トワイライト裏業務日誌 2004年11・12月
11月3日
 以前、毎週水曜にあるはずの講義予定が、今日(11/3)に限って空白になっているので、「こりゃラッキー、時間のゆとりが取れる!」と喜んでいたら、単なる祝日に気づいてがっかりした憶えがある新枝です。

{なかなか難しい?自己分析2題}
 皆さん自身や、皆さんの周りの方を例える時に、よく芸能人だったら誰々みたいな例え方をする事があるのは、日常茶飯事だと思うんだけど、「確かにソックリ」という場合もあるものの、「全然違うじゃん!」と悪態をつきたくなる場合も珍しくなくて、その例え方をした人に「良い眼鏡屋」を紹介しようかと思った事がある人も少なくないですよね?
 オレの周りでは、担当した専門学校の卒業生としてはアムロ似のNちゃんと、加藤あい似のAちゃんは、確かにソックリと誰もが納得すると思える感じです。(しかもNちゃんは、”三倉姉妹”のように、見分けのつかない双子の姉妹がいるのです・・・昨年の夏の日誌に登場してます)

 昨夜、現在担当している講座の中の厚生労働省の管轄の講座があるんだけど、その受講生の方々が卒業する事になって、その中の数名の方々からオサソイがあって、一緒に食事をしてきたのです。
 そのメンバーの中の2人は、図らずも、すでに日誌で登場している、本をプレゼントした事件のAさんと、京都まで髪をカットに行くというIさんで、その2人の仲良しでもあるKさんに、何とホントに京都の美容室を紹介していて、Kさんもマジで京都行きを計画しているという、良い雰囲気を持っているグループ(butある意味濃いキャラ?)なのです。

 そこで、講義中には聞かれない色々な話にも盛り上がったんだけど、「人間って、やっぱり自分の事はわかってないもんだよねぇ」という話題になったんだけど、当然のようにオレにも火の粉が飛んできたのです。
 そこで、苦手な事として、オレが人前で話をする事を挙げたら、だ〜れも信じてくれませんでした。
 ま、講師をしている人間が、人前で話すのが苦手だと言っても信憑性が無いのは当たり前かも知れないし、受講生の皆さんの印象では、サンマほどではないものの、いろんな事をよくしゃべるヤツという印象らしいのです。(そういうノリだった事もあって、講義はとっても楽しかったと言ってもらいました)
 しかも、皆さん曰く、話し方が上手い!声が良い!滑舌が良い!などと言われたんだけど、自分で自分の声って嫌いで、ある意味軽度なコンプレックスだし、滑舌が悪くて、うまく話のリズムを作りきれないなぁ〜といつも感じていたのでビックリでした。
 ついでに言うと、オレのイメージは「谷原章介」だそうです・・・・・爆
 声のトーンや、リラックスしている時の語り口がそういう雰囲気なんだそうだけど、個人的にはオレの声は、もっと硬い声質という気がしていて、イヤな声だよなぁ〜と思っていたので意外も意外、まったく自己分析と逆じゃんか!?と思ったわけです。(ちなみに、全国の谷原章介ファンの女性の皆様に解説しておきますが、オレは彼のような顔立ちではありませんので、どうかお許しを!)
11月7日
 今日の午後は、またまた遠征です。
 昼飯もそこそこに、JRに乗って200km先までの引き取りだったんだけど、かねてからの常連でもある今回のお客さんの負担を軽減する意味でも鈍行なので、モバイルVAIO君と携帯は満充電に、本は2冊バッグに入れて乗り込んだのです。
 幸いな事に、目的地まで乗換なしの電車だったので、「こりゃじっくり本が読める」と思っていたのに、パソコンのメールチェック以外の時間に、お客さんと、その姉で構成されるS軍団からアホなメール(JR西日本では、優先座席周辺以外では、マナーモードでのメールは制限していません)がたくさん来たりして、結局読めたのは1冊でした。(涙)
 ちなみに、アホなメールは、どうもなんかのメルマガの転載のようで、確かに面白いネタなんだけど、メルマガである事が疑われる以上、ここに勝手に紹介できないのが残念です!
 ところで、車の引き取りは、タービン不良が疑われる車で、走行中マフラーから白煙を噴きながら延々広島まで帰ったので、後に位置した方、ホントにゴメンなさい。(ディーゼルの黒煙よりもタチが悪かったのでは?と思っています)

 今回のような遠征時の楽しみといえば、地域の有名な食事や特産物なのは、変人であるオレであっても同じなんだけど、逆に考えると、遠征というのは、通常の仕事などをこなしながら時間を確保して遠征するだけでなく、お客さんの都合も調整しながら時間を決めるので、実際には食事を楽しめるチャンスは意外に少なく、多くの場合、泣きながらコンビニのむすびとか、途中のラーメン屋で済ますというケースが多くて、今日も結局吉野屋でした・・・(吉野屋が悪いわけではありません)

{11月1日施行 道路交通法}
 ケータイを持ちながら運転すると、それだけでご法度になったのは、皆さんもご存知だと思うけど、他にも中型免許とか、暴走についての摘発上の解釈が変わってます。
 ケータイのハンズフリーキットの装着率は、決して高くないだろうし、仕事の都合で複数の車に乗る方は、なかなかキットを装着するのも難しいだろうけど、イヤホンマイクを含めて検討してみてください。
 ちなみに、イヤホンマイクの場合、問題点が2つあって、1つはイヤホンを装着しているままの運転では、地域によって条例で摘発される可能性が無いとは言えない点(東京都などでも論議されています)、もう1つは、イヤホンマイクをしていて着信時に着信ボタンを押しても、それ自体が「運転中にケータイを操作」した行為として摘発の対象になる点があるので、今日のお客さんにも、「自動着信モードにしとくんやで」と言うと、「何?それ?オレそんな機能知らんよ。AUにしか無いんじゃない?」と意外に知られていないようなので、皆さんも機能をチェックしてみてください。
 例えば、3回コールで自動的に着信するようなモードがある電話機は少なくありません。
 ちなみに、彼は、元携帯電話販売代理店勤務でした・・・・わ・笑えん。。
11月13日
 昨夜から、ウチの協力工場のスタッフと、今担当している車の診断と修理手順について、一緒に検討と議論を重ねながら進めているのです。
 いつも、思う事だけど、こういう検討会みたいな時に、この工場のスタッフとは、診断と最適な修理方針のために集中しながら忌憚のない意見を出し合える関係でいられることに、限りない幸せを感じている新枝です。

 そんな書き方をすると、「コイツへんなやっちゃなぁ」と言われかねないんだけど、いわゆるTVドラマに出てくる手術前の合同カンファレンスみたいなシーンを思い浮かべてもらったら解りやすいはず。
 そういうシチュエーションで、多人数で方針を決める際に問題になるのは、人間関係が優先されて、間違っている方針のような気がするけど、言うとカドが立つだろうと思って意見しなかったとか、自分と意見が違ったので感情的なもつれ方をしたなんて事は、普通の会社でも頻発する事が多く自由闊達な意見交換というのは、言うより難しいと思うんだけど、オレ達3人のカンファレンスは、得意分野の活きた手順提案があるし、適切な修理手順の検討というのが最優先課題だと、3人とも自覚しているので、異論が生じた際も、まったく感情的な起伏を生じさせる事無く、自分とは違う意見を一緒に検討できるという点で、本分から外れていない良いカンファレンスだと思っているからなのです。
 今回、その中のI君の意見で、最も驚かされたというか感心したのは、元々診断と修理の内容から考えた場合、エンジンを降ろす必要は無い内容だったものの、車両に搭載されたままで、診断と修理を実施する場合、正直言って結構面倒で難しい作業になりそうだなぁと思っていたら、「新枝さん、こりゃエンジン降ろしてからやりましょうよ」と言い出したからなのです。
 確かに、エンジンが下りている状態だと、今回のケースは明らかな診断が下せるし、修理についても非常にメリットが大きいので、下ろすに越した事はないんだけど、元々エンジンを下ろす前提ではない今回の作業の場合、結局てこずってエンジンを下ろした場合と同じ時間や労力がかかっても、普通は最初から下ろそうなんて考える事は少ないんだけど、普段担当する事が多い仕事の性格上、オレよりもエンジン脱着に対する敷居が相当低いらしく、最初にそういう提案が出てきたわけなのです。
 もちろん、これは総合的に考えた際に、お客さんにもかなりメリットがある事だし、診断と修理のクォリティも向上するのは間違いないケースなので、そういう方針になって実施したんだけど、不具合とは違うものの、問題点として浮かび上がっていた部分の確定診断と修理について、下ろしたほうがお客さんへの負担も軽減できる事が判明したので、ホントに良かったなぁ〜しみじみ思った一両日でした。

{OO宣言!}
 非常に抽象的というか漠然と書く反面、非常にマジメな気持ちで書いているんだけど、今後、とある事にもっと取組んで勉強し、知識や対処法を身につけ、そして、少しでも普及する活動を少しずつ進めていく事を、ここに宣言します。
 そのための、第1歩として、完全匿名のXさんの協力で、今日初回の勉強をしたんだけど、多少かじっているつもりのオレだったけど、さすがプロの指導は素晴らしいものがあって、今までの疑問が氷解した事や、自分の発想がまだ未熟だった事などがたくさんあって、非常に有意義な勉強でした。
 まだ、具体的な事を書かないのは、Xさんの細かな意向などを確認していないからで、今後色々進めて行くうちに、公表して差し支えない範囲が出て来れば、序々にご紹介するかも知れません。
 なーんかアヤシイと勝手に想像しているアナタ!決して怪しい話ではありません(怪しい事をする人は、なぜか”怪しくない”と言い張るけど、それとはもちろん違いますよ・・笑)
 特に、それを普及させる段階まで漕ぎつける事ができた際には、日誌どころか、HPにもそういうコーナーを用意するかも知れませんから、皆さんも見守っておいてください。
 ちなみに、オレの勉強が成績不良だったりすると、オシオキとして関節技をかけられるそうです(笑・・・ウソ!)
 でも、Xさんは、K1ファイターではありませんので念のため?
 ついでに言うと、普及させたいのも、九州ラーメン遠征作戦なんかじゃありませんよ。(もっとマジメな話です)
11月16日
{良かった!}
 ウチのような場末?な店でも、もちろん色々な職種のお客さんがいるし、それぞれのお仕事の実務経験無くしては語れない話も聞かせていただいたり、メールで教えていただくのは、このショップを運営していて、商売以外の嬉しい&勉強になるポイントの1つです。
 先日商品を購入していただいた方が、某大学の教授という立場の方で、その方のメールの末尾にHPアドレスがいつも記載されていたので拝見すると、普段、オレがマーケティングの講師として、色々な講座で受講される皆さんに話をしている現在の経営側の視点の問題点(だと思っている内容)と同じ部分を研究されており、はげしく同感したので、追伸として触れたら「実際に経営されている方にそのように言っていただき、大変うれしく思う」というコメントもいただいたんだけど、とかく研究のための研究になりがちな教育機関での研究が多い昨今、このように実践的で経営者の多くが気付かない(でも重要だとオレも感じている)ポイントを研究され、しかも月とスッポン(当然、オレはスッポンのほうです)ほども違うオレなのに、「実際に経営〜」というコメントをされるというのは、やはり現場を非常に重視されているという姿勢の現れだと思うので、感動ついでに、その方の著作を読ませていただくべく本を注文する事にしたのです。
 昔から、なぜかそういう事が多いんだけど、仕事をしながら、さらに自分を鍛えるための機会をもらえるのは願っても無い事で、その方に商品を買っていただいた事も嬉しいけど、さらに勉強するチャンスをもらえた事に感謝した1日でした。(オレは、いつからこんなに謙虚になったんだろう??・・・酒のせいかな?)

{宣言その後}
 やっぱり反響が大きかったようです。
 「早く発表したら?」というものから、顔なじみ(メールなじみというほうが適切?)の方からは「またオマエは中途半端な宣言しよってからに・・・オマエの悪いクセやで!」という忠告というか突っ込みのようなメールももらったりしたのです。
 徐々に進んでいった時点で発表する考えには変わりないんだけど、ヒントとしては、オレのキーホルダーにぶら下がっているモノが関係します!(これで、せめて顔を合わす人には、ちょっとしたヒントになるでしょう?)
 ま、キーホルダー見ても、気づく人はきっと非常に稀だと思うので、顔を見たら「キーホルダーを点検します」と、校門の持ち物検査みたいなノリで、ツッコミを入れてみてください。
 ちなみに、もしキーホルダーを見て、オレのこれからやろうとしている活動を見破った方には、「なんぞ」を差し上げます。
11月18日
{プロとお客さんとのすれ違いの誤解}
 いったい何じゃ??というようなタイトルだけど、皆さんの経験として、自分が不安に感じているのでプロにその事を告げても、あんまり親身になって対応してくれなくて、そのプロに対して不信感を感じた事って無いですか?
 確かに、それぞれの方にとっては、プロにお願いしている仕事最大の関心事だけど、仕事として携わるプロにとっては、見方によっては単にたくさんの仕事の中の1つだから、所詮、その程度の認識しか持ってくれていなかったという、お客さんよりの考えができないエセ・プロなのかも知れません。
 しかし、実は、プロとしては、依頼を受けた内容に、お客さんが不安を感じて依頼しているなんて理由がわからない(というよりも、技術的に不安に感じる理由が無いので、不安を持っている事自体さえも想像できない)ので、ひょっとしたら親身な対応をしてくれていないだけで、実はちゃんとした仕事をしているプロなのに、お客さん側から見た場合に誤解しているだけというケースも潜んでいる可能性があるという端的な例を1つ紹介します。

{点滴恐怖症?}
 皆さんは、点滴を受けた経験はありますか?
 オレは、治療がどうのこうのなんて、日誌にも色々書いているクセに、実は幸か不幸か点滴さえも受けた事が無いのです。
 それはともかく、点滴というのはじれったくて、時間がかかるものなのは、経験者であれば皆さん同感されていると思うのです。
 テレビさえも見れない状態で病院の処置室なんかで点滴を始められた日には、最悪の場合、数時間あのチューブの太くなっている部分から、輸液がポタッポタと落ちてくる単調なリズムを、ボケッと見ているしかなくなると思うんだけど、あれって上のパックにたくさん輸液が残っていると、「クソ・・早よ無くならんかなぁ・・・このボケ!」とかなんとか悪態をつきたい気分になるらしいんだけど、残り少なくなってチューブの太くなっている部分よりも下になると、実は結構多くの人が不安に駆られるらしいのです。
 それは、チューブの輸液がどんどん無くなってきて、輸液の残りが腕に近くなってくると、「このまま放っておくと、全部体内に入っただけでなくて、その先の空気まで一緒に血管に吸い込まれるのではないか」という不安に駆られるようなのです。
 血管に空気を入れると、人間は死んでしまうという俗説は、多くの人が知っているようで、輸液が入りきっても点滴セットを、そのまま放置していると、空気が入り込んで死んでしまうとか、ショックくらいは起こすんじゃないかと不安になるらしいのです。
 オレは、最初に書いたとおり実体験が無いので、そういう恐怖というのは感じる事は無かったんだけど、ウチの家族が、弟の点滴が終わりそうな時に、看護師に「すみません、点滴終わりそうなんですけど」と声をかけたのに、看護師の皆さんは忙しかったらしく、なかなか病室に来れなかったので、点滴セットのチューブの太い部分以下に輸液のレベルが下がってきて、見る見るうちに輸液の高さが低くなったら、とっても慌てていたのです。
 その表情には、生命の危険を感じるような表情だったし、そういう状況にも関わらず、声をかけても点滴を止めに来てくれない事にも、非常に焦りを感じているようで、「早く、点滴を止めて」とオレに言ったので、ちょっと考えてみて「点滴が体内に入るのは、拡張期の血圧よりも、高いところに設置している点滴の圧力が高くなっているから体内に入り込んでいるはずだから、輸液の残りが非常に少なくなると、その圧力がかからなくなるので、自然に入らなくなるはず」と答えたのです。
 「だってそうじゃろ、怪我で血管切った時には当然出血するけど、それは外の気圧よりも血圧のほうが高いから出血するはずで、もし外の空気の圧力のほうが高ければ、血管が切れると、傷口から空気を吸い込むはずだけど、そんな光景見た事無いじゃろ? と言う事は、輸液のレベルが下がって、どんどん大気圧に近い圧力になると、自然に血管の中に輸液が入って行く理由がなくなるから、少し輸液が残った状態で止まってしまうはず」と説明したら、「そういえば、何か納得できる」と安心したみたいなんだけど、これって、冒頭に書いたような誤解を生じるネタだよなぁ・・・と思わずにいられなかったのです。

 というのも、素人は、輸液が少なくなって輸液のレベルが下がってきて腕の血管などに近づくと、「輸液が無くなれば、その先の空気が入ってしまって、生命の危険に晒されるんじゃないか」と心配になり、だから「(早く)点滴を止めてください」と、お願いしているのに、看護師は輸液が少なくなって血圧と均衡が取れるレベルになったところで、自然と止まるので何の問題も無いというのを看護学校時代から技術論として知っているので、他に急ぎの仕事があれば、何の疑問も挟まずに後回しにしているはずで、その両者とも、ごく自然の判断と行動をしているつもりなのに、何とその行動で患者や家族は、看護師の対応に不満とか不信感を持ってしまうという、信頼関係的に危険な落とし穴が存在しているケースだと思うのです。
 もし、患者や家族が、空気が吸い込まれて危険になるから止めてと言えば、もちろんそんな事は無いと言うのを否定してくれて万事解決という事になるんだけど、単にそういう不安を前提に、「点滴終わりそうです」なんて言うと、他に忙しいから後回しにされて、対応の悪い看護師という誤解の烙印を押されかねないでしょ?
 これって、理論的に大丈夫な事をちゃんと理解している(プロとしての知識に合格レベルの)看護師だから誤解されるワケで、十分な知識があると誤解されないという一般的な認識とは、まったく逆の現象が生じているのです。
 だから、ウチの家族には「問題無い事がわかっているから、他の急ぎの仕事を先にやっているだけ」だろうとフォローしておいたんだけど、自分の知識を高めれば高めるほど、こういうケースで知識の無いお客さんが抱く不安の背景が想像できなくなるはずですよね?

 というワケで、この事件?を「他山の石」にすべく、自動車業界で感じる、このケースみたいな不安のネタがあれば、是非教えてください。
11月27日
 東奔西走という言葉がピッタリで、午前は西に、午後は東へ作業に出かけてきました。
 午後は、オレの長年のお客さんであるKさんの紹介の方のところへ出張作業だったのです。
 もちろん、お客さんとは初対面。これだけでも小心者のオレは緊張するんだけど、今回は、それに加えて、お客さんがKさんの仕事の取引先の方だったのです。
 これって、オレがお客さんにがっかりさせるような対応をすると、お客さんの信用を失うのはもちろん、Kさんの仕事にまで影響してしまいかねないので、さらなるプレッシャーを感じつつお邪魔したんだけど、お客さんは、とても車を大切にされている方で、しかも車に対して造詣の深い方だったので、3時間にも渡る中腰で前かがみ状態の作業で、背筋がパンパン(翌日に筋肉痛になるところがミソです!)なったものの、こういうご縁をもらって良かったと思ったのです。

 後は、作業と結果にご満足いただけるかどうかにかかっているものの、今回の作業は、理論的には意味があり、世間でのいい加減な風評に基づく作業方法ではなく、理論からちゃんと組み上げた作業手順を構築しているので、他のお店で依頼されるよりも絶対良い自信があるものの、体感でも喜んでいただけるかどうかは非常に微妙な作業なので、それだけは気になるところです。 
11月28日
 皆さんは、大切にされている友人や先輩などが、知らないうちに亡くなられていたという経験はありませんか?
 オレは、日誌にも書いているように、どちらかというと利害関係を超えた人間関係を持つほうなので、直接の接点が無くなっても、何かとお付き合いしていただく人達が多いので、個人的には何度も経験しているのです。
 この日誌でも、以前、同じ学校で非常勤として働いていたカナダ人講師について触れたんだけど、今日はオレの人生の師匠とも言えるHさんのところに、亡くなられて初めてお参りに行ったのです。
 Hさんは、元々オレがディーラー時代の駆け出しの頃(オレにももちろんそういう時代があったのです)の取引先の担当者という、ごくありふれた接点で出会ったんだけど、何が違っていたかというと、自分のところの取扱商品を勧めるばかりの担当者が多い中、他の取引先の扱いで注目され始めている商品を教えてくれて「新枝君(Hさんは、出入りの業者にも関わらず”さん”ではなく、親しみを持って”クン”で呼んでくれてました)も、あの製品は扱ったほうが良いよ」なんて、自分の所の事ばかりじゃなくて、その担当するお店にとって必要な事をアドバイスしてくれる人だったのです。
 でも、そういう人も、これまでの経験の中には、ある程度存在しているんだけど、Hさんは、他のお店の良い点などを教えてくれたり、もっと言えば、言葉でわからない良さについては、自分の営業時間を削って、わざわざ連れて行ってくれたりする人だったのです。
 特に、オレが責任者になりたての頃、丸1日、アチコチ連れまわしてくれて、それぞれの観察ポイントや店内だけで判断できない事についても、意見を述べてくれて、まさに自分の会社の先輩だって、そこまでしてくれる事は無いような事まで、やってもらっていたのです。

 さらに言えば、当然色々な困難もあったと思うのに、いつも平気な顔して前向きに取組んでいる姿は、まさに人間国宝級の存在で、Hさんに言葉で諭してもらったわけではないけど、Hさんの生き様を見ていると、世の中の多くの人間関係って、単なる利害関係だけど、Hさんの人付き合いは、間違いなく本物の(利害に関係ない)人間関係だなぁ〜、こんな人間関係を築ける事が大切なんだなぁと、手本にさせてもらうには充分すぎる素晴らしい生き様を見せてもらう事ができたのです。(ちなみに、Hさんは、仕事実績もバッチリでした)
 そうした、素晴らしい手本にさせてもらっているHさんが、去年入院したのです。その際も、パソコンを離さなかったので、時々やり取りしていて闘病中というのを知っていて、1度退院した時も、ウチに遊びに来てくれて、その時の本題だけでなく、ホントに色々な話をしたんだけど、今後も何度か入退院は繰り返さないといけないと言っていたので、「友人で同じ病気を持っている人がいるので、オレも細かな事までよく知っているから、大変だと思うけど、長い目で病気と付き合って行こうね」と言って別れたのです。
 その後、何度かメールでのやり取りがあったものの、顔を合わすことが無かったんだけど、先日メールしたらエラーで返って来たので「プロバイダー変えたんかな?」と思って携帯に電話してみると、息子さんが出られて、しばらく前に亡くなられた事を聞いたのです。
 いずれは、そういう事もあると覚悟していたものの、あまりにも急な転帰でビックリして一瞬言葉を失ったんだけど、葬儀に参列できなかった償いに「ご仏前」でもお届けしたいとオレの気持ちを伝えて、後から奥様から電話をもらって、「もし、ご迷惑でなければお越しください」と言っていただいたので、今日お邪魔したというワケなのです。
 奥様にも、以前お会いした事があったんだけど、奥様はHさんからオレのいろいろな話を聞いていらしゃったみたいで、オレの事も覚えておられたみたいなんだけど、仏前に手を合わせて、これまで書いたようなHさんのエピソードや、どれだけ良い影響を自然に与えてもらった方だったかをお話してきたのです。
 仏壇に置かれた写真には、「あぁ、これこそHさんの自然で、和やかな笑顔だ」と思い出せる最高の笑顔の写真が飾ってあって、奥様ともども「この笑顔、最高ですよね」と言ったけど、今後も、Hさん一家を温かく見守っていくつもりです。
 だって、それくらいの事はしないと、これまで長年に渡って受けたHさんの思いやりを利息分どころか、本体の思いやりさえもお返しできていないから、オレにとっては、当然そうするべき事なんです。

 という事で、残念な事に葬儀さえも参列できなかったのに、ご家族のご配慮で、少し後悔しなくて済むように今日という時間を作ってもらったのは本当に良かったと感謝しているんだけど、人が亡くなる時って、家族が中心に連絡をしなければいけないけど、十分に連絡先を検討できる余裕は無いのは、喪主になった経験をお持ちの方なら、よくご存知だと思うのです。
 そこで、ご本人が希望されていたら、何か他の手段で、情報が提供されるシステムが、いつも欲しいと思う新枝です。
11月30日
 今日、お客さんのリクエストで異音の診断をやっている最中の出来事です。
 エンジンルームの中の異音がどこから発生しているか特定でき、ホッとした瞬間に、一旦自宅に戻られていたお客さんが車のあるところに戻ってきて、ボンネット越しにオレに声をかけたので、振り返ったら、「新枝さん、何それ?」
 まぁねぇ・・・・首にかけているものを見たら、不思議に思ってもおかしくないとは思いながら、「これは音を聞いて、どこから異音が発生しているか絞り込むための道具なんですよ」というと、「へぇ、目的も格好も聴診器みたいじゃない」とビックリされていたのです。
 確かにそのとおりで、まさに耳に装着する部分から、途中で1本のチューブになるところまでは聴診器と何ら変わらないもんねぇ。
 ただ、その先は、全く違っていて、1本の金属棒になっていて、その金属棒の先端を異音が発生していると思われる部分に当てて音を確認するのです。
 それで、その周辺にも当てたりしながら、異音の発生個所と音の種類による原因を特定するんだけど、オレの昔からの持論である「目的が同じものであると、必然的に構造は似通ってくる」という典型的なサウンドスコープという道具なのです。
 昔は、同じ事を、ドライバーの長いものを片耳に当てながら確認するという作業が一般的だったんだけど、エンジンルーム内というのは、狭くて周囲を囲まれているため、反響音も大きく、この方法で絞り込むには、かなり経験が必要なケースもあるので、オレは昔から聴診器を元にした診断器具が必要だと思っていたのです。
 ただ、当時考えていたのは、このサウンドスコープのような構造ではなく、モロに聴診器を使おうと思っていたのです。
 それは、まず指向性があり、両耳を塞ぐ構造の聴診器を使う事で、反響音などを除外して、大まかな位置を絞り込み、その後にドライバーを使用して診断しようという考えで、「診断器具として聴診器買ったらいけませんかねぇ?」と上司に聞いたら、あっさり却下されたんだけど、その数年後に、メーカーが設置している高度診断施設に行ったら、しっかりと現行のサウンドスコープが備えられているのを見て、「あ、オレのアイデア・・・・アイデア料よこせ!」と暴れそうになったのです。

 ちなみに、あくまでも個人的意見に過ぎないけど、「対象は人か車かの違いがあっても、診断するための道具や手順は、同じ考え方に基づいているべき」という、もしかすると先進的な診断・治療を行われているドクターが聞かれたら気を悪くされかねない不遜な考えを持っているんだけど、そういう意味で医療を観察すると、とっても参考にできる手法や器具が多くて、色々器具を導入したいと願いつつ、自動車業界の後進性?に、いつも却下され続けていて、後年、さっき触れた、メーカーの高度診断施設に導入されているのを目撃して、「またオレのアイデア取ったな〜!」と暴れる事は、サウンドスコープだけでなかったのです。
 他にも、内視鏡も導入されていたのは、たしか過去の日誌でも多少触れていると思うけど、これだって、エンジンヘッドを降ろさずに、ある程度の診断ができる(医学的には”非観血的”という表現だと、関係者の方々には理解してもらえるでしょう)し、ダッシュボード内部での問題だって楽勝なのです。

 今日、夕方にメール対応をしながらニュースを見ている(聞いている)と、カプセル状の内視鏡が、ほぼ2年で一般医療に使用できるように実用段階に入ったという報道だったんだけど、点滴さえ経験していないオレにとっては、想像の域を出ないけど、今の内視鏡を飲まなくて良くなれば、検査は楽だろうなぁと思うのです。
 だって、カプセル飲むだけなら、薬飲むようなものだもんね。
 補足すると、この移動可能なカプセルは、内視鏡タイプだけでなく、目的の場所に薬を運んで、集中的にそこに注入する事ができる、DDS(ドラッグデリバリーシステム)の権化のようなタイプもあるようなので、今後、これが一般的に使えるようになれば、ピンポイントで強力な薬剤を投与できるので、効果が顕著になったり、副作用を低減できるという願っても無いシロモノです。

 おっと、脱線日誌の話がさらに脱線してしまったけど、というわけで、夢のようなカプセル型の内視鏡(当然ディスポでしょうね?)が普及したら、現在の内視鏡は、お役御免になるはずなので、その時には、病院経営されている皆様、是非、診断技術の向上と、ユーザーの金銭的負担の軽減のために、ウチに現行の内視鏡を寄付してください。m(_ _)m
12月4日
 以前から感心している職人芸はいくつかあるんだけど、その中の1つに、JRなどの運用ダイヤを作成する人がいるのです。
 これは、いわゆる世間で認識されている「ダイヤ改正」などの表現に出てくるダイヤに合わせて、車両の運用と乗務員の運用を計画する人の事なんだけど、車両の運用と乗務員の運用は、休憩時間や労働時間の関係もあって同一じゃないので、別々の部門でそれぞれ作成するとは言え、あれは大変な仕事だと感じているのです。
 さらに、職人芸を見せつけられるのは、そういう運用ダイヤどおりに運用できなくなった時で、例えば台風や事故によって列車の運転打ち切りや遅延が生じた時に、どの列車を運休にするか、どの列車をどこで折り返しにするかという変更を、天気予報や事故の現場検証の進捗状況をにらみながら作成して、それに合わせた乗務員運用計画をすぐに用意するというのは、容易じゃない話だと常々思っているのです。

 何で、こんな話をするかというと、今日は、2台の代車+オレの車、4台のお客さんの車の納車や引取りという総勢7台のミラクルな運用で、またもや東奔西走しながら仕事をこなせるように、まさに走り回るべく昨夜、完全無欠のスケジュールを準備したのです。
 ところが、その中のお一人のお客さんの都合が悪くなられたので、用意していた作戦を白紙に戻して、もう1度作戦の練り直しになったのです。
 すべての内容は同じなんだけど、順番が変わるだけで全然状況が変わってしまい、色々考えた末に、1ヶ所に「徒歩40分」という手段を入れる事で、何とか変更ができて、7台+足2本で、無事に仕事をこなせたのです。
 お客さんから預かった車は、もちろん色々な意味で極力リスクを排除しなければならないので、必要な最短距離になるように、また当然の事だけど、お客さんの車で移動中に、別の仕事を済ませるような動きを排除できるように考えていくと、手元にある代車を一旦協力工場に運んでおいて、後でもう1度取りに行かないといけないなど、面倒になる点も多くて、まさにルービックキューブをやっているような気分になるのは、きっとお解りいただけますよね?

 でも、全てが無事に完了して良かったけど、JRの運用変更をされる担当者の方、こういう場合の考え方の必殺技、ゼヒゼヒ教えてください。
12月12日
 師走の語源を考えると、ホントに納得です。
 こちらの本業だけでなく、講師としても仕事をしているオレとしては、時間を縫いながら、この2週間に車検も6台、板金や、出張作業もこなせているのは、ホントに皆さんの協力+温かい配慮あっての事だと感謝してます。
 ようやく、超過密スケジュールの峠を越え、少しずつ落ち着き始めたけど、ウチみたいに、「安さ」や「速さ」を売り物にしているわけでない車検なのに、年々ご利用いただく方が増えてきて、ホントにありがたい限りです。(しかも遠方の方も少なくないし)

{OO宣言その後PART2}
 11/13の日誌で内容を公表しないOO宣言を行って、オレの行く先、行く先で反響が大きく、学校時代以来、久々に「持ち物チェ〜ック!」とか言いながら、キーホルダーを点検させていただきますと突っ込みを入れられたのも6回あったんだけど、ここで中間結果を発表しときます。

*キーホルダーを見て、気づいた人(6名中)1名(正答率16.7%)
 ちなみに、気付いた方は、オレが講義を担当している厚生労働省主管の講座の受講生だった方で、気付いた理由は、そのヒントのキーホルダーに関する元の業界人だったからで、オレがこんな事をさらに勉強して、できればこういう形で普及できるようにしたいというと、「じゃ、先生(オレの事です)シッカリ勉強してもらって、私にもちゃんと教えてくださいね」と言われた。
 担当する分野が違っていたとは言え、元のプロにそんな事教えるなんて・・・と小市民のオレは尻込みしたんだけど、これは、当てたんだからノルマだそうです。(そのかわり”なんぞ”はナシ!)

*キーホルダーを見ていないで、オレの事を知らない人(残念ながら正答率ゼロ)
 そりゃ、無理も無いですよね。
 宣言自体に、中身が書かれてないんだから・・・
 それで当てたら、アナタはまさに異星人!

*キーホルダーを見ていないけど、オレを知っていて推測した人(正解1名)
 これは、オレがビックリした。
 何でわかるのアナタ!って感じです。
 前から思っていたけど、「まさにアナタは異星人!」と称えてあげたい気分で、約束どおり”なんぞ”を差し上げる予定だけど、残念ながら、今すぐに”なんぞ”を差し上げる事はできません。
 でも、来るべき時が到来して、「あの時の”なんぞ”」ですって、送ったりしたら、きっとビックリするだろうなぁこの人! ホントいろいろな意味でね。

 ん?それ以外の方には、余計わからん話になってしまいましたか?
 ちなみに、追加のヒントとしては、キーホルダーに、もう1つ装備が追加されました。
 その装備の形は、クルマ屋さんらしく、車のエンジンのスパークプラグと同じ形をしているんだけど、もちろんプラグとして使うわけではありません。
 最初に装備したものと、このプラグ形状のモノは、オレの普及させたい技術に最低必要な基本的なツールです。(ピカッ!)
 いくつかの機会には、少し紹介したら、「そういうのが勉強できるなら、いつか受けてみたい」という方もいらっしゃいました。
 皆さんの反響をお待ちしております。
12月16日
 皆さんもニュースでご覧になっていると思うけど、マツダの本社工場(U1ライン)が火事で8000m2も燃えたようです。
 個人的には、よく知っていて、頻繁に横(敷地内の工場建物のそば)を通っていた工場だけに、「あの建物がなぁ」と思わずにはいられないのです。
 マツダには、本社工場と言われている宇品地区、もう1つ昔の工場で、いわゆるマツダ本社新館のすぐ近くにある昔ながらの工場(社内的には区分のため渕崎工場と呼んでいます)、そして山口にある防府工場というのがあって、それぞれのイニシャルを使って宇品の場合はU1、U2、U3、渕崎はF1、防府はH1、H2と呼んでいて、U2は数年前に閉鎖しておきながら、中国大陸への工場進出計画が大きく立ち遅れてしまったために、再開させた日誌でも登場している工場なのです。
 最近は、ラインアップや工場設備の更新によって、大きく様変わりしてしまったので、状況が全然違うんだけど、オレが関係していた頃は、U1がもっとも多くの車種を生産していた工場でした。
 TVの中継を見ると、工場から結構離れているウチの近くの消防派出所の消防車まで派遣されていたようで、その規模の大きさに、オレもビックリしていたんだけど、塗装行程部分の焼失と言っても、その前後の設備も、消火作業で機械はアウトだろうから、間違いなく数ヶ月は生産できないだろうなぁ・・・と思わずにいられなかった。
 今回の火事は、マツダとしても、協力工場としても、大変なニュースだと思うけど、U1で生産される生産待ちの車が、年内に納車される予定だった方々には、ホントに大きなショックだと思うので、そういう方々へのお詫びの言葉も記者会見で一言欲しかったなぁというのがオレの感想でした。

 しかし、忙しいと雑然とするディーラーの工場と違い、メーカーの生産ラインというのは、非常に整理整頓されているし、ましてや2階の通路から出火というのは、工場内部を見た事のあるオレからすると、腑に落ちない話です。(個人的には、少し考えている背景があるのです)
 さすがに、憶測だけでここに書く事はできないんだけど、色々背景を考えずにはいられないニュースだったので、真相の解明を皆さんと一緒に見守ります。
12月27日
 あっと言う間に年末です。
 例年、クリスマスを過ぎると、どどーんとヒマになるので、今年もそういうつもりでいたんだけど、年内に入荷しないという情報があった商品が大挙入荷する事になって、慌てて出荷に追われているんだけど、年内にお届けできる事になって、オレとしても良かった!というのが正直な気持ちです。

{イニシャル”O” その1}
 まずは、ドンキホーテの連続放火事件は、ヒドイ話ですよね。
 早く解決して欲しいとオレも願っているんだけど、皆さんもご存知のように、ドンキホーテは消防署などから、先日の監査でも216件の改善勧告を出されていたと報道されていたのです。
 この報道を聞かれると、皆さんの印象として「あの陳列じゃ問題だらけだろうなぁ。やっぱりドンキホーテは悪い」と思われても不思議じゃないと思うのです。
 実際問題としても、消防法に違反する行為は、当然良くない行為なので、そういう印象自体は悪い事ではないんだけど、じゃ、ドンキホーテ以外は問題無いのかというと、全くそうではなく、例えばカーショップのほとんどの店では、違反していないような店舗は無いだろうなぁ・・・というのが、個人的な印象です。
 実は、エンジンオイルなどの保管についても消防法で定められているんだけど、その保管方法も油庫としての要件をクリアして、揮発したものを排気できる設備を備えている場所で、限られた量だけしか保管できないのです。
 言い換えれば、店内のオイルコーナーのように、ズラリと陳列されているオイルは、保管方法も保管量も違反なので、あくまでも個人的な印象だけど、量販店、ホームセンターは、限りなく全店舗に近い店舗数で違反があるのです。
 これは、単にオイルの陳列に限って書いたけど、他の項目も含めると、消防法に抵触しない量販店(カーショップに限らず)は、極めて少ないというのが現実で、だからと言ってドンキホーテの防災対策不足が許されるわけじゃないし改善を怠ったのは大問題だとオレも思うけど、、ドンキホーテだけの問題ではなく、販売業の多くの店が抱える問題として、皆さんもニュースを見てください。

{イニシャル”O” その2}
 か〜なり前に日誌に書いたネタの結果報告というか、誌上を使用しての業務連絡?みたいなものです。
 ネタのイニシャルが”O”なのではなく、報告するべき相手の方のイニシャルが”O”さんで、何度か日誌にも登場している人なんだけど、このソバマニア?のOさんに、9月頃に調査を依頼されていたソバの店の名前がわかったので報告です!
 Oさんが、言ってた安佐南区のAシティ周辺のソバ屋は、恐らく「扇」だと思います。
 ここは、Aシティの交差点の手前を左折して住宅街と思われるエリアにあるそうです。(月曜定休、昼のみ営業)

 もう1店、せっかくなので、これまでの好意に感謝の意味を含めて、紹介すると、広の「饕餮庵」(とうてつあん)も、オレの仕事の関係者の方から紹介されているので、是非、遠征してみてください。
 両店とも、オレはまだお邪魔していないけど、美味かったら何らかの方法(勤務先からノロシをあげてもOKです!?)で教えてください。

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