トワイライト裏業務日誌 2001年3月
3月1日
 あっと言う間に3月ですね。
 今日は、仕事の合間をみて、ディーラー時代の仲間のところに見舞いに行ったんだけど、そこで仲間が開口一番口にした言葉は「どうしたん」
 普通、「どうしたん?」というのは見舞いに行ったオレのセリフのはずなんだけど、その言葉の後に「その格好」という単語が付くと、全く意味が変わってくる。。
 オレが見舞い後の予定の関係で、その仲間には入社式の時くらいしか見せたことの無い完全無欠スーツ姿で登場したので、相当ビックリしたらしい。(やっぱ馬子には衣装が似合わない??)
 オレはディーラー時代、いろいろな格好で仕事をしていたし、朝昼晩それぞれ違った格好の時もあって(別にファッションショーではありません)当然その中にネクタイ姿というのもあったんだけど、ワリと堅苦しくないネクタイ姿だった。
 ま、堅苦しくないって言っても、別にスヌーピーの絵柄のネクタイをしていたとか、将棋の駒(王将!?)が刺繍されていたジャケットを着ていたワケでもないんだけど、上着がブルゾン(しかも赤だったりする)だったりブレザーだったりして、しかも車を運転しあれこれ動き回る関係もあってクツだって黒色の合成皮革みたいな大人し目のスニーカーだった。
 そんなオレが上下ちゃんと揃ったスーツに、これまた革靴(世間では当たり前だけど・・・)で登場したもんだから驚いてもしょうがないかも知れない。
 でも、彼は気づかなかった事がもう1つある。
 それは、今日はベルトをしていたことなのだ。
 これまた威張って言うことじゃないんだけど、昔はベルトをしなかったので、口の悪いヤツには「スグ脱げるようにしているに違いない。」(いつ脱ぐ気だ!)なんて言われていたんだけど、ホントはベルトのバックルでボディなんかにキズを入れないように気を使っていただけなのです。(半分ウソだけど)
 ま、1時間弱の見舞いだったんだけど、また見舞いに行くことを約束して学校に行った。

 実は、そのスーツ姿というのは、今日実施された学年末試験の答案用紙を取りに行くために、わざわざ着込んでいたんだけど、よく考えてみれば学校に到着したのは夕方以降で、当然学生もいないのでテキトウな格好でも良かった気がした。(ま、仲間をビックリさせることができたんだから良しとしよう)
 その答案用紙を持って帰ってみたら、ウレシイの何のって、みんなシッカリ回答を書いているではないか!
 採点するときに、何が悲しいかって、白紙かと思うような答案用紙が帰ってくること以上に悲しいことなんて無いから、実にウレシイんだけど、その楽しみを取っておくために、採点は明日にしようっと!(我ながら根性なしで意味不明である)
3月2日
{ラーメン紀行2}
 もう、かなり前の話になるんだけど、当時、オレの後輩にRX-7(FC3S後期)を購入して、テキトウには運転できるようになって、チョッピリだけ天狗モードのスイッチが入っていたO君がいた。
 彼は、初めて買ったRX-7がちょっとずつ自分の思うようにコントロールできるようになって、まあいわゆる「ラブラブ状態」(ただし相手はRX-7です)だったので、休憩時間なんかも、どのコーナーは何キロでクリアできるだとか、ケツが流れたときにカウンターがどうだとか、いっぱしのカフェ・レーサーみたいなものだったと思ってもらったらわかりやすいと思う。
 それをオレは、いつもニヤニヤしながら聞いていたんだけど、あるときO君が「ねぇ新枝さん、博多の元祖長浜屋まで競争して、勝ったほうがラーメン代をおごってもらうというのはどう?」なんて言い出した。
 拳銃を持つだけでいいと思って手に入れた人間が、試し撃ちしたくなり、試し撃ちをすると、今度は生きているモノを撃ってみたくなるのと同じで、当時のO君は生きている対象と競争して自分のテクを確認したくなった頃だと思ったオレは、そろそろ1回鼻っ柱を折っておいてやるのがOのためかな?と思い、快く了承した。

 するとO君曰く、「あのねぇ、ワシが乗っている車わかっているよねぇ」などと挑発してくる。
 もちろん知らないワケなどはなく、当時まだ危なっかしい運転でもあったので、「車両保険に入らなければ、アルミを売ってやらねぇ」なんて宣言して、嫌がるO君にムリヤリ車両保険に加入させたくらいなんだから、当然だけど相手のマシンくらい百も承知である。
 すかさず、「そんなもんわかっとる」というと、O君は「ワシは福岡までの高速道路のカーブのほとんどを180km/hでクリアできるというのもわかって挑戦するんよね?」なんて、エライ自信満々な発言をしてくる。(是非とも、その発言を録音して広島西警察署に持っていきたかった)
 ところが、オレがニヤニヤしながら「そりゃスゴイなぁ・・オレよりは10km/hくらい早そうだけど明日にでも行こうか?」なんて言っているもんだからちょっと不安になったらしく、「ねぇ、新枝さん、エライ自信ありそうなんだけど、何を企んどるわけ?」と言い出す。
 企んだのは元々オマエのほうじゃないかと言いたいのをこらえて、「イヤ、笑顔はオレの地顔だし(ウソ)、自信なんてないけど、オレって付き合いいいからねぇ」なんて言っていると、「おかしい!絶対何か企んでいるに違いない!」などと言い出した。
 まあ、ホントに競争して、万一O君がクラッシュしても寝覚めが悪いので、そろそろ白状してやろうかと思い「ところで、カーブを180km/hでクリアできるのは素晴らしいが、オマエの車のリミッターってどうなっていたっけ?」と、最高速度を制御する速度リミッターのことを聞くと、解除していないから最高速度は180km/hだという。
 元々それを承知で挑戦に乗ったんだけど、ついでに「じゃ、オマエは180km/hでほぼ巡航できるというわけだよな。。。オレもリミッターが外れていないからいくつかのカーブでちょっとオマエより遅いけど、ほぼ似た速度で走ることができるわけだ。」
 一気に解説しようと思ったけど、わざとここで寸止めにしてやると、O君はますます不安になったらしく「それじゃあオレが勝つけど、何を考えとるの?」とオレの作戦を図りかねているようだった。
 まだわからんとは、しょうがないヤツだなぁと言いながら「ところで、オマエの愛車のセブン君は、そのペースで走ると博多までに無給油で行けるんかい?」というと「イヤ、途中で燃料入れないとダメ」と、何の疑問も持たずに平然と答える。。。
 「ここまで誘導してやったのに、まだ意図がわからんとは、やっぱりオレの敵ではないわい」などと言いながら解説したんだけど、皆さんはもうお判りですよね??

 そう、彼のRX-7では、そのような超法規的速度では、燃料を途中で補給しないと目的地までたどり着けないのです。
 そこでオレの説明だけど、「オマエの車は確かに速い。(注 O君ではなく車です)でもカーブの速度差でどれだけ時間が短縮できると思っとるんじゃ。 ちなみにオレは無給油でたどり着けるけど、高速道路でメーター振り切りで走っているような最中にサービスエリアに入り燃料を給油し清算し、そして加速してメーター振り切るまでどれだけ時間がかかるか考えたことあるか?」と聞くと「おぉ!そりゃワシは勝てんね。 しっかし、そんなコブい作戦を考えつくとは、油断ならん人じゃね」などと、けなしているのか持ち上げているのかサッパリわからんリアクションでした。
 結果としては、こりゃ勝負にならんから中止!ということになって、世間を騒がせることは無かったので、皆さんご安心ください。

 しかし、お気づきかも知れないけど、この会話には問題が2つある。
 何でそんなペースで博多まで走ると、O君はRX-7では給油が必要と即答できたかという問題が1つ、そして、なぜオレの場合は無給油でたどり着けると瞬間に思いついたかという問題が1つ残っているんだけど、皆さん気にしないようにしましょうね!?
 ちなみに、もう1つオレには勝算があって、いくら180km/hペースで走れても、彼はそれを2時間持続できないだろうと思っていたのです。(当時のオレは、2時間くらいは集中できていたので勝てると思っていた。)

 というワケで、どっちにしてもオレの勝ちだったから、やっぱりやっておけば良かったかも・・・・
 でも、ラーメン代がタダなだけで、往復のガソリン代、高速料金、ひょっとするとキップ代(しかも赤かも)は自己負担なんて、ワリに合わない賭けですよね。

 あれ?ラーメンのネタが書いてなかった。。。。。
 スンマセン、また肝心のラーメンの話は改めて書きます。
3月3日
 今日は、ホントに久しぶりにノンビリした1日でした。
 ホントは車も洗車しようかと思ったんだけど、明日はかなり大荒れな天候だと聞いて、一気にヤル気が失せてしまったのは、単なる根性なしかも。

 だからというワケじゃないけど、まずは懸案の昨年度分確定申告の提出書類の作成、そして既に試験の終わったG専門学校の採点をやったんだけど、おかげ様で一昨年の確定申告に使う帳簿類に比べて昨年度のボリュームの多いこと。
 提出書類はわずかなんだけど、会計の決算処理を済ましてプリントアウトすると、200ページにも及んでしまいました。
 つーことは、今年度の帳簿を1年後にプリントするときには、オッソロしい枚数になりそうだけど、皆さん、是非とも枚数を増やさせてオレを苦しめてくださいね。(枚数が増加する=取引が増加するっていう意味です!)
 元々、コンピューターの会計ソフトを使っているし、珍しくいろいろ勉強していたおかげで複式簿記は十分に使いこなせるので、2時間半もあれば完了したんだけど、そんなことならとっとと済ませていれば良かったと反省!(エンジンがかかりにくいタチなもんで・・・)

 G専門学校の採点もバッチリで、なかなか良い点をみんな取ってくれてウレシイのだ。
 来週はもう1つの学校もテストだけど、ホントに健闘を祈る!(再試はしたくないという個人的理由もあるけど)

{今日の驚き}
 実は、そんなに深い間柄ではないんだけど、オレは2人の作家の方との交流がある。
 その1人であるTNさん(日本語的なイニシャルのつけ方です)が、昨年末から病床に伏していらっしゃると、いつも寄稿されている雑誌で知った。
 この方は、鉄道関連の紀行的作家としても有名な方(酒好きとしても有名だけど)で、自らの著作本だけでなく、2つの雑誌に定期的に寄稿しているし、ラジオ番組のレギュラーも持っている人だ。

 昨年3月も山口方面への取材の帰りに広島で途中下車し、例の営団地下鉄の脱線衝突事故や、そして新幹線の食堂車廃止について、公衆電話でラジオ局の取材を受けていた。
 そこで初めて知ったのは、ああいう外出している取材対象者から電話をかける場合、それ専用のフリーダイヤルみたいな電話番号を放送局は持っていて、そこに電話すると無料でかけれること(だから公衆電話でもOK)、そして番組に登場するまでの時間は、オンタイムの放送内容(生放送の場合)が電話を通じて聞くことができるようになっていて、それまでの番組の流れを理解した上で取材に応じれるようになっているのです。(オレは初めて知った)
 んで、その取材の数日前に、広島での取材時間を連絡してもらったので広島駅で無事合流できて、その状況をつぶさに見せてもらったばかりか、なんとお酒までご馳走になってしまったのだ。(ご馳走さまでした!)
 そのTNさんが現在リハビリ中だということで、お見舞いの品を”なんぞ”送ろうかと思ったんだけど、オレの知っているのは仕事用の住所だし、食べ物では食べれない可能性もあるし、かといって酒は目の毒だろうから、とりあえず手紙だけ送って、元気になられたら改めて考えることにしたんだけど、後遺症の残らないように全快されることを祈るばかりです!
 元気になられて広島へ取材に来られた時には、恩返しをすることをここに勝手に宣言しとこうっと!(皆さんも覚えておいてください)
3月4日
 ちょっと久しぶりにマジメで堅めな話を書こうと思ったのもつかの間、あのラーメンを食べきれなかったり、オレの車に携帯を忘れて大騒ぎしたり、硬貨をマフラーの接合部に挟んで爆音を轟かせたりと、人類の叡智を超えた?アホなことばかりするS君から電話がかかってきた。
 車についての相談がメインだったんだけど、2日の日誌を読んでいたらしく、「ラーメン紀行って書いていながらラーメンのことが書いてない」と、まあ予想どおりの突っ込みがあったんだけど、そのRX-7との爆走未遂事件に話がとんで、S君曰く「オレが下関スタートで、どっちが博多の長浜にある例のラーメン屋に先に到着するか競争しない?」なんて言い出した。
 この発言でもわかるように、彼の住んでいるところは本州の西の端の下関近郊なんだけど、そこから長浜までとオレが広島から長浜までとなら、いくら軽でも(彼のクルマは軽自動車です)勝てるだろうからという事らしい。
 ところが、オレが「あぁ、いいよ、いつやろうか?」なんて軽〜く返事をするから、これまでの経験上、相当不安を感じたらしく「何企んでいるの??」としきりに言っていた。
 どうやら彼は、福岡ICまでの距離で考えていたみたいで、確かに高速道路だけを考えれば距離は、ほぼ3.5倍くらいだから、S君が80km/hで走行すれば、オレは280km/hで走らなければ勝ち目は無い。
 平均280km/hなんて、ロケットみたいな形状の500系のぞみだって出していないので、負けること間違いナシなんだけど、それで勝てると思うのがS君の甘いところである。

 問題は、高速道路を降りてからで、福岡ICから長浜までのルートと、最速の経路を知っているかどうかにかかっているというのはゴールが長浜である以上、とても重要であることは皆さんならおわかりだと思うんだけど、当然オレはそういうルートを知っているから、そこまでの競争で考えれば十分に勝ち目があるのです。
 何しろ彼は、目的地の土地鑑も無ければ、ナビも付いていないという状況だから、その気になれば1時間くらい縮めることくらい朝飯前なのだ。
 と、いうワケで、競争というのは総合的戦略に基づいて検討しなければいけないという、とてもラーメンでの競争とは思えないワケのわからない教訓を教えて、この話を終わりにしたんだけど、他にも「まさかRX-7相手に競争して燃料補給タイムで抜こうなんて考えるとは、ホントに油断ならない人ですね」という励まし?かどうが判断に迷うメールを何通かいただいたけど、やっぱり普通の考え方では無いのかも知れませんね。(個人的には普通の作戦なんだけど)
 とか、何とか書いているうちに、今日もボリュームが増えてしまったので、堅い話は明日にでも書くことにしよう。。。
 あぁ、またラーメン紀行はおろか、話を進めることができんかった。。。。。

{今日の説教部屋}
 もちろんS君である!
3月5日 かなり堅い話です
 月曜というのは、週末からの確認事項がテンコ盛りになる場合があって、そうすると確認・確認の連続で大変な目にあうことがあるんだけど、今日も一部のお問い合わせに対して、メーカーには確認したものの、押しても引いても、蹴っ飛ばしても?返事が返ってこないという、オレが真っ青になりそうな確認事項が2件あって、お客さんのことを思うと気が気じゃなかったのです。。。
 そうした確認事項も先ほど(なんと22:00)完了したので、ホッとしたので、今日は懸案の堅い話をしてみようと思う。

{まさに脱線}
 ホントは、この話をすると1か月分の日誌のスペースくらい取ってしまいかねない話なので、皆さんもザックリとした意味合いで理解してもらいたいんだけど、なんと株の話です。
 今、日経平均株価が急降下していて、3月危機説も囁かれていて、現在の政府の責任だとしきりに言われつづけているのは、皆さんもご存知だと思うけど、そういう責任もある(これは大いにあるとオレも思う)けど、何もそれが全ての原因ではないのです。
 はっきり言って、よほどの経済環境の劇的好転が無い限り、今年の3月末にはかなり株価が下落することは、既に1年以上も前にわかっていたことなのです。
 この話は、1年以上も前にオレも、ある人と議論したことがあって、その人は当時会社役員で社会保険労務士でもあり、確定拠出型年金(401K)のスタートで株関連商品に対する投資が大幅に増加するので、株価は必ずかなり上昇すると言っていた。
 だけど、これまで会社にお願いしていた運用を、イキナリ自己責任でリスクを伴い投資しようと決心できる人がどれだけいるのだろうかとオレは思っていたし、そんなにいきなりリスクを受容できないから、かなりリスクの低い商品しか、当面多くの人は手を出さないし、もっと巨額になる企業持ち合い分の株の売却のほうが深刻な話になると思っていたので、オレは株価が急上昇する理由にはならず、むしろ違う理由で下がると言いつづけていた。

 それは、会計基準の変更(持ち株の評価が取得価格から時価評価)がおこなわれるために、取得時より含み損のある企業などが保有している株をどうするかというのが、財務部門の懸案になるからなのだ。
 皆さんもクルマを売却するときには、その査定や時期的な相場の変動には関心あると思うけど、株の場合、これまでは取得したときの価格が帳簿上の価格だったから、株価が一時低迷していても、そのうち持ち直したときに売り抜ければいいやって思っていたのが、新基準では、毎期ごとその時の時価で再評価をしないといけないために株価の変動しだいでは思わぬ赤字になる原因になるから、会社にとって新年度以降からは扱いを間違うと、会社の決算を狂わしてしまう爆弾になりかねないのです。
 現在含み益があり、さらに成長が予測される株はいいとして、既に含み損のあるものや微妙なところだけど翌年度以降下落する危険性のある株を資産として保有していると、会計基準が変更されると株価の急変しだいでは、突然赤字などになりかねないのです。
 というワケで、今の含み損があったり、今後も見込めない保有株は、決算時の利益をにらみながら既に売却が進んでいるはず(これが昨年夏以来の下落傾向)なんだけど、問題はボーダーライン上の先行きのアヤシイ株なのです。
 今は売っても得にも損にも大してならない株でも、今後の株価推移によっては、来年度の爆弾に変身しかねない危険なスカッドミサイルみたいな株(どこへ飛んでいくかわからんため)については、昨年夏以降の株価の低迷(というよりはっきりと下落しているけど)をにらんで、さらにどんどん売却が進んでいるのです。
 それが特に最近の株価の急落をもたらしている原因なんだけど、実はそれだけではないのです。
 株価が下落しても、実は今の会計方法では、企業に直接的なダメージがあるわけではない。
 だから、少なくとも今年度だけに限れば問題は少ないのです。
 でも、直接的な大きなダメージを受ける業界があるのです。
 それは銀行などなんだけど、株価が低迷したことによる自己資本の減少などを防止するために、銀行も貸し出しをさらに厳しくしたり、銀行自身が保有している株を売却しているもんだから、企業にとって株価の下落に追い討ちをかけるわ、借入さえもままならないわという状態になる。
 すると、金融機関から借り入れできない企業はどうするかということになるんだけど、株を発行したって、この状況では大した意味を持たないし、出資してもらった出資者に払うコストが大きすぎる。
 そこで、社債を発行するか、今回の決算が赤字にならない範囲で、損を出してもいいから保有株を現金化して、必要な資金を調達しようとするので、これまた株が市場にダブついてしまうという悪循環になってしまっているのが現在の状況なのです。(これが株価低迷3段飛び状態?)
 
 「風が吹けば桶屋が儲かる」という日本古来の話ではないけど、こういう流れはごくごく自然に流れていくことだから、当然1年前でも十分に予測できることなんだけど、マスコミはここまで書くことは無いし、講演会なんかでもわかったような論調で講演者が話しているわりには、こういう流れ(トレンド)を見てないじゃないの?と思うような講演者が多い。(目が現場に無いから?)
 ちなみに、オレと議論をした人は、どうなったかというと、定年後独立したんだけど、その独立に際して準備をすすめるために、オレにいろいろ相談していた時に、その人の考えの甘い部分を指摘したら、アッサリ縁を切られてしまいました。
 そして、現在は大きな団体に巻き込まれて、コンサルとして活躍している(実はどうみても周りに利用されているだけなんだけど)けど、自分の専門分野でしかモノを判断できない(実はこの件だけではなかったのだ)こういった人もコンサルや講演者として存在しているので、是非とも皆さんは肩書きや背景に惑わされないようにしてくださいね。

{今日のハピネス}
 今日は、友人2人の誕生日でした。
 どちらも個性的で、1人は日誌にも登場した人なんだけど、この2人のこれからにご多幸あれ!
3月6日
 いくぜ!必殺!えきぞーすと、まにほーーーるど光線!!!
 ビックリしましたか??
 エヘヘ、ちょっと酔っているモンで、アホモードのスイッチが入っています。
 今日もせっせと仕事に励み(アヤシイかも?)、夕方から、久しぶりにダブルTさんと飲みに出かけたんです。
 この組み合わせは、昨年夏以来で、確か突っ込みの横綱のTさんのほうに子どもが産まれた日だったのに、オレが遠慮するのも構わずにTさん曰く「大丈夫!大丈夫!」なんて、まるで昔の父親像を彷彿とさせていた。
 その時の飲んだノリで、「じゃあ奥さんが子どもに、産まれた日にお父さんは子どもを放っておいて飲みに出かけた」ということを吹き込まれたら、謝る意味でも子どもの名前を「真沙香」(まさか!)と名づけたら?(まさか、その日に産まれるとは思わなかったという弁明)って言ったんだけど、結局そーいう名前にならんかったらしい。。。(残念!)
 ま、それはともかく、もう一人のサッカーマニアのTさんとの3人組の由来は、ある国家試験を一緒に勉強していた仲間で、勉強の成績は年齢順でした。(オレは真ん中です!?)
 あれから、すでに1年半も経過するのに、こうやって親交があるのは、ホントにダブルTさんのおかげだと思うんだけど、どの業界も大変そうだった。

 さてさて、そろそろフロに入って寝ようかと思うんだけど、ここで最初の”たわごと”が気になるでしょう?
 何でも、日誌に何度か登場し、以前缶入りワックスを缶きりで開封しようという暴挙に出かかったKちゃんが、最近登場できないもんだから、何か面白い突っ込みでも書けばいいのかな?ってメールを送ってきたんだけど、その突っ込みの内容よりも、最後のこのフレーズが何となく面白かったので、登場させてしまいました。
 ちなみに、アヤシイ弟に「エキゾースト・マニホールド」という部品も知ってないといかん!」と言われたらしく、アニメキャラの必殺技のような掛け声で覚えて叫んでいるらしい。。。(決して外では、やらないでね!)
 ちなみに、イメージしやすくするために、”光線”だけはオレが勝手に付け加えました。
 よし!フロじゃ!!
3月7日
 ちょっと昨日の疲れが残っていた今日の午前中でした。
 オレの悪いクセなんだけど、酔うと寒さに鈍感になるみたいで、朝目覚めてみるとTシャツなのに毛布1枚だけで寝ていたので、その影響かも知れないけど、幾人もの方から、なんか日誌が珍しく酔っ払いゴキゲンモードじゃないですか?なんて突っ込みメールをいただきました。

{DVDナビソフト入手難のこと}
 ところで、最近ナビのバージョンアップソフトを購入いただいた方や現在予約をいただいている方は既にお気づきだと思うんだけど、数年前に比べてちょっとした異変が起こっているのです。
 というのは、数年前にナビソフトがスグに入手できないのは、新製品が登場した直後だけだったけど、現在の最新バージョンアップソフトというのは、どうも生産直後の微妙なタイミング以外では、生産待ちになっているメーカーが多いのです。
 これは、最初の生産分で間に合わないというのだったらわかるんだけど、2度目3度目に生産された後にも欠品しているという商品も多いので、ひょっとすると意図的に生産調整しているんじゃないかという気がするのだ。
 というのも、実はナビソフトは、メーカーとしては全く儲かっていない、「超不採算商品」なのです。
 ウッソー!あんなに高いのにマジっすか?と思われる方も多いとは思うんだけど、他の商品と決定的に違うのが、大量に作ることで安く作れる商品では無いという重大な問題があるのです。
 普通CD-ROMやDVD-ROMだと大量生産することで、とってもコストが安くなるので雑誌の付録なんかでもいくらでも付いているんだけど(500円以下の雑誌でも付録についているもんね)、そういう付録のROMと決定的に違うのが著作権の問題なのだ。
 え?著作権!?と、少しビックリされたかも知れないけど、地図画面の絵は立派な著作物で、あれは1枚当りいくらという著作権料をメーカーは支払っているために、1枚生産しようが1万枚生産しようが1枚あたりの費用は変らないのです。
 そして、昔に比べて、やたらと詳細な地図画面になっているから、結局その部分の費用が大きくなっているので、オレはDVDのソフトの価格が2万円台半ばで登場した時には、ホントにビックリしました。
 だって、例えば100mスケールだった地図画面に50mスケールを追加すると50mスケールというのはタテ2倍、ヨコ2倍だから、計4倍の画像を用意することになるのです。(実際にはすでに100m画面があるから合計5倍のデータになるのです)
 それが25mスケールどころか10mスケールだとか、もちろん市街地図だとか、さらにその収録エリアが700都市クラスになると、数年前のデータの何十倍か考えただけでも恐ろしい話になるのです。
 ま、この問題には少し違った方法で費用負担を減らしているんだけど、それでも売れなくとも生産するだけでかなりの著作権料を支払わないといけないために、作って余ったということを防ぐために、実質的な受注生産みたいにダラダラと納期を伸ばしているんじゃないかというのがオレの仮説なのです。
 というワケで皆さん、ナビのバージョンアップをおこなうときには、なるべく早く計画して注文するというのが、今後も最善の作戦になると思いますから、旅行前などで慌てて探すなんてことの無いように作戦を練ってくださいね。

 今日は珍しく、まともなカーショップ的業務日誌でした。。。。(ホント久しぶりかも)
3月8日
 午後から寒気団さんが広島上空に遊びに来られるという気象庁の予報もあったので、午前中の合間を縫って、さっさとオイル交換をしたんだけど、午後になろうかというタイミングから、シッカリ雪が降り始めた。
 おぉ!予報どおりじゃんと思いながら、いろいろ仕事をしていると、な・な・なんと外はあっという間に雪景色!
 オレがスタッドレスを外したかというように、今日で2度目の雪景色になったんだけど、近所のオジさんに言われた手前(わからない方は2月27日の日誌を参照してください)、意地でもスタッドレスには戻せん!とワケのわからないことを考えているんだけど、明日の仕事しだいでは、もう1度シブシブ取り付けないとダメかも。。。。
 来月の中旬には寒くなる(オジさん談)どころか、スタッドレスを外したかというタイミングからガンガン寒くなっているし、今日の積雪なんて、この冬一番の積雪量だからシャレになりませんわい。
 あー、気が早かったかも・・・・(手ではありません、念のため)

{今日のビバビバ!}
 オレの知人にブースカさんという人がいる。
 この名前を見て懐かしさを感じた人は、残念ながら若くありません!?(スンマセン)
 でも、2年位前にブームになったから、若くても知ってたりしますよね?
 それはともかく、ブースカさんは、着ぐるみ系のキャラクターのことではない。
 れっきとしたオレより年上の社会人なんだけど、この方は、あるJRで電車の運転士をしていて、その仕事にかける姿勢と言うのは、まさにプロの中のプロと言っても差し支えない人で、究極のラーメン作るには小麦粉から自分で栽培するみたいな徹底さがある人なのです。
 その愛すべきブースカさんが、仕事の傍ら通信制の大学に通っていたんだけど、無事卒業されることになりました。
 オレみたいに、ラーメン作るならカップラーメンみたいなグータラ人間からすると、想像を絶する努力をされていると思うんだけど、いやーホントに良かったと思っています。
 ちなみに誌上をお借りして、ブースカさんに一言。
 「ホントにおめでとうございます。 また一緒に飲みましょう!」
3月9日
 朝起きると道路も雪がテンコ盛りかと思ったけど、市内平野部では特に問題なかった。
 でも驚いたことに、広島県のスキー場が密集しているエリアは、なんと1m近い積雪があったそうだ。(東北・北海道の皆さん、広島でこんな積雪があるなんてビックリでしょう??・・・・・常春の国ではないのです)
 オレがスキーに毎週うつつを抜かし続けていた頃でも、1夜でここまで積雪量があったのは経験が無いので、ホントに近年まれに見る降雪だったみたいです。(うぉ〜!やっぱり滑りに行きたい!!)
 来シーズンこそは気合を入れて滑りに行きたいから、お天道様!是非とも本業とスキーの為に来シーズンは適度に雪を降らせてくださいね。(本業はチェーンやスタッドレスを買ってもらうために必要なのだ!?)
 ホントにスキーのワックスかけるためのアイロンさえも屋根裏に入りっぱなしで、保護用のワックスがかかった板と共に長い冬眠をしているんだから、是非とも来年は叩き起こしたいのです。

 んで、サクサクと仕事をこなしていたんだけど、夕方から連続のご注文をいただきました。(ありがとうございました)
 何しろ、メールチェックしてご注文への確認とお礼のメールを書いて送信したら、次のご注文をいただいているという繰り返しで、ひょっとして皆さんが申し合わせて「よーいドン」で注文してもらっているのかと思ったほどです。(これぞありがたい悲鳴です)
 特に、ここ数日ナビソフトのご注文が多かったのは、ひょっとして日誌にナビソフト欠品が日常的な理由を書いたからなんだろうか?
 ナビソフトをたくさん販売するために書いたつもりは無かったけど、やっぱりバージョンアップするかしないか迷っていた方は多いということですよね?
 もちろん、ムリに買い換えられる必要なんて無いと思うけど、やっぱり必要な頃になって注文して「なぬ!欠品!?」というのはせっかくのいろいろな作戦が台無しになる可能性もあるので、是非とも事前に計画的に注文することをオススメします。

{今日のおまけ}
 数日前のニュースで報道されていたんだけど、古い消化器の液剤を抜こうと操作していたら、底から破裂して、その勢いで消化器が直撃して亡くなられたという不幸な事故が取り上げられていた。
 これは、シャレでも偶然でもないのです。
 ある程度の施設には防火管理責任者という資格を持った人間を選任することを義務付けられているんだけど、その防火管理責任者なら周知の事実なのだ。(講習で教えるので)
 皆さんも、是非知っておいてもらったほうがいいので、ここで取り上げるけど、家や職場の消化器はどこに置いてありますか?
 例えばデパートなどの壁面に消化器が置いてあるところを、よーく観察してみてください。
 フックみたいなもので壁面に浮いているような設置ではなく、下に置いてある場合はかならずプラスチックの皿のようなものの中に置いてあるはずです。
 この皿、実はちゃんと意味があって、おまけでも何でもなく、消化器の底を床の水分などによる腐食から防ぐためにわざわざ置いてあるのです。(決して部品を増やして、値段を吊り上げるためではないのだ)
 消化器というのは、内部に液剤が高い圧力で封入されているために、容器の溶接部分や底の部分に水や汚れが付着していると、そこから腐食が進み、衝撃を受けたりするとそこから亀裂が一気に広がり破裂してしまうことが時々あるのです。
 特に火災が発生し、慌てて消化器を手に取り安全ピンを抜くために、地面にゴンって置いたりする瞬間は極めてアブナイのです。
 というワケで、皆さんの職場や家庭にある消化器も、腐食や細かい亀裂が無いかシッカリとチェックしてくださいね。
 状態が悪い消化器は、今回の事故のように、なまじ上部のグリップを握っているときに衝撃などで破裂するし、そのほとんどは底が破裂するために、腕を中心に放物線を描いて自分に直撃することが多いのです。
 消化剤の有効期限が切れても消化能力はスグには低下しないんだけど、消化剤の入替には、こうした容器のチェックもするので、ちゃんとした意味があるのです。
 以上、消化器の安全性も学べる??オフィス・トワイライトからのお知らせでした。(今日の協賛?消防庁??)
3月10日
 昨夜から今日午前中にかけて、HPにも掲載しているMDI点火システム徹底研究をしてみました。
 実はちょっとした企みがあって(うまくいったら後日公開します)単に取付要領を知るだけでなく、更にレベルの高い対応ができるための勉強で、ホント学生時代より勉強しているのは、今さらながら不思議な心境です!?
 ま、使い慣れない頭を使って智恵熱出さんように気をつけようと思うけど、こういう時に気づいたポイントやノウハウというのは、やっぱり非常に強力なモノだから、是非とも皆さんへのサポートに使わせてもらいますね。
 さて、何でMDIを徹底研究しているかと言えば、HPに掲載しているMDIの適応表だけど、実はメーカーが実車確認していないから掲載されていないという車も多いようなのです。
 もちろん実車では判断しきれない車も多いんだけど、ちょっとしたポイントで確認できる車種もありそうなので、それをいかに見抜けるかという作戦を研究しているのです。

 とまあ、必死に頭を巡らせると脳がオーバーヒートするのはエンジンと全く同じ理屈なんだけど、クールダウンするためにも、久々に洗車をしたのだ。
 結構風も強かったけど、日が差してきたから、それっとばかりに洗車を始めたんだけど、スゴイの何のって、この前の黄砂と雪と凍結防止剤が混じりながら結晶化しているもんだから、昨日もガソリンを入れているときの窓拭きでスタンドの店員が苦労していた。
 んで、なんとかかんとか結晶も溶かしてシャンプーを使い、最後にワックスもどきの保護剤を塗ると、あらためて「おぉ!黒い!」というくらい汚かったのです。
 マジで黒がマブシイっていうくらいだから、どれだけダートラ状態になっていたかわかると思うけど、やっぱり黒い車って汚れているとダメですね。
 洗車も終了して、「これで当分キレイな車じゃわい!」とご満悦になって、仕事に復帰したんだけど、モノの30分もしないうちに、なんと雨が降り出したので、たった30分の天下でした。。。。。トホホ
 ホントは、こういうときにメンテナンスの見地からすると「この雨が降る前に保護剤を塗れたから良かった!」って喜ばなきゃいけないんだろうけど、洗車に関してはそういう心の広さを持たない新枝でした。(クソ!) 
3月11日
 久々のメルマガと連携の日誌です。
 前回はメルマガから脱線する部分をこっちに書いたような気がするけど、今回はもう少しだけマジメな過去の業務日誌です。

 メルマガでアクセルを踏んでエンジンを始動するときの問題を書いたんだけど、電子制御のクルマの場合、そういう操作は良くない場合がほとんどで、メーカーによっては目一杯踏み込むことでディチョーク制御が働くというのはメルマガのとおりです。

{V10失敗}
 オレがサービス部門に所属していたわけではないというのは、意外に誤解されていることなんだけど、誤解される原因の1つに、よく出張修理にも出かけていたということがあると思う。
 それも、営業マンがちょっと救援に行くような内容ではなく、作業着に工具満載し、時には配線図なんかも持ち出して、出張先でバラバラにすることまで珍しくなかったから、てっきりオレのことをサービスフロントだと思っていた人も多かったはず。(まぁ、そんな事をしていて、来店時にいろいろ相談に乗ってりゃ、誰でもそう思うに決まってますよね?)
 当時、故障車を応急処置をして自走して持って帰ることには結構自信も、そして結果も伴っていた頃の話で、当時9回連続現場対処で修理完了したり、また時間のある時に寄ってもらえば済むような処置をして、あと1回でV10(10回連続成功)になるときだった。(要するに牽引して帰らずに済んだという意味でもあります)

 常連でRX-7(FC3S)を持っていた人が、朝出勤しようと思ったらエンジンがかからなかったという依頼で出動したんだけど、その依頼を聞いたときには「楽勝!」という印象だった。
 というのは、わりと知られていないけど、ロータリーは点火と燃焼のシステムの関係で、一度プラグをかぶらせてしまうと再始動しにくくなるんだけど、最初に書いたディチョーク制御を利用して、うまくセルを回しながらアクセルコントロールすると、結構アッサリ始動させることができるからで、出張修理だけでなく展示車なんかでも頻繁にこのテクを使っていたので、出張修理のお客さんには、よく羨望の眼差しを受けていたのだ。
 そんなことだから、これでV10バッチリだと意気揚揚出かけたんだけど、いくらやってもエンジンがかからない。
 そのうちバッテリーも段々力が無くなりはじめたので、一旦あきらめて装備を変更して出直すことにしたんだけど、黄金時代の巨人もV10を逃がしたときの心境は、こういう気持ちだったのかと思いながら、何故エンジンがかからないのか考えつづけていた。
 その時に想像したのは、スロットルポジションセンサーという部品の不良で、それを確認するチェッカーも持ち出して再チェックしてみると、やはりセンサーの不良が原因でエンジン始動が困難になっていた。
 とまあ、せっかくのV10を逃がしたロータリーのエンジン始動だけど、先週のメルマガにあるように、冷えている状態で30秒エンジンかけて切るなんて操作を何度か繰り返したりすると、このようにプラグがかぶってしまってエンジンがかからなくなることがあるんだけど、こういう時にアクセルを目一杯踏み込むと、燃料は供給せずにプラグが放電し続けてプラグをクリーンアップするディチョークしすてむが作動するクルマも多いので、そういうときには1度やってみてください。(こういう制御になっていないクルマもあります)

 笑い話だけど、別のお客さんでクルマを買い換えてからというもの「冷えた時にエンジンがなかなか始動せん」というクレームで持ち込まれた車の症状がでなくて悩んだときに、ある朝お客さんが来て実際にエンジンかける操作をしてもらったところ、何の事は無い、寒い時にはエンジンをかけやすくするために、お客さんが目一杯踏んでいたのでかからなかっただけという笑えないトラブルもあったくらいですから。
 ちなみに、通常のディチョークでは、クリーンアップが済んだあとで通常の始動でかかる場合も多いんだけど、ロータリーの場合はディチョークさせている状況を観察しながら「ボコ、ボコ」と燻った爆発音のちょっとした音色の変化を聞き分けてから、スッとアクセルを戻すとエンジンがかかるけど、これはさすがに経験が必要です。(これができるようになれば、ロータリー名人の称号を差し上げます!)
3月12日
 いや〜10日の日誌にちょっと触れた「たくらみ」が大成功です。(決して悪巧みではありません)
 実は、これまで2回商品を買っていただいたNさんから、MDI点火システムについて少し前に相談があったんだけど、その内容はMDIの適応表にNさんの車が掲載されていなくて、「似た仕様の車が適応になっているけど、やっぱり装着はムリでしょうか?」というものだった。
 オレもメーカーと相談してみたり、Nさんの車の純正点火システムを想像するに、ひょっとしたら(というよりかなりの確率で)使えるのではないか?という気がしていた。
 でも、メーカーもNさんと同じ車で実車チェックしていないだけとは言え、絶対に動作するかどうかわからないというし、大丈夫かどうかというのはオシロスコープでチェックしても100%保証できるとは限らないのでこちらでは確認しようが無い。
 Nさんの希望を叶えたい気持ちと、装着してダメだったときのNさんのリスクをどう回避するかというのを、それこそ智恵熱が出る寸前まで?考えたのです。(ま、オレの場合、スグに智恵熱が出るんだけど・・・)

 そこで、もしメーカーが100%動作するかどうか保証できないという見解なのに、やっぱり取り付けてみたいというNさんの気合の入った気持ちに少しでも応えるために、装着してダメだった場合は、ウチのHPなどで「ワケあり商品」として新品より安く皆さんに提案したり、オークションサイトで出品する支援をすることに決めたのです。
 そしてどなたか購入された場合は、ウチは実質的な儲けなしでNさんから買い戻し、Nさん自身も安く掲載する分、ある程度損を負担してもらうという作戦を提案したんだけど、Nさんは、ウチの提案に喜んで賛同してもらいました。
 ただ、Nさんの車で使用できなかった場合、安いワケあり商品として掲載するにしても、必ず売れる保証も無いし、Nさん自身も損をするワケなんだけど、それでも販売店のサポートの範囲を超えたサポートだと評価してもらっちゃいました。(Nさんありがとうございます)
 それで、万一装着作業上の不手際で作動しないと悲しい勘違いが無いように、オレも取り付け説明書にいろいろ書き込みをして商品をお届けしたんだけど、到着したその日にバッチリ作動して、低速域〜中速域のトルクがはっきり改善されたというお礼のメールをいただいちゃいました!
 ホントに、これほどうれしいことは無いのだ!!
 なんか、メーカーがわからなかったことをNさんとオレで発見できたというのは、なんだかメーカーに勝ったような錯覚すら起こしそうです。
 装着後にNさんも同じ意見だったんだけど、「何か、適応表に書いてない車種でも装着可能な車が他にありそうですよね?」というコメントは、オレも同感なのだ。
 ちなみに、こういうリスクでトライしてみられたい方がいらっしゃいましたら、遠慮なくご相談くださいね。(ただし、はっきり装着できない理由がある車も多いので、その点は了承してください!)
 というワケで、Nさん共々「打倒!?適応表」・・・・(ちょっと言いすぎかな?)
3月13日
 人間というもの対応の柔軟性が必要です!?(オレの場合は無計画なだけなのかも・・・・)

 それはともかく、今日はわりとノンビリできる予定だったんだけど、取引先との打ち合わせで急転直下、超多忙な1日になった。
 というのも、あの硬貨で爆音を轟かせているアヤシイS君が先日事故をして、S君の家の近くのディーラーに入庫していたんだけど、そこでは驚くことに、フロントを損傷しているにも関わらずボンネットさえも開けずに見積もりをしているという話で、S君は見積もりやその他の対応に強い不満を持っていたから、なんとオレが遠路200km以上も遠征して事故車のひきとりをしようかと相談していたら、ウチのお願いしている板金業者の「セイフティーローダー(上にクルマを積んで運ぶトラック)は今日空いているよ」と言われて、今日、急遽予定を変更して下関まで取りに行くことになったのです。
 オレはディーラー時代からセイフティーローダーは、結構頻繁に運転していたし、牽引免許不要の牽引車(10人乗りレガッタ?カヌーなどを搭載する結構長い、前の車とあわせて全長13mくらいになるヤツも)も、ほとんどオレの担当だって、そういうオレの日常を知っているお客さん曰く「新枝さんって、この会社の特殊部隊だよね」だって!?
 確かに、特殊なことは結構オレが引き受けていたから、以前書いたように「会社の用務員さん」だけでなく「特殊部隊」だったのかも知れない。(何か特殊部隊という名前のほうが響きがいいかも)
 特に、板金屋さんのセイフティーローダーは昨年新車になったので、長距離でも結構楽しく遠征に行けたんだけど、中国道なんかはキツイ上り坂も多く、しょっちゅう登坂車線に入らないといけないので、あらためて高速道路の勾配を体感した。(普通車だとアクセルをチョイと踏み込めばOKだもんね)

 ただ、1つだけミスったことがあって、モバイルのVAIO君も持っていったんだけど、セイフティローダーが24Vの電源だというのをスッカリ忘れていたので、内蔵のバッテリーだけで1日対応しないといけなかったために、十分な説明のメールをリアルタイムでお返しできなくて皆さんごめんなさい!

 ちなみにS君は、セイフティーローダーを自由に操るオレをビックリしたらしいけど、アレって普通免許で運転できるのです。
 まあ、やっぱり大きさで圧倒されるのもムリは無いけど、慣れたら結構カンタンなんだけどね。

 まあ、あれこれしながら、ようやく夕方に広島へ帰ってきたんだけど、S君のクルマを業者の専務と一緒にボンネットをこじ開けてチェックすると、やっぱり中まで損傷していました。
 専務も言っていたんだけど、最近不況のためか、見積もっても修理しない方が多いので、ちゃんとした見積もりを面倒がるディーラーや業者も多いらしいのです。
 ついでに、もっと言えば、わざと安い見積もりにしておいて修理を始めさせて、途中から「分解すると何々が壊れていました」なんて結局値段を吊り上げる信じられない業者も多いそうなので、皆さんもシッカリ相談できるマジメな業者を選んでくださいね。(こういう点に関しては、ウチの板金修理業務はマジメです)

 その後、自分のクルマに乗り換えて家に向かったんだけど、加速はスゴイわ、回答性もムチャクチャ良いわで、慣れるまでの一瞬の間は自分のクルマがRX-7を超えるスーパーマシンになったかと思ったのだ。。。。(んなワケないけど)
3月14日
 昨日持って帰ったS君の事故車の見積もりと格闘したんだけど、S君の希望としては、「転んでもタダで起きない、セルボモードバージョンアップ計画」で修理したいらしく、そのクルマの本来の姿に直すのではなく、ちょっと上級モデルっぽくしたいという希望があった。
 例えば、フォグ埋め込み可能の全く形状が違うSRというグレード(彼のはMセレクション)のバンパーやラジエターグリルに変更したいとのことなので、それが可能かどうか板金屋さんの資料とパーツ屋さんの資料を両手に持って必死に調べたのだ。
 実はこういう時に、以前と違って困ったことがある。
 それは、昔と違って最近主流なのはパソコンで部品番号などを検索できるシステムで、そのクルマ本来の姿に修理するときには、グレード等で違う部品を除外して表示できるから間違いも少なく便利がいいんだけど、グレード等を特定するためのデータを入力しなくて(違うからできないのです)部品を検索しようと思うと、サッパリ要領を得ない検索システムがほとんどなので、こういう普通じゃない修理の場合は、部品を特定するのがとっても大変なのです。
 さらに調べることができた部品が、修理する車に装着できるかどうかというのは、ボディやその周りのパーツが同じかどうか確認しないといけなくて、まわりの部品の形状が一緒なのに、ちょっとした性能変更で部品番号が変っていると、さらにその周りから捜索しないといけなくなり、まさに完全犯罪のような事件の手がかりを追っている刑事のような気分になってしまうのです。

 ま、何とか装着できそうなので、S君のクルマは7〜10日後には、「セルボモード ”なんちゃってSR”として復活することと思う。
 でも、オレも査定なんかを担当していた時期があるので思うんだけど、こういう美容整形車?って、査定に持ち込まれると車の特定に悩むのです。(まさに査定員殺し!

{今日のワールドワイド日記}
 実は昨日書きそびれたんだけど、下関までセイフティローダーで引き取りに行っている最中にメールチェックしたら、イギリスから問合せのメールが届いていた。
 ここまでだと、今まで似たようなことを日誌にも書いたので、皆さんも驚かないと思うんだけど、なんと全文英語での問合せで、お問い合わせされた方ももちろんイギリスの人!
 しかも、商品の入手方法などの質問もあったので、先方からオレの口座に入金できるのか?そして、送料がどれくらいか?とオレ自身もクエッションだらけの内容なので、日本語でも回答するためにはいろいろ調査が必要なのに、英文で返答するにはオレの英語力ではオハナシにならない。
 しょうがないから、周りの人に「お願い攻撃」をして、そういうことを調査するので待ってくださいとメールしたんだけど、日本語サイトしかないウチのHPなのに、どうやって確認されたんだろうか??(疑問)
 ま、日本語表示機能ナシのパソコンでもアルファベットや数字は表示できるから、文字化けの嵐の中の商品番号などを見てメールされたのだろうか?(問合せ商品はNGKのVXプラグでした)
 やっぱり疑問だ!?!?
3月15日 疑問解決!
七転八倒し、まわりの皆さんに助けられながらイギリスへのメールを書いたら、あっという間にその返事が返ってきたのだ。(ま、向こうは日頃使っている言語だから当然だけど)
 それで疑問が解決したのだ。
 昨日の日誌で書いたように、ウチのサイトは日本語だけのサイトなのに、なぜイギリスの方がチェックして理解できたかという昨日の最大の疑問が、この方からのメールで理解できたのです。
 それは、翻訳ソフトみたいに、見たいURLと元の言語と変換したい言語(この場合は日本語から英語)を指定すると、そのページのレイアウトや画像をそのままで言葉だけ変換して表示してくれるサービスを行うサイトで変換して確認したという返事をもらったのです。
 それを聞いたらオレのことだから、「どうせスグにやってみたんだろう?」って思われると思うけど、まさにそのとおりで、早速チェックしてみたのだ。
 すると、ウチの一番上のページであるindexページのコピーである以下の文だけど次のようになっていました。

{オリジナル}
お店での説明に満足していますか?
お店での作業に不満はありませんか?

せっかくの愛車を大切に扱ってもらえないくらいなら、
自分のクルマは自分で可愛がりたい。
そんなみなさんをはじめとして、車を愛する人を支援するwebショップです。

{変換文}
It is satisfied with the explanation at the store?
There isn't a dissatisfaction in job at the store?

With special care, the love car is made to handle carefully if about,
You want to love your own car by your.
With such a everyone as beginning, the person who loves the car is supported It is a る WEB shop.

 とちゅうに”る”があったりするのはご愛嬌だけど、ヘタな翻訳ソフトより鋭い表現だと感心してしまった。

 ついでに言うと、カウンターのある「top」ページのメニューの中の「オフィストワイライトの(裏!?)業務日誌」とその説明文の「日頃の仕事振り?をマジメに書きますが、すぐ脱線すること間違いなし!? そのときはご容赦ください。ほぼ毎日更新!」というのを見てみると
(Reverse side!?) of ofice twilight business logbook
Always, work it shakes and? writes on the マジメ, but it derails immediately Thing you are not wrong please pardon that time of the!?.
Almost,Everyday the update!
ということになっていた。
 (裏)というのがreverse sideという表現やマジメが変換できていないのが笑えるけど、結構使える気もする。

 これだけ使えれば、メールの内容を変換できるサイトもあるような気がするので、誰か知っていたら是非教えてくださいね。
 そうそう、ここまで紹介したのだから、そのイギリスの方に教えていただいたサービスをしているサイトのURLを紹介しておこうと思う。
 http://www.teletranslator.com:8090/
 どうやら日本語がからむと、妙に重くなって、やたらめったら時間がかかるけど、ある意味面白いサービスだと思う。

 でも、よく考えてみれば、このアホなノリ満載の業務日誌も、このサービスで世界に流出しているワケ?と思うと、とっても複雑な気持ちになった今日1日でした。
3月16日
皆々様のおかげです!
 というのは演歌歌手、瀬川瑛子のセリフだけど、ホントに皆さんありがとうございます!
 昨日の問いかけに、何人もの方がテキスト文を和訳したり英訳するサービスを教えてくださいました。
 おかげで、イギリスの方ともちょっぴりだけスムーズに打ち合わせができそうなのです。
 え!何故感謝しておきながら”チョッピリだけ”という言い方をするかって??
 それは、オレ自身の英訳前の日本文に問題があると、いくらよい変換サービスサイトを紹介してもらっても、相手の方に納得いただける内容にはならないからで、これでダメならオレの責任であること間違いナシだからです。。。(自分で書いておきながら情けないけど)

{今日のトピック}
 某オーディオメーカーの新製品情報を入手しました。
 まだ、マル秘の部分もあるのでここには書けないけど、その情報を元にお問い合わせへのお返事を書きますから、安心してくださいね。(既に1件、モデルチェンジがあることをお知らせしました)
 
{今日のマジメ日記}
 昨日学校に行ったときに来年度の正式な話があった。
 その学校ではこれまでの1年生への1科目だけでなく2年生に2つの科目を教えることになったらしい。
 まあ、これで1年間一緒にいた仲間(学生のこと)ともう1年一緒に過ごせるので、オレ自身もうれしいんだけど、その2年次の科目の1つは、実はオレが提案した科目なのです。
 オレの担当しているコースの学生の就職先や業界の環境から考えると、オレの提案していた内容がポッカリと空白地帯になっていたので、「できればカリキュラムを改正してそういう部分を知ってもらうことは大切だと思うのですが」と提案書を書いたら、なんとその意見が採択されてカリキュラムが改正されてしまいました。
 んで、当然?というべきなのか「言いだしっぺ」のオレが担当することになったのです。
 純粋に必要だと思ったので提案したワケだけど、こうやって自分が担当しなきゃしけないとなると、とたんにプレッシャーになってしまうし、資格も持っているとは言え、もう一度勉強しなきゃ責任のある講義はできないし、教科書を選定しなきゃいけないので、夜に郊外のデカイ本屋に出撃してきたんだけど、結局1冊でバッチリという本は無く、おおむねOKできる本を選び、教えるオレの補助テキストとして数冊を買い込んだ。
 オレの本の買い方のアホさ加減をご存知の人は驚かないと思うけど、結局15,000円も支払いハメになってしまった。。。。
 さらに問題集を買うと間違いなく5,000円上積みになるけど、現金が無かったので今夜はカンベンしてやったのだ。
 というワケで重い本の山と、軽くなった財布を抱えて家路についたのです。(教訓 学生さんはカネがかかるという某携帯電話会社のCMがあるけど、人を教えるにもカネがかかる!?)
3月17日
 朝6時に起床して、岩国へ出張取付です。
 ところが出張取付だというのに天気は雨!
 こういう時に、何でほとんど晴天のカリフォルニアで開業しなかったのかということが悔やまれていけないのだ。(カリフォルニアで開業すると、言葉の壁でもっと悔やんでいたに違いないけど!?)
 まあ、今回の作業は結構車内で作業できる内容だし、お客さんの家の軒先でもあるので、特に問題にはならなかったのはオレの行いのよかった成果だと思う。(え!ちゃうの??)
 実はこの日誌にも何度か登場して、幾度か出張取付に行ったこともあるT君のクルマなんだけど、オーディオの改造計画とNGKのプラグコードの交換でした。
 でも、振り返ってみれば、このT君とはホントに長い付き合いだけど、ここ3回連続出張取付で雨に降られているのです。
 これは絶対にT君が雨男だと確信していたのに、彼曰く「新枝さんが雨男だから困るよねホント」だなんて人ごとのように言われてしまった。
 でも、オレのこれまでの出張作業では雨の確率はわりと少ないし、同じ人に3回続けて雨に降られたなんて経験が無いから、きっと彼が雨男に違いないとオレは思う。(ん?2人合わせて1人前の雨男だって??・・・そうかな?)
 んで、作業自体はわりとアッサリ終わると思っていたのに、オーディオでエライ時間がかかってしまいました。
 というのは、組み合わせるオーディオの各商品の世代がかなり違うので、接続可能かどうかは事前に研究していて、それは確認バッチリだったんだけど、まさか操作ができないという、考えもしないトラブルに巻き込まれるとは思わなかったのです。
 読んでいる皆さんも聞いたらビックリすると思うけど、なんとCDチェンジャーに切り替わらずに、デッキ本体の各種スイッチをいろいろ操作したり、チェンジャー側にある接続方法によって違うスイッチもチェックしたり、そしてチェンジャー内部の作動音から、本体が何を認識しているかも確認しているけど、いくらやってもダメなのです。(デッキが結構古いモデルで説明書も無かったため)
 昔数学で順列と組み合わせというのをやったけど、数少ないボタンだから組み合わせパターンを考えて操作しても10分もあれば万策尽きてしまう。
 しかも、今日は土曜日だからメーカーはオヤスミ!(まさに万事休す!?)
 最後の頼みで営業マンに携帯メールを送ったら、なんとか連絡がとれて、調べてもらった後に解決しました!(アブナイ・アブナイ、しかもメーカーの人でも覚えていなかったのだ)

 ちなみに苦労しただけあって、その再生音の良さと昼のゴハンの美味しさは格別でした!
3月18日
 昨日は雨なのに、今日は晴れ!
 今日はHPの更新作業だから、個人的には雨でも雪でもよかったのに、更新作業をしながら窓の外を見るとピーカンの晴れというのは、なんだかガッカリで「恨んでやる〜〜!」ってカンジなのだ。(誰に恨むかという問題があるけど)
 今回の更新は、エアフィルターの追加がメインだったんだけど、皆さんエアフィルターって、たまにはチェックしてますか?
 特にディーゼル車、古めの車、都会(空気が汚れているという意味です)で使用している車の場合は、当然フィルターの汚れは早いし、ディーゼルの場合は、顕著に黒煙やパワー不足などの症状としても出てくるので注意が必要です。
 なんて書きながら、オレの車も結構長い間チェックしていないので、明日時間があれば見てみようっと。

{最近のプラグコードの怪!?}
 ところで、何度か事前の質問や商品をお届けした後で、ビックリされてメールをいただいたことがある。
 それはプラグコードのことで、4気筒エンジンなのに、注文して届いた商品には2本しかコードが入っていないというようなお問い合わせなのです。
 ま、何の予備知識もないと、普通はビックリしてもおかしくないですよね。
 昔からの常識としては、4気筒エンジンの場合、各シリンダーに1本ずつと、点火コイルからディストリビューターまでが更に1本で合計で5本というのが定番で(なかにはツインプラグで9本になるエンジンもあったけど)、例外が非常に少なかったんだけど、最近は4本だったり2本だったりと、結構この常識をホイホイ覆す車が多いのです。
 シリンダー数と同じ数しか入っていない(この場合4本)場合は、点火コイル内蔵のディストリビューターの場合がほとんどで、シリンダーの半分の数しか入っていない(この場合2本)場合は、同時点火システムの場合がほとんどです。
 この同時点火システムというのは、以前はチューニングカーや超高性能車のステイタス?みたいなものだったけど、最近はなんとファミリアなんかにも採用されているので、結構スタンダードなシステムになっているのです。
 そういう車の高性能プラグコードの場合、価格も当然のように安めに設定されているので、ウチの適応表などをチェックしていて「ありゃ?結構安いじゃん!」と思われた場合は、わりと高い確率で同時点火なのです。
 そうそう、同時点火をカンタンに説明すると、4サイクルエンジンは、各シリンダーともに、エンジン回転2回転に1回爆発するんだけど、その爆発させていなかったタイミング(吸排気バルブが開いて、燃焼室に混合ガスが無い状態)にも点火して、プラグのかぶりなどを取り除いているんだけど、ちょうど360度ズレてペアになっているシリンダー(4気筒の場合1番と4番、2番と3番がペアになっている)にも同時に点火されるので、同時点火と呼ばれているのです。

 え!それはわかったけど、何で2本しかコードが無いのかって?
 そうですね、同時点火とコードが半分になるのは直接的な関係が無いから、特に昔の同時点火をご存知の場合は、疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょうね?
 どうせ同時点火にするなら、なるべくロスを減らしてしまえ!ってワケで、例えば2番シリンダーのプラグの上に点火コイルを取り付けて直接点火し、ペアになっている3番に2番の上のコイルからプラグコードを通して、2番と3番を同時に点火させるからなのです。
 点火システムに関しては、書けば書くほど、次の疑問が湧いてくると思うので、またボチボチ書いていきますね。
3月19日
 朝1番でやらないといけないことが3つあったので、今日もマジメに早起きしたんだけど、パソコンを起動してメールチェックをしようと思うと接続できなかった。
 最初は、あまり深刻に考えなかったんだけど、2度3度トライするうちに「こりゃ何かあったかな?」と思い、念のために自分でHPにアクセスしようとすると、これまた接続されない。。。。(あのURLを間違った時のような表示)
 この症状は、間違いなくウチが契約しているサーバーに何らかのトラブルがあった証拠に違いない!(頭の中は”オイオイカンベンしてくれー”状態)
 とまあ、そんな勢いでサーバー会社に電話をするとロクな事にならないので、いろいろこちら側での問題は無いか考えてみたんだけど、どうしても思い浮かばない。
 何といっても、今月21日が支払期限のサーバー使用料をまだ払っていないのが原因か?(原因なはずがない)などとワケのわからないことまで考えたけど、どうしてもこちら側の問題が見当たらないので電話をしたら、1時間待たされた挙句に「本日未明からダウンしておりました」だそうです。(お願いだから復帰する前にダウンしている情報だけは確認できるようにしてくらはい!)
 オレは昨夜12時近くまでは正常に動作しているのを確認したんだけど、その後から午前10時頃までアクセスされた方、スミマセンでした。(というワケで、ちゃんとつぶれずに元気に営業しております!)

 でも、サーバーのトラブルというのはビックリしますよね。
 当然だけど事前通告が無いままにダウンするワケだから、注文などをいただいていても返事どころか、注文があったこと自体を確認できないもんだから、ホント冷や冷やものです。

{今日の不適切な発言}
 皆さん今日の日誌に違和感を感じませんでしたか?
 イキナリ1行目なんだけど、「朝1番でやらないといけないことが3つあった」というのは、自分で書きながら絶対におかしいと思ったのだ。
 言うまでもないけど朝最優先でやるから朝1番というのであり、3つやってしまうと朝1番から3番までだもんね。。。
 それで思い出したけど、昔から疑問を感じている表現方法がある。
 よく観光地に行ったら解説のカンバンやガイドさんが説明している言葉に「ここは、世界の中でもっとも有名な@@@の中の1つです」というような説明を見たり聞いたりした経験はありませんか??
 普段温厚?なオレでも、いつもこの説明を聞くたびに、何で「もっとも〜がいくつもあるんだ〜〜!」暴れそうになるのだ。
 ”もっとも〜”なんて書くと最上級だからいくつかあるというのはオカシイ気がするんだけど、国語&外国語が得意だった方、考えをお聞かせください!
3月20日
 昨日Kさんから電話がかかってきて、ブレーキパッドが磨耗しているというので、今日の午後に交換作業をした。

 結構皆さん、特に車に詳しい方は余計に誤解しているような気がするんだけど、ブレーキパッドの交換というのは、ある一定の要件を満たしていれば、実は分解整備にならないのです。
 だから、オレみたいに分解整備工場(認証工場、指定工場)でもないのに交換できる車が多いんだけど、それを自宅でやっていると、「先生!」というその場に似つかわしい声が聞こえた。
 「ん?」と思いながら前を見ると、なんとB専門学校の教え子であるFちゃんとMちゃんがいるではないか。
 何でもMちゃんがFちゃんの家に遊びに来たらしく、そのうちにオレの話になり、オレの家がFちゃんの家の近所だったし、「オフィス・トワイライト」というプレートも事前にチェックしていたらしく、2人でオレの家の見学ツアー?に来たらしい。。(何のこっちゃ)
 
 んで、お客さんのKさんとの2元生中継?で合計4人でワケのわからない話をしながら作業も進んだんだけど(手は抜いてません!)、そのMちゃんは、意外なほど大食いらしい。
 女のコで回転寿司最大14皿だなんて、そりゃ滅多におらんわいと言いながら、オレの焼肉食べ放題の店で、食べ放題の途中に「お客さん、スンマセンがそろそろカンベンしてください」と言われた逸話とどっちがスゴイのか?と言いながら結論は出なかったんだけど、彼女たちが受け持ち学生じゃなかったら一緒に大食いデスマッチくらいやってみたいくらいです。(考えることは、そんなアホなネタばっかりか?と思わないでくださいね!)

 でも、彼女たちも言っていたけど、オレが車を分解して作業しているというのは、どうもイメージじゃないらしい。
 まあ、彼女達が見るオレは、スーツで講義をしている部分だけなので、こういう作業やセイフティローダーを操ることも、そして昔みたいにエンジンを一人でズルズル引きずりまわすような光景は浮ばなくてもしょうがないかも。
 この2人には、ホントはお茶くらいは出してあげたかったし、ウチの親もせっかく「焼きプリン」を買ってきたのに、仕事があったので何ももてなし無しになったけど、まあ次回は事前に連絡してたら、お茶くらいは出してあげるからカンベンしてくれ。(と言っても、これは読んでいないだろうけど)
 
 しかし、19歳くらいの女のコ2人とあれこれ話している状況を、ウチの近所の人たちは、どういう光景だと思ったのだろうか?(妙な勘違いをしてなきゃいいけど!?!?)
 なんつーても、オレが専門学校でも仕事をしているなんて、ご近所の人は知らないのだ。。。。
3月21日
 先日から英語ネタで大騒ぎしていたイギリスの方からの注文がありました!
 ついにオフィス・トワイライトも海外業務に進出か?というのは冗談としても、初めて海外に出荷することになったのです。
 ホント一緒にいろいろ調べてもらった皆さん、そして専門学校の先生方のおかげです、ありがとうございます!
 まさか海外在住の日本人以外の方から日本語サイトのウチに注文があるなんて、そしてその方は日本語が使えないのに相談や注文ができるなんて、ホントにオッソロシイ?世の中になったものです。
 こういうことが増えるようだと、講師としてではなく学生として英語を勉強にいかなくちゃいけない気がした、今日この頃でした。

 さて、今日はなんとサーカスを見に行って来ました。
 今広島には木下サーカス(訂正! なぜか名前は木下サーカスですよね)が来ているんだけど、ウチの弟一家と従兄弟とその子どもなどなどで、オレとしては20年以上ブランクのある生サーカスでした。
 今はCGでいろいろなことが映像的に可能になっているので、見た目の凄さというのは昔に比べてインパクトが少ないと思うけど、やっぱり細かなところを観察していると、「さすがプロ!」と思える部分が随所にあったので、そういう意味で感動したのだ。
 
 そうそう、木下サーカスと言えば、球形の檻の中でバイクが曲芸を見せるというのがあるのはご存知の方が多いと思うけど、今は実際にバイクで演技をする人のほかに、2人ほど中に人間が立っているのです。(昔はいなかった)
 これって、一見、中に人が立っていると、それだけリスクが高くて、曲芸としての難易度が高いように思えるけど、実際には違うのです。
 個人的な予想で言えば、あれは安全対策のためだと思うのです。
 グルグル走り回るバイク以外に、人が余計に入っていれば危険なだけじゃないかと思われるかも知れないけど、実はあの中の人は、実際に演技をする1人もしくは2人が自分の位置や姿勢を確認しやすくするための基準点がわりのはずなのです。
 ああいう厚めのフェンスに囲まれて、外向きの遠心力に影響されつづけていると、自分の姿勢やポジションがわかりにくくなり、2台での演技の時などは特に危険なんだけど、立っている人間を視野に捉えていることで、自分の位置や姿勢が確認でき、もう1台の位置とのズレもチェックできるので、修正しやすいからというのがオレの仮説です。(モチロン演技者が上手くないと危険極まりない、走る凶器になるけど)
 また、結構うるさい排気音も、あれは相手の挙動を確認するために最大限に利用しているはずで、敢えてうるさくしてアクセルの開閉度だけでなくアクセルを開けるタイミングがはっきりわかるための、合図になっているはずなのです。
 こうした一見余計に難しく見えるけど、実は、そのほうがカンタンという裏技がプロの中には存在しているのです。
 そして、その逆もあって、一見大した事じゃ無いように思えるけど、メチャ大変ということも結構あるので、そのうち車に関することは触れていこうと思う。(忘れそうだけど・・・・)

 ありゃ?結局木下大サーカスネタで終わってしまったけど、もちろん入荷も出荷も予定どおりバッチリです。
3月23日
 昨日は久しぶりに日誌をオヤスミしたけど、仕事はちゃんとやっていたのだ。(そのつもりです・・・)
 
 ここのところ給料日(民間系の給料日?)が近くなったためか、皆さんからの問合せも増加ぎみで、せっせとオヘンジを書いていたんだけど、「オマエはサーカスさえもあんな見方(注3月21日の日誌)をしているのか!?」と驚きと言うかあきれ顔のメール(どんなメールだ?)もいただきました。
 スンマセンねぇ、やっぱり職業病かな?
 結構ああいう見方をしてしまう部分があるので自分でもイヤなんだけど、映画を見て内容よりも「カネかかってまんなぁ」なんて感想を述べるよりはマシじゃないかと思っているんだけど、ダメでしょうか?

{今日のコーヒーブレイク}
 それはそうと、銀行の担当者がひょっこり登場した。
 オレのところの担当者は、なぜか2代続けて女性担当者なんだけど、これはきっとオレが人畜無害?だから担当させても大丈夫という上司の判断によるところだと確信している。(え!ちゃうの??)
 んで、先代と今の担当は、まったく違うようなキャラで、先代はフレンドリーで礼儀正しいよい意味でも優秀な銀行員、今の担当のOさんは、「アンタ、ホントに銀行員?」と思うようなキャラなのです。(バラエティ系?)
 そもそも、今日登場した理由は、積み立て定期の満期に伴い、契約延長のお願いに乗り込んできたんだけど、オレとOさんのトークの応酬は、とても銀行員と店主とは思えないノリで、ゼヒここで紹介したいくらいの、ボケと突っ込みみたいなカンジなのです。
 さらに加えて”ぶっちゃけ”トークもあって、オレが定期を解約じゃ!というと、「ダメダメ、それは私が困りま〜す!」とか「年度末までは、解約ゼッタイ阻止です!」なんて実に面白いリアクションで、オレの狙いを打ち消している。
 ま、結局いろいろな部分を含めて妥協案で落ち着いたんだけど、はっきり言ってOさんは、吉本興業でも食っていけそうなのです。
 ちなみに、彼女曰く、「ヨソのお客さんにはとてもじゃないけど、こんな話し方はできません。」って言うんだけど、にわかには信じがたいのだ。
 もし信じるとすれば、じゃボケと突っ込みの相手にされているオレは何なのだ??ということになる。。。。(疑問じゃ!)
 また来週Oさんはやってきそうなので、その時にオモロイ話があれば書こうと思うので、そのときにはお楽しみに。
3月24日
 皆さんのところは地震の被害は無かったですか?
 何らかの形で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
 そして、遠方から、たくさんの方に「大丈夫?」とお見舞いメールをいただいて、ホントありがとうございました!

{個人的な被災状況}
 まいったの何のって、日頃滅多にワックスなんてかけないオレが、必死こいてワックスをかけていたそのときだった。
 以前、阪神大震災を被災した人の体験談で、まず地獄の底から湧きあがってくるような地鳴りがして、妙な微振動があり、その後にプライマリー波(最初の揺れのことです)がはじまったら、もう身動きできなかったという話を聞いていたんだけど、地鳴りは無いものの妙な微振動を始めて経験したのだ。(ということで、地鳴りは震度7クラスの直下型の地震に装備されているってことなのだろうか?)
 妙な微振動というのは、最初の揺れと勘違いされがちだけど、全く違ってホントに小さな振動で「ん?何この揺れ?」というカンジで、近くの道の段差を大型トラックが通過するより小さな揺れで、その後で”ぐわぁーん”と揺れ始めたから、その時に初めて「あぁ、アレが前兆だったのか」と納得しながらセカンダリー波に変わるまでの時間を上を見ながら計っていた。(コレいつものクセです)
 その間、周りの家からもいろいろなモノが落ちて割れるような音を聞きながら、セカンダリー波がわりと早く、しかも小さい周期(といってもエネルギーは当然大きい)の横揺れだったから「こりゃ震源地は近いな」と思っていたら、やっぱり結構近くでしたよ。
 広島では震度5強らしいんだけど、わりと近くの重工業工場のグランドで液状化現象が起こっているわ、これまた近くの学校で地割れがあるわ、市内でも舗装面がせりあがって割れているところもあるそうです。
 昨日の衛星落下騒動で通過地点だったために注目された広島だけど、まさかこういう形で2日連続全国ネットに登場するとは思わなかった。(図らずも2日連続災害派遣体制となった自衛隊の皆さんもお疲れさまです!)

 この前、洗車したときには、完了後たった30分でにわかに雲が覆い尽くして雨が降るわ、翌日黄砂が飛んでくるわで、あっという間にダートラ仕様に早変わりしてエライ目に逢ったけど、今度は地震だとは・・・・・。
 まさかオレが、めずらしくワックスをかけたから地震が起きたわけではないと思うけど、ホントに去年の鳥取の地震よりはかなり強烈でした。
 ちなみに、オレの執務室?の被害状況だけど、地震がおさまってからチェックに行くと、床をいろいろなモノが埋め尽くしているし、FAXはバラバラになって落下してました。
 幸いなことにパソコンだけはバッチリと所定のパソコンデスクから落ちることなく元気でした!(これこそ皆さんのおかげかも)
 でも、モバイルVAIO君は机の片隅に積み上げていた書類の上にあったんだけど、机も振動で揺れてズレていたために、書類の上から姿を消していた。
 ゲゲッ!ひょっとして床に落下して破損?と思い、恐る恐るチェックしてみると、机と窓のかまちの間にかろうじて引っかかっていました。(セーフ!・・・危うく1ヵ月半の命となるところでした)

 というワケで、わが家のパソコン軍団は元気なので、明日はHP更新作業にいそしみますのだ。(ウソにならなければいいけど)
3月25日
またまた続いてお見舞いメールありがとうございます。
 こんなに多くの方にご心配いただいて、ホントにホントにありがとうございます。

 まだ、水道やガスが使えないところもあるようですが、かなり落ち着きはじめました。
 と、言いながら夜中も結構余震があって、オレみたいな妙な度胸?がある人間はともかく、多くの方がまだまだ不安を抱えているのではないかと思うし、今日は雨なので屋根に損傷があった家庭は大変です。
 個人的には久々にワックスかけて地震はあるわ、翌日の今日は雨が降ったわと、そういう意味でもショックだけどそんなことは言っていられないのです。

{メルマガ裏話}
 さて、オレの被害はかなり少なかったので、昨日の公約どおり?今日はHPの更新作業とメルマガの作成にいそしんでいた。
 特に今回のメルマガのテーマは、調べてみると意外と難しく、疑問が疑問を呼ぶテーマでした。
 酸素より分子の大きさが小さい窒素だけにするのに、何故タイヤから漏れる量が減るんじゃ?という疑問にはじまり、いくらでもナゾが渦巻きました。(みなさん”モル数”って覚えてます?)
 結局、調べ始めてからなんと3ヶ月もかかってしまった、史上最大スペクタクル調査ロケだったのです。(大げさ過ぎるけど・・・)
 何しろ、とりあえずタイヤメーカーAの営業マンに「ねぇ、窒素入れたら何でよくなるの?」って聞いたら「へぇ、何それ知らんわ」などと、問題外の回答で、こりゃ話にならんわということで別のメーカーの営業マンに聞くと「良くなるらしいですね、高いからじゃないですか?」などと、これまたワケのわからん回答でオレは調べるのが情けなくなった。(高ければいいならダイヤモンドを入れたら最高かい!?)
 ここで挫けたらメルマガ探検隊(勝手に名づけている)の名がすたると思い、高校の化学の先生をはじめいろいろな人に体当たり取材をしたけど、なかなか良い話を聞けずに、ついに某タイヤメーカーの研究所にコンタクトをとってもらい、いろいろな話を聞くことができたのだ。
 いやー、さすがその道のプロ!
 オレのナゼナゼ攻撃にもちゃんと詳しい技術的な背景まで含めて答えてもらって、十分に納得できる回答でした。
 タイヤメーカーの研究員の方も、「ここまでこまかく質問されたのは初めてですが、よく理論などもご存知ですね」とおっしゃっていたので、ちょっと突っ込みすぎだったかも!?・・・・やや反省。

 でも、仕事部屋は一応仕事ができる程度に片付けたけど、オレの部屋はまだ手付かず。。。。
 ぐぇ〜まだ寝れそうにもありません。
3月27日 なんちゃってSRデビュー
 昨日は、先日からこの日誌にも登場していた、「転んでもタダでは起きない計画、”なんちゃってSR号”の納車に行ってきました。
 なにせ広島から下関というのは、片道200km以上なので、特に一般道を走ると結構遠方です!(ウチはチープな板金屋です)

 このセルボモードなんちゃってSR号(元のグレードはMセレクションで、今回フロントだけSRというグレード仕様になったのです)だけど、実は昨日納車できるかどうか微妙なところだったのです。
 というのも、元々仕上がり品質のコストパフォーマンスに優れるウチの板金業者なんだけど、それよりも厳しい?オレのチェックで1ヶ所NGを出したので、手直しをしていたのです。
 その手直しというのが、今回の上級グレード用の新しいバンパー部分なんだけど、金曜日の夕方にオレがNGを出してからバンパーを取り外し修正をしていたんだけど、塗装したらバンパーなどは、スタンドに載せて乾燥させるのです。
 通常なら月曜の朝まで、ゆっくりと乾燥できて良かったね!って話になるんだけど、今週はその間に地震があったもんだから、オレは気が気じゃなかったのです。
 月曜日に出社してみたら地震でバンパーが落ちていたらとてもじゃないけど月曜の納車なんてできなかったので、月曜になるまで全くわからない状態だったのだ。
 ところがオレの行いが良いせいか(板金業者のスタンドの安定性が良いだけという噂もある)、シッカリとスタンドに載っていたらしく、バッチリ納車できることになったのです。
 というワケで、洗車して、そしてマフラーの接合部に隙間を作っているS君独特のワケのわからない爆音マフラーを、マトモに戻して下関まで出かけました。
 普段はモチロンお客さんの意思を尊重するオレなんだけど、この爆音マフラーを元に戻すことだけは独断でやったので、なんとそれに使ったナット(80円)はサービスでした。(だって、爆音だと運転中うるさくてしょうがないし、納車中につかまると実もフタも無くなるから・・・)

 納車は予定どおり無事終了で、お客さんであるS君も仕上がりには大満足をしてもらいました。
 塗装の光沢だってバッチリだからフロントだけ新車に(そしてグレードもアップ)なったのだ。
 んで、広島まで帰ったら結局午前2時半で、日誌を書く元気も無くダウンしちゃいました。
 でも、やっぱり仕事とは言えロングドライブはいいもんです。
 オレは時間やお金の問題が無ければ500kmだって1,000kmだって運転するのはスキだから、こういう仕事がたまにあると、うれしくてたまりません!(単なるお調子者のバカ?)
 唯一心残りなのは、関門海峡を挟んで九州を目の前にしていながら時間が無いので、ラーメンとモツ鍋を退治しにいけなかったことで、10人でジャンケンして負けてみんなにジュースをおごらされるより悔しい思いをして帰ったのです。
 ま、下関でクジラの刺身をゲットできたから、今回はカンベンしてやる!

 ところで、せっかくオレが世間を堂々と走れるようにしたマフラーだけど、広島に帰る最中にまたまた爆音仕様に戻されたと極秘ルートで(S君のお姉さんからだけど)情報が入ってきました。 トホホ・・・・・

{今日のお詫び}
 今日も朝から忙しかったけど、ちょっと取引先にトラブルがあったらしく、お問い合わせへの回答に時間がかかってしまった事例が2つありました。
 せっかくお問い合わせいただいたのに、いつもよりかなり時間がかかってホントにすみませんでした。
3月28日
 今日の話じゃないんだけど、昨日の夜、某専門学校の学生から電話があって、用件を聞いてみたら、これからのことでいろいろ悩んでいるというので学生の住んでいるところの近くのファミレスで待ち合わせて、コーヒー飲みながらいろいろ相談に乗った。
 どうやらオレのところに電話してきた理由は、同級生に相談していたら「それなら新枝先生に相談するのがいい」と言われたので電話をしたと言っていた。
 さすがに将来を左右する話なので「そーかい、そーかい、何でも相談にのっちゃうよ〜〜」というようなノリでは対応できず、迷惑なんて気持ちはサラサラ無いんだけど、やっぱり重く受け止めながら、オレらしくなくマジメに相談にのっていた。
 結局3時間ほどアレコレ話をした(ははは、ファミレスさんスンマセン!)んだけど、オレがアウトロー人生だったので、タテマエやキレイ事だけを話す必要も無いから、これまで学校や両親と相談して結論が出なかったモヤモヤしている部分が、少し客観的に見直せたらしい。
 人生相談の時に必要なのは、やっぱりキレイ事やタテマエに終始するのではなく、それ以外の部分について、もっとホンネもちゃんと話した上で、自分自身で総合的に決めることのできる客観性を持ってもらうことだと思う。
 こういうことを悩んでいる時の心情って、とかく自分では意識していないけれど、現状から逃げたいという深層心理が支配していることが多いので、客観的に判断できるようになるというのはとっても重要なのです。
 それと、オレのこういうときのアドバイスでは、MBA(財務の学位コース)のような確率論分析とかリスクマネジメントだけでなく、仕事も勉強も人間を成長させるための手段の1つとして捉えたチェックポイントも話すので、他では聞けない考え方もあるようで、最後に「やっぱり新枝先生に相談してよかった」と言われて、少しくらいは手伝いできたのかな?って気がした。。。(気のせいかも?)

 ま、その学生自身、オレの講義を来年度も聴きたいらしいので、「ま、退学しないのなら、これからバッチリしごいてやっから!」なんて言ったんだけど、カー用品が本業の非常勤であるオレの講義を聴きたいなんて言ってくれるのはウレシイもんです。
 ちなみに今回はイニシャルどころか彼とか彼女という表現さえも使ってないのは、ここに書いていながら同級生にもわからないようにするための配慮なのです。(なら書くなっていう話もある・・・・)
3月29日
 皆さんホントに春ですね〜〜。
 え?違う? そりゃスンマセン。とりあえず広島は春全開です。
 それはいいんだけど、実はオレのクルマのオーディオが故障してしまいました。
 「おっしゃ!新しく録音したMDを聴くべぇ」などと思いながら、それまでに入っていたMDを取り出すべくイジェクトボタンを押すと、まるで反応なし。。。。
 ん?入れて無かったかな?と思って新MDを入れようとすると、こんどは入らない。
 中を覗きこむと、やっぱりMDが入っているではないか・・・・・
 ゲゲッ!こりゃ故障かなと思いながら、こういうときには皆さんと同じで、たまたま反応しなかっただけに違いないなんて希望的観測度120%で何回も押してみたり、電源を切ってみたり、リセットかけてみたりジタバタしたんだけど、ウチのオーディオ君は無反応。
 無反応どころかイジェクト動作の途中で故障しているらしく、MDはおろかCDもラジオも音声が出ない状態になってしまったのだ。
 しょうがないから時間を見つけて、オレの得意技であり悪いクセであるオーディオの分解に取組んだのです。(すぐ内部をバラす悪いクセ・・・)
 まだ、この時点では希望を持っていて、MDソフトのラベルがはがれかけて引っかかっているだけという不具合もよくあるので、それを取り除いて一件落着にならないかと楽しみにしていたんだけど現実は厳しいものでした。

 結局、メカのローディング機構に問題があったので、あきらめて修理に出したんだけど、メカだけの交換であれば部品だけ注文してオレが交換できそうだった。
 何といっても、そういう自分での修理なら、部品が入るまでラジオやCDも聴けるもんね。(ついでに言うと工賃もかからない)
 というワケで、そんなユーワクに駆られたんだけど、ガマンして依頼することになりました。(ちょっとした理由のため)
 あぁ〜〜1週間以上も音ナシかいな・・・・
 ウチにオーディオの修理をご依頼いただいたときには、やっぱりこういう気持ちがよくわかるので、オーディオ本体の場合は、なるべくスピーディーに、あっても無くてもとりあえずは他のメディアを聴いていることが可能な場合は、シッカリ調査して、なるべく金銭的に負担のかからない作戦を考えるようにしてますけど、来週末くらいまでガマンできるだろうか?

 と、思っていたら、T君から電話がかかってきて、そのことを話したら、「ウチの控え選手を買う?」なんて、音なしのオレには、飛びついてしまいそうな提案を受けてしまったのです。(控え選手とは、現在車に搭載していないT君のスペアのオーディオです)
 この控え選手が恐ろしい。
 たとえてみれば巨人のマルティネスみたいな選手なのです。
 要するに、他の人のクルマであれば、ほとんどの人が満足して使うような、かなり本格派のオーディオが控えに回っているから、前後の見境もなく買ってしまいそうなのだ。。(根性ナシだからねオレ)
 早く直らないだろうか・・・・・(もしガマンできずにT君のマルティネスを買ったら笑ってやってください)
3月30日
 昨日春全開なんて書いたら、長野の友人「トリオ君」に怒られてしまった。
 何でも、今朝は朝からガンガン雪が降ったらしく、春全開どころか冬満開(トリオ君談)だそうだ。
 先日、岩手のお客さんからもメールをいただいたんだけど、その時に気候を聞こう(シャレじゃありまへん)と思いつつ、ウッカリしていたんだけど、まだまだ春には程遠いところもあるのでしょうね。

{イキナリ ヨタ話}
 ところで、時々登場するトリオ君とのネタを久々に紹介しよう。
 紹介といっても、トリオ君が交通巡視員のお姉さんにヨイショして違反キップをカンベンしてもらおうとして「お姉さんキレイだねぇ、ホントほれぼれするわぁ、ねぇ電話番号教えて」と聞いたら、すかさず「110番よ!」と言われたこととか、オレがディーラー時代に毎日遊びに来るもんだから社員の1人が、「他に行くところはないんか?」と聞いたら「貧乏 金なしだから」なんてワケのわからない返事をしたこととか、その時にいつも履いていた1丁羅(それだけしかないって意味)のジーンズは半年間洗ったことがなくて、半年ぶりに洗うと洗濯液が恐ろしい色になったという逸話とかを紹介するワケではない。(ありゃ?全部書いちゃった。。。。)
 オレも考えてみると、このトリオ君とは人生の半分以上の付き合いになるんだけど、実に面白いキャラクターで、尻上がりに成長を遂げている人物である。(前半は多少デタラメだったかも)
 まあ、先ほどいろいろ書いただけでなく、かなり逸話を持っている人物なので、これからも時々暴露してやろうと思うけど、今回はオレがトリオ君に行ったイタズラ話です。
 彼のクルマというか彼の実家の車をトリオ君はよく乗り回していたんだけど、そのタイヤ交換をするときにちょっとしたイタズラをした。
 それは、タイヤ交換作業をご覧になった方ならお分かりかも知れないけど、ホイールからタイヤを取り外したときに初めて目に触れるホイールの部分があって、普段はタイヤで隠れているんだけど、そこにワケのわからないトリオ君の言いそうなコトをあることないこと書き連ねたのだ。
 その中には「わ〜い!女子高生だ! @@(トリオ君の本名)は女子高生は大好きです!」とか「裏庭には二羽ニワトリがいる」とか、他にも、もっとここに書けないことまで満載してしまった。
 どうだ!これでヨソではタイヤ交換は恥ずかしくてできないだろう・・・まいったか!?
 なーんてニヤニヤしながら組み付けたんだけど、その後トリオ君のご両親は転勤の為に他県に引越ししたんだけど、その後赴任先でタイヤ交換をされたのかどうか忘れてしまったけど、もし交換してたらお母さん大変失礼いたしました!(反省しております)

 それはともかく巨人勝ちました!
 あ〜あ、また新枝の巨人びいきが始まったぞと思っている皆さんスンマセン。(でもシーズン始まっちゃったんだから)
 快勝というか圧勝だったけど、オレの記憶をたどれば、どうもオレがTVを見ていて勝利を収めた開幕戦というのは、相当前のことのような気がする。(オレって開幕疫病神??)
 まさか今日の試合のようなスゴさが140試合続くとは思えないけど、今日の打線の調子では、投げるボールもなくなりそうですよね。

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