トワイライト裏業務日誌 2002年2月
2月1日 最後の登板 PART2!?
 昨日「最後の登板」というサブジェクトにPart1と書いたのは、今日のことを念頭に置いていたんだけど、ちょっと書く予定の内容がどんでんがえしになってしまったのです。
 というのも、今日講義するもう1つの専門学校の2年生も最終講義になるので、同じように講義前、非常勤控え室という瞑想の場所に最適なところで感傷にひたっていた。
 んで、先週25日に書いたように、講義最終日を1週間違って恥ずかしい思いをしたので、今日は気持ちを入れなおし教室に向かったのです。
 すると、チャイムと共に学生達が入ってきて、「先生!これを受け取って」と、なんと花束と寄せ書きの色紙を渡してくれたのです。
 オレ、自分に花束もらったなんてホントに久しぶりなので、ビックリしつつも、まさか学生達からそんなにまでしてもらうなんて考えなかったので、感謝・感激・雨あられで、思わずウルウルとしてしまったのです。
 考えてみれば、オレは来年度以降もこの学校で講義を行うという話を打診されているので、離れていくのは学生達のほうで、どっちかというとそういう場合は、オレが贈り物をしてもおかしくないのに、逆にそういったことまでしてもらうなんて。。。。(うれしさのあまり絶句!)

 今の教育現場の荒廃ぶりは、なにかとマスコミでも取り上げられているのは皆さんもご存知だと思うし、それがすべてだとは思わないものの、まさかこういう良い関係が2年間続くなんて考えもしなかった。
 オレが独立して間もなく、この専門学校から講義を依頼された時には、ホントに悩んだし、学生達にちゃんと伝えることができるのだろうかという不安も多かった。
 これまで何度が日誌に登場したウチの弟も、「アニキは、車の事でお客さんにアドバイスする時の実力は一目置けるけど、それが学校で通用するわけじゃないし」なんて、オレには言わないものの、当初は大丈夫なのかと心配してくれていた事も後日わかった。
 そんな状況の中で、家庭の事情で退学を余儀なくされた学生からもらった手紙を見て、弟も「マジで心配していたけど、これを読んだら、ムッチャクチャええ先生しとるじゃない」と安心してくれたのも、もう1年以上前になる。
 この学生達と出会い、2年間一緒に過ごし、オレもとっても勉強になったけど、同じように大切に思ってくれる気持ちを考えると、やはり人間同士はちゃんと向かい合いさえすれば、お互いのために良い関係になれるものなんだと納得できたし、とっても大切な財産になった。
 同じように学生達も思ってくれたので、最後の講義にこういうシチュエーションになったんだと思うと、ホントにウルウルなのです。
 講義の終わりに記念撮影なんかして、ロビーを出たところで別れたんだけど、学校の事務担当のコ達の暖かな視線もうれしかったのです。
 
 その後、クレーム交換分の商品を取りに行って、緊急出荷をしたりしながら帰ってから、「家に帰るまで開けないでくださいね」なんて念を押された竜宮城の玉手箱?みたいな色紙をようやく開くと、みんなの気持ちがいろいろ書いてあったんだけど、みんな口を揃えたように「学校に入って、先生に出会えたことが何よりもうれしかった」なんて書いてあって、思わず涙・涙になってしまったのです。
 教えた内容が勉強になったということもうれしいけど、そうやって人と人の関係まで喜んでもらえるなんて、こんなオレなのに・・・て思うと、涙が止まりませんでした。(オレを知っている人には、意外に思われるらしいけど、涙腺弱い系です)
 というワケで、みんなの玉手箱(封書に入っていた色紙)には、白い煙が出なかった代わりに、オレの目から涙を出させる機能がついていました!
 後からメールでお礼を言ったら「5年後にまた見てね!」だって。
 もちろん、この寄せ書きは、大切にする事間違いナシです。ホントにみんなありがとう!

 そういうことで、お涙ちょうだいモードだったんだけど、よく考えてみれば講義が終わっただけで、こんな状態だと、マジで卒業式や謝恩会になるとハクション大魔王みたいに、オロロン、オロロンと泣いてしまいそーです。
2月5日
 お客さんから「インターネットショップ2周年おめでとう!」というメールを数通もらってから、「げげ、そう言えば2002年2月2日で2周年だった」と思い出した。
 独立したのが1999年12月で、ショップオープンまでしばらく時間があったのは、ホームページなどの準備をしていたからなんだけど、1月後半になりそうだったから「ええい!ついでに2を並べてやれ」と2000年2月2日にオープンしたという結構いい加減な開設日だったのです。(いくら2を並べると言っても2222年2月2日までは待てないですからね)
 その時には、単にオープン時に2が並ぶだけと考えていたんだけど、よく考えてみると、その2年後(2周年)が2002年2月2日だし、20年後は2020年2月2日。
 さらに22年後(2022年2月2日)222年後(2222年2月2日)と経過年数と記念日に2ばかり並ぶスケジュールが目白押しなのです。
 ま、ウチに222年後があるとは考えにくいけど、せめて22周年までは、ここで祝いたいというのが正直な気持ちです!

{今日の蛇足}
 なんかワイドショーを見ていると、加勢大周が結婚したのが2000年2月2日で離婚が2002年2月2日だと報道(自信ないけど)されていた。
 何と、ウチのオープン記念日と同じなのには驚いたけど、幸いな事に廃業記念日として2002年2月2日を迎えずに済んだのはラッキーでした。
 これも、ホントに皆さんのおかげですね。(大感謝)
2月8日
 今朝いつものようにメールチェックから仕事を始めると、いつものように?ウイルスメールが1通含まれていた。
 一時期ほどでは無いものの、深夜から朝までに100通規模のメール(ヨソのメルマガなども含まれています)が着信するウチとしては、ウイルスメールの1通や2通は日常的なことなので、気にもせずに削除した。
 ところが、実はこれがその後の物語?のプロローグだったなんて気づかなかったのです。
 というのも、モチロンウチはウイルスに感染なんてしなかったんだけど、「Fかしわ店」というお店からオレ以外のアカウントの方へ「送信者、サブジェクト、内容とも何も記入がされていないメールが届きました。もしご注文やお問い合わせであればフォームからご記入ください」みたいな内容のメールが紛れ込んでいるではないか。
 なんで、送信者も知らない(ま、ウチの場合は、当然送信者に面識が無い方が大半だけど)だけでなく、オレ以外の方へのメールが(しかも、その宛先にも心当たりなし)届くんじゃ!?と思っていたら、そのまた数通あとに「宛先が私のところではないメールが届いています。どなたが送られたのでしょうか?」という、今度は別の「X鮮魚店」から、また、その知らない宛先へのメールが届いている。
 なんじゃこりゃ?と思いながら、さらにメールをサクサク片付けていると、これまた「ナゼこのメールが私のところに届くのでしょう?」などと書かれた花屋さんや、さっきのFかしわ店のメールに引用をつけた返信メールまで舞い込んで、なんだかメーリングリスト状態になっていたのです。
 それにしても、何で商売をやっている人ばかりが、このメールへの反応をしているのだろうなどといろいろ無い知恵を絞って考えていると、N商工会議所からお詫びのメールが届きました。
 要するに商工会議所のとあるメーリングリストに登録されているところへウイルスメールが届き、ウイルス自体は駆除したらしいものの、そのメーリングリストの登録先に転送されてしまい、それを受信した方がそれに返信を書くと、それを受信したサーバーがこれまたリストに登録されている全ユーザーに配信したということを繰り返したようなのです。
 どーりで、中小事業者?と思われる方ばかり、そのメールにRESをつけていたのかぁ、と思わず納得したんだけど、ホントにシャレになりません!
 やっぱり、WEBを使う商売では、ウイルス対策と言うのは重要だと再認識したんだけど、ウイルスと言えば、先日来お問い合わせに対応していて「注文したいので振込先を教えてください」とご連絡をいただいた方に、いつものように「ご注文内容の確認メール」をお届けして、納期を短縮するために速攻で商品を手配したのに、いつまでたってもご連絡が無い方がいらっしゃたので、そのまま注文をしていただけない可能性が出てきたのではないかと考えながら「こりゃフライングしたのは失敗だったかな?」と思っていたら、なんと、本物のウイルス(インフルエンザ)に感染されていたのだそうです。
 そりゃ、返事ができんわな!と納得しつつも、お返事にお見舞いの言葉を添えたんだけど、快方に向かわれているとのことで安心でした!(ウチも悪性在庫が残らなくて良かった!)
 とまあ、いつも以上に取り留めの無いウイルスの話題を2件書いて、今日はオシマイ。
2月14日
 ほぼ1週間ぶりの更新でスンマセン!
 車関連の仕事はボチボチだったんだけど、専門学校の卒業試験の採点や評価に追われてちょっとサボりぎみでした。
 それもやっと一段落ついたし、今日の登板も1年生の1コマだけだったので、その後に突然「忙中閑あり、今こそ突撃じゃ!」とばかりに髪をカットに行って来たのです。
 そこの店長は、ベンツに乗っているんだけど、先日車検だったらしく、車検に出して戻ってくると、エンジンのアイドリングが不調になっていたそうで、それを伝えるとプラグコードが消耗品でそれが悪いという回答だったから、「消耗品ならしょうがないか」と交換を依頼すると12本で12万円という日本車のプラグコードであれば、10万円分くらいの宝くじでもオマケについているのかと思うくらいの部品代だったそうだ。(V12)
 それで直っているかというと、直ってなくて、また引き取って数日経過して戻されると、ボディにキズがついているわ、後部座席にタバコの灰が落ちているわ、燃料が減っているわで、さすがにムカッときて電話しても、「最初からでしょう?」という状態だったそうで、さらにエンジンは治っていないので、アホくさくなりながらももう一度出したら、さらに他の部品が悪いと言われて部品交換して(モチ有償・・・プラグコードの誤診断はどうなった??)、返却後に見ると、驚いた事にエンジンを切っている時に車高がはっきりと低かったらしい。。。
 さらにいろいろ事情を聞いてみると、どうも車検を出したところから毎回外注に出ていたらしく、それはいいとしてもその外注先が毎回違ったと言う事らしいのです。
 そんな、思いつきみたいな対応で、お客さんの不満を解決できるわけ無いし、それにしてもひっでぇ修理対応だなぁとしか思えなかったのです。
 確かに、一般的な認識とは違ってプラグコードはある意味消耗品だしそれが原因でエンジン不調に至る事もよくあるんだけど、よくセットで交換するなぁと驚いてしまう。(費用的な意味で)
 ま、将来的な再発(別のシリンダーのコードが劣化して同じ症状を起こす事)を防ぎたいという要望であればセット交換でもいいんだけど、12万だからハンパじゃないので、せめてそういう確認くらいはあってもいいだろうし、交換後にチェックすれば誤診断だったってことくらい簡単にわかるはずで、明らかに怠慢なのです。
 キズについては、店長が事前に気づかなかったという可能性も否定できないし、燃料も診断のために長時間エンジンを動作させていたという理由も考えられるけど、後部座席にタバコの灰が落ちていたり、ヘッドレストを操作して通常の位置ではない状態にしていることから考えると、遊びまわるために乗り回していたことも考えられる。
 ついでに車高が低くなってしまった件でも、多分エアサス装備車のリフトアップの注意事項を理解していない作業者がリフトアップをしてエアサスのシールなどを損傷した可能性も高いので、冗談抜きに”子どもの使い”のような一連の修理なのです。
 極めつけは、部品交換して車高まで低くなっていても、最初の不具合は直っていなかったとのことで、これじゃいくらなんでも「やらずボッタクリ」(厳密には、やってボッタクリかな?)ですよね。

 車種によって、何の心配もしなくて良い車とそうでない車があるんだけど、エアサスはリフトアップ時にその車ごとの手順を実施しないと損傷してしまう可能性もあるので、もしエアサス装備車にお乗りの方は、ご自分でのジャッキアップやお店でのリフトアップ時には十分に注意してくださいね。
2月15日
 今日も昨日とは違う別の専門学校に1コマだけ登板です。
 去年は、こちらの仕事も比較的ゆとりがあったし、昨日・今日のように学校での講義も1コマずつだったから、「あぁこんなノリだったなぁ」と思い出して懐かしがっていたのです。
 ま、去年と全く違うのは、こちらの仕事が皆さんのおかげで相当ボリュームが増えているので、先月まで2年生を担当していたコマの空いた時間には、当然仕事をしているので、意識不明でスキー場で気づいたり、バッティングセンターのケージの中にいることは無いんだけど、いつかそういう病気も再発させようと企てている今日この頃です。

 それはいいんだけど、今日のG専門学校に到着して、瞑想の部屋(ウソ、非常勤の控え室)に入ると日頃それほど話すことの無いO先生が「先生はアランを知っているんでしたっけ?」と聞いてきた。
 ん?アラン?プロストなら知っているけど、プロストはオレのことを知っていない(多分)はずだし・・・と思っていたら、なんと同じ非常勤の仲間でカナダ人のアラン先生が事故で亡くなられていたそうなのです。
 このアラン先生は、わりと大人し目なカッコも良い人で、1時間だけオレとスケジュールが重複するので、いつも控え室でいろいろ話をしていた(もちろん日本語で!)間柄で、カナダ生まれだけど、バイクでいつも行動するので寒いのはキライだといつも言っていた。
 そのバイクでの事故で亡くなられていて、広島のローカル紙やニュースでも「外国人の講師が事故で亡くなる。日本に近親者がいないので友人たちが葬儀を挙げて、その後のことをについて本国の両親などにサポートしている」と取り上げられていたのを、学校名が出てなくて氏名も呼び名(アラン)ではなく本名(エドワード〜)しか出ていなかったので、オレも他人ごとのように「フンフン」と飯を食いながら読んだ記憶があったんだけど、まさかそれが彼だったなんて。。。。
 アランは、非常に周りの人にも気を使う気遣いの達人でもあった。
 自動販売機のあるコーナーのとなりの教場で教えている時に、サービスコーナーで学生達がにぎやかに盛り上がっていたので、「ゴメン、もうちょっと声のボリューム落としてね」と一声かけて、教場に戻って、何事も無く講義を済ませたら、その学生達が盛り上がったのは、そこにアランがいたかららしく、後で控え室に「私がいながら、当たり前の事を配慮してなくて、ご迷惑をかけてしまって大変申し訳ない」と、最近では日本人でも使いこなせないような言葉を使ってオレに詫びたことがあったのです。
 オレは、その場所に彼がいたことも知らなかったし、視線も合ってなかったし、叱ったワケでもなかった。
 でも、詫びる時の表情を見ていたり、自然と学生の中心に位置する求心力を考えると、やっぱりそういう良さを持った人だったに違いないと思い、もっと彼の良いところを吸収したいと、そのときに心から思えたのです。
 そのアランから、十分にいろいろ教えてもらえる事も無いままに、こんな事になるなんて本当に残念だけど、学校で両親へ贈る手紙などを取りまとめているようなので、オレも必死に構文を考えながら書いてみようと思う。(智恵熱が出たら誰か助けてくらはい!)
 合掌!と書きたいところだけど、仏教徒とは思えないので、愛すべきアランに神の恵みを!
 また、ながら聞きの報道では、日本での墓を友人たちが建立しようとしているという話だった気がしたので、どなたかご存知であれば教えてください。
2月16日 灯台下暗し
 昨日日誌をアップして、ホンの2時間くらいしか経過していない時に、ウチのお客さんでもあり、ディーラー時代から妙なつながりを続けていただいていたKさんからメールがあったのです。
 その内容は驚くもので、このKさんがアランをご存知だったのです。
 ご存知どころの騒ぎじゃなくて、何でも一緒にサッカーチームで練習していたというからホントに驚きです!
 オレは、Kさんが意外とスポーツが好き(外見が細身の優男なので)で、サッカーチームでも気合を入れているのは知っていたし、そのチームのHPが完成したときにも見せてもらったり、ありがたいことにウチをそのHPで紹介してもらっていたりしていたんだけど、まさかアランが、そのチームに属していたなんて、ホントに世間は狭いですね。
 彼はバイク好きだというのはオレも知っていたんだけど、まさかサッカーまで手を伸ばしているなんて全く知らなかったから、冗談抜きにメールのサブジェクトに「アランのこと」と書いてあったので、ホントにKさん?と思ってしまったのです。
 ま、Kさんに言わせれば、「アランと新枝さんが同じ学校で教えていたなんてビックリした」ということだったらしいんだけど、事故の後病院に搬送されて息を引き取った後で、霊安室でアランを見守ってもらったということなので、アランも淋しくなかったに違いないと、ホンの少しだけ安心した。
 でも、これまでのKさんとの会話やメールの中に、1回でもアランの事を触れておけば、オレも最期を見送れたのにと思うと実に残念だけど、以前も感じていたんだけど日誌の影響力にはビックリです。
 Kさんに詳しく聞くと、さすが気遣いの達人であり、人望が服着て歩いているようなアランの葬儀は、周りの人達が執り行って、しかも多くの人に見守られた葬儀だったらしく、オレの親父が生前「その人間の価値は、死んだ時に初めてわかるもんだ。 その葬儀に参列している人数だけでなく、どんな人が参列するかでわかる」と言っていたことを今さらながら納得したのです。
2月18日
{トイレに立ってタイホ!?}
 いきなり脱線でスンマセン。
 何しろ強烈なニュースだったし、これから海外に行かれる方へのお知らせを含めての内容なんだけど、現在ソルトレイクで冬季オリンピックが開催されているのは皆さんもよくご存知だし、それで睡眠不足になって仕事に影響が出ている人も相当いるんじゃないかと思っている。
 そのアメリカでは、オリンピック開催中はさらにテロ対策として厳戒態勢を敷いているのもニュースになっているのでご存知だと思うけど、どうやらオリンピック開催中にソルトレイクへ航空機が着陸する30分前からは席を離れてはいけないらしいのです。
 席を離れてはいけないというと、そういうお願いのように思いがちだけど、さすがに「HEY STOP⇒ズドン!?」のお国柄(スンマセン偏見でした)、そんな悠長な話ではなくて米国連邦航空局(FAA)は厳密に禁止しているようで、それに違反するとタイホされるらしく、9日にそれを知ってか知らずか立ち上がった乗客を同乗していた私服警官が逮捕拘束しただけでなく、その間他の乗客90人も後ろ手の状態で身動きできない状態にさせられてしまったということなのです。
 ちなみに逮捕拘束された乗客はどうなったかって?
 どうやら1晩留置場に泊まらされたそうなのです。。。
 というワケで、英語の注意アナウンスをロクすっぽ聞いてない(英語では聞けない?)人が多い日本人観光客だから、もし開催中ソルトレイクに行く場合は注意してくださいね!(ま、1晩アメリカの留置場を経験するというテもあるけど・・・その場合は手記を送ってください!)
2月19日 胃袋正常になる
 いくらたくさん詰め込んでも、すぐに空っぽになる。
 これは何でしょう?と聞いたら、「そりゃオマエの胃袋じゃねぇか!」と突っ込みを入れた知人がいた。
 んが!真っ向から反論できないのが非常に悔しいものの、実はオレの胃袋もさることながら、ウチの外出時の懐刀(と言っても、わからん世代も多そうなので必殺技にでもしておこうか?・・・ゼンゼン意味が違うけど)であるモバイルVAIO君の胃袋じゃなかったバッテリーが、以前からどうも終焉を迎えつつあると思っていたんだけど、満充電でもパソコンを起動すると残量80%、そしてメール着信時には65%、返事をサクっと書くと20%、返信中にバッテリーピンチ!みたいな状態になって、いくら詰め込んでもすぐに空腹信号を出す道楽息子と相成ったので、そろそろバッテリーの交換を!と考えていた矢先に、来週東京へ出張する事になり、しかも車じゃないので、こりゃバッテリーを購入じゃと慌てて昔の後輩が家業を手伝っているSONYショップにお願いして、高見山じゃないけれど「2倍!2倍!」と連呼して、2倍の容量のバッテリーをゲットしてきました。
 早速装着して起動すると残容量30%だったので、そのまま放置してみると、これまでカウントダウンかと思うくらいのスピードで残量表示の数値(何%ってヤツ)が減っていたのが、ビタッと安定して変わらないのは、メールの返事を書くときに実に精神衛生上良さそうです!(当たり前の環境になっただけですよね?)
 というワケで、これからは電車などでの外出でも、スグにバッテリーの空腹信号が出ないと思えるから、ある程度落ち着いて対応できそうなので、安心なのです!
 ところで、オマエのポンコツで常時空腹信号ばかり出す胃袋はいつ修理するんかいなだって?
 ははは。個人的には適切なタイミングで空腹信号が出ていると確信しているんだけど、どうも周りはそう思っていないですから、是非オレの周囲の人間に、オレが標準的な人間だと説教してやってください!(説教されるのはオレのほう!?)

{今日の笑いネタ}
 そのバッテリーを購入する際に、元後輩のSONYショップのO君にメールで品番と価格、そして写真を添付して選択できるように用意してもらったんだけど、どうも似た品番がそれぞれ1ペアずつあって、その違いがよくわからなかったのです。
 しょうがないので電話攻撃したんだけど、聞いてみると色の違いだったようで、「新枝さんのバッテリーの色は?」と聞かれたので「濃い目のムラサキ!」と断言して、今日バッテリーをもって帰ってみると、ははは「薄めのムラサキ」が正解だったようです!(オレの恥じゃ!)
 というワケで、来週の火曜の早朝から水曜の夜まで東京で色違いのバッテリーを付けたモバイルVAIO君を操っている品行方正勤労青少年(注 オレのことです)を見かけたら「バッテリーは色をちゃんと見て買うものだよ〜ん!」などと突っ込みを入れてやってください。
 見事、オレだったら時間さえあればコーヒーくらいご馳走します!(東京全域で”ウォーリーを探せ”状態?)
 え?人違いだったらどうするかって?
 そのときには、恥をかいてください!
 ま、いいじゃないですか旅先での恥はかき捨てって言うんだし・・・・って旅先なのはオレでしたね。
2月22日
 来週東京に出張するのは、HPのトップページなどで、その間の対応についてご案内しているので、お気づきの方も多いとは思うんだけど、その際に、いくら濃い目のムラサキ”色違いバッテリー”をもってしても、当然日中の行動ではバッテリー不足になること間違いナシなので、いろいろ思案していると、出張中に食事をご一緒するお客さんのFさんが、アチコチの電源を使えるカフェやビジネスセンターなどを調べて連絡していただいたのです。
 もー、オレのために、とっても手間をかけて懇切丁寧に説明してもらって、ホントにありがたい限りだけど、少なくとも地方都市だと、外出中のモバイルの充電というのは、実に困る事なのです。
 さっすが首都圏!そういう場所もふんだんにあるんだなぁと感心したんだけど、是非広島でもそういう場所を開設してもらいたいものです。(個人的要望だけど!)

 さらに、帰途につく日は、朝ホテルをチェックアウトしてから夜の列車まではなんとかなりそうなものの、その後広島までに電池切れになるのは、これまた間違いないので、3年前に一緒に勉強した「平成お気楽社員のTさん」に質問したところ、これもTさんルートでその列車の個室にコンセントがあることが判明したのです!(ありがたや!)
 以上のような状況なので、どうしても遅れがちにはなるものの、比較的メール対応可能だと思えるので、とりあえずホッとした今日でした!

 え?東京から広島へ帰るのに、何で夜に東京を発つのかって?
 さらに、東京から広島なのに、個室とはなんじゃって??
 へへへ、そりゃごもっともで!
 でも、確かに出張には「もっとも」とはいえない手段を使うのは間違いありません。(個室といっても、クロネコヤマトのトラックの荷室に隠れて乗り込むワケではありません!?)
 というワケで、その個室の前でもオレを発見したら「バッテリーは色をちゃんと見て買うものだよ〜ん!」と声をかけてみてください。
2月23日
 昨夜九州のJRで列車追突事故があったのはご存知の方も多いと思うんだけど、一部マスコミでワケのわからん報道がなされていたり、事故の原因を本質的にみると間違った解釈をされている面もかなり見受けられるので、ちょっとその訂正と解説をしてみようと思うのです。
 事故の概要は、先行している普通電車がイノシシと衝突し停止していて、その後続の快速電車が赤信号によって一旦停止したものの、確認のために徐行している先の「中継信号機」の”進行”合図を誤認して加速したために普通電車に追突したというものなのはニュースでも報道されている事なんだけど、にちょっと鉄道関係の安全装置に詳しい人であれば「衝突するワケはないはず」と思うだろうし、もっと詳しい人だと、ああ人為的なミスかな?と思うことを想像できるのです。
 皆さんは自動車用の信号や渋滞のくぐりぬけ方は詳しくても、列車の信号にはあまり詳しくない方が多いと思うので、まず鉄道信号を説明すると、500m〜数キロごとに設置された信号区間にそれぞれ1列車しか存在させないというのが鉄道信号の基本で、たとえば前方の信号が赤であれば、信号より先の区間に先行列車がいるということなのです。(当然赤信号より先には進めない)
 では、青信号の場合はどうかといえば、信号のタイプや設置方法によって違うんだけど、少なくとも信号より前の区間と、もう1つ前の区間には先行列車は存在しないということなのです。(当然前に進んでも良いということでもあるのです)
 んじゃ、黄色の場合は?というと、これが車と全く違って、赤のように前の区間に列車はいないけど、その1つ前の区間には列車が存在している場合に黄色を点灯して注意を呼びかけ、さらには列車は車よりスグには止まれない(在来線の最高速度で非常停止しても約600m制動距離が必要)ので、速度も45km/hに減速させておくという速度制限信号も兼ねているのです。
 実際には、列車が頻繁に走行する区間の改善のために、こういった道路信号のような3色どれかの点灯という制御だけでなく、青と黄色を同時点灯させる制御なんかもあるんだけど、とりあえず以上が基本なのです。

 そして、今回の問題になった中継信号機は、何の役目を果たしているかというと、道路の幹線でもたまに見かける光景に、前方の信号機がカーブなどで見にくくて、流れにのったまま侵入して赤で止まれなかった。その信号で停止している車に衝突したなんてことを避けるためにカーブの手前に「予告信号」というのを見かけると思うんだけど、あれと同じ機能を果たしていて、次の信号をカーブがあるなどの理由でかなり近づかないと確認できない場所では、カーブの手前に設置されているものなのです。
 道路信号の「予告信号」と違うのは、いわゆる3色の信号ではなく白色のいくつかの電球の点灯方法によって、青赤黄色それぞれの表示と同じ意味合いの表示をできるようになっている形状をしているのです。
 以上が、鉄道信号の概略で、後続の快速電車は衝突の前にイノシシを轢いた普通電車が停止している区間の手前の信号が赤になり自動列車停止装置(ATS)が作動して、実際に停止していたのです。
 このATSは列車の安全を図るために、昭和30年代から設置されはじめた装置なんだけど、万一運転士が赤を見落として進入しても大事故にならないように、信号の先に区間に侵入しようとすると、チャイムが鳴って、運転士が確認ボタンを押さない限りは非常停止するようになっているのです。(実際には信号よりも手前でチャイムなどの作動が始まる)
 ところが、確認ボタンを押すことで、普通に運転できるために、これまでも「安全確認をしないままに確認ボタンを押して走行して追突した」という事故は時々発生していたのです。
 ま、それはおいておくとして、今回は赤信号で一旦停止して、その後徐行をしながら赤信号の先の区間に入っていった際に、中継信号機が”青”と同じ意味の”進行”表示をしていたので、加速していくと、そのカーブの前方に、なぜかイノシシを轢いた普通電車がまだ停止していて、ブレーキ操作が間に合わず追突したというワケなのです。
 ここで、運転士は信号の誤認など運転ミスを認めていると、すでに記者会見があったようだけど、これはプロの運転士でも陥りがちな落とし穴が、そこに存在していたからなのです。
 というのも、通常の運転時には、中継信号機が”進行”を表示している場合、問題なくその先の運転が保証されているので、表示を確認して迷うことなくカーブに進入するんだけど、今回はそうではいけないのです。
 なぜかというと、先行の普通電車が停止しているのは、その中継信号機がある区間だったんだけど、それが災いしたからなのです。
 普通電車が停止しているので、当然ながらその手前の信号は赤になり、快速電車もその赤を確認して停止したというのは、すでに書いたとおりだけど、徐行していった先にあった中継信号機は、次の信号を確認しやすくするための信号機だったワケで、当然の事なんだけど、普通電車より先の区間を走る事を保証しているだけで、何も中継信号機の前方を走る事を保証しているワケではないからなのです。
 これが、事故の無い通常時の一般的な感覚と決定的に違ったところで、普段は中継信号機の手前の信号が青になっていることで中継信号機の手前も含めて次の信号機までの区間の走行を保証しているものの、今回はその信号が赤だったために、中継信号機〜次の信号機までの区間は、依然として赤と同じ状態のままである事に気づかなかったというのが事故に至った理由なのです。
 もう1つ、忘れてはいけない事として、道路の信号は青⇒黄⇒赤と点灯していくのに対して、鉄道信号は赤⇒黄⇒青と変化するために、赤表示区間に侵入した際に、いきなり青になっていることはおかしいと考えたほうが良いのです。(先行列車が次の区間に入っていれば、表示は黄色と同じ意味の表示になるはずなのです)
 それなのに、中継信号機が青と同じ意味の表示になっているという事は、ドラッグマシーンのような加速で出発したか、そうでなければ次の区間に移動せず、まだ同じ区間に留まっていると考えるのが正しいのです。
 そして、そのどちらであるかを確認するためには、次の信号が青かどうか確認できなければ判断できないことなので、その信号を確認するまでは、中継信号が進行表示であろうと、誰が先を急がせようと、スグに停止できる徐行以上の速度で進んではいけないと考えるべきなのです。
 ま、それを事細かく考えれば、この前の高速道路の逆侵入の防止法(本線進入時には本線は右側に見える、本線進入後中央分離帯も必ず右側にある)と同じで当たり前の事なんだけど、「中継信号機は、その先の本物の信号機より前方しか走行を保証していない」事と「信号表示が赤からいきなり青表示になるのはおかしい」というポイントを、逆マニュアル的に自分の中で消化できていなかったのと、そういう観点による教育が十分とは言えない、現在のマニュアル的な教育の危険な部分が浮き彫りになった事故なのです。(要するに誤認ではなく、その信号の意味を誤解してしまいがちなシチュエーションだったというワケです)

 というワケで、何がどうだったら、こういうような操作をするという日常的な操作に熟練していても、それぞれの操作や確認の意味や背景を十分に周知徹底しておかなければ、このような事故に至ってしまうという、日常的に「なぜ?」という疑問を持ち、それを解明しようという姿勢を持ちつづけることの重要さを教えられる鉄道以外でも大変教訓になる内容なのです。(こういうネタは車関係でも結構多いのです)

 文字での説明だけだとわかりにくいですよね?
 動画による映像で説明すると実にカンタン明快なんだけど。。。ブロードバンド時代を待ちましょう!?
2月24日
 昨日は長々と「こ難しい理屈」でスンマセン!
 さて、ウチの車のオーディオ本体は、昨年それまで使っていたMDヘッドユニットが故障して、その見積もりを出すと、まさに買い換えるほどの金額だったので、新製品を注文し、その新製品がなかなか生産されないものだから、代役としてT君のところの補欠選手であるマルティネス(と勝手に呼んでいるだけで、某メーカーの高級ヘッドユニットです)を代打として使わせてもらっていたのは、ご存知の方もいると思う。
 その新製品が、予定の登場より2ヶ月も遅れたし、オレ分として注文した後に、ご注文をいただいた方にも長らく待っていただくのを少しでも短縮するために、注文順をひっくり返して、オレ分をお客さんに、後から注文したお客さん分をオレ用に振り替えて、何と注文から3ヶ月経過してようやく取り付けたのが去年の7月。
 んで、とある学校のクラス全員主催の海の大作戦に参加した1ヵ月後には、すでに音とびが生じていて、「こりゃ修理せんとなぁ。ま、そのうちヒマなときに出そう」と思っていたら、あっという間に半年経過して、そのままウカウカすると保証切れまで放っておきそうな雰囲気だった。
 「残り物には福がある」とは、日本古来の言葉だけど、オレの場合、順番を後回しにした「残り物」が壊れたワケで、非常に残念なんだけど、でもお客さんに回るべき「ハズレ?商品」がオレのところに回ってきたのは、ある意味「良かった」と思ったのです。(やっぱりお客さんの商品が1ヶ月で不調になるのは心苦しいですからね)

 そうこうするウチに2月も終わろうというカンジなんだけど、マルティネスの持ち主であるT君の「超高級ヘッドユニット」のオーバーホールの話が勃発して、昨夜(時刻的には今朝に近い?)T君のオーディオを取り外し、T君のさらなる補欠選手を取付た際に、「マルティネス持ってきたよ、新枝さんもついでに今取り外したら、一緒に修理に出せるからマルティネスと付け替えしたら?手伝うから」なーんて、放っておいたら、そのまま保証切れにしかねないという、プライベートでのオレのいい加減さを見据えた突っ込みとサポートのコメントのおかげで、深夜のヘッドユニット交換大会に突入したのです。
 オレの車は、作業的にはそれほど難易度の高い車ではないんだけど、暗い中での作業であることと、一番最初のヘッドユニットを装着した際に、そのヘッドユニットから伸びているRCA出力ケーブルが長かったものだから、ついトランクにあるアンプまでのRCAケーブルのインパネ中の余裕を短くしていたら、今のデッキやマルティネスは、本体側のケーブルが無く、本体に直接差し込むタイプのために、デッキをインパネに固定してから、裏側から懐中電灯で覗き込みながら、微妙にずらして差し込むという、オッソロしい作業になってしまいました。
 んで、終わってから、久々に長話をしていると、午前3時に近かったので、慌ててご帰還と相成ったんだけど、またまたマルティネスをお借りしたT君には大感謝です。
 しっかし、レギュラー選手よりも高級な代打というのは、何となく複雑な心境です!?
2月25日
 ギリギリでの集中力には自信アリ!というのは自慢にも何にもならんけど、今日が専門学校の1年生の年度末試験問題の提出日だったので、乗り込んで提出してきたのです。(今回もギリギリセーフじゃ!?)
 その前後にも、今夜からの出張のために、確認や連絡をしておく必要があるので、取引先やご注文・お問い合わせをいただいた方に暴風雨?のようにメールを振りまいたんだけど、ホントに出発時刻を遅めに設定していて良かった。
 とは言うものの、事実上18時以降は、移動時間になるので、その後木曜の午後まで、メールの対応に若干時間が余計にかかるかも知れませんから、その場合はご容赦ください。(ま、明日の朝も電源確保できそうなので、ほぼ大丈夫とは思うけど)
 もし、「メールの返事が待ちきれん!」という首都圏の方は、明日朝から明後日夜まではウロウロしていますから、直接捕まえて「コラ!教えんかい。」と直談判していただいてもOKですからね。(探すよりはメールの返事のほうが早いと思うけど)
 何といっても、オレの特徴はこれまで日誌で書いているように、細身で大食い!そして、今回の最大特徴が「色違いバッテリー」を装着しているモバイルVAIO君だから、これは発見カンタンです。(例 どっかのカフェなんかで、体に似合わない量を注文し色違いVAIOのキーを叩いていたら、かなりの確率)
 他にも、帰りは27(水)の夜に個室というヒントもあるので、そこにノコノコ現れていた所を押さえてしまうという作戦もアリです。(ちなみに、その個室にはコンセント、TV、別室にシャワーもあると言えば少し絞り込めるかな?)
 もちろん、合言葉は「バッテリーは色をちゃんと見て買うものだよ〜ん!」。(ははは)
 その際には、ご質問へのお返事、今回の東京出張限定?の名刺を差し上げます。
 では行ってきま〜す。
2月26日
 日誌では、なんだかワケのわからん日程のような書き方をしていたので、「あのアホのことだから、相当おかしなルートで出張に出かけたに違いない!」と皆さん思っているというかあきれていたのではないかと思うんだけど、実は広島を20時48分のひかり(レイルスター)で出発でした。
 「アンタそんな時間に新幹線に乗っても、東京には着かないよ」という声も聞こえてきそうだけど、まさにそのとーりで、そんな時間に出かけると聞いた人の中には大阪で一泊してから東京に行くんだろうと思った人もいたくらいでした。
 ま、個人的には大阪も大好きなので、それでも悪くないんだけど、大阪到着が夜遅いし、翌朝結局かなり早起きになるので、どーせならということで、さっき書いたように新幹線に乗り、岡山で降りてからサンライズという夜行電車で東京に乗り込んだのです。
 それだけで、今時の出張の典型的なパターンから外れるじゃない!って突込みを入れられそうなんだけど、このサンライズってわりと最近デビューした電車なので、結構(いや、相当!)キレイで、ごく一部を除きオール個室電車なのです。
 車内も最近のJR西日本調のシックな雰囲気+木目調でとってもGOODです。
 とりあえず、行きはノビノビ座席という実際には座席なんかなくて、幅90センチ、長さ2m程度の区画に区切ってあるカーペット敷きでゴロンと横になれる指定席(指定空間?)扱いの特急料金だけで乗れるシートだったのです。
 しかも、JRには新幹線と組み合わせて在来線の特急を一緒に予約すると「乗継割引」といって、同時購入で在来線の特急料金が半額(いくつか条件があるので注意してくださいね)になる割引があるので、夜行バス並みの費用だったのです。
 でも、そんな空間は落ち着かないと考える方も多いと思うけど、結構いけます。
 オレも意外だったのは、サラリーマンだけでなく、驚いたことに若い女の子が結構利用しているのです。
 「なら、オレも使ってみよう!」なーんて、妙な下心を持つのは反対だけど、人数限定だけど310円でシャワーも利用できます。(提供 JR西日本 なーんて)
 というワケで、ギャルを眺めながら(ウソ!)、無事東京に朝7時に到着して、そのまま新橋へ、そこで朝食を摂ってから、ゆりかもめに乗ってビッグサイトに乗り込んで、開館1時間前から開いているビッグサイトの「ビジネスセンター」を借りて、メールチェックなどの対応をしながら充電をしたのです。
 このビジネスセンターは、関東のお客さんであるFさんに事前に調べてもらったんだけど、朝9時から開いていて、パソコン、FAX、コピー完備で、パソコンを持って無くても、そこでワープロ文章等を作成してプリントすることも可能で、今回のオレみたいに、パソコン持込でもOKなのです。(是非皆さんも活用してください)
 さて、ここでニュースなんかでご存知の方もいらっしゃると思うんだけど、今日のビッグサイトはカー用品の展示会であるオートサロンではありません。
 なんと雑貨の業界展示会である「ギフトショー」が開催されて、その勉強と見学に行ったんだけど、あの大きなビッグサイト全館でやっていて、しかも気になるブースを再度チェックに行ったりしたので、全館2回チェックという、昼のちょっとした休憩時間以外は歩きずめというハードスケジュールでした。

{今日の宴会}
 今日の夜は、群馬のお客さんであるKさんと食事でした。
 「わざわざ群馬まで行ったんかい?」と思われるかもしれませんが、なんとKさんが、わざわざ一升瓶(もちろん中身入り)を担いで赤羽まで来てくれたのです。
 Kさんは、今夜車で帰るので2人とも酒なしの宴会だったので、10皿+チャーハンって注文したワリには、意外と安上がりだった。。。(じゃ、普段酒をどれだけ飲んでいるちゅーの?)
 んで、駅の近くで食事と相成ったんだけど、なっかなか楽しいひと時で、その後、Kさんご自慢で、面白いネタばかり詰まっているスーパービートを初めて見せてもらいました。
 夜23時になってホテルに帰ってから、メール対応をしながら、Kさんにいただいた日本酒を飲んだんだけど、結構オイシイ酒で、是非ちゃんと冷やして飲みたいってカンジでした。

{今日のチェックポイント?}
 ビッグサイトに入って、各ブースを回っている時に、当然胸に身分証明を付けていて「オフィス・トワイライト」という名前も記入されているんだけど、いくつかのブースの中の人が、妙にジロジロとその身分証明を見ているのです。
 ひょっとして、「バッテリーは色をちゃんと見て買うものだよ〜ん!」なんて声をかけられて、コーヒーを奢らされるというパターンになるかな?と思ったんだけど、そんな事はありませんでした。(うれしいよーな、悲しいよーな)
 これって自意識過剰かもね?
2月27日
 「まさか、これ1本今夜空けるつもりじゃないだろうね?」とは昨夜のKさんのコメント。(例の一升瓶のことです)
 やっぱり翌日の予定に差し障りがあるとイカンというKさんの心遣いを無にするよーなオレではないので、昨夜は大人しく半分いただいて、残りの中身はジュースを飲んだペットボトルに詰め替えてチェックアウトです!(ビンはホテルにプレゼント?)
 というワケで酒も残らず爽快早起き?で、朝食サービスのパンとコーヒーをパクついてチェックアウトして、上野へ。
 赤羽から上野というのは、昨日のルートの京浜東北線だけでなく東北本線もあるので、日付が変わればルートも変える?というワケのわからん理由で東北本線(宇都宮線)を使ったのです。
 ま、知らないところだから、ちょっとでも知っているルートを使うという考え方もあるんだけど、せっかく異文化?に接するのであれば、知らない部分をいろいろ体験するというのも大切だというのがオレのポリシーでもあるのでこういうことになったんだけど、ホントの事を言えば、上野での待ち合わせ時刻がホテルの朝食時刻から結構時間的に厳しかったので、遅れないようにするには、細かく停車する緩行線である京浜東北線ではなく、快速とは名乗っていないものの実質”快速線”である宇都宮線を使わないとヤバかっただけです。。。(ははは)
 でも、その宇都宮線にデビューして評判が芳しくないと聞いていた新型電車(E231系と呼ぶシリーズです)だけど、座席が少ないというのは悲しいものの、広島の103系という国鉄時代の通勤電車の代名詞だった電車に比べると、乗り心地は良いわ、静かだわで「★★★★」くらいはあげてもいい気がしたのです。
 んで、上野に着いて待ち合わせ場所を探すと、なんと上野駅の雰囲気がまるで違っているので、ビックリ!
 何か聞くところによると2月22日に改装オープンしたとの事で、待ち合わせ場所の目標が無くなっていたのに、ちゃんとオレを見つけてもらって感謝でした。
 その見つけてもらった相手の人は、以前から何度かこの日誌に登場している「日本最速の法律家」であるブースカさんなのです。
 勤務時間が不規則な方なので、オレの空き時間をメールでお知らせしてもあまり期待していなかったんだけど、先週の土曜日に「ドンピシャ空き時間と合ってますよ!」と言っていただいて、勤務開始時刻前の貴重な時間をもらって、半年ぶりに話し合えることになったのです。
 このブースカさんは、すでに紹介しているように新幹線の運転士という専門職で、その仕事の傍ら、通信制の大学で学んで昨年法学部を卒業されて、敢えてそのまま運転士を続けておられるという、世間的には少し変った経歴の持ち主なんだけど、専門職としての仕事に対する研究熱心さは、比類ない存在で、その担当部分の仕事を全うするためには、周辺知識を十分に習得することが大切というオレの考え方をよりグレートにしているような人なのです。
 普通、電車の運転士であれば、運転がヘタでなければ、そして先週の事故の時のように、信号などについて確実な知識があれば十分で、もっと言えばそれぞれの区間で速度制限が発生すると自動的に減速する新幹線の運転士なんてサルでもできると考える人がいてもおかしくないんだけど、実際には新幹線の運転士はシステム管理者的な役割もあり、乗客の考えているよりは大変な部分が多いのです。

 さらに、ブースカさんの場合、レールの細かな事、架線の気になる事、車両のシステムの運転士が直接関係無い部分まで(ホントはもっと広い!)研究の範囲が及んでいて、まさに本物のシェフが調理法を気にするだけでなく、食材を厳選し、果ては食材を育てる農家でのいろいろな事まで研究し理解するというのと同じノリなのです。(まさに達人!)

 そんなブースカさんだからこそ、いつ話してもオレは勉強になるので、勝手に「1番弟子」のつもりでいるんだけど、そーいうオレにいつも、オレが投げかけた以上の内容を返してくれる、マジで大切なお師匠さんで、単に究極の専門職というよりも、人生の意義、自分を見つめる事の重要さ、本当の良い組織や人の在り方を一緒に学べる「アニキ」みたいな存在なのです。
 というワケで、ブースカさんとの時間はあっという間に終わってしまって、その後、いくつかの所要を済まして、今度は横浜のFさんと秋葉原で集合です。
 Fさんは、ブースカさんとは全く違うタイプなんだけど、とかく視野が狭くなりがちなコンピューター業界のSEの中では、非常にちゃんとした視点を持っている人で、ウチのお客さんでもあるのです。(まいど!)
 東京というと、渋谷、新宿、ちょっとこじゃれた雰囲気にするならお台場、代官山など等、地方出身で想像力貧困なオレは、浅草はともかく上野界隈のいまだに支持される理由が十分に理解できていなかった。
 それを見透かしたように、Fさんの提案は、「せっかくだからアメ横エリアも歩いてみましょう」というものだったのです。
 オレのイメージとしてのアメ横は、年末に新巻鮭を安売りして人ごみのテンコ盛りというイメージしかなかったんだけど、連れ歩いてもらうと、アメ横通りだけでなくガード下のちっちゃなお店がちゃんと商売できている理由がはっきり確認できたのです。
 これは、行ってみないとわからない事だし、そういう視点で見ないと気づかない事なんだけど、あのガード下の1店舗の区画の大きさは、一芸で勝負できる大きさとコストのはずで、例えばバントだけなら日本一として通用する巨人の川相みたいな選手ばかりズラリと並べることができるからで、これは絶対にオレが講義したり講演するときに使えるネタじゃ!とFさんに感謝しながら歩き回ったのです。
 ちなみに、夕方からFさんとイタリアンのお店で食事したんだけど、Fさんは「どうしようもない大食いの新枝さんの事だから、暴れてカンバンを持って帰らずに済むような店を選ばないとイカン」といろいろ捜索していただいたらしく、このお店になったそうなのです。
 その3時間近い食事時間で、オレが意外と食べなかったものだからFさんは首を傾げていた。
 でもね、せっかくの質問にはシッカリ答えてあげたいという気持ちもあるから、さすがに口の中に放り込みながら説明はできないから、自然と食事のペースはゆっくりになるし、ゆっくりになればオレの食事量って、さほど「カンバン持ち帰る」クラスではないのです。
 もう1つ、お酒を絡めて食べる場合も、今回はワインだったんだけど、ビールなどの場合は、食事量とペースも早くなるんだけど、ワインなどの場合はゆっくりになるので、普通の量でOKなのです。(ま、多いときでも自分では普通だと思っているんだけど・・)
 だから、この日誌で書いたかどうか忘れたけど、焼肉の食べ放題で終わりごろに「お客さん、そろそろカンベンしてもらえない?」と実質放り出された逸話や、ハンバーガー5個で学生にあきれられた話や、まんが日本昔話並みの大盛りゴハンの店でシッカリとゴハンを退治した話とは条件が違うのです。(そのかわり、食事が終わって早いうちに空腹になってしまうという弊害があるんだけど・・)
 というワケでFさんの首が元に戻らないまま、東京駅に急いで、帰りの電車である、これまたサンライズにたどり着きました!
 ホントは、ニュースでも取り上げられた、アメリカから輸入している米飯弁当である「O-bento」かHACCP基準を満たしているので、最初から暖かいので再加熱の味覚劣化が少ないと言われている「ホットテック・ベントウ」を買い込みたかったんだけど、ブースカさんが、ちょうど仕事が終わった直後に東京駅に来ていて、見送りもしていただけるという事だったので、ブースカさんを心配させないように、息を上げながら乗り込んでいったのです。
 そして2人の見送りを受けながら、東京を離れたんだけど、ホントに皆さんありがとうございました!
 マジで忙しくハードだったけど、とっても充実した時間を過ごせたのは、皆さんのいろいろな配慮のおかげです!
2月28日
 というワケで、無事東京を遅れることなく離れたのです。
 何といっても、万一乗り遅れた場合に新幹線で追っかけられるかどうか事前に確認してみると、このサンライズより遅い時刻の新幹線ではアウトなので、遅れるのは厳禁だったのです。
 
 今日のサンライズは、来るときと対極の部屋をキープしていたのです。
 昔ディーラー時代のお客さんで幼稚園の理事長だった方がいて、その方ともいろいろな話をしていたけど、やはり世間を知るためにも両極に位置するものをちゃんと知っておく必要があると思うと言われたことがある。
 この一言は、深く考えると非常に深い言葉なんだけど、それは棚上げにしておくとしても、行きのノビノビ座席という指定券だけで利用できる区画とは対照的な部屋を選んだのです。(そういう意味では、新宿の高級クラブには行って勉強したいと思う、今日この頃です)
 ちなみに「シングルDX」という一番グレードの高い部屋で、ノビノビ座席の510円から一転して13,350円という26倍もサービスを期待したくなる料金なんだけど、机も、衛星放送も洗面台も、そしてベッドも(これは当たり前か?)装備していて、もちろんタダでシャワーも浴びれて、シャワーに関するタオル、シャンプー、リンス、石鹸、綿棒などなど、あらゆるものがパックものになってサービスされているし2階なので眺めもなかなかです。(おとといのノビノビ座席も2階だったから眺めは一緒だけど)
 しかも、オレとして特にうれしかったのは、コンセントが装備されていたので、安心してモバイルVAIO君を使えることができたのです。
 しかも雰囲気の良い室内灯の灯りもあって、寝るにはもったいないってカンジです。
 ま、ここのところ連続寝不足なので、ここで寝ないとダウンするから、この雰囲気を惜しみつつ爆睡。(ZZZZ・・・)
 と言いたいところだけど、予想どおりに空腹になったのです。
 ちなみに、この素晴らしいサンライズ君は、唯一の欠点で食料と酒の調達が列車内でできないのです。
 ま、酒はペットボトルの酒があるんだけど、食料は・・・で、思い出したのが、Fさんから土産にもらった深川のせんべいを取り出してパクついたんだけど、さすが世間のせんべいの3倍もするだけあって、オイシイの何のって、空腹だったのでさらに感激です!
 ちなみに、翌朝、岡山で降りて、速攻売店に乗り込んで朝食を買い込んだのは言うまでもありません!

 その後、新幹線と在来線を乗り継ぎ、家に帰り、バタバタ仕事をして、今年度最後の講義のために専門学校に向かい、講義中も「講義が終了して、帰って出荷したらあとはイヒヒじゃ!」(注 イヒヒはアヤシイ内容ではありません。爆睡できるという意味ですので念のため!)なんて思っていたら、今夜車検を取りに行かないといけないということを思い出して、思わずグッタリしてしまった。
 ま、思い出したのでホントに良かったんだけどね。。
 ちなみに、車検の引き取りは、お客さんの思わぬ残業のために深夜12時になったのです。
 以上、24時間営業?のオフィス・トワイライトからのお届けでした・・・(その後はもちろん爆睡!)

{まとめ}
 昨日も書いたけど、ホントに今回は東京で会った皆さんに、いろいろ配慮してもらったおかげで、当初の目的上の成果を得る事ができて、まわりにこういう方々が多く存在する今の自分がとっても幸せだという事を改めて確認させてもらえたのです。
 また、出張期間中、思ったよりもメール対応などで遅延は生じなかったんだけど、それでも多少なりともご迷惑をかけた皆さんにもお詫びと感謝の気持ちを伝えさせてくださいね。
 ホントにみなさん、スペシャル・サンクス!

{まとめ 脱線編?}
 会う人、会う人「これが色違いのバッテリーかぁ」と突っ込みがあるのは、日誌の読者が多いと喜んでいいのか、アホな自分を悲しんでいいのか微妙な心境でした!?(はっはっは)

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