トワイライト裏業務日誌 | 2003年9月・10月 |
9月8日 |
8月はヒマというのが業界の定説なのに、結構忙しく過ごさせてもらったのは、ホントに皆さんのおかげです!(またまた感謝!) 先月の25日にラーメンを食い倒し(ウソ。メイクバトルコンテスト地区予選)に博多にファッション系の専門学校生を連れて行って、見事全国大会への出場権を獲得した話は紹介したと思うけど、昨日その全国大会が東京で開催されて、我らがIちゃんが、なんと特別賞をゲットしてきました!(ビバ!) Iちゃん本人からもメールが届いたので、それを読んだオレは、ホントに個人的な支援としてでも博多に連れて行ってよかったと感慨に浸ったのです。 ちょっぴりだけ手前味噌になるけど、Iちゃんが費用的な面であきらめ気味に、オレに相談して来なかったら、博多に車で連れて行くなんて話の展開にはならなかった可能性大だし、そうだとすると今回の栄誉にも浴さなかったに違いないのです。 ちょっとだけ残念な事があるとすれば、本来学校のシステムとして何とかできるべきで、博多についても実際は個人的支援だったのは、満点とは言えないものの、ここの学校は、少なくとも個人的支援の足を引っ張ったりはしない学校だという点では、とっても良い状況なのです。 オレは、「うそぉ、車関連が本業なの?」っていつもビックリされる、スポットで担当する”にわか講師”に過ぎないけど、教育担当者というのは、あくまでも教育を受ける者を手助けするのが最大の使命なのに、過去のシステムを引きずっているくらいならまだしも、自分達の保身のために、教育を受けるものの足を引っ張ったり、可能性を平気で潰しているケースがとっても多いのは、いつも心を痛めているので、こうやって、もっと踏み込んであげることで自信や可能性の拡大につながるのは、実に利害を超えた喜びなのです。 しかも、「お土産買ってきて学校の冷蔵庫に置いているので、早く取りに来てね♪」だって。 うれしい事を言ってくれるじゃないですか! マッハで取りに行こうっと!? {トワイライト ウラ用語辞典「軽油」} 皆さんは、ここで用語辞典として触れなくても軽油くらい知ってますよね? ところが、長い間業界人だった某ディーラーの女性社員(もちろん自分でも運転してます)のXさんも知ってるつもりだったのが、やはり「知ってるつもり(知ってなかった)」で、それを聞いたオレは、あまりにもおかしくて抱腹絶倒だったので紹介します。 このXさんは、先日軽油の正体を知ってビックリしたらしいのです。 何をビックリしたかって? 彼女は、長年軽油というのは「軽自動車用の燃料」だと思っていたらしいのです。 ま、漢字を見れば、気持ちはわからんでもないけど、業界人としてそりゃないでしょう!?ってカンジです。 発覚しなかったのは、これまで普通車しか乗っていなかったので、トラブルが生じなかったからなんだけど、軽自動車に買い換えて、セルフで給油なんてすれば、きっと大騒ぎしたに違いありません。 まさか、このネタを読みながら「ギクッと」した方はいませんよね??(と、プレッシャーをかける) |
9月9日 要メンタルトレーニング!? |
9月9日と言えば、菊の節句だなんて誰が言ったのか?と言いたくなるような天候で、菊じゃなくてカキ氷の節句?にでも変更してもらいたいくらいだけど、今日の作業予定が、意外にサクッと終わったので、自分の作業の腕にホレボレしながら(ウソです)、ボウリング場に乗り込んだのです。 すると、平日午前中にもかかわらず、二十歳前後の女のコの集団が大挙してボウリングをやっているのです。 なんか、いつも接している専門学校生達のキャラに近いよなぁ・・と思いながらスコアのモニターを見ると、オレは行っていないものの、オレが受け持っている専門学校と同系列の学校のボウリング大会でした。(どーりで、同じようなニオイがする集団だと思った!) それを横目に見ながら、オレもゲームをはじめると、かなり久々に行ったボウリング場ではあるものの、ヘロヘロみたいなスコアで、どうにもこうにも、スコアがまとまらないのです。(何しろ120前後!・・は・恥ずかしい) マイボールをお持ちの方やフックやカーブを投げる方ならお解りだと思うけど、普段と違うボウリング場に行くと、レーンが滑りやすいとか、滑りにくいとか、奥のほうで動くとか動かない、果ては、投げるまでの区間(アプローチ)の滑り具合などで、大きく調子が変わったりするのはご存知だと思うものの、今日は、なっかなか修正が効かないのです。(こういう苦労は、ボウリング場のボールを普通に投げる時には、あまり感じないもので、オレも昔はそんな違いなんて感じたことはありませんでした・・by元、違いのわからないオトコより) そうこうするうちに、あっというまに3ゲーム目に突入し、それも恐ろしい事に5フレームまで終わって、同じようにスコアは超低空飛行の52(要するに100点ペース)。 「こりゃ散々じゃ・・・」とあきらめていた時に、その専門学校生集団が、ボウリング大会を終えて帰ったのです。 個人的には、オレの後を通過する時に、52点なんてスコアをみられるのは、まさにトイレでの姿を見られる並みに恥ずかしかったので、「あぁ。知らない学校で助かった!」なんて思ったんだけど、なんと6フレームからストライクとスペアばかりのノーミス(ストライクじゃなかった投球も9本倒しているし、コース的にもストライクになっておかしくなかったのです)で、終わってみると162まで挽回していたのです。 そこで、今日一緒にボウリングをやったXさん(昨日のXさんとは別人)のキツーイ一言が「はは〜ん、おねえちゃん集団がいなくなった瞬間に、スコアがまとまるようになったという事は、そうとうあっちに意識が飛んでいたんじゃね」だそうです・・・う〜〜濡れ衣だけど反論できんわ、このはっきりしたスコア!? オレが、7月に自己ベストを更新した時も、相当すいていたボウリング場だったから、苦し紛れに「いやいや、空いて静かになったからに違いない」と弁明してみても、全く信用されてない視線でした。(トホホ・・・) というワケで、オレには騒がしくても集中できるメンタルトレーニングが必要なようです。 え?メンタルトレーニングよりも、ヨコシマな心を何とかせい!って? そんな心は、1ミクロンも持ち合わせていない品行方正の新枝です。 {思いあう心のキャッチボール} ボウリングがメロメロだからというワケで野球に走ったワケではありません。 昨日の日誌で紹介した特別賞ゲットのIちゃんから昨夜メールが届いて「お土産買ってきて学校の冷蔵庫に置いているので、早く取りに来てね♪」と言われているのはリアルタイムに日誌に書いたけど、ボウリングと商品の出荷前の間に、速攻でファッション系の学校に寄って来たのです。 挨拶もそこそこに冷蔵庫に突撃してみると、「空飛ぶ巨大ドラ焼き」という羽田名物?のお土産で、お好み焼くらいありそうな大きさだったのです。 Iちゃん達の気持ちがこもっているんだから、このくらいの大きさを退治するのはカンタンだけど、個別にお土産を買ってきてもらったのはオレだけだったので(実は、これにはちゃーんと理由はあるのです)、そこにいた他の先生にもおすそ分けして、巨大ドラ焼きの半分だけ(それで十分?)いただきました。 アンが和風の餡と違って美味しかったので、うれしさも倍増したんだけど、博多のきっかけを作った事、東京へ行く時に、それぞれに短い手紙を渡して励ました事+アルファ(これはナイショ!)を喜んでくれて土産も買ってきてくれたり、美味かった事をメールで知らせると、またまた喜んでくれるというのは、お互いにプラスの気持ちを持っているキャッチボールだと思うので、本当に大切にしたい事だと思っているのです。(特に、今のような時代だからこそ) 皆さんも、今まで以上に良い波動を与え合う人間関係を作られてはいかがですか? え!そんなキレイにまとめてボウリングのヨコシマな心を誤魔化そうったってそうはいかないって!? 否定できない、スコアが悲しい新枝です。 |
9月10日 |
今日は、朝から出張作業の予定だったんだけど、ここのところ広島は、完全に夏モードの天気(ただし、夏モードだけあって、9月でもシッカリ夕立はあるのです)で、油断していたら昨日の夕方の天気予報で、明日(今日)は天候が不順(ちなみに不純なのは、皆さんです!?)だと予報されてビックリ! 幸いにも11日には作業の予定が入っていないし、その時点では11日は晴れだというので、状況によっては翌日に順延の可能性と、その場合の手順などを打ち合わせて、夜、爆睡モードに入ったのです。 若い?オレは、やはり睡眠時間がたくさんいるものの、気になるのか朝6時に目がさめてみると、豪雨+カミナリという最悪のシチュエーション。 こりゃ、酒でも飲んでグータラするべ!(冗談です)と思いながら、完全に前日から作業手順を予習して気合いを入れていたのがスッカリ抜けてウトウトしていたんだけど、7時半頃に完全に小降りになって8時には雨が止んでいたのです。 しかし最新の天気予報を見ると、60%の降水確率で、何と予備日の11日まで天候が不順になっているのです。(台風の前方の雨雲の影響か?) こりゃマズイわいと思い、ピンポイントの天気予報をチェックしてみると、なんと作業場所のピンポイントでは、9:00〜15:00までは一応0ミリの降水確率なのです。 信じるものが救われるかどうかは何とも言えないけど、前後の予定から考えても、何とか今日作業しなければ、お客さんにも迷惑をかけかねないので、完全に抜けた気合いを瓶詰めにして、ダメ元で多少小降りになる道中を「疑心暗鬼」のカタマリになりながら目的地に到着するとシッカリと雨が止んだのです。 曇りと言いながらも、汗かき選手権ではメダリスト確実なオレは、スポーツタオルをバッチリと湿らせながら作業がほとんど終わったその瞬間(と言ってもいいくらいのタイミングでした)に、雨が降り出したのです。 というワケで、日頃の行いの良いオレに、お天とうさん(最初変換したら”汚点倒産”になった・・・)も味方してくれたと、鼻高々な1日でした!(ホントに行いが良ければ、前日から悩まずに済むような天候になるはずだという突っ込みはカンベンしてください!?) |
9月15日 |
皆さんには、不思議な事が続いていて、首を傾げていたら、後で考えもしていなかった事が発覚して、すべてがサスペンスのドラマみたいにつながったなんて経験はありませんか?(え?ダンナの浮気発覚?そりゃシャレになりません) オレの不思議は、2日前から始まったのです。 この日誌と言えば、「平成お気楽社員Tさん」のキャラは欠かせないけど、そのTさんとの約束をするときに、Tさん曰く「14日もしくは15日でどうですか?」という連絡があったのです。 このTさん、キャラは普通じゃないものの、勤務形態はいたって普通で、土日が休みなのに、14の日曜はともかく、15の月曜が候補に挙がるなんて、きっと休日出勤があったんだろうなぁと、珍しいケースだと思いながら、15日で決定したのです。 次は昨夜遅くの話で、オレの専門学校での教え子でもあり、ウチのお客さんでもあるFちゃんが電話してきて、「今年の冬もスノボに行く?行くんだったら連れて行って欲しいんだけど・・+教えて欲しいし」と言うのです。 ま、オレはきっとスノボというスポーツを見つけたのは、日本ではきっと相当早い部類に属するはずだけど、やらないウチにブームになったから意地を張って!?スキーに専念しているものの、「連れて行くくらいは構わんし、基本程度は教えてやるけど」と言うと、「じゃ、道具を見に行きたいから、また今度時間がある時でいいから、一緒についてきて」と、実に気の早い話をし始めるのです。 まだ汗だくの季節という意味でも気が早いけど、やったことも無いのに、いきなり全部揃えようとするなんて、やってみて自分にはムリだと思ったらどうすんの?と思いながら、それを言ったけど、Fちゃんの友達のRちゃんは、全部揃えてから初めて行ったそうで、どいつもこいつもチャンレンジャーやなぁ・・とビックリしたのです。 ま、それはいいとして、今度と言っているクセに、「明日が休みなんだけど」だなんて言うので、(また今度なんて言ってるクセに、明日が休みだなんて、ホントは勝手に盛り上がっているんじゃんか?)と思いながらも、Fちゃんは、時々当番で土日に出勤して平日に代休となるから、明日はそういう休みなのかと納得していたもののTさんの予定などでFちゃんを連れて行くことは不可能だったのです。 そして今日。 まず、朝9時過ぎてから、Oさんから携帯のメールが届いた。 このOさん、オレを凌ぐ”メル魔”なんだけど、仕事中はメールなんてしないのに、始業時間を過ぎてのメールとは、「コイツ仕事サボっとるじゃないか」とチョッピリお仕置きモードになりつつも、マジメ?だけがとりえのオレは、仕事優先!と思いながら取引先に電話したのに、電話に誰も出ないのです。 珍しいなぁ、休み明けでみんな手が回らないのかなぁと、最近入社したYちゃんの慌てぶりなどを想像しながら何度電話しても反応なし。 ん〜、社員旅行だなんて聞いていなかったし、まさか倒産?と思いながらも、Tさんとの約束時刻が近づいてきたので、しょうがないなぁと思いつつTさんを迎えに出発したのです。 予定どおり到着して、Tさんに開口一番「何で平日が休めたわけ?」というと、Tさんは、すかさず「何を言うとるんね、今日は祝日でぇ〜」と言い放ったのです。。。。 あぁ! すべてが納得できた今日この頃です。(むなしい・・・というか恥ずかしい) |
9月21日 |
今日のネタじゃないので、日誌に書くのは、ホントを言えば微妙なインチキになる話だけど、ちょっと前にタイヤ交換をしたときの話。 お客さんのMさんには、昨年そのタイヤを買ってもらって交換したんだけど、当時は、まだ例のスーパーパフォーマンス・タイヤチェンジャー”千手観音号”(長ったらしくてスンマセン!)の扱い(特に裏ワザ)に慣れていなかった事と、悪名高き某タイヤの悪いクセ(ま、悪名高いから悪いクセなのは当たり前なんだけど)で、古くなると外しにくくなるという傾向で、少し苦労した思い出のタイヤ交換作業だったのです。 ついでに言えば、通常の場合と違って、いわゆるカーショップなどで販売しているようなタイヤ幅に対して幅が広めのホイールではなく、オレも昔からのレクチャーの影響か、タイヤ本来の最も望ましいホイール幅を選択されているので、さっきのような条件と重なって、しかもホイールの内側の引っかかりの形状によっては、たまにタイヤをホイールから取り外す作業が”ドツボ”になる事があるのです。 その苦い経験を活かすべく、1年半近く、オレは、最後の手段の「力技」でひねくれた?タイヤをねじ伏せる事もできるべく、日々精進してきたわけです。(何の事は無い・・ボウリングなどで腕が太くなっただけなんだけど) そして、Mさんのタイヤを1本交換する事になったので、当時と違って千手観音号を十分に乗りこなしているテクを如何なく発揮するべぇ!と期待と不安を交錯させながら作業に取り掛かったのです。 ところが、タイヤがあまり劣化していないどころか、以前のタイヤと違って、ビード部分を落としても落としても、スパッと元に戻るのです。 これも、元に戻さないコツがあって、それで作業者が手馴れているかどうか作業を見るとよくわかるんだけど、幅の狭いホイールの悲劇で、元に戻るとタイヤのゴム反力で、チェンジャーの爪にかけようと思っても、4本全部を掛ける事ができなかったワケです。 手でタイヤを握ったくらいで何とかなるものじゃないので、再度降ろして、ビードを落としなおそうと思っても、状況に変化なし・・・思い余ったオレは、爪に掛けるタイミングで、タイヤ越しに上からチェンジャーに抱きつき、思いっきりタイヤごと抱きしめてやったのです。 最初イヤイヤをしていたタイヤ&ホイールは、ついにオレの熱い熱意?に負けて無事爪がかかり、後はサクッと交換したんだけど、腕力が増強し、それを効果的に使ったのが、今回の”チェンジャー抱きしめ事件”しかないというのは、抱きしめたい相手がゼンゼン違うんじゃないか!と心の中だけでなく、ホントに叫びたいよーな話でした。(はっはっは) というワケで、今後も精進(単なるボウリング?)を続けていくオレの腕力君の熱い抱擁を受けたい相手がいれば、是非紹介してください!? ただし、「とってもキュートでスレンダーな相手が新枝さんの熱い抱擁を受けたがっているので、今度連れて行ってもいい?」なんてメールを喜んでいたら、相手の名前がBSポテンザRE-01の215/35R18で、ウエストがキュッとくびれているというのをウハウハなんて思っていたらホイール幅が狭くてサイド部分がキュッとなっている6.5インチというような話だったなんて、今回のトークを更にオーバーにするようなネタはブッポンです。(でも、仕事としては喜んでお受けします・・・かな?) {本日の唯一マジメな話} ここまでを読まれたら、ホンマにアイツはアホじゃないかと思われかねないので、ちょっとマジメに書く事にするんだけど、何でMさんが1本だけ交換する事になったのかというと、その発端はパンクなのです。 タイヤのパンク自体は、わざわざここで取り上げるような話でもないんだけど、かかりつけのディーラーで修理を依頼すると、車をクイックリフトで持ち上げてタイヤを外さずに、パンク修理材のみ充填したという説明だったそうです。 ところが、後日空気圧の低下に気づいたMさんは、そのディーラーに行ってみたところ、漏れていたので、同じように再修理したという回答だったそうで、その時に、申し訳ないというような言葉もなかったと、温厚なMさんにしては珍しく気分を害していたのです。 ついでに言えば、パンク修理材の充填じゃなくて、別の方式で修理して欲しかったのに、ウチには他の修理方法はありませんという回答だし、ちゃんと漏れが無いかどうかのチェックさえもしようとしなかった(2度とも)事、さらには、前回の車検時のトラブルなどもあって、「もう、あそこはかかりつけじゃない」と絶縁宣言までしていたのです。 それが、2度あることは3度あるという例えじゃないけど、また漏れてきたので、オレのところに相談があって、「状況によってはタイヤを外して、十分に別の方法で修理可能かも?」と事前の相談をしていたものの、構わないので交換して欲しいというリクエストで、熱い抱擁付きの交換作業になったワケなのです。 ところが、熱い抱擁は置いとくとして、外してみて発覚したのは、パンク修理材の充填による修理ではなかったという事実なのです。 穴に外から差し込む修理法はいくつかあって、その1つ(昔からある修理法の1つなんだけど、これの欠点は熟練してないヤツが修理すると漏れやすいという致命的な欠点を持っている修理法)で、修理する際に使用するネチャネチャの部材の一部がタイヤの中に脱落して転がっていたのです。 この修理法は、オレもかなり経験していて、そのクセはわかっているほうだけど、とても修理後にタイヤを水につけて漏れ点検をせずにお客さんに返すなんて怖くてできない修理法なのに、タイヤを取り外すのを面倒がって、リフトアップしたまま差し込んで空気を入れてオシマイにしていることや、フロント担当者が実際の現場での修理法を把握していなかったという2重のミスが重なっているという、たかがパンク修理とは言え、お粗末な話だったのです。 最近、人員合理化やリストラなどで、現場とフロントの知識や技量のズレが顕著なディーラーの話をアチコチから聞くんだけど、これもその一端を顕す事件だったので、皆さんも十分に注意してくださいね。 |
9月26日 衝撃走る・・・ |
まず、今朝の地震の影響や被害に遭われた皆さん、心からお見舞い申し上げます。 北海道にとって、今年の夏は災害続きで大変で、本当に大変な思いをされていると心中ご推察します。 {もう1つの衝撃} 皆さんも地震同様、驚かれたと思うんだけど、巨人の原監督が辞任しましたよね。 ジャイアンツファンでなくても、「まさか」と思われている方が圧倒的だと思うし、何で辞めないといけないのか理解できないと思っている方がほとんどのはずだと思います。 いくら、今シーズン低迷しているとは言え、昨年日本一になったばかりの2年目監督が成績不良を理由に引責辞任しなければいけないのであれば、いくら常勝を課せられている巨人の監督だと言っても、あまりにもヒドイ話で、それなら「もっと他に辞任せんといけん監督はナンボでもおるわい!」という方も多いはず。 しかし、個人的な見解だけど、成績の問題もあるものの、原監督は、きっと自分のポリシーに対してスジを通したんだという気がするんです。 それは、原監督が考えていた将来構想に基づく選手育成と起用やコーチのポジションを重視しているのに、今年の成績だけで、内部で色々な雑音(現場ではありません)が生じ、自分の長期的な戦略を来年度採らせてもらえない事がはっきりしたから、自分の志を曲げたような闘いをするのであれば、自分の姿勢のスジを通すために辞任したというのが真相のような気がするのです。 去年、日本一になったものだから、原監督の色々な面というのは比較的皆さんにも知られた面があると思うけど、オレは、ヘッドコーチの頃から、その理念と具体的な行動に合い通じるものを感じていて、そういう意味で、同じ指導者としての価値観を感じていたのです。 ちょっと、ここにオレの場合の具体例を書く事は、オレの経験談が、まだ日が浅く生々しい部分がありすぎるので省略するけど、オレも同じように自分としての「最低限貫くべきポリシー(立場的良心と言ってもいい)」をちゃんと貫くために、スジを通して同じ決断をした事が昨年と、つい先日と合わせて2回経験しているのです。 ま、オレの場合はともかく、客観的に見て、辞めて欲しくない有能で自覚のある人材は、アッサリと辞めてしまうという、悲しい現実を、また目の当たりにしてしまった想いです。 しかし、原監督はジャイアンツをまだ愛し続けているはずだから、今回の最大の原因になった環境(誰の事かわかりますか?)が無くなった暁には、また堂々と指揮をとって欲しいと願わずにはいられません。 それまで、ゆっくり休養し、野球を勉強してください。 また、同じ価値観と責任を共有する人間として、機会があれば是非、じっくり酒を飲んで話をしたいというのが、オレの気持ちです。 でも、オレは知り合いじゃなかったので、どなたか取次よろしくお願いします! |
9月28日 |
昨日は山口への遠征で、午後のお問い合わせなどの対応が、通常より遅めであった事をお詫びします。 でも、ようやく秋らしい天候で、出張作業も1年の中で最高の季節です。 ところで、昨夜、せっかく山口まで行ったのだからという事で、山口在住でディーラー時代から長年の付き合いのT君と奥さんとの3人で食事+ボウリング(ゲーム結果は不本意でした・・はぁ)したんだけど、色々な話が話題になったし、T君の奥さんも、非常に楽しく、T君に負けないくらいの心配りができる人だから、実に楽しいひと時を過ごさせてもらったんだけど、その中で出てきた話題をいくつか紹介しよう。 T君は、クソマジメというワケではないものの、以前から素朴な疑問として、日本の法定速度が100km/hなのに、何で180km/hも出せる車が氾濫しているのかというのは、世の矛盾の1つじゃない?と言っていた。(リミッターが無ければ200km/hオーバーの車も珍しくないもんね) 180km/h出せる車を販売しておいて、100km/h以上の速度を出すと、過失だから違反として検挙するというのは、製造物責任法で言えば、裁判モノの話になりかねないし、拳銃を持たせておいて、撃ったら犯罪というのと同じで、人間悪い事だと知っていても、拳銃を持たせると撃ちたくなるので、拳銃は所持を原則禁じているし、麻薬も所持だけで犯罪になるのは納得できるのに、なぜ車はそういう違反をできる状態のものを販売したり、所持することが許されるのかというのは、おっかしいじゃん!というのが、素朴な疑問の論拠のようなのです。 ま、麻薬はともかく、銃刀法などでは、申請し認可された人であれば、猟銃などの犯罪ではないちゃんとした目的があるものについては、所持が許されているから、そういう意味では、似たようなライセンスを与えている車も、ライセンス取得時に、それなりの勉強をして正確な判断ができる人に所持を許しているから、そういう意味では矛盾していないという意見もあるものの、確かにT君の素朴な疑問は、疑問として間違っているワケではなく、ある意味真実を突いていますよね? ホントは、拳銃など以外にも例が出たんだけど、ちょっと日誌で紹介すると、さすがに誤解されかねないので省略するけど、昨日T君に、「今後の新車の大型トラックには、90km/hしか出せないような速度リミッターが装備される」という事を伝えると、「へぇ〜そうなん。そりゃ世間がちゃんと天動説に傾いてきはじめたじゃん」と、実に満足そうな反応だったのです。 だから、ヘンな話だけど、今後90km/hリミッター装備の長距離大型トラックの増備が進むと、宅配便のお届け日程が、これまでよりも所要時間がかかるという流れが逆流する可能性もあるかも知れません。 そして、当然話は乗用車に移ってきたんだけど、「じゃ、今後乗用車のリミッターが見直されるとすれば、110km/h?」という疑問が出てきたのです。 ま、法律的には何の問題も無いんだけど、皆さんだったらどう感じますか? オレは・・・・・う〜ん、微妙!? |
10月1日 |
秋っですねぇ〜。 食欲の暴走が止まりません・・・このネタ知っている方は、ウチのヘビーユーザーです。(感謝!) ところで、今日は本業はともかく、”とある”ところに行って来ました。 その”とある”所というのは、何と警察署の取調室! 「はっは〜ついに悪行がバレたか」と勘違いした皆さん、品行方正な私はそういうことでは取調室にご厄介になる事はありません!(多分) 実は、先日知人のXさん(日誌で書くXさんは、いつも同一人物ではありません)が、かなりの金額のネット詐欺に遭ったのです。 そして、その相談を受けていたので、被害届を出す&状況や周辺の事を説明するために、知人である事、そしてインターネットショップを運営している関係で、ネットでの詐欺などにもある程度詳しい事、そして学校でも詐欺などの民事事件に関係する民法や商法を教えている関係で、Xさんと同行したのです。 担当した刑事は、知能犯係りの担当らしく、どちらかというと普通のサラリーマンっぽい警察官で、比較的普通のノリでのやりとりだったんだけど、ビックリしたのは、今の被害届って、パソコンでも作る事が認可になっているんですね。(オレは、昔ながらの手書きで、書き間違えをすると、余白に”3行目2字削除、4字挿入”なんて書き加えるのかと思ってました) 考えてみると、以前そのような話(パソコンで届を作る)を聞いた事があったんだけど、「ホンマかいな?」と本気にしなかったんだけど、ホントでした!皆さんは知ってましたか?(知っているのも、何か問題がありそう・・・・はっはっは) それはともかく、建てられてかなり年数の経過している警察署なので、取調室も「踊る大捜査線」みたいな感じではなく、まさに往年の名画「仁義無き戦い」で登場しそうな狭くて、薄汚れた感じの取調室で、窓も、机の電灯も、カツどんもありませんでした。 しかし、当初Xさんから相談された時に、痛感したのは、ネット詐欺の犯人達というのは、ホントに被害者側の心理操作に長けているなぁという事なのです。 物を購入する際に、購入者が不安になる部分をわきまえていて、それをうまく逆手にとったり、アヤシイ業者に抱く先入観の逆をうまく利用しているから、オレが経過を聞きながら「あぁ、これトリック」と思うようないくつかのポイントは、Xさんにとって、むしろ安心できるポイントだったようなのです。 Xさん曰く、「TVなどで色々見ていたから、ある程度の予備知識があったのに、まさかあのようなシチュエーションで詐欺に遭うなんて、後からホントにビックリした」んだそうです。 というワケで、日誌では、以前から何度か、そういう危険について触れたんだけど、皆さんくれぐれも注意してくださいね! 安心できそうな雰囲気=安心できるとは限らないのです。 じゃ、おまえのところはどうかって?「安心していただけます!」・・これじゃ説得力ないじゃん。 |
10月2日 |
「どうせなら、そのまま留置されれば良かったのに」などととんでもない突っ込みのメールまで舞い込んだ今日この頃です・・・なんでやねん!? それはともかく、HPの1ヶ月振りかつ大量更新も無事終了し、ホッとしたのも束の間、数日前にジーンズのポケットに入っていた極小タイプのネジの正体がようやく発覚しました。 先日、電車から降りた時に、ポケットに手を突っ込むと、妙な感触があったのです。 何だろう?と思い、感触の犯人を取り出してみると、いわゆる極小ドライバーで外すタイプのネジが2本あったのです。 そんなネジ最近外したっけ?と、過去2週間程度の作業を振り返ってみても、ナビのHDDを取り外した作業くらいで、他には思い当たらないのです。(HDDは、装着したのでネジが余っているワケはないのです) こりゃ若年性(ここポイント!)健忘症か??と、思わずネジを捨てそうになったものの、「何か、イヤな予感がするなぁ」と捨てたい気持ちを抑え、自分の健康に不安を抱きながら、酒を飲んでその事件をリセットしていたのです。(オレは宵越しの不安は持たない広島生まれの江戸っ子です) ところが、今日車を運転しようと思ってキーレスリモコン一体型のキーをポケットから取り出すと、な・なんと一体型のリモコンが”パカッと”割れているのです。 ゲゲっ!リモコンが割れとる!と焦りながら、よ〜くみると、割れているのではなく、ネジが無くて、本来外れるべき部分が分離していただけなのです・・・というワケで、捨てなくて良かった極小のネジ2本! キー一体型の場合、キーを差し込んで使用しているとどうしてもコラム側の振動が加わりつづけるので、ネジが多少緩んでいると振動によって緩みがさらに顕著になって、今回のように外れる事もあると思うけど、外れたところがポケットで良かった!という事件でした。 皆さんも、ホイールの増し締めだけでなく、リモコンの増し締めをお忘れなく!? {今日の相談室} (マグナム編 by TVCM) マグナムさん聞いてください。 ボクは優柔不断なので、AをとるとBが気になり、BをとるとAが気になるのですがどうすればいいでしょうか? マグナム清原曰く「AもBもとっといたらええやん」 (トワイライト編) Mさん曰く「トワイライトさん聞いてください。私は先日下関&門司港レトロ地区に行ったのですが、話題の色々なお店のメニューを事前リサーチしたものの、同行の仲間に強くイチオシを勧める事ができず、結局、ほとんど食べる事ができませんでした。どうすればいいでしょうか?」 オレ「どれかをイチオシにしようと思うから悩むんや。リストアップしたアレもコレも全部食べに行けばええやん。そうすれば後悔もないでぇ」 やっぱりオレは食欲暴走気味です・・・ |
10月7日 |
先日のインターネット詐欺の話だけでなく、日誌でも何度か詐欺などについては触れてきたんだけど、今日聞いた話では、オレの在籍していたディーラーの元社員が数名いる某ディーラーで、つい最近詐欺の被害に遭ったそうなのです。 ディーラーにまつわる詐欺というのは、以前だと元々修理費用を払う気が無いのに修理したなんて話が多かったんだけど、どうも今日の話を聞いてみると、最近は車自体の詐欺が結構横行しているようで、今回の犯人は、その寸前にも別のディーラーから400万円相当の車をパックッたようなのです。 車の場合、登録という手続きがあり、それが色々な意味で歯止めになっていた過去の経緯があることや、これまで詐欺自体(あくまでもディーラーというジャンルでは)の経験が少ないというような流れも、今の被害の多さに輪をかけているようなんだけど、やっぱりうまく隙を突いて詐欺を働いているようなのです。 でも、ホントは、それであっても、怪しいと思える状況証拠がいくつもあるんだけど、これを見過ごしてしまうのは、売る側の”性”(もちろんサガです)の悲しさで、つい自分に都合の良い解釈をしてしまうようなのです。 個人的には、サラリーマン時代からの色々な経験で、怪しいと思うかどうかの判断基準として、1つのポイントを持っていて、それは騙される側(自分側)の見方でどう思うかという見方ではなく、相手(詐欺を働く側)からみて、その行為にどういうメリットがあるのかという側面で分析する事なのです。 だから、まだ判決が下っていない事件を引用するのは、多少問題が無いとは言えないものの、例の千葉の事件なんて、そういう見方で分析した時に、戸籍上の夫の存在は、犯人扱いされるよりずっと前から、違和感と不自然のカタマリだったもんね。 というワケで、自分にメリットがあるかどうかで、物事の判断をされている方がいらっしゃったら、是非「相手がメリットがあるかどうか」も判断基準に加えてみてくださいね。 例えば、高年式の全損と判定できるような車を高価買取するという商売があるのはご存知の方も多いと思うけど、そういう業者の中には、怪しい業者も存在していると思われるのです。 普通、そういう全損の車であれば、スクラップ行きだから、全く金にならないどころか、マニフェスト(今流行りの政党の実施公約ではなくて、フロンガスなどの引き取り制度)などで、赤字になりかねない地域もあるはずなんだけど、それが5万円とか10万円になれば、誰でもラッキーだと思いますよね? もちろん、中程度の破損で、後部に損傷がないような車の場合は、部品取りという場合もあるんだけど、モロに全損というような車って、ホントは価値なんかなにもないのに、ある程度の金を払ってくれるのであれば、そこに譲ろうと思っても不思議は無いんだけど、この車を一部?の悪い業者は何に使うかというと、マネーロンダリングの自動車版に使っているのです。 そういう車は、車体はボロボロで価値なんてどこにもないんだけど、法律上の書類は、キレイ(自動車の売買において不審な点が存在しない車検証などであるという意味)なものだから利用価値があるのです。 というのは、例えば同じ型式、同じグレードの盗難車があるとすると、この盗難車を金に替えるには、海外に売るしかないんだけど、国内で流通させるには、まず盗難車に全損車両の車台番号の刻印部分を切り取ったものを移設して、パテできれいに修正し塗装して、全損車両の車検証を利用すれば、あ〜ら不思議、いつの間にか、法律的にキレイな車検証に付随する車は、キレイなボディにすり変わってしまうのです。 全損車両と言っても、登録上は何の問題も無い売却手続きを踏んだ車検証だから、登録には何の問題も無いし、肝心の商品価値(価格)を判定するボディも、いつのまにか盗難車のものにすり変わって、普通の高年式で高価格の車に変身するワケなのです。 これなんかは、全損車両を売却する側が直接詐欺の被害に遭うワケじゃないし、自己資産(事故車の事)の売却努力で、通常以上の収入があるだけなので、実感は無いと思われるだろうけど、回りまわって、知らないうちに詐欺のサポートをしている事になるのです。 ホントは、この事故車で盗難車をロンダリングする方法には、もっと皆さんがビックリするような会社というより業界が目先の事を考えて関わっていて、しかもその業界は、そのために巡り巡って大きな損失を被っている(自分の真上にツバを吐きかけるよーな行為みたいなもの)ような、流れがあると睨んでいるんだけど、これは影響度が大きすぎるので、日誌では書けまへんわ。(個別に聞いてください) というワケで、やっぱり皆さんも気をつけてくださいね。 |
10月9日 |
どうも詐欺関連を日誌に書くと、それにまつわる話や相談が飛び込むという傾向があって、今回もご多分に漏れずそういう他でのトラブルなどについての感想をお寄せいただいた方が数名いらっしゃって、「にわか相談所」の様相を呈していたんだけど、詐欺じゃないにしても、最近痛感している事は、販売側の業者が、自分達にまつわる法律に非常に疎い事なのです。 一応プロなんだから、商取引についての法律である民法と商法の事や、インターネットでの通販を行っている店であれば、現在の法律の「特定商取引法」くらいは知っておいてほしいと思うんだけど、相談の内容を見ていると、興味があるのは儲けばかりという印象が拭えません。 昨日も、契約が成立した後で、総額を間違えていた業者が、お客さんの入金後にそれに気づき、差額を払わないと出荷しないと言っているという話があったんだけど、それなんかは、計算間違いだろうが、一旦契約が成立してしまえば、間違った総額が法律的に正しいのに、それにクレームをつけるお客さんが悪いかのような対応には驚いてしまったのです。 ちょっと興味本位で、その店のHPを覗いて見たら、通販業者に求められている取引に関する表示項目のページがあるにはあったけど、「通信販売法の表示項目」というワケのわからない項目だったのです。 さっき書いた特定商取引法は最近成立した法律なので、未だにちゃんとした法律名を表示していないところは珍しくないものの、以前の法律は通信販売法ではなく、「訪問販売等に関する法律」であって、通信販売法なんて法律は、日本にはありゃせんのです! しかも、契約の成立時期という最重要の項目も表示されていなかったので、そういう概念自体を持っていないお店なんだろうなぁと思ったんだけど、よく考えてみれば、オレもディーラー時代に、オレの周りというよりも上司、経営者を含めて商法上の関連をちゃんと踏まえた上で対応しているなんて社員はいなかったので、残念だけどそれが現状なのかも知れませんね。 何せ、当時、契約上のトラブルが生じたときに、会社の対応が商法的にまずい時に、オレが「その方法はマズイですよ。法律に抵触するから」なんて言うと、”また新枝がワケのわからん事を言い出した”などと面倒がられていたのです。(確かにそういう意味では面倒なヤツだったけど) というワケで、本来商法は一般の方も知っておいて欲しいけど、ま、せめて民法の基本的な概念だけでも興味があれば知ってみてください! {今日のオススメ} オレの本好きは、オレの周囲ではあきれるほどの周知の事実なんだけど、待ち合わせ前の時間調整に本屋に寄った際に、老若男女(あまり年配の方には、今後の利用価値が無いかも)にオススメの1冊を見つけたので紹介します。 著者が”ますい志保”というとお気づきの方もいると思うんだけど、そう、あの”ふたごママ”として有名で銀座を中心としたクラブ”ふたご屋”(クラブと言っても、踊るほうじゃない!?)の姉で、今年の春からガンの治療で、現在箱根で療養中のますい志保なのです。 妹のほうは、以前から何冊も執筆していたんだけど、多分お姉さんとしての初?作品(ちょっと自信なし)で、タイトルは「いい男の条件」です。 もちろんブランド品を持っているとか、高収入とか肩書きが云々ではなく、中身についてかなり書かれているんだけど、女性の書き物(特にクラブママとか有名人)の中では、オレの見方にかなり近い視点や価値基準を重視されているので、良い男がわからんとお嘆きの女性や、自分をどう磨けばいいかわからんと途方に暮れている男性必見の本ですよ。 「そりゃ絶対正しい話じゃなくて、某タレントのように”金が自由になる男”が基準だっていいじゃないか、そりゃ単にオマエの考えに過ぎんじゃろ!」と突っ込みたい皆様へ、「い〜え、少なくともオレと、ますい志保さんの2名の考えです」とお答えしておきます・・・・2倍じゃ!? というワケで、原元監督に続き、機会があれば対談してみたい1人でもありますので、皆さんの取次をお待ちしています!? |
10月26日 |
日誌をご無沙汰していると、あっという間に10月も終わりに近づいて、今さらながらビックリです。 昨夜は、山口まで片道120kmの車検引取りに行ってきました。 ちなみに、お客さんのKちゃんは、本州の果て(この世の果てではありません)在住で、ほぼ中間地点で代車と入れ替えしようという事になったのです。 今回車検のアルトワークス号は、仕事的にも個人的にも色々な思い出がある車で、ディーラーが修理できないようなワケのわからない症状を、推定して修理した事もある車で、そういう経緯などがあるから、遠路はるばる200km先であるウチへ拝み倒されて依頼があったのです。 事前の問診や実車での確認を済ませて、広島に帰っている最中に、いつものように色々なチェックを行いながら、Kちゃんの気付かない不具合などの発見に努めていると、ちょっと強めに加速すると3〜5速以上で4000rpm(という事は、何キロ以上でしょう?)になると、突然大きな「ガクっ」という振動があるのです。 ん?何じゃ今の・・・と、同じ条件で再チェックすると、どうもある程度ブースト圧が高くなるとそういう症状のようで、同じ回転数でも、アクセル開度が小さい時には症状が出ないのです。 こういう場合、もちろん原因としてはいくつか考えられて、最も恐ろしいのがタービンの不具合、ついで考えられるのがプラグコード、プラグ、その次にありそうなのが、アクセルの開度を測定するポジションセンサーなどで、稀にエアフィルターの怒涛のような目詰まりその他が挙げられるんだけど、この車の場合、プラグの上にコイルが設置されているタイプなので、プラグコードは除外できるために、帰りながら「こりゃ高価な修理にならなければいいけどなぁ」と心配していたものの、今日エンジンルームを点検すると、タービンからインタークーラーへ接続されているパイプのバンドが1本ネジだけ脱落しているのを発見! これまでの経験からも、ブースト圧が高まった時に、この部分から圧縮エアが抜ける事で、エンジンルーム内での空燃費が大幅に狂いエンジン不調になるものと思われたので、ちょっと安心でした。 その他の、不具合症状も、おおむね診断終了なので、後はKちゃんと、どこまで修理するかを相談すればOKです。 {久々に} 長い運転歴&累積運転距離の多くはマニュアル車で、自分の車としても7月までマニュアルだったオレも、時代に負けて?(というより、買おうとした車にはATしかなかった)AT乗りになって「やっぱり21世紀じゃわい。新枝がワゴンでATに乗っているんだからなぁ」とまで言われ続けて、はや3ヶ月。 ホントに久々にマニュアル車(ワークスはマニュアルなのです)を長時間乗ったって感じです。 ATの代車に乗って帰ったKちゃんは、信号で停止する前にクラッチ踏みそうになったらしいけど、オレもウッカリクラッチを踏み忘れそうな事が1度だけありました・・・習慣とは恐ろしい。 {昨日のハジネタ} とまぁ、昨夜の帰路からはじまって、不具合診断に磨きをかけて、いくつかの難事件?をアッサリ解決したんだけど、実は語るも恥ずかしい誤診?が1つあったのです。 帰り始めて、ハイビームにしようとすると・・・なんと反応無し。 パッシングだと、ちゃんとハイビーム側が発光するのに、ローハイ切替ではハイが点灯しない・・・ 何でや?チューンナップキットなども装着していないのに・・・・と、頭を巡らしていたら、なんとライトスイッチのポジションは、「スモール位置」で明るいフォグが点灯している状態でした。 そう言えば、帰る前に、かなり冷えていたので、暖機していたけど、その時にスモールだけ点灯していた、その前にKちゃんが乗ってる時にフォグのスイッチを入れていたらしく、帰り始めの数キロは、ヘッドライト不点灯で走行していたようです。 恥ずかしい・・・・反省! {今日のオマケ} とまぁ、ホントは皆さんに隠しておきたい、恥ずかしいネタを暴露したオレだけど、今日ワークスの診断をしていると、「んん?鼻水?」という感触が突然オレの鼻を襲ったのです。 そういえば、Kちゃんが風邪気味だと言ってたから、うつされたかな?と思って鼻に手をやると鼻血でした。。。 慌てて、作業につかうキッチンペーパー(車の整備には重宝です)で押さえたんだけど、何で故障診断するのに鼻血が出るんじゃ!? 故障診断に興奮するようになっては、プロとしては素晴らしいかもしれないけど、何か人間としては恥ずかしいかも・・・ |
10月28日 |
数名の方からの鼻血ネタへの突っ込みメールありがとうございました・・・・(誰が”たまっている”んじゃ!?) おっと、品行方正な日誌の品格を落とすところだった。(手遅れっすかぁ?) さて、今日もオレは清く正しく美しく?仕事に邁進していたんだけど、ちょっとこのところ、仕事に邁進しすぎたために、仕事場の環境が悪化(片付いていないとも言います)していたので、夜にちょっとだけ時間を確保して、不要なものをピックアップしていたのです。 すると、色々なモノが出てくるわ、出てくるわ、オレの仕事場は、ドラえもんの3次元ポケットかと思うくらいの盛況ぶり(=くどいようですが、片付いていないとも言います)で、まるでパチンコのフィーバー状態くらい、ゴミ袋が並んでいくのです。(ただし、バクチをしないオレは、玉を入れる箱が積み重なる光景はTVでしかみた事ありまへん) その中で、つい片づけを忘れて、読みふけったものが2つあったのです。 1つは、今年の3月に、オレが担当していた某専門学校の1年生達が、自分達の気持ちや、オレの講義や姿勢、そして生き様などについて書いてくれていたコメントシート(各人B4を1枚)で、不本意ながらも2年生になった時に担当できない状況だったのに、こんなに慕ってくれていたのかと、改めてみんなの顔を思い出したのです。 もう1つは、オレが在籍していた自動車ディーラーの(自動車メーカーの政策会社の子会社で、オレもその政策子会社から出向していた)閉鎖になるまでのストーリーを書き綴った文章で、仮名を駆使しているものの、100%実録小説で、以前出版社の審査委員会から「筆力があり、フレンドリーで読者の心理をうまくひきつける能力がある」と、一時出版するかどうかという話になった時の原稿の次の作品用として書きとめていたもので、「あぁ。懐かしいなぁ」と思いながら、つい読みふけってしまったのです。 結局、諸般の事情で、最初の審査をクリアした原稿を、本にする事が無かったので、この原稿も陽の目を見なかったワケだけど、エンターテイメント性あり、しかも生半可なコンサルタントの講義よりも、会社の業績と経営判断が勉強できる優れものです。(という事にしておいてください) そうだ、10万円以上お買い上げの皆さんに、この実録小説原稿をお付けするというのはいかがでしょう? え?そんなものトイレットペーパーにもならんって? スンマヘン!! というワケで環境美化は、遠い道のりです・・・・ |