トワイライト裏業務日誌 2003年7月
7月1日 久々の記念日!?
 おっそろしいですねぇ。 もう1年の半分が過ぎてしまいました。
 お約束の「正月に1年の誓い?」を立てた半分が成就していれば問題ナシですが、半分の半分の半分さえもできていないトウフのような根性のオレとしては、貴重な今年の野望を1つ成就させました。
 実は、今日の2ゲーム目(”オマエ ボウリングの事かい”って、突っ込まないでください!?)に226点を達成して自己記録の191を35もいきなり塗り替えてしまいました。(はっはっは、200を超える事が願いの1つでした)
 通常、トウフの根性+プレッシャーに弱い小市民のオレとしては、オープンフレーム(ストライクもしくはスペアで終わらなかったフレーム)が無く、良い状態が続けば、勝手にプレッシャーに負けて突然乱調になるのがいつものパターンがあたりまえでした。
 同じ理由で、少し前まで3連続ストライク(ターキー)さえも、不思議と出なかったのが、最近は普通に出て、先日の5連続ストライクも経験できた矢先なんだけど、今日はなぜだか良いテンションが維持できて、7フレームあたりで「こりゃひょっとして新記録達成かも?」と思っても、平常心で投げて4連続ストライクも出せたくらい状態が良かったのです。(ま、オレの平常心というのは、普通の方の平常心とは違って問題ありなんだけど・・)
 というワケで、ついにというか、ようやくというかオーバー200の経験者として名球会入り?を果たす事になったのです。(アレ?200で名球会に入れるのは野球のピッチャーの200勝だけなの?)
 ついでに言えば、個人的にベストに近い記録が出ても、前後のゲームはズタボロというのがオレのパターンなんだけど、1ゲーム目は162で、記録更新の後の3ゲーム目は再び大台の200でした。(アベは196でした)
 要するに、それまでの自己新を2ゲーム連続で超えたワケなので、そりゃもう大騒ぎだったんだけど、自己新を35も超えてしまうと、当分記録更新は期待できないのも紛れの無い事実のような気がします。
 もうちょっと刻んで記録を作れりゃ良かったと反省かも。

{”車はなんでしょう?”その後}
 25日の日誌で、オレのゲットした車はなんでしょう?なんて書いたものだから、皆さんから色々なメールをいただきました。
 売れていない車としてNのPという、丸っこいイメージのセダン(そう言えばMにもPという同じようなコンセプトの車があったけど、これも売れていない)じゃないかとか、迷彩色を書いた(注 もちろん迷彩ではありません)もんだから、90式戦車だろうとか、マジメな予想だけでなく、オレの日頃の行状からの突っ込みもたくさんいただいたのです。
 ま、いくら何でも90式戦車では、燃費は悪いわ、乗り心地は悪いわ、5人さえも乗れないわ、大砲打てないわ、オマケに言えば50トンもある重量級だから通過できない橋だってナンボでもあるので購入は断念した(それ以前に防衛庁が売るワケないし、売ってくれるんだったら戦車じゃなくて航空機をお願いしちゃいます)ワケです。
 ところで、車種については正解の方が3名いらっしゃって、今回については「なんぞ」は差し上げませんが、カペラワゴンの最終型を入手した(色は黒)というのが正解です。
 「オマエ、何でカペラワゴンなんや?」と、全国のカペラワゴンユーザーが聞いたら気を悪くするような質問も数多く受けたけど、その理由は明快で

1.外寸のあまり大きくないボディである事。(3ナンバーは除外したかったのです)
2.そのクセ、中が大きく容積の大きな荷物も積載できる事。
3.オーディオがそこそこグレードアップを図れる事。
4.投資対効果が良い事。
5.手の内がわかる車が望ましい事。
6.ついでにある程度パワーも欲しい。(一応170psです)

 以上が、その理由で、”何でマツダのしがらみが無くなってもマツダなの?”という疑問には5番が該当したし、”どうせマツダならアテンザワゴンという選択肢は無かったのか?”という突込みにも1番と4番(2番もかも)だけでなく3番のオーディオを付けかえる事ができないという理由があって、これが決定打! じゃアコードワゴンは3ナンバーで室内も狭い(旧型)としても、レガシィワゴンは?という疑問にも4番が該当するのです。
 何と言ってもカペラワゴンは、相場が安く、同じ年式と走行のレガシィやアコードと比べると40万円近く相場が違っただけでなく、業者向けのオークションで落札したもんだから、更に差が大きくなったというワケで、とても12年式の車とは思えません。(安いというのは=人気が無いという意味でもあって素直には喜べませんが)

{オークションの評価と実車評価}
 お見合いじゃないけど、画像(特にキレイに見せようと工夫した画像)のイメージで実物を見ると、時には「ありゃ?」というケースもあるというのは、どの世界でもあることだし、釣り書きを額面どおりに受け取って、そういう相手だと思っていると結構ガッカリすると聞く事が多い(個人的にはお見合い経験無いもんで伝え聞き)らしいけど、そのゲットした車は、評価点4点(5点満点で評価するオークションでの外装評価方法)内装”薄汚れ”という告知を前提に実車チェックをしたら予想外に程度がよく、4.5点を付けてもいいくらいで、内装もキレイでした。
 来週後半くらいには、皆さんの前にお目見えするかも知れませんので、出張作業などで見かけたら「90式戦車よりも珍しい車」と突っ込みを入れてください。(何しろマツダの営業マン曰く”これまで1度もみた事の無いクルマ”だそうですから・・)
7月6日
 出張作業続きのために、天候に一喜一憂している新枝です。
 今日も雨男のためか、実に不純(じゃなかった不順です)の天候にさいなまれつつナビの取付に行ってきました。
 ところが、今日のお客さんは、元教え子EちゃんのカレシSクンで、教え子の実家での作業に変更になり、比較的巨大なカーポートの下を使わせてもらったので、そういう意味では楽勝でした。(雨露をしのげる素晴らしさは、オレと木枯らし紋次郎には身に沁みてます!?)
 元教え子のカレシは、以前一緒にスキーに連れて行った際に逢ったのが最初だけど、ゴッツイ体格はともかく、実に気の良いヤツ(訂正!お客さんなので表現を変えて好青年です)なので、オレも気にいっているけど、どうやらSクンも気に入ってくれているようで、うれしい限りなのです。
 そのSクンの金銭的負担を軽減するという意味もあって、一緒に作業をおこなう「工賃ちょっとだけワリカン作戦」という、HPにはご案内していないものの、できる範囲はご自分で作業したいと思われる方の作業による満足と経済的な負担軽減を図った、これまたトワイライト独自の作戦で実施したのです。(工賃の低減額は作業度合いと内容によって決めています)
 今回はデビューしたばかりで、まだあんまりメーカーから出荷されていない高級モデルも含めた取付だった(当然オレも初めての製品でした))こと、これまでとシステム概念が異なっていた事などもあったけど、Sクンの地道な活躍で無事に予定どおり終了したんだけど、Sクン曰く「あんなに死ぬほどあった配線がキレイサッパリ見えなくなるのはビックリだけど、もっとビックリなのは、ナビ付けるのに、あんなに車をバラバラにするんですねぇ」だそうです。
 確かに、内張りだけでなく、シートを降ろしたり、メーターパネル等も外すなんて、普通の人には滅多にお目にかかれないだろうから、ビックリするのも無理はないですよね?
 配線だって、Sクンはブースター&VICS多重付きのTVアンテナの配線の数だけでビックリしていたくらいだから、5.1ch対応のモニター&アンプやナビがあれば卒倒してもおかしくは無いのです。

{今日のハプニング その1}
 作業をしていると、Eちゃんのお母さんの車のCDが調子が悪いという話だったので、作業完了後に点検したんだけど、その際に、お母さんとEちゃんの事で、ちょっと話に花が咲いてしまいました。
 オレは、学校には基本的にスポットでしか入っていないし、学外講師だから担任の経験なんて無い(反面、担任以上の相談はよく受けますが・・)けど、何か「家庭訪問」みたいでした。
 もちろんどんな話をしたかというのは、Eちゃんにもヒミツなのです。

{今日のハプニング その2}
 作業や家庭訪問?が無事終了し、帰宅後に、現在の車に付いているナビをサクッと外したんだけど、驚愕の事実が発覚です。
 というのも、オレの現在の車は、2年近く前から助手席のシートスライドが動きにくかったんだけど、ま、助手席だという勝手な理由で自分を納得させ、点検さえもしていなかったのです。
 自動車業界の人間にはいろいろなタイプがいるものの、オレは自分の車に関して言えば、核になるようなポイントはちゃんと押さえるものの、色々な意味で影響の無さそうなことに関しては結構いい加減(お客さんの車はもちろん違いますよ)なので、シートスライドの件も放置したままだったんだけど、シートを外してみると、TVのハイダウェイユニットとシートの間に、無理な負荷がかかってベコベコに変形している缶があったので、てっきりコーヒー缶なんかが転がっているんだろうと思って手にとって見ると、な・な・なんとガスコンロ用の「カートリッジのガス缶」だったのです。(ひえ〜)
 それを知らずに、もうちょっと気合いを入れてシートをスライドさせたりしたら、ガスが噴出したかも知れないし、夏を越えているわけだから、室内の高音で「BOMB!」となっても不思議はなかったワケで、「よくもまあ、今回の引退時期までご無事で・・・」と、思わず声をかけた今日のハプニングでした。
 皆さんも忘れ物に注意しましょう!
7月10日 スペシャルサンクス GDEB!ウエルカムトゥGWEW!
 今週の日曜からの1週間で、ナビの取付だけで4件あって、それに出荷や板金、車検と、まさに東奔西走を繰り広げている今日この頃です。
 例年の事だけど、この時期は夏休みに入るまで、ホントに体力勝負に近いところがあって、よく自分でも頑張れると思う(若い証拠??)
 さて、そんな根拠も無い若さ自慢は置いておくとして、今日ついに、長年連れ添った車を引退させる事になったのです。
 走行距離17万キロという月の中間地点まで到達したこの車は、それまでの車がターボ車だったこともあって、「なんかパッとしない車じゃなぁ」などと思っていたものの、気づいたら、これまでの車の中で、最も長く、そして最も多くの距離を一緒に走った、まさにベターハーフだったのです。
 17万キロという走行なのに、1度もクラッチ交換をする事も無く、大きなトラブルは発電機の故障くらいで、走りきった愛車に感謝するべく、初めてこの車の写真を撮影して、待ち合わせたお客さんと一緒に作業に向い、その後で、整備と登録を完了しておいた新社用車(90式戦車よりも見かけない、カペラワゴン最終型の黒)にバトンタッチしたのです。
 ちなみに、これまでの車は「カペラC2 4WS」で、これも黒だったんだけど、どうもクーペモデルがカペラにあるなんて知らない人がほとんど(え?カペラ自体も知らないって??)で、車を見せても、エンブレムさえ見せなければ、まずわからないという意外な珍車です。
 このC2が引退すると聞いて、常連のお客さんの中には「さようならC2」イベントを企画しませんか?と、引退する旧型電車などで「さようなら何々型」というような、お別れイベント列車みたいなツアーもリクエストされたんだけど、時間に余裕も無く、オレ1人で見送りをしたんだけど、ホントに”グッスン”ものでした。
 今後は「90式戦車より見かけない」車で、出張作業などにはお邪魔しますので、皆さんよろしくお願いします。
7月21日
 3連休の皆さんは、十分に堪能されましたか?
 オレも、先週の半ばに、専門学校への登板も終了して、ようやくマトモなペースを作れそうになったのです。
 ペースはマトモでも、人間はまだまだマトモじゃないじゃないか?なんて突っ込みのメールをいただきそうだけど、この2週間は、かなり出張作業が多く、ちゃんと汗と冷や汗をかきながら頑張っていました。(と、日誌には書いておこう)

 それはともかく、豪雨で災害に逢われた方、そして災害というほどではなくても、非常に不便な思いをされた方、改めてお見舞い申し上げます。
 広島でも土砂崩れなどが何箇所かで発生したりしていたんだけど、特に九州の被害はハンパではない規模だったので、さぞかし大変だったのではないかと思っているのです。
 先日も、ガラス修理&エンジンスターター取付+アルファのご依頼で、ちょっと山間に引き取りに行っていると、道路沿いの川の流れの速いことといったらビックリでした。
 もっとビックリなのは、ちょうど引き取り先の手前辺りが分水嶺といって、川の流れがちょうど山間から両方面の海に向かって川を形成する付近だったもので、それまでは進行方向の逆向きに川が流れていたのに、ちょっと、そこを超えて何気なく川を見ると、今度は進行方向に向かって流れを形成しているのは、何か違和感があったけど、これも水量が多いから余計に目立つものなので、まだしばらくの間、皆さんも川の増水などには気をつけてくださいね。

{鉄道事故}
 豪雨災害の規模が大きく、多発的だったので、例の九州の特急「かもめ」の事故は、その後の話があまり報道されていないけど、これも当初は置石ではないかと言われていたのが、降雨が背景要因にある落石が発端になっているという見方が有力視されているので、日頃の防災整備だけでなく、運行基準や運営について議論が始まると思うけど、今回改めて感じたのは、やはり電車運転士という仕事は自分の努力ではどうしようもない部分が常に潜んでいるので、ストレスの多い仕事だなぁというのがオレの印象です。
 というのも、今回の事故については、運転士の直接的過失というのは無いものの、運転士も怪我をしているだけでなく、乗客の半数が怪我をしたという事実は、運転士としては忘れる事なんてできないと思うからなのです。
 在来線の場合、非常事態になって、非常制動(車で言うところのフルブレーキング)で600m以内に停止できることが、最高速度の条件の1つなんだけど、目の良い人でも600m先をチェックしてみてください。多分細かな事まで十分に瞬時にチェックできるワケではないはず。

 そういう状況なので、最高速度に近い速度で走行していて、突然400m前方に何らかのトラブルが生じても、被害を最小限にするための措置を講じても、事故自体を避ける事はできない場合が多いので、その例えば衝突までの時間は、運転士にとってホントに長い時間に感じるだろうと思うのです。
 電車運転士には「責任事故」という基準があって、さっきの例のような自分としては不可抗力的な事故に巻き込まれても、運転士としての過失が無い事故の反対で、自分の注意義務などの過失による事故を「責任事故」と区別しているんだけど、最終的な報告はされていないものの、今回のかもめの事故は、少なくとも運転士の「責任事故」には当たらないものの、緩いカーブを曲がったら落石があったなんて可能性を考えながら運転するのって、精神衛生上絶対に良くないのでは?と、やっぱり運転士の大変さも感じてしまった事故災害でした。
7月23日
 未だに梅雨が明けないので、災害だけでなくお困りの方も多いに違いないと、同じように梅雨明けを待ち望んでいる新枝です。
 ま、オレの場合、梅雨が明けちゃうと、あまりの暑さに出張作業でヘトヘトになるという問題もあるけど、少なくとも広島では、雨の量も「もういいでしょう!」と言いたい状況です。

{大きな落雷?}
 さて、それはともかく、今日は久しぶりに取引先に「超特大のカミナリ」を落としたのです。
 普段、オレが取引先に対して、どのような姿勢かというと、守備範囲の外までがんばって取りに行ってミスしたようなケースは、あまり責任追及しないどころか、それがお客さんの趣旨を尊重したものの場合は、それをシッカリと評価する事、通常業務範囲で起こるミスも、責任追及よりも、問題点を一緒に見極めて、システムを変更するほうを重視するというものなのです。
 というのも、取引先が何らかのミスをすると、もちろんオレだけでなく、お客さんにも影響がかかってしまうのは、皆さんもお解りだと思う。
 だからと言って、「オマエが悪い!」というような事ばかり言って責任を追及したところで、お客さんへの影響が軽減されるわけではないのも、聡明なみなさんであればお解りになると思うのです。
 もし取引先相手に怒ることで、お客さんへの迷惑を避けることができるのであれば別だけど、怒って避ける事ができるものは、怒らなくても避ける事ができるものなのです。
 担当者だって人間です。 いくら仕事上するべき事をミスしていたからといっても、感情的に怒られるといい気持ちではないし、その後の仕事で萎縮されたのでは、相手からのコミュニケーションが足らなくなったりする事で、こまかな状況確認ができなかったりして長期的にはマイナスになるのは間違いないのです。
 だから、取引先のミスによる問題が生じた場合は、まずお客さんへの影響を無くすか、最小化させる方法の検討、そして次に再発防止のための仕事の進め方の検討を、必ず担当者を交えて進めていくのです。
 その際も、応酬話法を前面に押し出して、タテマエだけで話し合いをされても問題の解決にならないのはわかっているので、例取引先の本質的姿勢や上司の考え、内部の隠したい問題があっても、それをちゃんとディスクローズした上で、現実的にすぐにできる対処は何か、長期的にはどのような部分(本質的な部分まで含む)を改善するべきかを一緒に検討し、そのときに発生したトラブルをケーススタディにして、その後の同じ問題点を含んだケースでのトラブル発生を防ぎ、結果としてなるべくトラブルを減少させようという考え方をしているのです。

 ところが、今日のトラブルは、そういう考え方ができるものではなかったのです。
 実は、先週お客さんから、ある商品の問合せを受けたんだけど、その後、お客さんから、在庫の有無や納期についてのお問い合わせがあり、それをメーカーの地域代理店に確認したところ、メーカー欠品で納期は2〜4週間という回答だったのです。
 それをお客さんに伝えたところ、折り返しご注文をいただいたので、早速商品を手配したところ、数日経過した今日、地域代理店から連絡があり、「メーカー廃番で在庫も無いので対応不可」という「アホかアンタは!?」というような内容の回答だったのです。

 ウチの日誌を読んでいらっしゃる皆さんであれば、オレが何を問題視したか、そして何を本当に許せないと考えたか、もうお解りのの方も多いと思う。
 すぐに、最初の在庫や納期確認をした担当者を呼び出して確認したんだけど、事前に在庫確認や欠品時の生産納期見込みを確認した際に、どのような確認方法をとったのか質問したところ、何と信じられない事に、メーカーに確認していなかったらしいのです。
 今回問題になった商品は、数年前に登場して、ある程度ブレイクしたものの、最近あまり売れず、メーカーも体制を縮小していた商品で、その余波を受けて、納期がかかる場合が多かったのと、ウチでもご注文自体は非常に少なくなっていたんだけど、地域代理店でも注文が激減していたようで、過去の経験だけで確認もせずに回答していたというのが真相のようなのです。
 今回オレが欠品だった場合の一般的な生産見込みだけを事前確認していたのであれば、カミナリを落とす事もなかったんだけど、お客さんのリクエストには、ちゃんと在庫の確認も含まれていたのに、「どうせ在庫は無いだろう」という勝手な推測で電話確認をしないだけで無く、嘘の報告をしたというのは、これは業務を担当する人間として許すわけにはいかない事実だったので、オレとしてはホント久しぶりに、超特大のカミナリを落として、ギュウギュウ絞ったのです。
 ということで、以上の顛末をお客さんに詳しく報告し、心からお詫びをしたんだけど、ホントに、今回の事を肝に銘じてもらいたい担当者です。

 ちなみに、今回問題になった商品は、ウチのHPからもすぐに削除したのは言うまでもありません。
7月25日 長年の残像??
 今の車で登場するたびに、逢った方が、皆さん「やっぱりアンタにATは似合わんなぁ」とか「オマエにワゴンとはねぇ」と言われ続けて、はや2週間。
 これまで、長年マニュアル小僧だったオレ自身が、まだ違和感を引きずっているんだから当然と言えば当然で、ホントに皆さんの気持ちは、よーくわかります。
 仕事柄、普段からいろんな車に乗っていて、一般の方が自分の車以外に乗った場合とか、買い換えられた場合とは、違和感は少ないはずなんだけど、やっぱり自分の車の場合、まさに人馬一体(オレは馬のほうではありません!・・念のため)になっていたために、ホントに今の車と一心同体になるには、まだまだ時間がかかりそうです。

 そういうオレでも、当然のように乗り始めの頃に比べると、かなり今の車が手の内に入ってきたという感覚が出てきたのです。
 何しろ2日目の夜なんて、慣熟のために、夜走っていたところ、下りの急なつづら折れをブレーキングしながらカーブに入っていると、Dレンジに入っていたミッションが突然変速(4から3、そして2)したもんだから、「げ!ミッションが勝手に吹きぬけた・・・こりゃミッションに不具合があるかも?」なんてドキッとしたら、その後もある条件のみそういう現象があったので、スポーツシフトモードにしていなくても、下りで均衡の取れない状況だとGセンサーなどが検知したら、Dでもシフトダウンするんだと、最近のATの芸の細かさに納得したようなレベルだったのです。(その時に、搭載されているミッションのネーミングの”アクティブマチック”の深い意味が納得できたワケです)
 そういう最初頃に比べると、運転中にはっきりと「自分の車の運転中」だという意識が生まれてきたのは良い事なんだけど、ついこれまでの「自分の車」の感覚で操作することがあって、1人で苦笑いする事があるのです。
 例えば、エンジンスタート時に、クラッチを踏みながらキーを回そうとしたり、クィっと減速して、クルリとターンする時に、Dレンジのままなのに、ついセレクトレバーに手が伸びたりと、まだまだ長年の残像が残っているようです。
 というワケで、もしオレの運転中を目撃して、1人なのにニヤニヤしているようだと、妄想を膨らませているんではなくて、きっとそういうチョンボをやっての苦笑だと思うので、ヘンなヤツだと納得しないようにお願いします!
8月2日 藍は青より出でるものの、まだ青より青くありません・・・
 何じゃそのタイトルは?と、いつものオレのアホさ加減には慣れている皆さんも疑問に思われるテーマが今日の日誌です。
 今日、ナビの納品(今回は取付のリクエストはありませんでした。)に広島郊外の住宅地に向かった、仕事にマジメ?なオレですが、今回のお客さんは、オレのディーラー時代の先輩でもある”マッスルKさん”なのです。(この呼び名は、わかる人にはわかるのです)
 このマッスルKさんは、オレがまだ駆け出しだった頃にサービスマネージャー(フロント専任ではなくプレマネでした)だって、バイクも大好きで、オレも「ちょっと調子見るのに後に乗ってくれ」と言われてウッカリ乗ると、100kmも先まで連れて行かれたとか、オレの診断技術の向上だという大義名分で、当時のオレの愛車にコッソリと何か仕掛をしておいて、仕事が済んで「よっしゃ帰るべ!」と思ってエンジンかけようとしたらエンジンがかからないというようなイタズラをするのをライフワーク?としていた人なのです。
 それを影で見ていて「まだまだ新枝の診断手順は甘いわい!」とか「お!少しはマシになってきたので、今度はもっとレベルの高いのを仕掛けてやろう」などと、今思えば、オレの診断技術の基礎を徹底的に鍛えてくれた大恩人でもあるのです。
 もう1つ、とっても恩を感じている事は、実は本業の診断技術の基礎を作ってくれただけでなく、講師というよりも、講師という立場で人生の先輩として、専門学校生達に接する際の、オレの基本的な姿勢や考え方を固めるきっかけをオレに残してくれていた人でもあるのです。
 というのは、当時は今ほど人間関係が希薄ではなかったものの、それでも若気の至りのカタマリだったオレに、会社の先輩という立場だけで無く、人間としての先輩という立場で、諭して、叱って、励ましてくれた、本当に貴重な存在なのです。
 その後、オレも多くの先輩や後輩と接する立場になったりした時に、その時のKさんの真正面からの接し方の大切さを再認識したわけで、以前、新しい人生を踏み出すために、オレが退職した会社を、オレの後で退職した後輩が「新枝さんは、本当に仕事に厳しかったけど、とっても優しかった」と言ってくれたような接し方ができるようになってきたのです。

 その延長線上に、今の講師として学生達への接し方があって、オレがKさんに受けた恩というのは、本来Kさんに恩返しとして返すべき事なんだけど、残念ながらオレとKさんは一緒に仕事をする機会がなく、Kさん自身も転職の後に東京異動になっていたので、せめてKさんから受けた一方通行の借りは、自分の後輩たちに返そうと考えて実践できるように努力しているのが、今の講師としての仕事の際の姿勢の原点なのです。
 そのKさんが、広島に異動になって、今回車を買い換えて、その際にナビを注文してくれたので、ご恩返しとばかりに、ホイホイと持って行ったわけです。
 以前、Kさんに、オレの後輩指導・育成の原点はKさんのオレに対しての指導で、Kさんに返せなかった分、後輩に色々身につけてもらえるべく頑張れると伝えたら、柄にも無く照れていた。
 でも、まだまだ藍(オレ)は青(もちKさん)よりも青くないので、これからも鍛えてください!

{トワイライト版 トリビアの泉?}
 Kさんがバイク好きなのはさっき書いたけど、好きなのは珍しくないものの、結構個性派のバイクが好きなKさんで、昔はGS650なんかも乗っていたのです。(残念ながら若い?オレは、GS650は見ていません)
 今のバイクは、これまた通好みのトライアンフなんだけど、このトライアンフってどういう意味かご存知ですか?
 もう1つ、女性用のブラで有名なトリンプってメーカーがあるのは、皆さんもご存知のはずで、CMがある毎に、TVに食い入って見ている方もいるかも知れないんだけど、この2つのブランドは、実は同じ言葉が語源になっていて、英語読みをするとトライアンフでドイツ語読みをするとトリンプなのです。(19へぇ)
 んで、どういう意味かというと、勝利者とか勝ち誇ったというような意味なんだけど、バイクで勝ち誇るのは高性能だからというワケで何となく皆さん想像できると思うけど、ブラは?
 要するに勝ち誇れるブラという意味なので、何とトリンプは、全商品「勝負下着」という意味だったんですねぇ・・・・
 はっはっは、インパクト大きいはずじゃ。
8月8日
 すでに台風10号の被害に見舞われている九州、沖縄、四国地方の方、心からお見舞い申し上げます。
 広島も昨夜から天候が悪化して、今日の作業が心配だったんだけど、オレの行いが良いせいか(ウソ!お客さんの行いが良いに決まってます)作業時間前後だけ天候が回復していました。
 何せ、明日から使うTERZOエアロボックス等の取り付けだったので、今日は雨天決行のつもりで、豪雨であろうと、カッパにビーサンという格好になってでも作業してやるぜ!なんて息巻いたものの、風が強いと、とてもじゃないけどエアロボックスを載せる作業なんてできないので、ホントに天気予報を見ながら一喜一憂だったのです。
 今回のご注文のエアロボックスは、ショートモデルなので、我らが90式戦車よりも珍しいカペラWにもバッチリ積載できて、取付にお邪魔する事ができました。
 無事取付も済んでラッキーだったけど、台風の進路に位置している皆さんはくれぐれもご注意くださいね。
 なんと、今日は脱線ネタはありません・・・マジメ!?
8月13日
 お盆休暇を取れた皆さん、楽しんでますか?
 オレも今日は、専門学校で担当したコ達と海に行ってきました。
 このグループは、卒業してもずっと、こういうイベントをオレと一緒にしている連中なんだけど、オレも周りの人に言わせれば、「垂涎のシチュエーションかつ犯罪行為」だと言いたいそうです。(ま、わからんでもないけど・・)
 それはともかく、バーベキュー&海というのが恒例になって3度目の夏だったものの、初年度はガスを使ったので火力が強すぎ、去年は肉の量が足らなくて、あっという間に完売(オレが乱獲したワケではありません)、その経験を活かして、今年はとんでもない量の肉を買い込んで、「これで完璧!?」と思っていたら、今度は炭が足らなくなって、慌てて買いに行く始末と、オレ達は3年くらいでは完璧にできないようです。(というワケで来年もGOです)
 通常同期会というのは、年を経る毎に参加メンバーが急減少するのが一般的なのに対して、このグループが集まる時には、段々参加メンバーが増えてきているのは何度か日誌でもご紹介したと思うけど、今日の新メンバーは、これまでのオレの担当コース+そのコースと同じクラスのコ(この部分で増加しているワケです)に加えて、コースのコであるNちゃんと双子のRちゃんも参加したのです。
 ちなみに、この2人がどれほど似ているかというと、2年間一緒に過ごしたほかの連中が「あれ?Nちゃんが左側ですよね?(正解は右でした)」というくらい似ていて、きっとオレの講義にも1回くらいは、入れ替わって参加していたかも知れないというくらい似ているのです。
 でも、敷居の高くない我がグループ(というよりも敷居は無いと言っても過言ではない?)に溶け込んでもらったので、そういう意味でもGOODでした。

{ナゾの電話}
 夕方に片付けて広島に帰り、みんなで晩飯を食べている時に、突然オレの携帯が鳴ったのです。(電話はいつも突然鳴るものですが・・)
 見ると、常連のNクンで、電話に出てみると
Nクン「新枝さんに海は似合わんよ!」
オレ「は?」
Nクン「新枝さんに海は似合わんよ!」

 オレは、何を言っているんだろうと思っていたんだけど、ハッと気付いて
オレ「ちょっと待った!何で海に行っているのを知っとるんね?」と、聞いてみると
Nクン「あのね、世間は狭いもので、ワシも同じ海水浴場におったんよ」
オレ「ウソォ〜〜〜〜」(120kmも先の海水浴場で出くわすとは、ホントに世間は狭いものである)
Nクン「ウチの嫁さんが、新枝さんを見かけたというので、マジかいなと思ったら、ホントだったし、帰りに駐車場を見ると90式戦車よりも珍しい車があったもんね、というワケで新枝さんは海は似合わない!」
 だそうです。
 今度は220km先の海水浴場にしてみようかな??
8月16日
 海に行ったわりには焼けて無いじゃん?と、日誌を読んだお客さんに突っ込まれたのが今日の初仕事(漫才のボケ役じゃないから突っ込まれる事自体は仕事ではありません)。
 何せ気温も低く、曇りでもあったからねぇ・・日焼け止めさえも塗らなかったのに、微妙に焼け気味ってカンジに収まっているのは、やはり冷夏の象徴のようです。(2年前の離岸流に流され事件と違って、波が実に穏やかだったのが唯一のポイントでした)

 仕事はサクッと終わったので、帰ってから、勝手に懸案にしていた「加圧式筋肉トレーニング」にチャレンジしてみました。
 この「加圧式筋肉トレーニング」というのは、ご存知の方もいらっしゃるかも知れないけど、腕と足の血流をある程度制限した状態で、短時間の軽いトレーニングを行うと、ハードなトレーニングを行ったのと同じ効果があるだけでなく、血流を制限した部分の乳酸濃度が高まる事で成長ホルモンが大量増産(成長期よりも多く作られるそうです)されるので、筋肉の強化だけでなく、脂肪の燃焼まで効率的になるという、まさにグータラ人間専用トレーニングみたいな方法なのです。
 10分程度の軽めのトレーニングを終えると、メニューは結構軽いのに、筋肉の疲労感は結構あると言われていたんだけど、ホントで、久々の疲労感というカンジでした。
 興味ある方は、お試しあれ!
 でも、止血するんじゃないので、血流を制限する程度は重要ですよ。
8月18日 ナゾの話??
 長い盆連休を堪能された方も、ついに仕事です!
 人間諦めが肝心ですから、元気よく仕事をいたしましょう!?!?
 とまぁ、盆休みが長かったワケでもないオレ自身に言い聞かせながら今日のスタートです。

 そのスタート前に、ちょっと笑えない話を紹介しますから、倦怠感テンコ盛りの方は、これでも読んで気分を転換してください。

{トワイライト愛の劇場? 主演オレ。助演女優不明}
 それは、2週間前にさかのぼる話が発端だった。
 その時、オレは90式戦車よりも珍しい車に買い換えて2週間経過していた。
 アウトローで独身のオレだけど、意外にも甥には勝てないという側面を兼ね備えていて、甥のお願いで甥、ウチの親、義理の妹(甥の母親ということです)が野球を見に行く時に、球場近くまで送ってあげたのです。
 翌日、車の掃除をしていると、後部座席の足元に女物のクシが落ちていた。
 それまで、この新しい車には、ほとんど人を乗せていなかったので、「妹がカバンなどから落とした」んだと思い、回収していた。
 昨日の夜、甥の一家が泊まりに来たのでそれを思い出し、妹にクシを見せながら「これ車に落としとったぞ」と言うと、「何?それ私のじゃないよ、この前海に行った時のコ達のじゃないの?」という予想外な返事が返ってきた。
 何を言っとんじゃ、妹が乗った直後に落ちていた(海は、ずっと後の13日だもんね)んだし、それまで後部座席に人はおろか、荷物だって乗せた事がなかったんだから、そんなアホな事は無いと言うと、妹の目が輝き始めた。。(い、イヤな予感!?)
 「んで、お兄さん、私や海に行ったコのじゃなかったら、誰のなんよ?」
 ホラきた・・・と、思いながらも、ウォームアップ不足の頭を回転させても、車の乗り始め当初の2週間には、後に人や荷物を乗せた事なんてない。
 すると、元気倍増した妹は「だいたい落としたクシがあっても、特定の相手しか乗せないんだったら、その相手に聞けるし、クシを見ればわかるはずなのに、それがわからないという事は、お兄さんゼッタイにアヤシイなぁ・・・」とか「きっと、乗せた女の子が、自分の事を誰か(”ウチの家族もしくは、ライバルの女のコへ”と言いたいらしい)に知ってもらいたくて、コッソリと後にクシを落としておいたんよ」、「だから、誰なんか白状してみ!?ん??いっぱいいて特定できんのんなら候補を挙げてみたら?」と、きっと頭の中が1000倍の大きさになったほどの空想を広げているに違いないと思えるような想像力を発揮し始めた。
 んな、どっかの三流小説じゃ無いんだし、ましてやオレの場合、家族に隠しているような付き合いがあるワケじゃないんだから、そんな話があるワケないじゃんと言ってはみたものの、実に納得がいかない話なのです。
 何と言っても、車は乗りはじめに、ナビをつける際に、シート等も完全に取り外しているから、それ以降でないとクシは落ちないワケだし、妹の想像はともかく、誤って?後ろに落とすにしても、その可能性があるのは、2名だけ(しかも、妹が想像するような相手じゃないのです)なので、実に納得いかんだけでなく、どうも妹には、オレの私生活の誤解までされて、散々な事件でした。。。
 というワケで、誰か心当たりがあれば名乗り出てくれ〜〜!!
 残り2人に聞けばいいじゃんか?って??
 ま、そうだけど、余計ヤブヘビになったらどーすんですか?
 男って不思議なものだけど、後ろめたい部分が全く無くても、こういう時にヘンな聞き方をすると、ヤブヘビにならないかって、妙に心配するもんですよね?(皆さんもわかるでしょ?)

 ちなみに、ここに紹介するくらいだから、妹の想像しているようなシチュエーションではありませんから、皆さんも誤解の無いよーにお願いしますだ。(ホント)
8月20日
 「何が残暑じゃ?残暑のほうが暑いやんけ!」と、オレのように悪態をつく方もきっと多いと思う盆明けだけど、皆さんもヘバらずに頑張っていますか?
 18日分の「トワイライト愛の劇場」を書いたのは、どうやら失敗でした。。
 オレは後ろめたい点が無いので紹介したんだけど、皆さんの突っ込みに散々な目に逢ってしまったのです。(皆さんも想像できるでしょ?)
 しかし、何で皆さん、あーいう事になると想像力逞しいんでしょうか?
 ここにはとても書けない切り口の突込みまであって、「はは〜ん、そういう想像の仕方もあったのか?」と妙に関心してしまいました。(感心!?)

 というワケで、ホントはとってもマトモでマジメ?だと言う事を再認識していただくために、今日お客さんから聞かれた件をちょっと紹介します。

{TMD構想の落とし穴}
 MDといってもミニディスクではありません。
 オレは先日、同乗者が持ってきたMDを聞いていると4曲目以降カウントするものの音が出ないので、故障か?それとも録音の失敗じゃないの?と同乗者に突っ込みを入れていると、なんとMDLP(オレのは対応していないのです)で4曲目以降録音されていたという笑い話があったんだけど、そういう話ではありません。

 ミサイル防衛構想の事で、みなさんもノドンじゃテポドンの驚異云々などの報道や国会中継(ん?見ませんか?)などで結構取り上げられているので、ご存知の方も多いと思うんだけど、今の構想では、イージス艦を改修して、洋上で対弾道弾ミサイルを打ち上げて破壊し、それを打ちもらしたものを、すでに湾岸戦争などから有名なパトリオット(本当の発音はペィトリオットに近い発音です)のPAC3という新バージョンで打ち落とすというのが、現在の日本の構想のようです。
 ま、イージス艦に搭載する対ミサイル用ミサイルは棚上げするとして、このミサイルで打ちもらした際の、最後の砦であるパトリオットPAC3は、まったく真実が報道されていないようです。
 というのも、本来、対航空機用である現在航空自衛隊が装備しているPAC2では、ミサイルを撃墜しにくいのは当たり前として、PAC3は、ソフトの改修程度で既存のものを使えるような誤解があるけど、元々別の名前が採用されるはずだった、まるで違うミサイルなのです。
 同じパトリオットという名前が採用されたのは、防空系のミサイルとして名前が浸透していただけでなく、パトリオットの語源が「愛国者」というネーミングなので、アメリカで同じ名前にされたようです。

 それはともかく、「では対ミサイル用のPAC3があれば大丈夫なのか?」という点の、命中率以外の部分は全くと言って、マスコミ等で論じられていないのです。
 PAC3というのは、例えばイメージで言えば、さっき触れたように同一のパソコンでOSをWin98からXPに変更して使うようなイメージが浸透しているんだけど、実は全くの別物で、パトリオットミサイルの大きさもまるで違うのです。(PAC3は、実に細い)
 細いのは理由があって、速度を出す事、衝突時に慣性重量でミサイルを確実に破壊する事を目的にしているので、細く、同じ体積では重く作られているんだけど、これが災いして、実は飛翔範囲が極めて小さくなるのです。
 元々各地に配備されているPAC2が半径100〜150km程度の射程距離なのに対して、PAC3は15km程度のはずなのです。
 しかも、PAC3は射程距離だけでなく、落下段階のミサイルを空中で破壊するためのミサイルなので、日本の主要地域に限定して防衛網を作ろうとしても、とても現在のPAC2の配備基地だけで事足りる話ではなくて、今の100倍以上配備場所を増やさないとミサイルの直撃を防ぐ事ができないのです。(それも発射すれば撃ち漏らさないという前提で)
 どうです?こんな話って、ほとんど語られていないでしょう?
 なのに、国会中継などを見ると、これらを配備する事で上昇段階以外の整備ができると議論されているのは、まさにシロートが集まった国会と言わざるを得ない状況なのです。
 国会議員もマスコミの方々も、もっと勉強して、事実関係を理解した上で、どのように国を守るべきであるかという議論をしてほしいものですよね。
 ちなみに、これを言ってはオシマイなんだけど、日本全国ハリネズミのようにPAC3基地を作って、落下段階の弾道ミサイルを迎撃したとしても、射程15kmのミサイルが迎撃するワケだから、撃墜しても、その破片は都市周辺に撒き散らされるワケで、都市部を狙ったミサイルであれば、どっちにしてもかなりの被害を被る事になるのです。
 要するに、PAC3は、イラクなどで、まわりが砂漠で、破片が落下しても問題無い部隊や基地周辺を防衛する目的の装備であって、人口が密集しているゾーンを守るための装備には向いていないのです。(空中で破壊すれば、核弾頭装備のミサイルの場合は、被害がかなり小さくなるけど、通常弾頭や化学弾頭、そして放射能物質を搭載している、いわゆる”ダーティーボム”等にはあまり実質的な効果は大きくないということなのです)
 こうなると、ホントに都市化が進んでいる日本の現況が恨めしい限りなんだけど、「PAC3で万事解決!」などと考えずに、短期的、そして長期的な視野にたって、戦略を考えてもらいたいというのがオレのお願いです。

 というワケで、こういう部分もちゃんと取り上げたニュースや特番を作って欲しいのも、オレの気持ちなんだけど、どこかの局で月に1度くらい、オレにワクをくれませんか?(いただける局の方は、”こちらへ”
 以上、この日誌を見ていただければ、決してクシ事件は冤罪だと確信してもらえるはずの、濡れ衣の新枝でした!(でも、クシは気になる・・)
8月25日
 朝4時半から始動して、博多に乗り込んできました。
 これは仕事というか仕事じゃないというか、微妙な話なのです。
 というのは、事の始まりは先月の初旬のこと。
 オレが週に1コマだけ講義を受け持っているファッション系の専門学校での話なのです。
 その学校は、講師と学生の距離が無い、アットホームなところなので、用事も無いのに、学生が職員室に遊びに来るという学校なのです。(用事も無いのに職員室に遊びに行けるのがどれだけスゴイ事かは、皆さんの過去を振り返ればおわかりになりますよね?)
 オレも講義が終わり、職員室でメールチェックしていると、オレの担当しているIちゃん達が、しきりと悩んでいたのです。
 よく聞いてみると、博多でメイクバトルコンテストがあって、それに参加したいんだけど、参加費が結構高いだけでなくて、参加するのに往復の交通費がかなりかかりそうだし、そのコンテストは、出場者だけでなく、モデルも連れて行く必要があるので、新幹線などを使うと、酔いが覚めるような費用がかかってしまうから、どういう手段が安いかを悩んでいたのです。
 ある意味、旅行代理店並みの交通機関の知識を持っているオレは、その時とばかりに色々作戦を考えてみたものの、どれも決して安くないし、高速バスだと当日中に帰れなくなって、交通費は比較的安価なものの、結局かなりの費用がかかってしまうのです。
 しかも、さっき触れたように、モデルも連れて行くので、費用も2倍かかるから、ホントは参加したくても費用的な面で決心がつかないコもいるようなのです。
 そこで、一計を案じた上で、「何とか費用を抑えることで、どうしても参加したいという気持ち」なのを確認し、オレと担任の先生とが車で連れて行こうという事になったのです。
 それで、総勢5組10名を連れて乗り込んだんだけど、なんとIちゃんをはじめ2組が入賞して、全国大会への出場権を獲得したのです。
 オレは、「結果はともかく、思いっきり表現してこい」と言って送り出したんだけど、まさか結果まで勝ち取ってくれるなんて、ホントに個人的に支援という形で1日費やした甲斐があったというものです。
 Iちゃんは、本当のキャラとは、まるで別人のように、いつもこういう企画ではエネルギー全開で頑張っているので、自分の学生時代を照らし合わせると、ホントに感心している貴重な逸材なんだけど、今回はIちゃんだけでなく、いつも落書きのイラストで笑わせるMちゃんも入賞しただけでなく、他の3組も、ウチ以外の出場者よりちゃんとした主張があってGOODでした。
 というワケで、費用が捻出しにくい中、こういう作戦で博多に行ったのに、東京の全国大会の参加権をゲットしたために、さらに費用のやりくりを悩ませる事になってしまったという、何か喜びの中にも悩みありという1日でした。

{ラーメン怖い!?}
 その博多では、オレは手持ち無沙汰なので、周辺のラーメン店攻撃を繰り返していたのです。
 最初は、オレのサラリーマン時代最後の4ヶ月を過ごした、自動車メーカーの政策会社での出張先の隣にあるラーメン屋で、コッテリ好きには、ちょっと堪えられない味の店なのです。
 何しろ、その出張先で開催される中古車オークション(ディーラー向け)は、普段面倒がって足を運ばないディーラーの中古車部の部長なんかが、オークション時に出される、そこのラーメンが好きだからという、何とも単純な理由で参加するという隠れたファンが多いラーメン屋で、図らずも、先日別のG専門学校の同じ非常勤仲間である、今時のおねえさん系のK先生も、美味しい店として、友達に連れて行ってもらったことがあるという、まさに隠れた有名店。
 そして、オレはメイクバトルの結果待ちの時刻にも、別の長浜ラーメンに乗り込んで、これまた「替え玉2つ」も退治してくれたのです。(博多を征服した気分?)
 ところが、メイクバトルが終了すると、学生達が「ラーメン食べに行こう!」というもんだから、かなり満腹の腹を押さえながら、さらに別のラーメン屋に乗り込んで、その時にはさすがに普通の1杯を、何とか押し込んで帰ったんだけど、きっと3日程度はラーメンは見たくない状態になりそうです。
8月28日
 久しぶりに、マジメ?な本業の日誌です。
 軽自動車の車検の依頼を受けて、車を預かったものの、お客さん曰く、「納税証明がヘン」だというので、見せてもらうと、納税しているにも関わらず、納税証明に領収印が押印されていなかったのです。
 話を聞くと、郵便局で払い込んだそうなんだけど、郵便振替用紙の振込み人控えには、名前と金額と領収印が押してあって、肝心の納税証明は、そのままなのです。
 しかも振替の半券には名前があるものの登録番号などは表記されていないので、これでは納税している証拠として使えそうも無いと判断したオレは、「市役所で、再発行させましょう」という話にしたのです。END・・・・と思いきや、よーく考えれば、この軽自動車は、隣の県の山口ナンバーのままだったので、ウチの本拠の広島市では出せない事が判明したのです。
 ま、お客さんと相談の上、オレが取りに行くことにしたものの、ホントに車検証上の住所が、広島に最も近い岩国市で良かったと胸をなでおろした今日この頃です。
 というのは、普通車が県税なのに対して、軽自動車は市町村税なので、納税証明の再発行は原則として、該当の市町村に行かなければならないので、普通車の場合、広島から見ると最も遠方の下関市が本拠の車でも最寄の岩国の県税事務所で発行できるものの、軽自動車だと、もし下関だったら、下関まで乗り込む必要があって、フグを食ったくらいではワリが合わない話になってしまうから、岩国が本拠になっていてホッとしたわけです。
 子供の使いじゃないので、ついでに聞いてみたところ、郵便局で払い込んだ場合、車検時に必要な納税証明は、市町村の課税課などで発行依頼をしなければいけないらしいので、皆さんももしご存じない場合は、参考にして納税してください。
 ちなみに、岩国に行く場合、よく立ち寄るラーメン屋があるんだけど、やっぱりパスした新枝です。。。
8月30日 豪華装備は故障の元?
 オレが、まだディーラーに在籍していた時の話。
 ホントに駆け出しだった頃、当時の先輩が実家の父親に車を売る時に、「どうせなら、こっちにしたほうがええよ。5万円の差でパワーウィンドウやパワステまで付いているんだから」と言うと、電話の向こうで先輩のお父さん曰く「アホか、そんなに余計なモノが付いている車は、壊れるじゃないか」と言ったと先輩が嘆いていたんだけど、まさに一理ある話ですよね。
 日本も便利になったのはいいけど、色々なインフラなどもダウンすると、昔の生活以下になるのは皆さんも停電などでご存知のとおりだと思う。
 
 ちょっと関係無い話だけど、ウチに来られた方なら記憶があるかもしれない、去年の暮れに中古で買ったオフィス用キャビネット。
 さすがに、開業3年になってくると、色々な資料も増えるし、帳簿類も増加の一途をたどるので、去年の暮れに購入したんだけど、「中古で2万円近くはビックリ」でした。
 でも、経験がある方ならわかっていただけると思うんだけど、家庭用の木製本棚やチェストなどは、価格も安くて見栄えも悪くないものの、実は紙の資料をテンコ盛りに収納すると、結構モロくて、棚が曲がったり、引出しのレール部分が壊れたりと、とてもそういう意味で実用的な耐久性が無いのです。
 んで、やむを得ず、「カッコよりも丈夫がなにより!」と、オフィス用のキャビネットを購入してみると、さすがに重量物を収納する前提で作っているために、引出しを1つ引き出すと、他の引出しは同時に引き出せないようになっているのです。
 きっと、重量物(大量の資料)を収納している引出しを上下どちらも引き出すと、その引出しの重量でキャビネット自体が転倒するような事故を防ぐためなんだと思うけど、買った当初は「へぇ、そういう配慮もされているんだ。さすが仕事用」と感心していたのです。
 そして、今日の問合せの1つに、ウチの秘蔵?の詳しい資料が登場する問合せがあったので、「おっしゃ!詳しくご説明してビックリしてもらおう」などと考えながらキャビネットから資料を取り出そうと思ったら、なんと引出しがびくともしないのです。
 個人的には、誰でも立ち入るところじゃないわけなので、キャビネットにカギなんてかけていないんだけど、念のためにカギで開閉してみてもダメ。
 軽く気合いを入れても、お願いしてみても引き出しは開こうとはしないのです・・・
 さらに、もうちょっと気合い(ケリ?)を入れても変化なし・・・・・そうなんです、オレの予想では、引出しが完全に収納されることで、内部で他の引き出しにロックがかかっているのが解除されるような構造に問題があって、完全に引き出しが収納されていない状態のままになっているので、びくともしないようなのです。
 これじゃウチの自慢の秘蔵資料は、ホントに秘蔵になってしまうじゃないかと、焦りながら揺すってみてもやっぱりダメ。
 やっぱり先輩のお父さんの「アホか、そんなに余計なモノが付いている車は、壊れるじゃないか」という格言?は活きているようです。
 というワケで、誰か対処法をご存知じゃないですか??(もっと気合い入れろって!?)

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