トワイライト裏業務日誌 2000年7月
7月1日
 そう言えば、一昨日脱線しすぎてかけなかったけど、ついに全てのエリアから注文をいただいた。(最後は北陸でした)
 全エリア制覇まであとちょっとと書いてから、何日経過したか覚えていないけど、おかげさまで制覇できました。
 次は、予定通り全県制覇だけど、こりゃ当分先の話になりそうな気がする。
 遠方でそれほど人口が多くない県でも、既に2度以上注文をいただいている県もあるけど、人口が多くても件数ゼロという県もある。
 まだ考えていないけど、全県制覇か10000アクセスの時には、何らかの感謝作戦でもやってみようかと思っているので、みなさん飽きずにそれまで付き合ってください。(ネタはそれまでのお楽しみに!)
7月2日
 今日はカギの閉じこみの救援に出かけたけど、さすがに久々なので、1発でカンタンに開いて終了というワケにはいかなかった。
 ま、そんなに難しいクルマじゃなかったから、雑談をしながら5分で開けることはできたんだけど。
 その後、ちょっと雑談を2,3交わして、助けた人の満面の笑みに見送られてご帰還となったが、それで思い出したことがある。

 あれはディーラー時代で5年位前の話だった。
 同じように日曜の昼下がりに、オレはちょっとヒマだったので、別に急いでも無い書類の整理をやっていたら、見知らぬ人が近くで閉じこみをしたから来て欲しいという依頼があった。
 ウチのその時会社にいたメンバーを振り返ると、たまたま休暇が多くて閉じこみに対応できるサービスマンが手が離せなかったヤツしかいなかったので、近くということもありオレが出かけることになった。
 とりあえずお客さんに「費用をいただくようになりますが」と言うと「おぉわかっとるけぇ早ようやってくれ」と広島弁丸出しで、何やら急いでいるようだった。
 社用車に乗ってホンの1分で現場に到着し、2分もかからずにドアを開けることに成功した。
 (フンフン、どんなもんだい!)と心の中でニヤつきながら、「お待たせしました、それでは1000円お願いできますか」と一声かけると、そのオッチャンはにわかに表情が変わって、まるで夕立前の入道雲のような変化ぶりである。
 いや表情だけでない、「なんや、そんなにカンタンなのにカネを取るんかい」とまで、のたまったのである。
 文句言う時だけ大阪弁かい!?と思いながら、あくまでも説明と理解に勤めたが、このオッサンは既にドアが開いているという既成事実を最大限利用しようという腹のようである。
 オレはお客さんのことを云々することは当時から非常に少なかったけど、こういう態度は許せなかった。
 元々日本には技術料に対する評価が低く、したがってこういう部品が出ないことについて、お金を出したがらない一般的傾向があるとは言え、これははっきり言ってとんでもない悪質だ。
 こういう確信犯はオレは大嫌いなので、珍しく頭の中は沸騰直前になっていた。
 だからと言って、ここで怒りに任せてこのオッサンを殴ったりしたら、警察のご厄介になるだけでなく、会社にも迷惑をかけてしまう。
 そこで、その短い時間の中で、オレは必死に旧式CPU(頭です)をオーバーヒート直前までフル回転させた。
 ふっと気がついたことは、このオッサンはさっきから結構急いでいたことだ。
 そして、現場に行く途中で話していたのは、「JAFに電話したら1時間かかると言われて、とてもじゃないけど時間が無いから〜」なんて言っていたのを思い出した。
 オレはこれまでの仕事時間の中で、一番真剣に考え抜いてある作戦を思いついた。
 それで、その作戦を実行するために、今まで以上に落ち着いて説明することにした。
 「先ほどからお話しているように、費用をいただかないわけにはいかないのですが、どうしても同意いただけないのですか?」
 「おぉ、もう開いとるんじゃけぇ、ええじゃないか。 カネがかかったわけじゃないし急いどけぇ、払うつもりはない」
 オレは、ちょっと作戦の実行にあたって迷っていたが、この一言を聞いて迷いはキレイに振り切れた。
 今まで以上の作り笑顔でオッサンに向き「大変残念ですね、それでは無料でやっていただけるところでご相談ください」と言うが早いか、ロックノブを押さえてドアを閉じこんでやった。
 バン!という音とともに、再び閉じこまれたドアのガラス越しにエンジンをかけるためにキーシリンダーに刺さったままのカギのホルダーが振動で揺れていた。
 あまりに意外な展開過ぎたのか、オッサンは口を開けたまま何もいえない状態だった。
 オレは、ニヤっと笑いながら会釈をしてその場を後にした。
 とても天気の良い昼下がりだった。
7月3日
 表示について2つ。
 まずはメルマガにPRを載せるためにメルマガ発行をしているところに掲載文を送信したところ、前回投稿分が未掲載のうちに投稿したとして掲載待ちの文章の掲載がキャンセルされてしまった。
 前回投稿したときに再掲載へのルールを確認していたので、こういう処置には覚えがなく確認のために発行元へ問合せてみると、最近ルール改正をして発行したメルマガの終わりに、そのことを表示しているとのこと。
 う〜ん、そうか。。。。
 ま、それなら規則的にはオレの手落ちだから何とも言いようが無いんだけど、メルマガってスミからスミまでチェックする人ってどのくらいいるのだろう。
 もちろん、これは批判なんかじゃないんだけど、文章で伝える場合に注意しないといけないことだと思うのは、書き手がどこかに表示していれば表示義務を果たしていると思い込むのは危険な考え方ではないのかという気がする。
 メルマガに投稿した経験がある方はわかると思うけど、投稿の場合ほとんどフォームに記入する。
 そのフォームの上やフォームに移る前に注意事項が書いてある場合がほとんどだけど、そこにさっきのことが書いてあれば防げるはずなのにね。
 そこに表示してあれば、さすがにオレだってルール変更には気づいて、投稿なんてしなかったのに・・・機械処理だから、もう無かったことにはできないそうだ。
 というわけで、他人事ではないんだけど表示は利用者の視点に立って、フェイルセイフ的な判断による表示が必要というお話でした。

 なんて書いておきながら、ここからのことを書いてしまうとアホ丸出しなんだけど、先日とあるメーカーのカタログを請求した。
 それが昔と違ってCD-ROMになっているというので、時代が変わったなと感心しながら到着を心待ちにしていたら今日届いた。
 封筒を開封して中身を取り出そうとすると返信用封筒が1通。
 ???と思いながら、さらに中を探ると、何やら書かれた紙が1枚あったので、やおら読んでみるとどうやらCD-ROMのカタログになって有料なんだそうだ。
 だから封筒は、費用(実際には、相当分の切手だけど)を払い込むための封筒のようで、トホホと思いながら切手を買いに行った。
 どうやら依頼フォームに下スミに表示してあったらしいけど、商売上カタログを要求して費用を請求されたことなんてなかったもんなぁ。
 お互い気をつけましょう。。。(オレだけかな?)
7月4日
 既にご存知の方もいると思うけど、今日ブルーインパルスに所属している2機の行方がわからなくなった。
 まあ、一般的な言い方をしてよいのなら、墜落していることは間違いない。
 先日も米子でジェット輸送機が墜落して、5名の搭乗員の消息がわからない状況なのに、また悲劇が起こってしまった。
 オレはこういう話には無関心ではいられなくなる。
 というのも、昔、航空自衛隊のパイロットの養成コースを受験して、2次試験以降まで進んだ経験があるからで、とても他人事には思えない。
 オレが受験した年というか受験直後にも、今回と同じ輸送機が見通しの悪い天候での飛行中に2機が接触して墜落したり、ブルーインパルスが航空祭での演技中に墜落して大惨事一歩手前になったことがある。
 奇しくも同じ組合せでの連続事故で、オレもその頃を思い出してしまったというわけなんだけど、オレは結局航空身体検査の前日まで39度以上の発熱をしていて、当日も雨で天気が悪かったのが災いして、視力検査の項目の一つである遠距離視力がちょっと足らなくて不合格となった。
 その基準は、数年前に緩和されているので、新基準だったら合格していたし、どうやら航空適性が非常に良かったらしく(なぜかハンパじゃないくらい操縦適性なんかは良かったらしい)、学科がたいした事も無かったのに次の試験に残れたり、不合格後も防衛大学への入学を要望されたり、翌年も熱心な勧誘を受けたりした。
 というわけで、直前に風邪をひいていなければ、ひょっとしたら人生は変わっていて、空の暴れん坊になっていた可能性があるのだ。

 でも、俗世にどっぷり浸かっていたオレは、翌年の勧誘で再受験なんてことは考えなかった。
 最近の主力戦闘機なんか1機100億円だし、1時間目一杯気合いを入れて飛行すると、それだけで80万円近くも燃料を使ってしまうという、まさに金食い虫のオトナのおもちゃで遊べる可能性をフイにしたわけだけど、それはそれでよかったと思っている。(ホントは未練たらたら・・・)
 よく飛行機乗りは、「宵越しの金は持たねぇ」というようなノリと遊び方をするというのだけど、確かにオレの周りの戦闘機乗りは、そういうカンジの人が多い。(具体例は問題が多いのでちょっと書けないけど)
 というのも、一般社会生活でも突然アクシデントが襲うことはあるんだけど、この人たちの場合はもっと切実で、つい数十分前に元気で離陸していった仲間が、二度と顔を見せることは無いということが結構あるからだと思う。
 事実、オレの知っている戦闘機パイロットも昨年の事故で1人亡くなっている。
 それを考えたら、こうして平穏な暮らしができるなんて、とってもシアワセなことなんだよね。
 でも、逆に考えると、命ギリギリの訓練をするからこそ、地上に無事に降り立つことができたときのシアワセを噛みしめることができるような気がするから、結局どっちがシアワセかわかんないのが正直なところなのかも知れない。
 話を戻すと、今回のブルーインパルスの事故は、訓練を終えて基地に帰る途中の事故のようで、詳しいことはわかっていないけど、2機の接触が原因とは言い切れないらしい。(解明中のようだけど)
 戦闘機(今回は戦闘訓練をするための練習機だけど)は、いわばF1のマシンみたいなものだから、普通のクルマがなんでもなく走る状況でも、限界ギリギリに作っているためにトラブルを発生する可能性はある。
 事実、こういうふうに訓練から帰る途中で、突然行方不明になったというのは、過去10年を見ても何度か発生していて、残念だけど原因さえも特定できていない。
 せめて原因でもわかれば、その後に活かせるのにと思うが構造上旅客機と違ってどうしようも無いことでもあるんだけどね。
 ちょっと何を書きたいか要領を得ない状態になってしまったけど、今回の事故でいろいろ思い出してしまったということでカンベンしてください。
 ん?そんなにオレと最新鋭戦闘機はイメージとして、結びつかないって?
 まあ、わかる気もするけど、どうしてもイメージがわかなかったら、ウチに来てください。
 F-15Jイーグルという、1機100億円の最新鋭のおもちゃ?(訂正!戦闘機です)にパイロットスーツを着て搭乗している写真をお見せしますから。。。
 今と違って、合成写真じゃないからね!
 以上、立体的に暴れるチャンスを今でもうかがっている暴れん坊からでした。
7月5日
 「ナビゲーションの詳しい人を紹介してくれ」という知り合いからの電話を受けた取引先の人が、「だってナビが詳しいって言えば他に思いつく人なんていなかったから電話したよ」と、オレに連絡してきてもらった。
 これは、正直に書くと、とってもウレシイことだ。
 ま、もしその知人の方にナビを買ってもらえれば、それは商売としてオイシイからウレシイということもある。
 けれど、もっとウレシイのは、「何々だったら誰々」誰々としてオレのことを思いついてもらえたということだ。
 よく世間では、ナンバー1とかベスト1という言い方もしているし、それを最高のステイタスとしている社会構造があるけど、個人的にはそんな判断よりもオンリー1という判断のほうがスキだ。
 ナンバー1という表現は、あくまでも比較級であって、その比較の仕方は、よく比較する側にもされる側にも関係ない基準であることが多く、そんなお互い求めていないもので比べられてもウレシクも何ともないからだ。
 そういう意味では、何々と言えば誰々に近いオンリー1のほうがとってもウレシイと思う。
 ま、そんなこんなで紹介してもらったので、希望商品だけでなくそれを希望されている心理を想像し、その潜在的な希望に沿える別の商品も一緒に提案した。
 もちろん、ウチのコンセプトであるじっくり相談して納得してから購入してもらうという部分は変えないから、これで販売に躍起になったりはしなくて、お客さんが買うことがメリットになった時点で購入いただくつもりです。
 でも、売れるといいな!?
7月6日
 ネタが尽きた。。。。。
 と、このコーナーに書くのはいつだろうか?
 やっぱり、「よく書くよなぁ」とみんなに感心と言うよりあきれられているというのが真実だと思うけど、ホントに自分でも不思議なもんだ。
 以前、日記さえ書かないのは説明したとおりだけど、そんなオレがこんなに書き綴るなんて信じられなくて、4月からずっと夢でも見続けているのではないかと思うくらいだ。
 今日も雪印のことを書きたくてしょうがないけど、アレを書くと、どうしようもなく長い文章を書いてしまうと思うので、ガマンすることにした。
 今日はいつものように講義に出かけたけど、その後で講師仲間の方(ご存知 アウトロー軍団のOさん)と昼食を取りながら、講師としてのことだけでなく、いろいろな話をするわけだけど、今日改めて言われたことは「第1印象と実際の行動がかなり違いとても面白い人」ということらしい。
 もちろん、オレは意図的に何かを考えているワケではないのだけど、体の線は細いクセに、スキーさせりゃサルみたいに狂ったように滑りまくるし(サルのみなさん、ごめんなさい)、あまりの大食いで、よく通っていた食事をする店では、タイムサービスの残りまでプレゼントしてもらうような強烈な印象の大食漢だったり(コレいつか書きますね・・・でも昔のことですよ)、講師をさせてみれば、世間の先生らしくないアプローチで、授業内容を考えようとするし、平気で鈍行電車で大阪まで日帰りするし、クルマでも1日1000キロくらいは平気でアチコチ遠征するし〜以下略。
 と言うわけで、相当イメージと違うらしい。
 同じ事を先週学生にも言われたけど、と言うことはそういう見方がオレというヘンテコな人間を見るには正しいモノサシなのかも知れないと、最近ヒシヒシと感じている今日この頃です。
 イメージで思い出したけど、ディーラーから本社に帰任するときに、たくさんのお客さんといろいろな思い出話にも花が咲いたけど、その時に気づいたことが一つある。
 オレはどちらかと言うと、王タイプだと信じて疑わなかったけど、実際にはみんなからは長嶋タイプに見られていた。
 そんなヒラメキで行動しているつもりなんて無いんだけど、結構そう見られていたらしく、何人もの人がそんなことを言っていた。
 オレ自身は、「そりゃ違う」と思っているんだけど、最近驚きの事実を発見した。
 というのも、長嶋監督という人は、カンで生きていると世間で見られているけど(オレも確信している)、こと野球に関しては、12球団の中でも、かなりのデータ重視型らしい。(よく言われているカンピューターではなくコンピューターデータ重視らしいのです
 ウソみたいでしょ! でも、どうやらマジなようで、そういう事実を突きつけられたら、ひょっとしたら長嶋タイプと言われるのは、当たっているのかもしれない。(確かに意外なことを、オレもよくやるらしいし・・・)
 結局一番自分のことをわかっていないんだろうな。
 だれか、見極めてください!
7月7日
 広島では晴天とは言わないものの天気が良かったけど、関東では台風の影響でかなり雨が降ったらしい。
 この七夕に降る雨を「催涙雨」と呼ぶそうだ。
 それは、織姫とひこ星が1年に1度しか逢えないこの日に、雨が降ってしまうと翌年まで逢うことができないということから名づけらしく、2人の心情を表す名前らしい。
 な〜んて、オレらしくない出だしなんだけど、家庭の事情で先週学校を去らなければならなかった学生の心の中では、きっと催涙雨が降っていたんじゃないかと思う。
 今日、提出してもらっていたレポートの評価と励ましを添えて、その学生(元学生かな)に手紙を投函しておいたけど、オレやクラスのみんなの気持ちが伝われば良いと願っている。
 いつかまた、クラスのみんなと共に、成長したこの学生と逢えるようなことがあれば、それはそれでとっても夢のある話ではないかと思う。
 そのときには催涙雨が空にも心にも降らないことを願いつつ。。。。。(ちょっとオレらしくない表現だけど)

 ところで、昨日書かないと宣言しておきながら、雪印の事件で感じたことを1つだけ書いてみようと思う。
 事件の仔細や責任問題は、いろいろなメディアが取り上げているので、そういうこととは別の面で見ようと思う。
 この雪印の工場は、最近食品業界で導入が進んでいるHACCPというシステムが取り入れられている。
 このHACCPとは、NASAが宇宙食を作るときに開発した危機管理システムで、食中毒などを、ほぼゼロに押さえ込むために考えられた重要点を分析して危害をコントロールするシステムだ。
 まあ、宇宙船なんて、余分なクルーが乗っているワケじゃないから、万一食中毒が発生してしまうと誰も操縦できなくて、気づいたらどっかのブラックホールに向かっていたなんて事にもなりかねないから、こういう問題を改善する必要性は誰でもわかると思う。
 HACCPは細かく説明すると、えらく長い話になるので省略するけど、製造過程の各段階で様々な防止策を講じて、何重にも防止するための網を被せていこうというシステムなんだけど、オレは以前からこういう手合いのシステムに非常に危機感を感じていた。
 というのも、こういう論理によって組み立てられた安全システムというのは、オレ流の表現で言う「理性的システム」なんだ。
 理性的システムというのは、論理どおりに作業を進めて初めて効果が出てくるというものだけど、実際に雪印では、このHACCPが機能しなかったわけだ。
 機能しなかった理由はとってもカンタンで、理性的システムを感情という非理性によって寸断させたからで、現場の問題認識がHACCPを運営できるレベルになかったということだ。
 最近、いろいろなシステムが高度になりこういう理性的システムになっている傾向が強いけど、そうなればなるほどこういう現場でのギャップが大きくなっている。
 ISO9000シリーズで品質管理をしているコンクリートを、建設現場で単なる作業容易性の工場のために、水を混ぜてしまうという問題も同じことだと思う。(加水することで品質はいともカンタンに低下する)
 要するに理性的システムは、感情や自己都合などによる行動には非常にもろいという弱点があるということになる。
 その他に、感情的な行動だけでなく、暴力的な要因でも、この理性的システムはカンタンに崩壊してしまうけど、そこまで書くとキリがなくなり脱線の脱線になるからいつか改めて書こうと思う。(これも最近にあった事故で説明できます)

 と、脱線ばかりだったら、以前Kちゃんに言われたように、ここのタイトルを「トワイライト脱線日誌」に替えないとといけなくなるので、本業の話を一つ書こう。
 今日は、予定外で緊急入荷の商品もあり、専門学校の担当時間の前後は、その連絡であたふたした。
 講義終了後もマジメに帰り(イヤ、いつもマジメに帰っています)、出荷準備に追われたけど、バックオーダーで出荷時期未定の商品というのは、不思議と出荷が重なるのはどうしてだろうか。
 たまには、オレに気合いを入れてやろうということなのかも知れないけどね。
 またまた堅い脱線でスミマセン!

 最後に一言 ビバ清原!(よく打った)
7月8日
 ここに書くネタのことだけど、なぜか脱線ネタはすぐ思いつく。
 というより、掲載待ちのネタがかなりあると言ったほうが正確かもしれないというのは、やはりタイトルを「トワイライト裏脱線日誌」に変更するのも時間の問題というべきなのか??

 それはともかく、必要は発明の母とはよく言ったもので、クロネコヤマトの時間帯指定お届けサービスの凄さを、今日の今日まで十分に知らなかったのを、今日詳しく知ることができた。
 というのは、わりと多くの運送業者では、日曜・祝日に先方に届ける指定の「日配」というのは、高い料金になる。
 ところが、ウチで使用しているクロネコヤマトでは、日曜・祝日の時間帯指定は、地域によってはできないところがあるものの、日曜・祝日の配達は、通常日と同じ契約と料金でできるというのを、今日初めて知った。
 これは昨日いくつかの商品が入荷した際に、日曜に届けて欲しいという依頼があって、前後の経緯もあって、お礼の記し代りに割増料金分を負担して、ご希望に沿えるようにしようと思っていたら、通常料金で出荷できたので、そのことが発覚したってワケです。
 先ほど、日曜・祝日の時間帯指定について触れたけど、これもできない地域だけではなく、指定可能な地域もかなりあるので、もし今後ご利用の際には、遠慮なくご希望を伝えてください。(できない地域の場合は、そのことをご連絡します)
 というわけで、便利になったもんだ。(知らなかっただけという話もあるが・・・・
7月9日
 今日は作業も無く、日曜だからもちろん発注業務も無い。
 そこで、仕事をやりやすい環境に環境整備(ソージとも言います、世間では)を行った。
 おこなったと書けば完了したように思えるけど、とてもとても、環境整備の第1段階みたいなもんだ。
 その中で、これまで出荷した商品の宅配用の送り状も整理したんだけど、日付順にファイルするために並べ替えていたら、宛名が空白の送り状を1枚発見した。
 (なんだ、書き損じが紛れ込んでいたのか・・・)と思いながらよく見ると送り状の1枚目しかない。
 送り状というのはご存知のように何枚か綴りになっていて、発送手続きを終了すると1枚目が出荷元であるウチの店の控えになっている。
 それでもノーテンキなオレは、ありゃ?わざわざ書き損じの1枚目以降を破棄したのかと思いながら、その送り状をしげしげと眺めると、なんと宅配業者のスタンプも押してあるし、発送手続きをコンピューター処理しているステッカーも貼ってあるではないか。
 もう、のどかな昼下がりどころの話ではなかった。
 はっきり言って、頭の中が真っ白になってしまい、必死に備考欄の商品名と日付から該当先を思い出そうとしたが、動揺は隠せないのが自分でもよくわかる。
 納品書の控えを取り出そうとしながら、住所からIさんだと気づく。
 この方は発送日翌日には、到着したとのご連絡をいただいていたので、間違いなく商品は届いているので一安心したけど、まさに冷や汗ダラダラの時間だった。
 あて先が空白といっても、住所などは記入していたので、問題なく商品は到着したんだと思うけど、実にゾッとする話だった。
 商品到着時に、ひょっとしたらIさんは、このことに気づいていなかったのかも知れないけど、いつも業務日誌を読んでいただいているらしいので、どっちにしてもコレでばれてしまいました。
 この場を借りてお詫びします。
 Iさんゴメンなさい!
7月10日
 脱線宣言!
 先日、あるものを買った。
 何を買ったかというのをメールで応募して、正解だった人に1万円進呈!なんてことを企画しても、オレのふところは間違いなく痛まないのが確実という、とっても意外な商品です。
 特に、以前からのオレを世間一般的なイメージで見ていた人には、ゼッタイわからないものだと思う。

 実はバットを買った。(古くからの皆様!想像できなかったでしょう?)
 別に金属バット殴打事件に刺激?されたワケではないけど、しばらく前から欲しくてよだれが出ていたのを必死に拭ってガマンしていた。
 これまでも、専門学校の講義の帰りに寄ってチェックをしたりしていたんだけど、グッとこらえてガマンしていたってワケだ。
 ホントは木製のバットが欲しかったんだけど、金属バットと値段があんまり変わらなかったし(木製は折れたら悲惨だからね)、木製なのにカキーンっていう真芯に当たった快音は硬球のときしかしないと思うので、軟球しか考えていなかったオレには関係ないから、妥協の結果金属バットになった。
 色は黒でミズノ製だ。(黒は強いぞ!ってちょっと古いか)
 で、久しぶりに素振りをしてみると、結構軽いので「なあんだ、これじゃあトレーニングにならないじゃん」と思っていた。

 ところが、世の中そんなに甘くないから、ここに書くことになったのは、読みつづけてオレのクセを知っている人なら、カンタンに推測できると思う。。
 今日、昼過ぎに仕事が一段落ついたのを見計らって、近くのバッティングセンターへ出撃してみる。(何年ぶりだろう?)
 先日、夕方に偵察してみたときには結構人がいたのに、平日のこういう時間帯なので誰もいない。
 オレは左利きなので(何でも人と違うのです、これがまた・・)左利き専用ボックスに入り、やおらスタートすると、な・な・なんとボールが速い!ではないか。
 実際にはそれほど速くないはずなんだけど、やっぱり長い間見ていないから、かなり速く感じてしまう。
 1球目はなんとかチップ(なんとかチップと言ってもポテチの名前じゃないよ!)で空振りは避けれたけど、その後もジャストミートなんて夢のまた夢状態ばかりだ。
 特に使用しているボールが古いせいか、ストレート専用のマシンなのに、ボールの磨耗具合の違いでかなりボールが散らばってくるので、インコースに入ってきて詰まった当たりになると右手がじ〜ん”としびれてくる。(このマシン、結構ノーコンである
 巨人の二岡がオープン戦で指を痛めて以来、インコースへの変化球で詰まった時の痛みを恐れるあまりに、フォームを崩したというのを「ホンマにプロかいな?」と少しばかりバカにしていたのに、本当の意味を今日わかったような気がするほどしびれる。(ありゃ確かに痛いわい! 二岡選手へ オレ反省しま〜す!
 それはそうと、オレはこの前までインコースの打ち方を理解していなかった(誤解していたというのが正確)けど、ひょんなことからそれを知った。
 そして、その打ち方を知ることによって、なぜインコースのスピードボールが単なる投球スピード以上のスピード効果を発揮するのかも、合わせて理解できた。(やはり、どの業界でも本当の理論はシンプルなものでした)
 というワケで「ガハハ・・・打ち方も知ったから万全じゃ! 長打の山を築いてくれよう!」なんて考えていたけど、とてもじゃないけど当てるので精一杯で、ジャストミートどころの騒ぎではなく現実は凡打の山脈状態だ。(と言いながら、もっと悪い空振りも15球くらいはあった)
 それと、素振りと違って、熱くなるせいかやはり疲労感が出てくる。
 結局56球打ったけど、終わりごろにギュイーンと伸びる打球が時々できただけで、結構メロメロだった。
 ま、バットに当たる率が3割切ったらどうしようか?と思っていたけど、そういう事態だけは回避できたんで良かったことにしておこう。
 でも、初心者であるオレのために、せめてあのマシンの弾道はなんとかならんのか?
 ああボールの来るコースが散らばると、インコースの打ち方どころか真芯に当てる練習にもならんがな。

 なんかオレの悪いクセ(とことんハマル!こと)が出てサル状態になりそうな予感が・・・・・

 でも、帰って早速キーボードを叩こうとすると、左手の動きがおかしい。。。(自己診断で左手首付近の筋肉疲労)
 早く慣れるように筋トレしようっと。
 ところで、バッティング用のグローブをしたら詰まったときの痛みって減るものでしょうか?ご存知の方(というか経験者かな?)教えてください。
7月11日
 うへぇ、筋肉痛だ。
 読んでいる人は、「やっぱりねぇ、イキナリ無理するんだもんねぇ」とビールでも飲みながらモニターに向かってブツブツしゃべっているだろうけど、おっしゃるとおり確かにかなりの筋肉痛だ。
 でも、誤解の無いように書いておくけど、筋肉痛なんてしばらく経験してなかった。
 最近のことからさかのぼっても、先月初めの事故車の下でのマフラー切断事件でも、ムリな姿勢でノコギリを使ったために、焼きつくほどの痛みでも翌日はへっちゃら、しばらく前の話だけど、サラリーマン終盤?に本社でのオークション前に車両査定をするときは、1人で50台も背伸びをしたり屈伸を繰り返すような姿勢で、クルマのチェックを繰り返し日体大出身の後輩が「夕方になると足がパンパンに張る」というような、恐怖のヒンズースクワット500回並の仕事でもぜんぜん平気だったから、多分スキーを始めたとき以来のような気がする。。
 だから、やっぱり相当力を入れてスイングしていたに違いないし、済んだ後でダンベルを持って空手の正拳突き100回なんかが応えたに違いない。
 でも、翌日に筋肉痛になるところが、若さの証明である。(ということにしておこう)

{マジメな?業務日誌}
 ところで、その筋肉痛の身体をかかえながら、先日”ナビと言えばオレ”と思い浮かべて紹介してもらった方との打ち合わせに出かけていった。
 実車を見ながら、作業手順や注意事項についてお話しながら、初対面の方ながら、なかなかスムーズに打ち合わせが進んだ。
 意外というかウチの考え方を理解していただいていたというか、この方は事前にオレが作成して提出していた見積もりをご覧になって、相談する相手として一応合格ラインだと思っていただいたらしい。
 それは金額なんかで合格というワケではなく、相談者としての表面的な問いかけに、その背景なども考慮した回答の見積もりだったからと言っていただいたんだけど、そりゃウレシかったのなんのって。
 ただ、1つだけオレも、その評価に気を良くしてウッカリしていたことがあった。
 実は、白状すると、クルマは駐車場に前進駐車で止めてあって、バックドアをあけて中をチェックしながら相談もしたんだけど、その時に後から見るボディデザインなんかから、そのクルマは現行の1タイプ前(旧型)の最終型だと思っていた。
 ところが帰ってから商品発注をするのに、再チェックしながら商品の発注をしていると、実車では3段分あったはずのインパネスペースが、そのフィッティングマニュアルを見ると2段分しか無いことになっている。
 喜んでいただいて、ちょっとウレシクなっていたとはいえ、いくら何でもそんなことを間違えるわけは無い。
 でも、2段しかつかないようになっているというのである。
 3段目にスペースがあるように見えるのは、奥行きが足らないから2段分しか着かないような表示になっているのかも?と考え始めると、どんどん心配になってきた。
 オーディオメーカーなんかに聞いてみても、そういう不思議な構造は聞いたことが無いというし、こりゃ実際に取付を始めてからでは大変な事になると思い、なんとしても今日中に確認するしかないと考えたので、雨の中もう一度駐車場に行ってみた。
 外からチェックしても確証がなければ、もう一度お客さんに電話して中を分解させてもらおうと思いながらクルマのところに到着し、ちょうどひどくなった雨の中クルマに近づいて見るとやはりインパネには3段分のスペースがある。
 だが2度程作業した経験のある旧型だけど、こんなインパネだったかな?とちょっと疑問に思い、何気なくクルマの前にまわってみると、な・な・なんと新型ではないか!?
 けど、後姿はまさに旧型。
 後で、結構詳しい人にその話を振ったら、「あのクルマって後姿は新旧の判断が難しいよね。」だって。
 いやー。でも確認して良かった。 そして確認にお客さんの手をわずらわせなくて良かった。
 ホッとして帰りながら、また昔のことを思い出した。(年寄りの行動パターンだなこりゃ)

 それは、もう10年も前の話だ。
 オレがカー用品の担当をディーラーでしている時に右腕になってくれている後輩Mがいた。(オレは左利きだけど、こういうときの大切な人材はちゃんと右腕と書くのだ)
 オレは当時から、よっぽどのことが無い限りお客さんを選ぶなんてことはしなかったけど、お客さんとの相性だけは避けられない面があった。
 これは接客業をやっている人であればわかると思うけど、いくら細心の注意を払おうとしても、このお客さんとだけは、「何でこんな起きる確立がゼロみたいなことで、上手くいかなくなるの」かというトラブルがその人のときだけ頻発して、なぜかギクシャクしてしまう相手というのが必ずいるものだ。(オレも残念ながら数人いらっしゃったのだ)
 そして今回登場するお客さんは、一応オレのお客さんで当時20才の女のコだった。
 ルックスもまあまあカワイイコだったし、そのお姉さん(これまたキレイだった)の紹介でもあり、もちろん大切にしていた。(もちろんお客さんとしてね)
 ところが、このコと我が右腕のMとの組合せがさっき言ったような、どうしてもうまく行かない組合せだった。
 Mのお客さんに対しての姿勢は立派なもので、あんまり個人的感情をぶつけることなんてしないし、むしろこのコに好意さえもっていた。(多分お客さんとしての好意だと思うけど、心の中まではわかんないや)
 なのに、今までもちょっとしたミスみたいなトラブルが2回あって、Mはそのことをとっても気にしていた。
 それで、ある大雨の日にまたもや作業をしたんだけど、後でちょっと心配なことが起こってしまった。
 詳しくは専門的になりすぎるので省略するけど、こりゃやっぱり何とかしておかないといけないだろうなということになったんだけど、困ったことに連絡つかない。
 でも、放っておけば最悪の場合、トラブルになる可能性があったので、最初オレは夜に駐車場まで行って、そのチェックと対処をしようと考えていたら、Mがポツリと「イヤ、ワシに行かせてください、作業をしたのはワシだし、気になりながら夜寝れるワケないですから」と言い出す。
 オレは深夜でもあることなのでオレが行くつもりだったから、「でもこんなにどしゃ降りなんだぜ」と言ったけど彼の決心は変わらない。
 結局、Mはどしゃ降りのなか駐車場でチェックと対処をしてくれて、トラブルを防ぐことができたし、それからはそのコとのうまくいかない波長はなくなって、そういう”滅多に起こらないトラブルシリーズ”はピタリとやんだ。
 やっぱり、そういう組合せになったときには、あきらめずにベストを尽くし続けることだと、オレはその時に思ったんだけど、このMもまた、オレにとっては「素晴らしき仲間たち」のかけがえの無い1人なんだ。(今でも)

 もちろん、お客さんには翌日事情説明しましたよ。(雪印じゃねぇもん!)

 今日の教訓!
 先入観は無くしてチェックしよう!
 また長くなりすぎたぁ〜。
7月12日
 明日の作業のために必要な商品などの手配に駆けずり回り(走ってはいません!実際は)、不思議な故障の診断に普段使わない頭をフル回転させている合間に、ちょっと本屋に寄ったんだけど、気になるタイトルのムック本を見つけた。
 最初は「むむ、これは皆さんに紹介できる本かな?」と思ったけど、残念ながら紹介は見送ることにした。
 というのも逆説的な考え方をしている(常識への疑問提示)という意味では刺激的なタイトルだけど、あまりにもその点に囚われすぎていて、それぞれの項目にムリな論理展開がいくつも見られたからなんだけど、著者はクルマの表面的な技術については理解しているのに、クルマのこまかな制御系について理解していないという部分がわかるので実に残念だった。
 項目によっては、木を見て森を見ないような表現もあったので、ここで紹介をするのは止めておこうと思う。
 まあ、最近のクルマって、意外なところにビックリするようなシステムが導入されているので、本格的にクルマのシステムを理解していなければわからないのもしょうがないんだけどね。

 さて、数日前に雪印の事件とHACCPについて触れたんだけど、このHACCPが昨日のニュースあたりから報道され始めている。
 それで、「へぇー、オマエってヨタ話ばかりかと思ったら、そんな基準などを知ってたんだ」なんて日誌を読んだ知人に言われた。
 でも、似合わないかも知れないけど、こういう本業に関係の無いことは意外に興味を持っているので、知っているのだ。
 ちょっとHACCPに詳しい人だったら、保存を目的とする加工食品なんかを中心に採用されているのは知っているかもしれないけど、東京駅の一部で販売している駅弁「ホットテック・ベントウ」や昨年デビューした超?高級寝台列車カシオペアで予約購入でき個室へ配達してもらえる弁当にも採用されている。
 ま、そんな話はともかく、本業以外の話は結構知っているほうなので、講義の時にもスグに脱線してしまうんだろうなぁ。(これは反省)
7月13日&14日
 更新サボってどっかでデレデレしてんじゃないの?なんて、更新が遅れると突っ込みがあるのはありがたいけど、何で理由がどっかでデレデレなんだ?と思ってしまう私でありました。
 13日はデレデレどころではなくバリバリ仕事をしていた。
 午前中はいつものようにB専門学校で学生からカラオケのオサソイを受けながら講義をして(行く約束はしませんでしたので、念のため!)、マッハで帰宅(これも表現古いね!)、メールをチェックし返事をソッコウで書いてからナビの取り付けに向かった。
 取付自体はほぼ順調だったんだけど、前回作業していたお店がどうやらシートのネジなどを斜めに入れて締めていたらしく、ネジの状態が悪い個所がいくつもあった。
 時間は既に夕方になっていて、どうしようもない状況だったし、オレのところではさすがにネジ修正ツールまでは持っていない。
 結局アチコチ探して借りれるところを見つけたのが夜8時で、取りに行ってネジ修正をして返しに行って帰宅したらもう夜中。
 今日も、その余波で遅れた部分の作業をするために朝6時起床で早速作業に出かけた。
 ちなみに、このナビ取付は既にナビが付いていたのを新型へ買い替えてもらったワケだけど、古いナビに付いていたTVアンテナの両面テープがルーフにこびりついてしまって、なかなか剥がれない。
 このぐちゃぐちゃになっているテープをはがすには必殺技は何も無く、ただただ努力と根性あるのみなので結局2時間半も要してしまった。(早起きして良かった!)
 急いで帰宅してシャワーを浴びて食事もそこそこにG専門学校へ行って夏休み前最終日の講義をして、ようやく忙しかった2日間から開放されたのです。

 ところで、今日巨人の工藤が10勝目を完封で飾ったのは野球ファンならご存知だと思うけど、あのトシ(37かな?)で先発完投だけでなく前半戦で10勝するというのは、たゆまぬ節制もある(昔とはまるで逆ですねー 工藤さん!)が、実はそれだけではない。
 先日長嶋監督の意外なコンピューターデータ重視野球について触れたときに、ついでに脱線しようかと思ったけど、今日にとっておいてよかった。
 というのは、”アソボウズ”という会社が、野球のデータを様々な角度で解析するシステムを作っており、現在では10球団が採用している。
 それは、単なる電子スコアブックというだけではなく、同じ投手でも対戦相手によってとかカウント1-2の次の投球の全てとか、ランナーが1塁にいて2アウトの場合とか、とてもこと細かく解析できたり、投球・打撃フォームの好調時と不調時の細かな解析までできるシステムで、これを活用するといろいろな面白い特徴が見えてくる。
 オレはこのシステムを、とあるビジネスセミナーでアソボウズの代表の講演を聴いて知ったんだけど、特にチームとしてだけでなく個人的にも活用しているのが、この工藤選手なのだ。
 工藤選手は自分でこのシステムを自宅に購入し、いろいろな分析をしているらしいけど、それが現在の好調を支えている1つの理由なのは間違いない。
 なんと言っても、今日の後半8回9回あたりでは、工藤自身が野手の守備位置についてバッターごとに(場合によっては1球ごと)こと細かく指示を与えていた。
 こんなピッチャーなんて見たこと無いし、それだけデータを理解して活用している証拠だし、失投をしない自信があったんだと思う。
 ちなみに、このアソボウズのシステムについては、本も出版されているので興味がある方は読んでみると面白いと思いますよ。
 なんだか新刊紹介みたいなコーナーになったけど、これまでの清原が打てなかった理由もオレは知ってしまったのだ。(これは本には書いてありません 悪しからず!)
7月15日
 あ〜〜〜どこか行きてぇ〜!
 と、イキナリの出だしだけど、デベソの虫が疼いているのは正直なところ本当だ。
 普通、クルマ関係の仕事をしていると言えば、車でアチコチ遊びに行くものだと誰でも思うらしいけど、意外なことにオレは交通機関の使い方もヘタではない。
 もちろんクルマで行動するのも大好きだし、1日の休みなのに前夜仕事が終わった時点から走りつづけて宮崎往復(1200キロ以上)というのも1度だけではない。
 特に、その頃はまだ九州自動車道が八代までしか開通していなかったから、時間はやたらとかかったけど、長距離の運転は結構へーきだ。
 その反面交通機関を上手く使うことは、多分自動車業界1と言っても過言ではないような気がする。(これしか自慢がないかも)
 金券ショップなんかではなく、正規チケットでの目的に応じたうまいチケットの組み合わせ方なんて、多分旅行代理店クラスだと勝手に自負しているくらいである。(保証の限りではありません)
 これについて書くと、多分1冊の本が出来上がりかねないから、何かにつけて触れることにするけど、昔博多出張のときでも2夜宿泊の1晩に会社の同僚を放り出し小倉まで下関の友人を呼び寄せて、一緒に晩飯を食いに行ったけど、これまた余計な出費はゼロで、しかも特急で博多から往復したくらいだ。(キセルではありません!念のため)
 その時に宿泊していたホテルは博多の駅付近だったから、ヘタに福岡市内に飲みにいくよりタクシー代がいらない分安くなったようなものだ。
 
 ところで、さすがに不況とは言えボーナス時期というのがヒシヒシと伝わる。
 というのも、問合せの商品の金額が先月までと違って高額商品が多いからなんだけど、やはりナビの問合せはボーナスだけでなく、夏休みや行楽シーズンということもあって目立つ。
 以前にも触れたけど、ナビほどカタログでは良し悪しがわかりにくい商品って少ないような気がする。
 ルートが設定できるようになった頃ならいざ知らず、今は機能の比較はかなり横並びになっていて比較のしようが無いに近い。
 ホントはカタログに表れない部分に優劣があるんだけど、その問題を考えるための叩き台が無いワケだから、何が問題かさえわかりにくいのが現状だと思う。
 だから、勢い 価格だけで決めてしまうとか、カタログに写っている特殊機能のビジュアルなんかで、丸め込まれてしまうんだけど、そういう機能は実際には役に立たないことが多い。
 さらには、将来的な問題(ハードとかソフトにそういう技術的問題を抱えている商品もあるのです)まで隠されているんだから、とてもじゃないけどマトモな判断なんてできないと思う。
 これを読んでいる皆さんだけは、そんな七色の変化球に惑わされること無く、商品を選んでくださいね。
 そのために、私がお手伝いするワケですから。
 と、チョッピリ営業活動をしたところで今日はオシマイ。
7月16日
 昨夜の予定がキャンセルというか延期になり、その分仕事がはかどったので、合間に市内に出かけてみた。

 既にご存知ではないかと思うけど、雪印や乳飲料メーカーだけでなく、アチコチで食品メーカーの回収騒ぎが頻発している。
 パンやスパゲティ、そして当たるという感覚の無かったスポーツドリンクまで、回収の話題に上っている。
 これをいろいろな見方から報道をしているようだけど、オレは先日書いたように論理的システムの崩壊が原因だと思っている。
 先日、HACCPのような論理的システムは、感情的行動や暴力的行動に非常に脆い面があるというので、雪印のHACCP問題という狭い範囲ではなくHACCPのような論理的システム(個人的な命名で一般的な呼ばれ方ではありません)自体が非常に脆いものだと書いたんだけど、詳しい背景については触れなかった。
 これも個人的な見解だけど、こうしたHACCPを導入しているメーカー(今回問題となったメーカーのいくつかもHACCPを導入しているはずです)が、こうもカンタンにトラブルを引き起こすのは、HACCPが問題なのではなく(問題もあります)日本独特のダブルスタンダードが原因になっている気がしてならない。
 ダブルスタンダードと言えば、なんだかカッコイイように思えるかもしれないけど、何のことは無い「ホンネとタテマエ」のことだ。
 日本では古来から、この2つのスタンダードの使い分けによって成り立ってきた経緯がある。
 これまでは、その使い分けによって、波風をたたせないというような効果も生まれてきたけど、実力勝負がモノを言うような状況や、今回のようなロジック的な判断しかできないようなHACCPでは、いつもこのホンネとタテマエの使い分けが致命傷になっている。
 だからマニュアルがあっても、それは認可を得るためのタテマエであって、実際の作業などは現場のホンネによって運営されることになり全くマニュアルなどが機能しないことにつながっている。
 しかも、そのタテマエは美辞麗句で作られており、公にはホンネの部分が存在していないことになっているから、内部で異論も唱えにくいというオマケ付きだから始末におえない。
 オレも、このダブルスタンダードにはディーラー時代にさんざん苦労させられて、いつも社内で議論を吹っ掛けていたけど、ほとんどの時は、ありもしないタテマエに阻まれて、いろいろな改善が実施できなかった。
 日本の組織では、こういうことに異を唱えると自分の立場を失う可能性が高いから、もし気づいても言い出しにくく、どうしようもなくなりがちだ。(オレも、当時よく飛ばされなかったと不思議だったくらいだ)
 そろそろホンネで議論したほうがいいよ!何事も。(ね?会社のおエラ方の皆さん!)
7月17日
 今日は個人的にうれしかった話題が2つ。
 といっても、今日はそんなに脱線ネタではありません。(と、個人的には思っていますが)

{その1}
 先日ナビを取り付けた方から、今朝電話をいただいた。
 内容を要約すると、「キレイに取付をしていただきよかったこと、そして今後もいろいろ相談にのって欲しい」とのことだった。
 この方は、これまで依頼されていたお店での配線などの取り回しや、作業中に付くキズなどに幻滅したり、取付時のいろいろな点について自分と作業するショップとのイメージが違うことなどを不満にされていた。
 だからというわけではないけど、尚更出来上がりについて満足していただけたかどうか非常に不安だったので、こういう感想をいただけたのはとてもウレシイ限りだ。
 webショップの出張取付なんて、考えようによっては「ウサン臭い?」代表みたいなもんで見られてもしょうがないし、オレが作業する前の状況を見ると決してヒドイ取付ではなく、むしろカー用品業界の平均レベルよりはちょっと上と思われる作業内容だった。(ま、それだけ業界レベルに問題があるということになるワケだ)
 だからこそ、こうした目の肥えているこの方に満足していただけるのかという不安は、作業中常につきまとっていたけど、「合格」と今後もお付き合いをお願いしていただいたことで、夜遅くまで以前のショップの不手際によるネジの修復に使う工具の算段をするために奔走した苦労が報われた気がした。
 この場を借りて、「ありがとうございます」
 
{その2}
 こういう仕事をしていると、郵便で届くモノには仕入や経費関係の請求書が多く含まれている。
 どっちかというと、そういう楽しくないモノの比率が多いワケだけど、今日の郵便物には、それを全てバラ色に変えるほどの元気100倍になる封書が1通あった。
 それは、先日書いたオレが講義を担当している専門学校を辞めなければいけなかった学生からの手紙だった。
 このコの退学理由は家庭の事情という自分の意志に反することだった。
 そして、それまではいつもオレの講義をニコニコしながら聴いてくれていた。
 自主退学が決まったのは、あまりにも急な話だったので、提出してもらったレポートさえもそのままだった。
 オレは、その話を次の講義の日に初めて学校から聞いて愕然とした。
 それは似たような経験がオレにもあったからで、その苦しみ、痛みはとってもよくわかったからなんだ。
 そこで、先日提出してもらったレポートの感想と今後の励ましを添えて手紙を送ったんだけど、それに対して手紙をくれたのが今日の元気100倍封書ってワケだ。

 いくら名前さえ書かないと言ってもプライベートのことだから詳しくは書けないけど、そのコもオレからの手紙が届いてとってもビックリして、ウレシイあまりに何度も読み返したこと、郷里に帰ってからずっとモヤモヤしていたことが手紙によってスーっと消えていたこと、これから頑張ってオレやクラスのみんなに会うために広島に来たいことなんかが書いてあった。
 まあ、オレのような本業でもない1年目非常勤講師のつたない手紙で元気を出してくれたなら、これこそ書いた甲斐があるというものだし、その喜んでもらったことがオレ自身の励みにもなるってもんだ。
 なんと言っても、久しぶりにオレやクラスの仲間に再会したときに、そのコもクラスメイトも成長しているのに、オレだけ怒涛の人生の超低空飛行になっていたら、やっぱりガッカリするだろうから、そうさせないためにも長期目標ができるようなものだから。(そういう励みがないと、安直なほうに流れてしまいそうだしね)

 でも、このコもなかなかである。
 というのは、オレがレポートなどの感想としていろいろ書いて送ったのをマネ?して、先生の授業への感想と称してオレへの逆評価も書いてくれていた。
 オレへの評価だから遠慮なくちょっと抜粋するけど「はっきり言って新枝先生みたいなかわった先生は、どこにもいないと思います。”今日はどんな授業かな〜?”といつも楽しみでした。レポートも私たちが関心を持つように手が込んであったり(原文そのまま)〜中略〜こういう授業は今までに無かったです。できれば私もまだ授業を受けたかったです。」だって。
 後半はフォローしてくれている(ひょっとしてヨイショかな?)としても、やっぱり変わっているのかねぇ??
 確かに、それについては全員一致みたいだし、授業のスタイルも業界初だろうし、今までの学校教育での掟破りみたいなことをいくつもやってるしね。(だって、わざわざオレみたいな人間を起用したんだから、世間の講師らしくない面を求められていると、勝手に判断しているのだ)
 でも、オレ達はあくまで学生が理解するために手伝っているんだから、目的である学生の理解が得られるためのアプローチは現状の教育スタイルにこだわる必要なんてないはずだというのが持論だ。
 ま、これだけ喜んでくれていたんだから、これからもこのスタイルで教えちゃおうっと。
 なにせ、このコ曰く「これからも”新枝ワールド”いっぱいの授業をお願いしま〜す!♪」ってコトだから。
 というワケで、学生のみんな!夏休み明けを覚悟してちょーだい。
7月18日
 今朝はちゃんと8時過ぎから、昨夜に引き続きHPの更新作業を進めていた。
 しばらく商品ラインナップの変更が無かったワケだけど、これで2日連続更新になる。連勝すると思えば、イキナリ連敗するという、ちょっと前までのどっかのチームみたいに何と両極端な更新だろうと自分でも思うけど、これにはちゃーんと理由があるのです。
 資料が揃えば見積もりに不備があったり、見積もりもOKでも、いろいろな問題があったりして、定期的に追加更新ができなくなることもあるワケで決して遊んでいるわけではありません。(イヤ、ちょっと遊んでいるかも・・・)

 その後昼食の後で、お客さんのところに行き仕事をこなし、その帰りになぜかバッティングセンターの近くでクルマが操縦不能になって、ハンドルは勝手に動くわ、アクセルコントロールもできないわで、必死の防御作業を続けていると、やっとバッティングセンターの駐車場でなんとか停止できた。(ホンマと思うかどうかはお任せしますね!?)
 すると、幸いなことに?今朝まで部屋にあったバット(例の、黒は強いぞバット)が、助手席にシッカリあるではないか。。。ということにして、早速1週間ぶりに打ってみることにした。
 先週のデビュー時にくらべると、マシンのノーコンぶりは相変わらずだけど、それでも詰まった当りで右手が”じ〜ん”とシビレる打球もほとんど無く、少しは進歩していた。(ちょっとだけどね)
 でも、前回と違って打ち上げた打球が結構あって、天井に張ってあるネット直撃が5〜6球あって、ドーム球場なら話題になるものの、ここでは誰も驚きゃしない。
 ま、筋肉痛にもならないようなカンジなので2回目としては合格にしておこう。

 ということで勝手に納得してから本屋に情報収集に向かったのだが、ちょっとしたハプニングがあった。
 その店は奥がゲームソフト売り場になっているタイプの本屋で、中ほどの雑誌売り場(モチロン車雑誌です!念のため)で本をチェックしていると奥から「ピー」という警報音が鳴りはじめた。
 皆さんも経験があるだろうけど、あの盗難防止警報って誤作動がよくある。
 よく行く他の店なんか、しょっちゅう鳴っているので普段なら気にも止めないだけど、その警報音に続いて女性店員の声で「すいませ〜ん、そのコを止めてください」と叫んでいるから振り返ってみたら、確かに挙動アヤシイ少年(高校生クラスにみえた)がスタスタと、これまたアヤシイ足取りで出口に向かっているではないか。
 一瞬どうしようかと思ったけど、そのアヤシイ足取りを食い止めるべくブロックする行動に出た。(声をかけたのが女性店員だからブロックしたワケではないのぞ)
 結果はアッサリ捕まえることに成功したワケなんだけど、オレは今まで生きていて万引きの現場に出くわしてしまったのは、今回が初めてだった。
 初めてで、しかもブロックすることになるとは思わなかったけど、ゲームソフトとボールペンをちょろまかしたらしいが、その後どうなったかオレはよく知らないけど、やっぱりああいうことは世間で起こるもんなんだと今さらながら実感した。

 帰ってみると、ウチの弟の子ども(甥ってことで3歳)が遊びに来ていたので、同じレベルになって遊び倒し、夕方帰るときにバス停まで送って行った(甥の母親同伴)んだけど、そこをウチのメインバンク?の担当者がバイクですれ違って、向こうも気づいたんだけど、その光景を見てちょっとヘンな反応をしていたので、きっとカン違いしたんじゃないかと思う。
 過去にもあったんだけど、また隠し子疑惑が再燃するんじゃないだろうなぁとイヤな予感がする。(ちなみにオレは独身でモチロン隠し子なんかいないっす)
 ”また”という言葉に引っかかる皆さんに一言説明するけど、これまで2度疑惑が浮上したけど、どちらもシロなので誤解の無いようにしてください。(ま、これはいつか、ネタとして取り上げるので・・・)
7月19日
 昨日、三菱のクレーム隠蔽がバレてリコール隠しの疑いを向けられているけど、オレはこの話を聞いたときに、「ついにやっちゃったか」というカンジがした。
 当然こういうことは許されることではないんだけど、実はどこのメーカーでも大なり小なり存在している。
 オレも経験的に、メーカーが隠蔽したがっていたことを何度も見聞きしているので間違いないところだし、オレはその反対の立場としてメーカーとケンカしたこともあるから、特異な例でないのはよくわかっている。
 ま、今回のクレーム隠しに至った経緯としては、総会屋への利益供与事件から始まって、アメリカ法人のセクハラ事件などイメージダウンさせる事件が続いていたので、これ以上イメージダウンを引き起こす要因を恐れたのだと思うけど、守る姿勢に間違いがあるのは誰でもわかることだ。
 なんか、この一連の経緯を見ていると、同点でのピンチに浮き足立って内野ゴロをエラーしてピンチを広げ、最後に満塁から長打を恐れるあまり逃げのピッチングをした挙句フォアボールで押し出ししてしまったようなもんだ。
 多分、ある程度の上席者のところで、政治的判断として握りつぶそうと考えたんだと思うけど、いつも日本の政治的判断は、視点がズレているとしか思えない。
 クレームが頻発してリコールになること自体は、企業にとってマイナスイメージなのは間違いないけど、リコールであっても自分たちの支配下のディーラーにお客さんが足を運んでくれるんだから、そのチャンスをもっと活かすことをナゼ考えないのかというのを、オレは昔から不思議でならなかったからだ。
 オレは、上司の大チョンボで商品を間違えて取り付けたお客さんの対応をして、仲良くなったり、その後披露宴でスピーチするハメになったことや、入社間もない後輩の対応に怒り絶頂となったお客さんのところへ同行し、いろいろ話し合った結果、安心してもらっただけでなくメシまでご馳走になって帰ることになったりいろいろな経験がある。
 人間というのは不思議なもので、何でもない普通の理性的な関係の時には理性的な対応しかお互いに望めないものだ。
 ところが、大チョンボの時とか、こういうリコールがあってちゃんと発表したときというのは、やや理性的な関係ではなくなる。
 普通に考えると、それは大きなマイナスなんだけど、そういうときこそお互いの心が揺れ動いているから、それまでとは違う作戦が可能になるし、それを突破口にすることができる。
 そういう意味では、リコールを出す代わりに、リコールの対策に来てもらったお客さんに、来て良かったと思えるような何らかの仕掛けも用意すれば、イメージ的に行き詰まっている現状を変えることができるチャンスだったはずなので、三菱はもったいないことをしたと思う。
 じゃあ、どのような作戦があるかというと、これはヒミツ!
 こういう発想こそが本当の「発想の転換」と呼ぶもので企画や戦略にとても大切だ。
 オレがそういう戦略などを依頼された会社には、こんな視点からもいろいろな提案をしているので、まあ企業秘密ということにさせてください。(現状を打開させたいと思われる経営者の方、依頼があればここらへんのヒミツもご提案します!)
 ヒントとすれば、経営とは全く関係なさそうな「連続ドラマ」がキーポイントです!
7月20日
 朝取引先に電話すると、いつまでコールしても相手が出ない。
 「????」と思いながら「まさかつぶれたんじゃないの?」なんて考えていたら、何のことはない祝日だったのをスッカリ忘れていただけだった。(オレの頭の中のカレンダーがつぶれてました!)
 何箇所かに確認したいところがあったのに祝日じゃあどうしょうもない、あきらめて昨日到着した商品の中で納期を指定されていたためにまだ出荷していなかった商品の準備をすすめていったんだけど、その中に広島近郊のお店へ出荷するエンジン添加剤も含まれていた。
 この商品は、長い付き合いの人にだったら「ははん、アレね!」と、スグにわかる商品なんだけど、このお店(ちょっと表現しにくいんだけど、一般の整備工場でもチューニングショップでもなく、旧車をリストアしたり、レース活動をするとっても個性的なお店)の人が、その効果に惚れ込み、ディーラー時代からずっと注文をいただいている。
 今年の初めに、一般的なマニュアルレベルではない、かなり専門的な使用マニュアルと技術解説を一緒にしたようなものを作って手渡すと、「フンフンなるほど、じゃあ、今度からもっと手の込んだ処理をしよう」と、さらに夢を広げてしまわれたらしい。
 確かに、「カー用品にまつわるいろいろな話」にも掲載しているように、エンジン添加剤というカテゴリーのものは、非常にアヤシイものも多く、その中では、これほど体感的な効果に頼らず処理プロセス全般の理論がシッカリしている商品も珍しいと思う。
 エンジン添加剤の危険?なところは、実は体感=効果ではないことで、体感的な効果があってもエンジン自体を損傷してしまう商品も結構あるからオソロシイのだ。

 ところでこの商品はエンジン保護は当然のこと、アメリカの航空局であるFAAの認可までが取れているというのは、実は生半可な話ではないのだ。
 オレはディーラー時代に、FAAの認可に至る書類一式を和訳(なんとA4サイスで120枚)した経験があるんだけど、ホントに「そこまで要求するか!?」というほどの手順の多さなのだ。(確かにヘンなモノを飛行機に放り込んで、空でエンストしたんじゃシャレにならないから当然と言えば当然だけどね)

 自動車業界にいるとピンと来ないけど、航空機に使用するオイルなどはかなり厳しい制限が加えられているだけでなく、ちょっとしたトラブルについても対処マニュアルがあるくらいで、例を挙げると3000回転までのオーバーレブを3秒続けた場合は、エンジンの圧縮を測定し異常がなければオイルを交換することとか5秒続くと、ヘッドを降ろしてひずみを点検することなど、かなり事細かく決められている。
 オレは、そういう細かいことを広島にある使用事業者(セスナなどを使って航空写真の撮影などをおこなう航空会)の整備部門の方にいろいろ教えてもらった経験があるから知っているんだけど、はっきり言ってガンジガラメに近い。

 そういうエンジンごとに細かく決められた整備マニュアルが存在する航空機エンジンに汎用として使うことを認可するのは、容易なことではないから、商品としては非常に素晴らしいものではある。
 なら、何でHPに掲載してバンバン売らないんだと仰せの皆様、もちろんそうした方々の疑問は素朴で正しい疑問なんですが、これはメーカーのプロモーション戦略上時期尚早であるという判断があるので、オレのところとしてもその趣旨を守って掲載を見合わせているという事情があるのです。
 HPで販売すると、商品を十分理解できないままに購入される可能性があり、お客様に不利益をもたらす危険があるというのが、その趣旨らしい(ここまで考えるメーカーは、ある意味で素晴らしい姿勢)んだけど、個人的にはHPだからこそ十分な説明ができ、そうした誤解を防ぐことができると思っているんだけど、これは同じweb上での販売でも販売形態の違いによる考え方の相違なのかも知れない。
 カンタンに買い物カゴにクリックして購入し、技術的アドバイスが介在しないとそういう危険があるのは確かだけど、ウチのようなスタイルだったら、十分に説明でき誤解を避けることができるんだけどねぇーと思ってしまう。
 ましてや、この商品については、昔から試作品の評価テストを行ったり、専用工具を共同開発などもしているから、商品説明ならどこの取扱店にも負けないのは自信があるし、事実この商品を十分な説明を受けて購入・処理したいからというお客さんが、四国や岡山、鳥取などから結構来られていた。(ウソみたいでしょう?・・・でもホントなんです)
 多分、このニュアンスは、ウチに問合せやご注文をいただいた方ならおわかりいただけると思うけど、このオススメ商品を遠くないうちにHPに掲載して販売できるように、メーカーと粘り強い交渉を続けていくつもりです。(もちろん、販売自体は今でもOKですよ)

 お! 今日は全編マジメ?な業務日誌だった。(明日は雨か・・・・)
7月21日
 最近気になって仕方がないことなんだけど、物流の分野でも情報の流れの逆転現象が起きていると思えてならない。
 というのも、メーカーが新製品を出すと、昔と違いHPなどでも紹介をするから、お客さんはかなりリアルタイムで気になる商品の登場を知ることができるようになった。
 とまあ、ここまでは「そんなわかりきったことを、わざわざ書かなくてもいいじゃないか」と思われそうなネタなんだけど、ここからが問題なんだ。
 お客さんが新しい商品の情報を入手しやすくなったことはとてもいいことだし、それによって需要も高まれば日本の不況の何億万分に1くらいは、その需要で改善できるかも知れない。
 ところが、そういう商品は流通経路をちゃんと経由してお客さんの手元に届くしかないんだけど、最近は小売店へ新製品の情報が届かなくなった。
 これまでの物流の流れに従って情報が流れていくという方法だと、メーカーから問屋、問屋から小売店へというのが当然の流れだから、問屋から小売店へ情報がスムーズに提供されないといけない。
 その問屋から小売店という情報のルートが、最近非常にアヤシクなってきつつある。
 なかなか新製品の情報が降りてこなくなっただけでなくて、取り扱いやその他の問合せも、実に時間がかかるようになった。
 理由はカンタンで、本質的に間違ったリストラをおこなった影響がこういったところにも現れている。
 要するに人は削減する、営業所も統合する、出張経費も削減するという”ナイナイづくし”の合理化案を推進しているために、少数精鋭どころか、小数になったがために、本来やるべき仕事が滞ってしまっているというのが現状だと思う。

 しかも、カー用品関連の物流や業務システムなんて、IT革命とは程遠く、インターネットさえ見れない拠点がとっても多い。
 だから、オレやお客さんからの逆ルートで「新製品が出ている」と言っても、「仕様変更が行われるらしい」なんて、メーカーのHPにある情報を伝えても、確認さえできないというから情けない。
 それに加えて、メーカーの営業部門に確認しようにも、こちらもリストラで合理化されてしまっているから、担当者が不在なことが多く、電話という古くから伝統のある連絡手段でも確認できないし、挙句の果てには携帯電話は個人負担のところが多いために、携帯の電話番号をオープンにしていないメーカー担当者が多いので、一度外へ出たら最後、なかなか確認できないという、まさに30年前みたいな状況になっているところが多い。

 というわけで、実は最近確認作業には、結構手がかかるのです。
 ホンマ「なんのための通信技術なんだかサッパリわからん」というのが、今クルマ関係の物流を取り巻いている状況です。
 というワケで、いかに取引先の首根っこを押さえるかというのは、オレの重要なオシゴトの一つになっていて、あっちを叩けばこっちが出てくるというような、まさに”モグラ叩き”みたいに、同時多発で確認の遅れなんかが出て困っているのだ。
 もちろん、それにも負けずに頑張るんだけど、日本って何でも本質からズレやすいのは何とかならんものなのだろうか??
 今日は、日誌というより、ちょっと愚痴ですね。
7月22日
 朝からチョッピリ身体を動かし、素早くメールの返事をサクサクこなしながら昼前から打ち合わせに出かけた。
 今日の打ち合わせは、近いうちに士業(弁護士などのように国家資格で独立する人のこと)で独立する人の、独立までのタイムスケジュールや宣伝広告戦略の相談を受けるために出かけたんだけど、いつものように話がノッてきて結構時間をかけてしまった。
 本来ならば、まだオレのほうが相談者になりたいくらいなのに、人生経験もオレより長いこの人にどれだけお役に立てるか今後非常に不安だし、プレッシャーがかかりそう。。。。。
 今日は、ビジネスプラン作成の前段階で、その方のやりたいことをまず書き出すという部分だけどその他のインフラ等の説明をおこなったんだけど、それを元に、利用者の希望に沿ったものにどう展開していくかというのは、楽しみだしその分責任も重い。
 これからじっくり時間をかけないといけない、長期的な宿題をもらったようなものだ。

 その打ち合わせが終了して、帰宅後メールチェックをすると、昨日商品を発送したお客さんから、お礼のメールが届いていた。
 そこには、商品が届いたこと、そして届くまでにいろいろなフォローがあったので、安心して待てて良かったことなどが書いてあった。
 特に、以前他のwebショップを利用されたときには、注文後なにもリアクションがないまま商品到着まで待たされた経験があるそうで、とても不安だったと書いてあった。

 以前にも触れたことがあるけど、注文時や商品到着時、そして作業終了時に、こうしたお礼のメールをいただくことが少なくない。
 そこには、やはり今日メールをいただいた方と同じような謝意を述べられていることが多く、じっくり相談できるとか、インパネ等を分解するオーディオなどの場合は、取付に必要な資料も提供するというのがウチのコンセプトでもあるので、そういうフォローを評価してもらうというのは正直言って非常にウレシイ限りだ。
 インターネットでの商売というのは、お互い顔が見えないために、不安もあるだろうし、その裏返しで必要以上の摩擦を生んだり無用なトラブルを引き起こすことがよく報道されているけど、少なくともこれまでウチを利用していただいた方は、ホントに相手への配慮を忘れない方が多く、とってもシアワセな気分です。
 この前も、何度か事前に相談したんだけど、相談したレーダー探知機を至急必要になったということで、近くのショップでやむなく購入された方からわざわざ事情説明とお詫びのメールをいただいたんだけど、普通ならそんなことしないですよね?
 そのまま、しらばっくれてもわからないのに、こうやって気を使っていただいたのは、申し訳ない気持ちでいっぱいだけどとてもうれしかった。
 個人的な気持ちだけかもしれないけど、こういう”思いやり”のキャッチボールができるようになると、商品の相談などでさらに踏み込んだ相談ができるようになるので、ゼッタイに良い関係が築けると思う。
 この場で改めて、そういうご配慮をいただいている皆さんにお礼を一言。
 「至らない私ですが、ホントにありがとうございます。 これからも努力しますのでよろしくお願いします。」
 なぜ、ここだけ”オレ”じゃなくて”私”を使うのか?というのは気にしないでください・・・・・・
 (ホントはチョッピリお行儀の良い?新枝からでした)
7月23日
 今日は完全休業日。(単にヒマだっただけです)
 だからというワケではないけど、脱線ネタでお届けします。

{読者からのリクエスト?}
 今日、知人のAさんからメールが届いたんだけど、そこには業務日誌に対してちょっとしたクレームが書いてあった。
 クレームと言っても、内容は「業務日誌だけど、希望は毎日でも一行でも脱線してほしいなあ。 今日はどこで関係ない話が書いてあるかを探すのが楽しいんだから〜!」ということらしい。
 このAさんは、この前の”車が操縦不能になって気がついたらバッティングセンターの駐車場に停止していて、なぜか助手席にバットがあった”というトボケたオハナシにも突っ込みを入れてきた面白い人だ。(参考までに酒豪でもある)
 読みながら、やっぱりみんな脱線日誌だと思っているのね・・・・と思わずにはいられなかったけど、こういう反応をもらうのはウレシイのは間違いない。(でも個人的にはマジメに書き綴っているのにね・・・)
 たしかに、オレの日誌と専門学校での講義は、よく脱線する。(おっと、商談でも脱線するのを忘れていた)
 鉄道会社に就職しなかってホントに良かったと思っているくらいだ。
 鉄道会社の脱線野郎じゃシャレにならないもんね。

 まあ、時には復旧不可能なくらい脱線し続けるのも両者の共通した特長だから、脱線日誌と思われてもしょうがないかな?
 ま、そういうリクエストがあったので、もう堂々と脱線してやると宣言するので、みなさんよろしく。
 でも、必ず1行以上の脱線ってできるだろうか??(脱線するなっていうほうが難しいか?)

{新技術の導入大作戦}
 といっても、作業の技術のオハナシではない。
 ITだ回線接続料の引き下げだとサミットがらみも手伝って騒がれているけど、個人的にはパソコンの接続よりも電話通話料が非常に高いと感じている。
 ウチはwebショップだけど、業者との相談、取引、メーカーとの技術的な折衝などは、もちろん多くの場合電話で行うんだけど、平日昼間にちょっと長めの打ち合わせを行うとかなり通話料を請求される。
 そこで、しばらく前からDDIの「だんぜん昼割」という契約を結んでいるんだけど、それでも安いとは言い切れなくて、お客さんから問い合わせのあった商品について、かなり突っ込んだ技術的な確認をメーカーと行ったら、その時の費用が商品を買っていただいた利益よりも多かったという、ちょっとシャレにならない経験も何度かある。
 ということで、経費削減のためにいろいろ調べてみると、パソコン電話というものがあるのを発見。
 それは、特定の契約でパソコンを通して、音声をやりとりできるというものだったんだけど、それ以外にパソコン無しで同様の接続料金定額制の通話契約を見つけたので、早速チャレンジャーのオレは契約してみた。
 内容は、個人の場合、月額2,980円でアクセスポイント間の回線を使い放題で、後は自分のところから近郊のアクセスポイントまでと、通話をする相手付近のアクセスポイントから相手までの使用料が必要なだけで、先方のアクセスポイントから相手までの料金は、3分10円と決まっており、後は自分のところからアクセスポイントまでの通話料金だけである。
 ビジネスユースならタイムプラスなどを契約すれば、さらにお得になるので、ウチのように東京、大阪など結構遠距離に長時間通話が必要な方にはオススメかもしれません。
 なんと言っても、ディーラー時代から、多分会社で1番通話料を使っていたオレだから、これは非常に助かるし、お客さんからの疑問でオレの知識だけで解決できない場合は、安心してじっくり打ち合わせできるようになるのは、とてもウレシイことだ。
 以前は、朝出勤してから昼まで、受話器を離せなかったことなんて度々あったくらいだから、当時オレの使った通話料って相当な金額だったと思う。(モチロン1ヶ所相手の長話じゃありません!20〜30ヶ所と電話したりしてました)
 わざわざ説明することでもないけど、遠距離恋愛の人にも、強力な作戦の1つになりますよ。
7月24日
 朝1番に電話がかかってきたんだけど、相手は古くからの友人兼お客さんのM君だった。
 話を聞いてみると、通勤途中にオイルのインジケーターが点灯したので、ビックリしているとエンジン音までおかしくなった事に気づいたらしい。
 慌ててクルマを止めて下を覗き込むと、オイルを抜くためのドレーンプラグが緩んで外れて、既にオイルが全部抜けてしまっていたらしい。
 話を聞いてみると、先日ディーラーでオイル交換をしたらしいんだけど、その時の作業にミスがあったのは間違いないことだ。
 一応、その後の処置手順を教えた後で、「手伝いに行ってもいいよ」と言ったんだけど、「ディーラーのミスなんだし、連絡はすぐつくから大丈夫」ということで、とりあえず電話を切った。
 自動車の整備作業には、難易度で順位をつけると、なんでもない基本作業からウルトラC級の作業まである。
 そして、どっちかというとディーラーでは何でもない基本作業であるオイル交換というのは、非常に軽く見ているフシがある。
 これは、オレもディーラー勤務だったからよくわかっているんだけど、それこそ「サルでもできる作業の一つに片付けられている」ワケだし事実新人の整備士が入社すると、最初の仕事は詳しい指導もしないままオイル交換をさせるというケースも多く、そのオイル交換によるミスは結構多い。
 ドレーンプラグを緩めて、古いオイルを抜いてもう一度プラグを締めて、オイルを規定量入れるだけの技術的にはカンタンな作業だから、確かにウルトラC級の作業とは言えないけど、失敗した時のダメージがこれほど大きい作業も少ないと思う。
 なんと言っても、エンジンが焼きついてパーになることだって珍しくないから、締め忘れ=何十万円の損失というダメージだ。
 ところがディーラーでの作業は、結構作業の難易度とリスクが同じような認識があるから、オイル交換に気合いを入れない作業者が結構いて、意外なほどミスが多いというのが事実なのだ。
 結局、そのM君のクルマはオイルが抜けていたにも関わらず、とりあえず何も問題が無かったようだし、M君も多分大丈夫だろうと落ち着き払っていた。
 というのは、先日紹介したエンジン添加剤での処理をしていて、M君は何台か前の車の時に、その効果を実感していたからだ。
 だから今回の車に処理するときも「これで安心できるなら、とっても安いもんだよ」と言っていたけど、その効果を確認するチャンスは、こういう結果で表れることになったから、先行投資というのは、まんざら損では無いことが証明されたようなもんだ。
 でも、今回損をしなかったのは、M君ではなくエンジン修理をしなくてよかったディーラーだな。

 とまあ、そんなことや各種見積もり確認をサクサクこなしていると、オレは突然意識を失った
 気がつくと、なんとバッティング・ケージの中でバットを持っていた。。。。。。(またヨタ話が始まったって思っちゃダメだよ!)
 わからない人に解説するとバッティング・ケージというのはバッティングセンターの、打つためのスペースのことだ。
 まあ、意識が戻った?のを祝して、84球ほど打ち込んで帰ったけど、手がしびれるような詰まった当たりも無いし、もう筋肉痛も起こりそうも無い。
 ちょっと難を言えば、あいかわらずノーコンのバッティングマシン君だから、ストライクゾーンどころかボール球まで投げてくるんだからかなわない。
 実際の野球だと、間違いなく見送りだけど、バッティングマシン相手に見送っても、もったいないので振るんだけど、空振りになったりしてカッコ悪い。
 まあ、ボールが予想不可能的に散らばるから、実戦向き?なマシンではあるけどね。
7月25日
{その1}
 ウチの発注フォームを利用された経験がある方ならご存知かも知れないけど、フォームに書き込んで送信ボタンを押すと「送信しました」という表示に変わり、その下に「戻る」というリンクがあるんだけど、そこを押すと「Forbidden」(よ・読めない・・・)と表示が出るので、あれはエラーなんじゃないかという不安があるかもよという、印象を教えてもらっていた。
 確かに自分でフォームを利用してみると、そういう表示になる。
 これは確かにそういう気がする人もいるだろうと思い、ソフトメーカーやサーバーと格闘すること3時間、ようやくヘンテコな表示だけは出ないようになって、いわゆるトップページに戻れるようになった。
 ところが、今度は送信しましたという表示が出なくなった。(うまいこといかないものだ)
 この問題は、また時間をかけて改善するつもりだけど、ホントにcgiというものはややこしいと思う。(オレがシロートなだけかな?)

{その2}
 先日紹介した定額制の電話回線契約の続きなんだけど、実際に使ってみると、まずアクセスポイントに電話して、次に本当に電話したい先の電話番号などを入力すると「おつなぎしています、しばらくお待ちください。」というガイダンスが流れて、その後接続される。
 実際の音質は、ちょっと携帯電話で話すときの回り込みみたいなエコー現象があるものの、特に問題が無いので、おおむね合格だと思っていた。
 ところが、これまで7〜8回くらい使ったんだけど、なぜか相手の出方がオカシイことが何度もあった。
 普通、仕事で会社なんかに電話すると「はい、何々商事でございます」なんていう出方をするのが一般的だけど、「もしもし」とか「あれ」とかいう出方をする相手にに何度も出くわしたのだ。
 まあ、何回線もある会社のビジネスホンの場合、電話をしようとして受話器を上げたとたんに着信があると、こういうことがままあるのを経験しているからあまり気にもしなかったんだけど、昨日Kちゃんとこに電話をしたときに爆弾発言を聞いたのだ。
 どうやらこの接続方式は、送信者であるこちらでも「おつなぎしております、しばらくお待ちください」というガイダンスが流れるが、先方が受話器を取ると「しばらくお待ちください」というガイダンスが一発目に流れるそうだ。
 そりゃ、電話に出てイキナリ、そんなガイダンスが流れたら、反応がおかしくなるに決まっている。
 これで、仕事先の電話応対が、何度も怪しかったのかと思わず納得したけど、こういうことって教えてくれないとわからないもんね。
 いやー、思わず「電話を受けたなら名を名乗れ!」なんて言わなくてよかった!(そんなこと、言わないけどね)
 とりあえず、接続会社にお願い!「改善してくらはい!」
7月26日
 別にウチのようなwebショップに限ったことではないけど、なぜか何事も続く時にはよく続くもので、昨日今日は注文をいただくことが多かった。(感謝しています。ありがとうございます!
 そのほかにも、今度は台湾から商品の売り込みがあったのだ。
 これまでにもカナダ、オーストラリアからそういったアプローチを経験しているんだけど、これまで結果が出ていない。
 というのも、先方が向こうの商品をそのまま日本に導入しようと考えている場合が多く、その商品の個性を活かすために、ちょっとアレンジを変えませんかという提案に消極的というのが理由だ。
 オレが提案するちょっとしたアレンジとは、もちろん基本設計などを手直しすることではなく、まさにカンタンなことが多く、それの手直しだけで日本では相当イメージが改善できるというものだ。
 そうすることによって、元々の良さが引き立つのにという残念な思いを残しながら、交渉が途中で途切れることがあるのは残念なことだけど、今回どうなるか楽しみにしておこう。

{読むと危険!? 智恵熱が出る寸前の人はここを飛ばしてください}
 ところで、昨夜コンコルドが墜落したけど、それの報道のあり方にまたオカシナ面があったのでチョッピリ書いてみようと思う。
 それはコンコルドの多くの機体の尾翼に亀裂が生じていたのに放置していたこと、そしてそれを含めて老朽化が激しくなっていることを今回の事故を関連付けて報道しているけど、それはちょっと的外れである。
 確かに亀裂が生じているというのはよろしくないことではあるけど、多くの機体に亀裂が生じながらイギリスもフランスも運行していたということは、強度や操縦性に問題の無い部分の亀裂という考え方をしてもいいと思う。
 あくまでも一般的な考え方だけど、2機に同一の亀裂が発見されたりすると、まず間違いなく総点検になるし(これは実施された)、それで問題(今回のように大多数の機体に同じ問題が見つかったようなケース)があれば全面飛行停止になる。
 それなのに飛行停止をおこなわないだけでなく、今回の事故後にイギリスの航空会社は、コンコルドを飛行停止することなく使用すると宣言していることからも、直接危険の及ぶ場所ではないことがわかるはずだ。
 一般の人は、旅客機というと完璧な状態でいつも運行していると思っているようだけど、実は常に何がしかの故障を抱えながら使用されているというのが実情だ。
 モチロン、それが安全に関わる部分であれば、たとえ運休しても飛ばさないのは当然だけど、経過観察をしていて2機だけ亀裂が大きくなっていたというコメントでもわかるように、ある程度までは問題ない場所だと思っていいだろう。(亀裂の場所が尾翼=危険とは言い切れないのです)
 
 ましてや、今回は操縦系統(特に舵取り)の問題ではなくエンジン出火が原因だ。
 これも老朽化が原因ではないかと考える人もいるだろうけど、飛行機の場合クルマと状況が少し違う。
 というのは、古いクルマと比べたときに、使われ方とメンテナンスの仕方が全く違うからなのだ。
 そうでない人ももちろんいるだろうけど、クルマの場合は10年使うと相当ボロボロになってしまう。
 それは10年使うからボロボロになる部分ももちろんあるけど、多くの場所はメンテナンスをしていないからボロボロになるというのがホントの姿だ。
 例えば、クルマなら何度車検を受けたからといってもエンジンを分解して最良の状態にすることは無いけど、飛行機の場合は一定時間で分解する整備を義務付けられていて、事故機もこれまでに何度もエンジンのそうした整備を繰り返していて、同じエンジンであっても部品はかなり入れ替わっているのだ。(もっと言えば、実は同じエンジンではない)
 要するに設計が古いだけであって、エンジン自体が古いと思ったら大間違いなのです。
 時々、こういう事故のときに航空評論家がコメントする言葉に「飛行機はちゃんとメンテナンスすれば、古くても問題なく使える。」というのコメントがあるのはそういう背景があるからで、多くのクルマの場合は予防整備といって、こういう事前の故障防止整備を行っていないからボロボロになるってことなんです。
 昨日の事故についても、青木サン(いつも思っていたんだけど、この人巨人の工藤に顔がよく似ている・・今日確信しました)という評論家がこのコメントをしていた。

 これからいろいろ調査すれば、細かいことがわかると思うけど、今回の事故に関しては、はっきり言って老朽化が原因ではなく、根本的危険性か、整備ミス、トラブルに対しての乗員の判断ミスのどれかだと言ってもよい。
 燃料系やエンジン制御部品が古くなっているのが原因でも、それは老朽化ではなくこれまでの検査での部品交換ミスなのです。(そういった部品の寿命は機体寿命に比べれば短いので、そういった部品に問題があっても老朽化が原因にはならないということなのです)

 では、根本的なものとは何だ?と思われる方に、ちょっとゾッとするオハナシを書いておこうと思う。
 それはエンジンからの出火というのは、実は避けられないことだということ。
 クルマしか毎日使っていない人には想像できないことだと思うけど、クルマのエンジンのようなタイプ(内燃機関といいます)と違って、ジェットエンジンというのは、いつ出火してもおかしくないという微妙なバランスと危険の上に成り立っている機械なのだ。
 細かい理由を書くと業務日誌1年分になるので省略するけど、ジェットエンジンというのは、特に全開領域では出火する可能性が高くて、次にエンジンスタート時、そしてエンジンストップ時と、結構危険が多い。
 だからこそ、例えばメカニズム的な理由で旅客機より危険性の高い戦闘機などはエンジンスタートするときには、すぐヨコに消火器の化け物が待機しているし、旅客機でも離陸時などには客室乗務員の任務の一つにエンジン監視というのがある。
 お客さんと反対方向で座る理由の一つには、そういう任務の性質上ということがある。(最大の理由とタテマエは違うけど、これはナイショ!)
 ここだけの話で、離陸時に出火したら当然パイロットに伝えないといけないワケだけど、そのまま電話で「キャプテン大変です! エンジンから火が出ていま〜す!」なんて伝えると、客室がパニックになりかねないので、ちゃんとエンジン出火を伝える隠語まで用意しているくらいなのだ。
 ウソだと思ったら、周りのキャビンアテンダントに聞いてみてください、公にはできなくてもきっと教えてくれるハズだから。(ナンパして聞いちゃダメですよ!?)

 というふうに、いくら新品のハイテク機でもエンジン出火だけは避けて通れない根本的な問題なのです。
 これもウソだと思ったら離陸回数に対するエンジン出火の割合を調べてみてください。 クルマの全開スタートでの出火とは全く比較にならない危険率ですから。。。(知らないほうがいいんだけどね)
 要するに今回の事故は、コンコルドだから発生した事故ではないということです。
 ただし、コンコルドの場合、エンジン出火したときに少しでもダメージを少なくするための防御設計が古いのは事実で、それがひょっとしたら被害を大きくした可能性はかなりあると思っています。(これが気になる人はメールでお答えしますけど、その理由の一つにはエンジン配置の問題です)
 というワケで、あまり本質的な問題を理解していない担当者が要約したマスコミの報道ばかり鵜呑みにしないようにしてくださいね。

{今日の脱線}
 これまでが十分脱線だ!と言われるとグーの音も出ないんだけど、一昨日の主役?Aさんから面白いコメントをもらったので紹介してみよう。
 「あのAサンって、もしかして自分のコトではないかと思ったけど、”酒豪”と書いてあったので、人違いでした。(納得)」だって。
 んなアホな!
 自分で自分をよくお分かりでは無いようですねAサン。 何なら鏡をプレゼントしましょうか?
7月27日
{きょうは柔らかい?コンコルドのオハナシ}
 昨日は戦闘機パイロットになり損なった?オレの事故分析というお堅い面からの切り口だったけど、きょうはもっとヒコーキ好きみたいな視点からのオハナシです。(したがって智恵熱は出ません・・・とは言っても事故原因への質問もいただきました)
 皆さんコンコルドってどのくらいの大きさだと思っていますか?(例えば 缶ジュース300個分の長さとか!?)
 というのは、速度がマッハ2だとか、あの翼を広げたようなカタチの離陸する姿などを映像で見ると間違いなく誤解すると思ったからです。
 かく言うオレも、現物とご対面するまでは、かなり勘違いしていたのだ。

 あれは、アメリカに仕事をするために出かけていたときの話です。
 よくアメリカへ出張というと、自動車業界では社員旅行やキャンペーンのご褒美みたいなカタチで、一応出張とか研修という形式をとって、その中身は観光旅行というスタイルがほとんどなので、もし同業者の方が読んでおられたらそう思われるかも知れない。
 ところが、何をさせても一般的でなかったのは当時からの悪いクセ?で、アメリカで開催される、工業技術・素材・完成品を一挙に並べた展示会にオブザーバーとして呼ばれて、自分の会社を放り出したまま(というのはウソで、当時まだ珍しかったんだけど、しっかりアメリカの携帯をリースまでして一応フォローしていた)ヨソの会社の仕事をするためにアメリカくんだりまで出かけた時の話。
 そのイベントはラスベガスで開催されたもんだから、会社の連中にも「オマエ、うまいこと言って遊びにいくだけちゃうか?」と急場作りの大阪弁でさんざん責められたもんだった。
 ではどうだったかと言えば、日頃よりもよく仕事をしていたんだけど、誰も信じてくれないからイヤになるってもんです。
 ま、それはともかく、当時は今みたいに日本人がラスベガスには出かけていなくて、直行便も無かったほどだ。(直行便ってホントに最近なんですよ)

 さっき書いたように、ベガスでは日夜お仕事をこなしていたんだけど、ある日「忙中閑あり」を実践すべく?郊外のアウトレットモール(これも当時日本には無いものだった)に繰り出したときのことで、イベント会場からモールへ行くには、空港の横を通過するんだけど、そこに懐かしい727などと一緒にコンコルドが駐機されていた。
 今回の事故で、皆さんも知っていると思うけどニューヨーク便2系統しか定期便は無いから、多分どこかがチャーターしたんだろうと思うけど、アラブ辺りの王族かなんかが、世界一早い飛行機を用意しろってなカンジでチャーターしたのかもねって話していた。(事実、そういう集団がウロウロしているのを見かけたしね)
 その時に驚いたんだけど、この飛行機はビックリするくらい小さいんだ。
 正確には、最近のジャンボなんかがバカでか過ぎるんだと思うんだけど、その違いには驚かされたもんだ。
 今50代以上の人にとって、昔見たボーイング707は巨大だという印象が強く残っているだろうけど、最新の777なんかと比較するとかなり小さいから比べると驚くというのに似ているかもしれないくらい小さくて、多分ニュースの映像だけを見ている人が現物を見ると驚くに違いない。
 ま、いくらファーストクラスだけと言っても、4列で定員100人だから胴体が細いのはわかってもらえるだろうけど、全体像もこじんまりとしているのです。

 ここでニュース番組に提案だけど、こういうふうに画像では結構大きさを想像できないケースがよくある。
 そこで大きさを比較できる対象物と一緒に撮影することを心がけてもらえないだろうか?
 ねぇ、建設的な意見でしょ! でもいくらよく使われる比較だからって、やっぱりタバコじゃダメかな?こういう場合・・・

 ところで、今日は仕事を仕事をしていないのか?という突っ込みに対して・・・・・
 ちゃんとやっておりますよ!
 ウソだと思ったらTOPページの更新履歴を見てください。
 しっかり、新規追加をしてますから!
 というわけで、「業務日誌ばかり見てないで、たまには?商品も目を通してくださいね」というオレのお願いでもありました。(ホントはもう一つ脱線ネタを書きたかったけど、今日のところはカンベンしておこうっと)
7月28日
 今年は暑いらしい。
 ちょっと他人事モードで書いたのは、その暑さに今までのように毎日直撃されるワケではないから実感が無いのです。(モチロン外での作業時には、ガマの油を出しているカエルみたいに汗だくになってます)
 なんといってもディーラー時代の整備工場は暑くてとても大変だったので、知り合いのコの妹が広島へ遊びに行くから、広島で一番熱いところ(話題のスポットとかイケテルところという意味です)はどこかと聞かれたのでウチの工場だ!と答えたほどだ。

 そして聞く話では、シーズンモノ?であるオーバーヒートも頻発しているようだ。
 オーバーヒートというと過去の産物とか故障だと思われる方も多いとは思うけど、実際には今でも結構あって、6年位前のあの猛暑の時なんかは、例年の数倍もオーバーヒートで入庫したくらいだ。
 このオーバーヒートは、車種ごとに傾向があるのはモチロンだけど、実はオイル一つで結構防げるというのはあまり知られていない。
 エンジンオイルの潤滑作用は誰でも知っている特性だけど、オイルの働きは他にもあって、冷却作用や洗浄作用というのがある。
 そしてオーバーヒートで差が出るのは、この冷却作用ではなく発熱抑制作用の性能差が原因だ。
 これは、潤滑能力の裏返しと言ってもいい作用なんだけど、エンジンが回転するときの各部の摩擦熱の抑制ができることによって、こういうギリギリの環境では違いが出てくるというのを昔データで比較してつかんだことがあった。
 これは、詳しく書くと論文なみになるので避けるけど、同じメーカー系の自動車ディーラーで、大きく違いが出るという驚きの結果だった。(オレのいたところは、オレがオイル選定などをしていたので、その夏のオーバーヒート率は他の同じメーカー系ディーラーのなかで最も低かったのだ)
 とまあ、オーバーヒートを防ぐためにはこれだけではありませんが、オイル一つでも結構違うということを覚えておいてくださいね。

{巨人賛歌!?}

 今さらながら巨人は強いですね。
 特に今日の阪神戦での松井のホームランのスケールの大きさや清原の4打席連続ホームランは圧巻だった。
 投げても工藤がバッチリ押さえていたし、これで優勝間違いなし!
 と、ここまで書くと「何言ってんのオマエ、今日は中日との直接対決じゃん。 それに延長戦で負けたんだよ、オマエ寝ぼけてんじゃねえよ。」といった声も聞こえてきそうだけど、これは本当です。
 ま、本当は本当でもゲームの中での話なんだけどね。

 実は、これも「忙中閑あり」作戦の一環として?時々時間をみながらプレステのパワフルプロ野球をやっているんだけど、その結果なのです。
 しかも、ここからが泣かせる話で、最新の2000年版ではなく98年最終版を選手の入替をして使っているから苦労しているでしょう?
 ただし、98年最終版のネックは、上原や二岡がいないことなんだけど、まあそれはしょうがない。
 ところで、これまでの戦績は56戦終了時点で56勝0敗でもちろん1位。(^^)・・・すでにマジックまで出ているのだ。
 え?ひょっとしてバカにしました? いいじゃないですか、ね。

 ちなみに主要選手の成績は
松井 .718 358打数257安打 本塁打57 打点189
清原 .680 363打数247安打 本塁打81 打点262
高橋 .668 331打数221安打 本塁打48 打点189
仁志 .582 368打数214安打 本塁打29 打点122
マル .694 242打数168安打 本塁打50 打点156
元木 .631 312打数197安打 本塁打39 打点146

 ちなみに工藤はハーラーダービートップの11勝です。
 え?コンピューターの強さはどのレベルで設定しているかって?(ははは・・・・)

{今日のハナマル}
 今日の津田選手のドラマは涙ボロボロになるほど良かった。(というか、泣かされた)
 特にリリーフエースと呼ばれていた頃、巨人も散々いやな目にあっていたので、オレも「ボールは速いけど頭の中身が無いアホなところが津田の欠点」なんて悪口をさんざん言っていたんだけど、広島にいたこともあって津田の闘病生活というのはある程度漏れ聞こえてきた。
 だからこそ亡くなったという訃報を聞いたときには、無念だろなと思ったものだったけど、マウンド以外であんなキャラクターとは思いませんでした。
7月29日
{負けない話}
 昨日のプレステ話には、面白いリアクションがあって、「せっかくだから選手を育成して上原とか二岡を作ったら?」とかコンピューターを「強い」モードにしてもオレは負けない!という人のコメントももらった。
 ご存知の方もいるでしょうが、プレステには選手育成モードがあって、オレも上原を作るべくトライしてみたことがあったんだけど、結構手間だからアッサリと挫折したので、98年版をやり遂げた時にはちゃんと2000年版を買って出直そうと思う。(トーフのような根性なのです)
 しかし、”強い”モードで負けないって、どんなウデの持ち主だろう・・・・・

 今日は作業予定もなく、入荷した商品の出荷のみだった。
 午後に取引先のFさんが来て仕入れ代金の支払いをしながら業界話に花が咲いた。
 このFさんは、オレが業界の中でも一目置く存在で、昨日の巨人ネタのような表現をすれば松井や清原みたいなタイプではないものの、臨機応変、伸縮自在?、その状況によってちゃんといろいろなことを考えている元木みたいなシブイ選手(じゃなかった営業の方)です。
 そして営業マンにありがちな「売れるところばかり訪問する」というタイプではなく、短期的に売れなくても、訪問するべきところにちゃんとフォローをするという立派な姿勢の持ち主だ。
 かく言うオレもディーラー時代は、そことの取引は少なかったのに、長年通ってもらって貴重な情報を教えてもらっていた。
 それが開花したのか、このショップをはじめることによって、以前売れなかった(客層の違いなどで)商品もここ最近コンスタントに販売できるようになって、ある意味恩返しもできた。
 実は昔、オレには卸業者の間で「キャンペーン・キラー」というあだ名がつけられていた。
 それは、各メーカーや卸業者が主催する販売拡大キャンペーンのコンテストの上位に食い込み商品をかっさらうという意味のあだ名ではないのだ。
 むしろその反対で、日頃売上金額がある程度の額になっているのに、そういったキャンペーン期間に平気で売らなかったりするから、担当者泣かせという意味でキャンペーンキラーという名前がつけられていた。
 そりゃそうだよね、日頃からテキトウな売上があれば、その期間中だってそれ以上の売上があると担当者だけでなく、その上司まで期待するのが普通だと思う。
 けど、そんなお店向けの拡販キャンペーンなんて、お客さんにはまったく関係ない話だ。
 関係ないどころか、そのキャンペーンでの成績を向上するために、欲しくも無いモノを薦められるほど、お客さんにとって迷惑な事は無い。
 だから、期待されまくりのキャンペーンであっても、お客さんの希望していない商品は一切売らなかったから、需要が無ければアッサリとコンテストの結果が悪くなるから卸業者の担当者が苦しんだというコトなのです。
 みなさんもお店で執拗に特定の商品を勧められた経験はありませんか??(合理的な理由がなくて)

 ところで今夜、昔のお客さんからエンジンがかからないということで電話をいただいた。
 距離も割と近いところだったので、すぐに出かけたんだけど、そこの会社でお世話になっていたお客さんたちと久々に顔を合わせて、診断だけでなくヨタ話などにも花が咲いた(今日2つ目?)んだけど、2年ぶりにもかかわらず非常にフレンドリーに接してもらえてうれしかった。
 特に、その中の1人は、すでに10年以上のお付き合いで、その方の紹介でその会社にお客さんが増えたという経緯もあり、この2年間のコトを少しばかり話したけど、こうやって顔を合わせるというのも非常に良いことだと思う。
 webショップとして、お付き合いいただいているお客さんの中にも、個人的には顔を合わせてみたい方も多く、いつか機会があればそういうシチュエーションがあっても良いと思っています。
 でも、幻滅されるかも知れないので、不安があるかも。。。。
7月30日
 今日の午後はヒマな予定だったので、久しぶりに映画でも見ようかと思っていたら、このHPにも数度登場しているMさん(Mというイニシャルの人は数人いますが)から電話がかかり、こちらに来るとのこと。
 もちろん映画なんていつでも見れるし、このMさんとの会話は2流映画よりは十分に面白いので、手放しで喜び来てもらう事にした。
 Mさんが来たのは、ちょっとばかりお願いしていたものを持ってきてくれるという実に感謝すべきことだった。
 んで、その話から始まって、結局かなり話し込んだ。(コレいつものパターンですね・・・個人的には寡黙な男のつもりなんだけど)
 Mさんとの付き合いは長く、お互いのキャラクターは結構わかっているつもりだったんだけど、いろんな事を話しているうちに意外なことを発見! なんと職場で6年間野球部に所属していたなんて今日始めて聞いた。
 となると、最近バッティングセンターに通うオレとしては、素朴な疑問がいくつかあるので、当然ナゼナゼ攻撃をすることになったんだけど、なかなか面白い意見が聞けてよかった。
 そのナゼナゼの1つに、バッティング・グローブがなぜ必要か?必要ならなぜしない選手がいるのか、しかも選手によって両手装着と片手装着というふうにバラバラなのはなぜか?と質問の1点豪華主義みたいな固め打ちをしたんだけど、2人に共通の理解ができる例えで教えてもらって思わず納得した。
 というのは、クルマで使うドライビンググローブと同じで、装着して運転してその良さを実感しないと必要性を感じないということと同じかも、という話のようだ。
 これを読んでいる方の多分99%の人は、素手でしか運転したことがないでしょうけど、あのドライビンググローブ(特にレーシンググローブ)を装着して運転すると、とても的確な操作ができる。
 でも、これを知らない人は必要性を感じないし、ましてや他人と同一化が基本コンセプトの日本では、「1人だけグローブ装着で運転するなんてヘン」って思って誰も装着なんかしない。
 ところが街中の運転はともかく、高速道路の高速連続走行(何キロで?という質問はしないでね!)とかワインディンクのややハイペースでの運転にこれを装着してハンドルを操作すると実に安定するのです。(だまされたと思ってやってみてください)
 オレも経験があるけど、サーキットのスポーツ走行とか150キロ以上の速度での走行では、まるで安定感が違うのでホントにオススメなんだけど誰もしたがらない。
 でも、このMさんはその良さを実感している人なので、こういう説明を受けると妙に納得できる。
 納得すると欲しくなるのは、オレの方程式なんだけど、やっぱヘタなのにグローブなんかしたらちょっと恥ずかしいのでもうちょっと上手くなってからと考えてしまったのは、アウトローであるオレでもやはり異端をいやがる日本人の血が流れているって事なのかも知れない。

 もう一つビックリしたのは、オレの強い味方の「黒バット」クンは、一般用ではなく長距離バッター向きのバットらしい。(どうりで普通のお店では高い価格になっていたはずだ)
 グリップの部分の細さなどを指摘されて、「そういや、そんな見分け方があったよね」と、オレも思い出したんだけど、確かにヘッドの重量比率が大きいほうがモーメントで強いインパクトがあるから当然だ。
 もちろんオレはそんな理論で購入したワケでなく、白は汚れるゴールドは好きじゃないということで、残りの黒を買ったというデタラメな購入動機だったんだけど、素振りでは気がつかなかったスイング速度を向上させて飛距離を伸ばすためにも、さいきん再開した筋トレをマジメにやろうかな?

{午後のオシゴト}
 じゃあヨタ話に花が咲いて午後はサボったワケね、という疑問?に応えて、今日の午後の業務日誌をお届けします。
 その咲きまくった花じゃなかったヨタ話の後に、Mさんが「エアコン用の例の添加剤ってR-134aに対応するのはいつ?」と質問するので、「もう対応しているよ、ちなみにこれ」と現物を見せると「知らなかった! いくら? 今日できる?」なんて、さっきまでとは打って変わって質問攻めにあったんだけど、もちろん予定が無かったくらいだから、こういった処理くらいへっちゃらで可能だ。
 そのことを伝えると、がぜんやる気になったMさん(この人、実に計画的でありながら衝動買いの王様でもある)を止めれる人はいない。。。。
 いろいろな確認作業の後に、結局オシゴトとして、その処理をさせていただきました。

 というワケで、前からお願いしていたものを持ってきてもらうだけでなく、素朴な疑問のいくつかを解明してもらい、さらにはオシゴトまでいただいてしまったMさんは今日のMVPです!
7月31日
 今朝、商品手配をした後でクルマででかける用事があったんだけど、バッティングセンターの付近で、また危うく意識を失うところだった。(あぁ、危なかった・・・・でもバットは積んでなかった)
 それはともかく、無事に用事を済ましてご帰還となり、HPの更新と、先日から”じっくり”腰を据えて相談させてもらっている、ナビ購入計画で悩んでいる方と相談したりしているとあっという間に夕方になる。

 ここのところ来客が多いんだけど今日のゲストはAさんだ。
 Aさんで記憶のある人もいるでしょうが、あのタイムリーな突っ込みと酒豪疑惑のAさんのことで、ウチに来るのは初めて。
 ちょっとクルマのことで相談を受けて、それを確認するために来てもらったんだけど、その時のやり取りもまたボケと突っ込みで非常におかしく、これをご紹介できないのが実に残念!
 とりあえず依頼内容について確認したり、ちょっとした対処を済ました後で、コーヒーを飲みながら定例の?雑談となったワケだけど、このAさんはとても面白い人で話は尽きない。
 Aさんは、気分的に外出するのは数時間が限度?というカラータイマーが付いているウルトラマンみたいな人で、結構自分の家にいるのがスキらしい。(と言ってもゼンゼンヘンな人ではありませんよ)
 そして掃除の達人という噂があるので、ウチの実践的過ぎる(乱雑だってことですよ)オフィスを見せるのはチョッピリ心配だったんだけど、とりあえず惨状を見て失神はしなかったようでした。(あまりにひどくて、失神もできなかったのかもね。 ははは・・・)
 以前Aさんのカラータイマー時間を超えて話をしていたことがあるけど、今日はカラータイマーが赤になる前に燃料切れ(空腹?)になったので、ウチにある本2冊(この本は面白いのだ!)を次回までの人質として確保して帰っていったんだけど、ひょっとしたら切れた燃料ってのは、液体燃料(アルコール燃料とも言います)なのかも知れない。

 ところで、イキナリ仕事の話に戻るけど、今月も今日で終わりだ。
 でも、今月は皆さんから買っていただいた売上高がこれまでの月間最高額の2倍以上で新記録になりました。
 業界的には昨年より相当落ち込んでいるらしい中、こういう実績はとてもウレシイものです。
 まあ、スタートして半年も経過していないから、この需要期に記録が出ないとそれこそお先真っ暗になるだろうし、これまでの売上高もまだまだ改善の余地があるので、増加傾向だからというだけで安心はできないけど、ホントに皆さんのおかげだと感謝しています。
 例年8月の業界需要は低いので、イキナリ来月が心配だけど、これからもよろしくお願いします!

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