前に注文しました)
 そのオニオン・ブラッサムを、もう1度食べたい!という願いは、年々募るばかりで、「オニオン・ブラッサムだけのためにUSJに行ってやろうか?」とまで思うくらいで、せめて似たものを再現して食べるべく、先日チャレンジしたら、モロに失敗!
 形は、最初からあきらめていたので、気にしなかったんだけど、味も全然ダメで、実にがっかりしたのです。

 ところが、昨日の地方情報番組で取り上げられているのを、途中から瞬間だけ見たら、何と白くやや透明色した出来上がりだと思っていたら、全然違ってキツネ色なのです。
 「げ!全然違うじゃんか・・・・もしかして、オーブンで焼くんだと思っていたので、もしかしてから揚げのようなメニューだったっけ?」と、まるで以前食べた憧れの果物がミカンだと思っていたのにリンゴだったような衝撃を受けたのです。
 というわけで、職業柄、そこらへん(製法)に詳しい方、もしくは、食べてシッカリと記憶に残っている方、いらっしゃったら教えてください。
2月19日
 さっすが、トワイライト最強捜索隊の皆さん。
 速攻で、オニオン・ブラッサムは解決です。
 やっぱり、特殊なカットができる器具でカットして、コーンスターチをまぶして揚げるという作戦であるという情報をいただきました。
 ついでに言うと、そのレシピを見て、情報提供者であるナニワの捜索隊Mちゃんは、「載ってるかんじの調味料の材料ならばだいたい味の検討がつくので、こりゃうまいだろう!と思います。食べてみたい&作ってみたい。」だそうです。(だってホントに美味いもん!)
 というワケで、皆さんもUSJに行ったら、是非是非探してみてください!(店の名前を覚えてないけど)
 連れて行ってくれる方も募集です(笑)

{新聞ネタから思う事}
 先日、ある判決が出た事が報道されていたのです。
 皆さんもニュースとしてお聞きになられていたかも知れないけど、概容を紹介すると、10歳前後の2人が公園でキャッチボールをしていて、その2人とは別で遊んでいた、やはり10歳くらいのコに、キャッチボールのボールがそれて当ってしまい、そのボールが当った子供が心臓震盪で心停止で死亡した事故で、キャッチボールをやっていた子供に、「公園でキャッチボールをやると、ボールがそれた際、最悪の場合、ボールが当った人が死亡する可能性があるという予見可能性を認識できるはず」という事で、(実際には保護者が)賠償責任を負うという判決だったのです。
 これには、保護責任者の問題と、子供に意思能力があるかどうかという事が民法的な問題のポイントになって、オレはその判断について、少し疑問の余地があると感じたものの、今日はその法律的なポイントの話ではありません。
 このケースは先日から書くようになった、今後のオレの努力活動であるBLS(一次救命処置)ができる人が、その公園にいれば、かなりの確率で助かったのではないかと思える事故なのです。
 他にも、この1週間の地方紙の三面記事を見てみると、そばにBLSか、もう少し踏み込める人がいれば、助かったのではないか?と思えるケースがあるのです。(広島では、先日スキー事故による死亡例が報道されていて、折れた肋骨が肺に刺さっていて、たまたま駆けつけた医師が見たときには心停止だったと報じられていた)
 これなどは、気胸という状況だけでなく、ある程度出血があったはずなので、気胸を処置できても、出血部位によっては、失血死は避けられない事もあるので、必ず助けられるというわけではなく、もしかすると現実の結果よりも良い結果になったかも・・というレベルの期待なんだけど、公園事件は、そういうBLS的な見方では、少なからず「誰かいればなぁ」と思わずにいられませんでした。
 というわけで、BLSを覚えても、そういう目的で24時間パトロールでもしない限り、滅多に個々の人としては遭遇する事は少ないと思うけど、BLSをマスターした人が多くなればなるほど、こういうケースで良い結果になる可能性が高いと感じています。
2月23日
 今朝は4時前に起床、5時に出発して周南市(ウチから90kmくらい)まで事故車の引上げに行ってきました。
 昨日、遅い昼飯を食って大満足しながらメールをチェックすると、いつも遠距離の壁をもろともせずに、カー用品に限らず車検や板金などなどでご利用いただいているIさんからメールが届いていて、奥様が運転中事故に遭われて車が損傷し、修理のご依頼をいただいたのです。
 速攻で、セイフティーローダーを手配する段取りをしながら、車を一旦保管された先に連絡したりしたんだけど、レッカー業者に保管されていたので、きっと24時間誰かいるに違いないと思い、それなら夜(昨夜の事)に乗り込んで、サクッと仕事を済ましてしまおうと思ったら、なんとレッカー業者だけど夜間の車両の持ち出しができないという残念な回答だったのです。
 だからと言って、今日も元々予定の仕事があるし、明日以降になれば対応が遅くなってIさんも色々困るだろうしというワケで、手は遅いクセに仕事だけはなぜか早い?オレとしては、どうやったら仕事とローダーのスケジュールを最適化できるかと、アルコール燃料でしか働かない、遅い欠陥CPUを駆使して考えた結果、昨夜ウチの協力工場の業務が終了してからローダーを借り受け、明け方から出発し、先方のレッカー業者の始業時間に乗り込んで、もって帰るのがベストだと考えて、夜型をひっくり返したようなスケジュールでの出発になったのです。

 事前に、インターネットタウンページで住所も確認し、ローダーに装備しているナビでピンポイント検索で場所もヒットして、夜明け前の空いた道を気持ちよく走って、予定どおりというか始業時間の30分前に到着したのです。
 「どうだまいったか!周到な準備は完璧な結果をもたらす!この気持ち良い空気も、まさに早起きは3文のトクじゃ!」などと誰も誉めてくれないので、心の中で自分を誉めながら、まだ誰もいないレッカー業者の会社前で待つ事20分、まだ誰も出勤してこない・・・のです。
 オレもディーラー勤務時代は、5分前に出社していたので、「こんなもんかなぁ〜」と思っていたんだけど、8時になっても変化なしだし、敷地に入ってみると、どう見回しても持って帰るべき車が無いのです。
 いや〜な予感がして電話してみると、何と今待っているところも会社の敷地だけど、業務を行っているのは別のところだったのです。
 コレってよくある話で、電話帳の住所や法人登記上の住所と、実際の事業場所って違う事があるのです。

 昨日、事前に電話した時に念のために住所を確認しなかったという致命的なミスはシッカリ棚に上げながら、やっぱり電話してよかったわい!先手必勝じゃなどと、教えてもらった本当の場所に行って、いつも整備などで預かって見慣れていた車を発見すると「はぁ・・・」ってカンジだったのです。
 この「はぁ・・」というのは、事故に遭われた奥様は、残念な事に怪我をされているんだけど、これだけ被害があれば、怪我されるなぁという”がっかりその1”と、もう1つは、破損状況が大きいために、車両保険の金額より、修理金額が大きく上回ってしまう、いわゆる保険的に言えば、全損扱いになる事がほぼ確定のような状況だったからなのです。

 あくまでも客観的に言うと、板金修理として受ける仕事としては、そういう状況になった場合、よほどの愛着があるお車の場合は別として、追加費用まで負担していただいて修理するというのは、お客さんにとって望ましい対応ではない場合がほとんどで、言い換えると、修理としての商売にはならないケースなのです。
 だから、別の車を売るというような、板金修理以外の対応手段を持たない業者の一部には、こういう状況が確認できた段階で、商売にならないからアッサリと手を引くケースがあるんだけど、レッカー業者から数日で引き取るように要請されているお客さんにとって、そんな状況で依頼業者から手を引かれると、保険会社に全損認定を取る間、どこにどうやって保管すればいいのかという事になって困ってしまうワケで、普段の仕事の合間の食事は、何がおかずだったか覚えていないくらい、サクッと忘れるような生活のオレだけど、Iさんからいただいた、これまでの恩は、さすがに忘れていないので、迷う事無く広島まで持って帰って保険が片付くまで対応するべく、当初の予定どおり車を積んで帰ったのです。(1宿1飯の恩義を忘れると、犬以下になってしまいます・・・・)
 ちなみに、お客さんの車の横に置いてあった事故車(ワンボックスカー)は、とても新衝突基準をクリアしているボディとは思えないほどひどく破損していて、正直なところ、乗っていた方の生存は疑問符なほどの状況だったので、奥様が怪我されているというのは、面識もあるだけに痛ましく感じているものの、そういう重大な怪我ではなくて、ホントに良かったと思ったんだけど、皆さんも「新衝突基準ボディ車」だからと言って、安心し過ぎずに運転してくださいね。

{日本損害保険協会様へ!?}
 と言っても、損害保険協会がウチみたいなHP(の、しかも脱線日誌など)は読んでいないはずなので、ここで直訴?しても意味はないけど、例えば事故後、警察の判断によってレッカー業者が呼ばれ、事故車を移動するケースは珍しく無く、それに関わるレッカー費用は、保険で賄われるのは、皆さんも保険会社のテレビCMなどでご存知だと思うのです。
 ところが、その事故が例えば夜間であって、ご本人が救急車で搬送されていたため、警察の指示で移動したケースでも、その移動先から板金修理業者までの移動にかかる費用は、保険会社は支払わない事が多いのです。
 これは、最初の移動が1次移動なのに対し、板金業者への移動は2次的な移動のため認めないという考えらしいものの、実際には、一連の動きが2分割されているに過ぎないので、これは一連のものとして判断して欲しいなぁと、いつも感じているのです。
 ま、オレみたいに、常連の人なら、200km程度は平気で対応するようなのは一般的とは言えないので、そんな遠距離まで費用負担をしろとは言わないまでも、一般的に想定できるエリア程度の費用は、是非車両保険で対応できるように考えてくださいませ。

戻る